美しすぎる自然が作り出した日本の絶景10選

北海道の美瑛町にある「白金青い池」は十勝岳の防災工事の際にできた人口の池です。ですが人口でできたとは思えないぐらいブルーの美しい水をたたえています。池の中に生えている枯れたカラマツと相まって神秘的な景色が広がります。
新緑の時期や秋の紅葉の時期も美しいですが、北海道らしい景色が見られるのはもちろん冬。雪の白と青い池のブルーのコントラストが美しいんです。11月～4月まではライトアップがされているので、昼間とは違った幻想的な景色も楽しめますよ。

住所：北海道上川郡美瑛町白金
アクセス：JR美瑛駅より車/道北バスで約20分
駐車場：あり
参考サイト：https://www.biei-hokkaido.jp/ja/sightseeing/shirogane-blue-pond/

「宇曾利湖」は日本三大霊場の1つ「恐山」のカルデラの中にできたカルデラ湖です。山の中にある湖とは思えないほど美しいエメラルドグリーンの水をたたえています。湖面には蓮華八葉の山影が映り、より神秘的な雰囲気をかもし出します。湖の水は強い酸性なので生き物はウグイという小魚以外おらず、湖の周りのいたるところから噴煙が立ち上っていることにより、この世とは思えない風景です。湖の北東には「三途の川」があり、朱色の「太鼓橋」がこちら側とあちら側を結んでいます。
湖畔には約2kmの散策路もあり、その先には湖をぐるりと一周できるトレッキング道も整備されているので、美しい宇曾利湖を満喫できますよ。

住所：青森県むつ市大字田名部字申曾利山
アクセス：下北駅から車/バスで約45分
駐車場：あり
参考サイト：http://www.mutsu-kanko.jp/miru_01.html

冬の間だけに見られる山形県「蔵王の樹氷」はまさに自然が作り出す絶景です。氷や雪が付きやすい常緑針葉樹の「アオモリトドマツ」に、シベリアからの強い季節風が大雪をもたらすことによって、樹氷が形作られます。大きいものだと5mにもなる樹氷は「アイスモンスター」の名前で世界的にも有名なんです。
-15℃にもなる厳冬期の山頂にロープウェイで気軽に行けるので、安心して樹氷を楽しむことができますよ。白銀のアイスモンスターたちも美しいのですが、夜間にライトアップされて色とりどりに輝く姿もまた違った美しさを見せてくれます。

住所：山形県山形市蔵王温泉229-3
アクセス：山形駅からバスで約45分
駐車場：あり(ロープウェイ駅)
参考サイト：蔵王温泉観光協会(https://www.zao-spa.or.jp/spot/)

「千里浜なぎさドライブウェイ」は日本で唯一の車で走れる国道です。車だけでなく自転車やバイクでも通行できるので、潮風を受けながら海沿いのドライブが楽しめます。波に揉まれて流れ着いた粒子の小さい砂の一粒一粒が、海水を含んでかたく引き締まることによって、4輪駆動ではない普通の車でも通れるようになっているんです。
夕方には日本海に沈む夕日を見ることができ、オレンジ色に染まる空と海を満喫できます。訪れる時期や時間帯によって違った景色が楽しめるので、何度訪れても飽きない絶景スポットです。

住所：石川県羽咋市新保街
アクセス：千里浜ICまたは今浜ICを降りてすぐ
駐車場：あり
参考サイト：羽咋市観光協会(https://notohakui.jp/charm/)

長野県にある「上高地」は日本屈指の山岳リゾートとして有名です。北アルプスの山々からは美しい清流「梓川」が流れ、「大正池」や「明神池」など美しいブルーの水をたたえた池も点在します。季節によって表情を変える山の景観は大変美しく、冬～春にかけては雪をかぶって真っ白な穂高連峰、夏はまぶしい新緑、秋は色とりどりの紅葉に染まります。
上高地まではバスが出ているためアクセスも良く、ホテルやキャンプ場も整備されているのでゆっくりと山の静かな時間を過ごすことができるんです。

住所：長野県松本市
アクセス：松本駅からバスで約1時間30分
駐車場：あり
※上高地は通年マイカー規制のため「あかんだな」か「さわんど」の駐車場を利用し、バスに乗り換えが必要
参考サイト：上高地公式サイト(https://www.kamikochi.or.jp/)

山口県西部に広がる「秋吉台」のカルスト地形は日本最大のカルスト台地です。緑の草原に突き出ている白い岩の数々は元々海の底にあるサンゴ礁でした。それが長い時間をかけて石灰岩となり、地殻変動によって地上に隆起し、雨風による浸食を受けて現在の形になりました。
地球の長い歴史を感じられる秋吉台では草原と石の間を走る爽快なドライブウェイも整備されていますし、もっと間近で見られるサイクリングや散策もできます。石灰石の柱や「ドリーネ」と呼ばれる自然が生み出した大きな窪みを間近に見ながら、地球の歴史を感じましょう。

住所：山口県美祢市秋芳町秋吉台
アクセス：JR新山口駅からバスで約40分
参考サイト：美祢市観光協会(https://karusuto.com/spot/akiyoshidai/)

熊本県小国町にある「鍋ケ滝」は落差約10mと特別大きい滝ではありません。ですが幅20mに渡ってカーテンのように落ちる水がとても神秘的なんです。滝の裏に入ることもできるため、水のカーテンに包まれているような感覚になります。「鍋ケ滝」は約9万年前の阿蘇の大噴火の影響で自然にできた滝です。噴火のときの火砕流が元々あった川に流れ込み、柔らかい地層が水で削られることによって、滝の裏に空間ができました。まさに阿蘇山の自然が作り出した神秘的な絶景なんです。
新緑の季節、朝いちばんに行くと青々とした木々の間から降り注ぐ光のカーテンと「鍋ケ滝」の水のカーテンを同時に見られますよ。

住所：熊本県阿蘇郡小国町黒渕
アクセス：熊本ICから車で約90分
駐車場：あり
入場料金：大人300円 / 子ども(中学生以下)150円
参考サイト：小国町観光協会(https://www.town.kumamoto-oguni.lg.jp/q/aview/143/1445.html)

宮崎県にある「高千穂峡」は水と木々のコントラストが美しい渓谷です。大昔に起こった阿蘇山の大噴火により流れ出た火砕流が長い時間をかけて風雨に浸食され、現在の形ができました。
「高千穂峡」はレンタルボートでめぐることができます。全長7kmもある渓谷は高いところで100m、平均80mの断崖が連なります。その7kmの渓谷の中には日本の滝100選に選ばれている「真名井の滝」があり、ボートですぐ近くまで行くことができるんです。ボートの上から間近に見る滝は圧巻ですよ。2022年10月23日時点では台風14号の影響により川が増水しているため、ボートの貸し出しはされていません。高千穂峡にお出かけの際は事前に観光協会で情報を確認しましょう。

住所：宮崎県西臼杵郡高千穂町
アクセス：延岡駅からバスで約90分
　　　　　延岡JCTから約50分
参考サイト：高千穂町観光協会(https://takachiho-kanko.info/)

「斎場御嶽」は沖縄の言葉で「せーふぁうたき」と呼ばれる琉球王国最高の聖地です。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の1つとして世界遺産に登録されています。「斎場御嶽」には6つの神域があり、観光客に公開されている一方で現在も信者の方がお祈りに来られる神聖な場所です。
30分かけて聖地を巡ることができ、御嶽の中は神秘的な雰囲気が漂います。木立のすき間から見えるエメラルドグリーンの海に浮かぶ「久高島」は「神の島」と呼ばれており、沖縄の他の離島とは異なる雰囲気です。奥に進むと「三庫理」と呼ばれる場所があり、2つの巨石が支えあって立っています。琉球王国時代から今に至るまで信仰されてきた場所は自然のパワーを感じるスポットです。

住所：沖縄県南城市知念久手堅539
アクセス：那覇空港から車で約50分
駐車場：あり
入場料金：大人300円 / 子ども(小・中学生)150円 / 6歳以下無料
参考サイト：斎場御嶽公式サイト(https://okinawa-nanjo.jp/sefa/)

「大石林山」は沖縄本島北部にあるカルスト地形で、様々な形の巨大な石灰岩が見られます。「大石林山」は「聖地アシムイ」とも呼ばれ、島建ての神「アマミキヨ」が最初に作った沖縄の聖地とされているんです。琉球王国時代から王家がこの場所で祈りを捧げ、今でも「大石林山」の敷地内には40ヵ所の御願所が点在しています。
「大石林山」には「悟空岩」などその形から様々な名前の付いた岩があります。多種多様な岩を宝探しをするような気持ちで見つけながら上がっていくと、沖縄北部の緑豊かな美しい自然とエメラルドグリーンの海が見えるんです。沖縄随一のパワースポットで自然のパワーをチャージしましょう。

住所：沖縄県国頭郡国頭村宜名真真1241
アクセス：那覇空港から車で約2時間
駐車場：あり
料金：大人1,500円 / 子ども(4歳～14歳)550円
参考サイト：大石林山公式サイト(https://www.sekirinzan.com/)

日本の大自然を感じる絶景スポットを紹介しました。どれも街の中で生活していては見られない、自然の中に出かけて初めて見ることができる景色です。澄んだ空気や高い空、木々の香りや鳥のさえずりなどを五感で体験してみましょう。大自然の絶景に癒され、パワーをもらえること間違いなしです。