スリルとロマンに満ち溢れた大迫力のライド
ユニバーサルスタジオジャパンを語る上でまず避けて通れないのが、やはり大迫力のライドになっています。
ライド、すなわち『乗り物』ですがユニバーサルスタジオジャパンではハリウッド映画を題材にした数十ものアトラクションが設置されています。
昨今では絶叫系と呼ばれるアトラクションにも特に力を入れており「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」という屋外コースターは最上位の人気を誇ります。通常走行に混じってバックドロップと呼ばれる後ろ向きの運行が実施され、自分にかかるGや未知のスリルが多くの人を引き付けます。
さらに「ザ・フライング・ダイナソー」といった新規の屋外コースターは宙吊りになりながら蒼天を疾走するという鮮烈な思い出を与えてくれます。
「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」や「ジュラシックパーク・ザ・ライド」などの乗り物も変わらぬ人気を獲得し続けています。
特に前者は後で記載しますが時期ごとのコラボで使用されることも多く、通常バージョンが逆にレアになっている側面もあります。
「進撃の巨人」や「貞子」、「ワンピース」などとのコラボが過去に実施され、その世界観をハイクオリティで踏襲しました。
絶叫系以外にも!伝統的名作映画の世界観を楽しめるアトラクションが多数!
前半は絶叫系のジェットコースターなどの紹介が多くなってしまいましたが、ユニバーサルスタジオジャパンにはそれ以外の魅力的なライドも沢山設置されています。
特に現在のボリュームゾーンにもなっている中学生〜大学生世代の青春を彩った作品が多数取り上げられており、家族連れでも琴線に触れることは請け合いです。
ターミネーターの世界を3Dで体感できるアトラクションや、船に乗ってサメとの対決を描く「ジョーズ」、あるいは現在でも根強い人気を誇る4K3Dの体感型ライド「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン」など隙がない布陣です。
流行りを柔軟に取り入れる姿勢が清々しい!楽しければなんでもありのエンタメ盛り合わせ!
一時は経営状況が低迷していたユニバーサルスタジオジャパンですがここまで復権し、某東の夢の国ともタメをはれるほどの地位を確立したのには大きな要因があります。
それはやはり既存の枠組みにとらわれず流行りで人気のエンタメを惜しげもなく誘致したから、というほかありません。
ハリウッドのテーマパークといった背景はしっかりと残しつつ、現在ではそれ以外の古今東西のエンタメを集約させています。
その貪欲な姿勢とハイクオリティで憧れのゲームや映画の世界を再現する完成度の高さこそが多くの顧客に感動体験を与えていて、支持される要因になっています。
古今東西エンタメの最前線!
人が増える→次なるエリアの開拓という好循環ができているのが現在のユニバーサルスタジオジャパンです。
「特に2本柱になっているのが「ハリーポッター」と「スーパーマリオ」の世界を忠実に再現したエリアです。比較的新設の立ち位置にはなっていますが、ユニバーサルスタジオジャパンを代表するような目玉コンテンツになっています。
どちらともまるで作品世界に飛び込んだような、異常なクオリティを実現しており素材感や造型からこだわる姿勢はまさにプロのお仕事です。
作品が好きな方をもガッカリさせないこだわりは圧巻で多くの方を唸らせます。
他にも「ハローキティ」や「ミニオン」などお子様向けのコラボも充実していてまさに老若男女で楽しめます。
期間限定コラボも充実!
常設のエリアや数多のエンタメが集合しているテーマパークだということは前述しましたが、期間限定のコラボも大変充実しています。
日本の最前線を誇る漫画やアニメ作品とのコラボが特に充実している印象で、クールジャパンを象徴するような貢献をしてくれています。
クールジャパンのアピールにも一役買う!
「ユニバーサル・クールジャパン」も銘打ってここ数年実施されている日本の大人気漫画やアニメとのコラボは希少感も高いことから多くの方に親しまれます。
アトラクションの一部が漫画やアニメ仕様に変更されたり作中に登場する人物や物品などが原寸大で写真撮影スポットとして登場したりとファンにはたまらないコラボになります。
2022年度は「モンスターハンター」「セーラームーン」「進撃の巨人」「名探偵コナン」といった人気作とコラボが実施されているほか、連載再開を記念して「HUNTER × HUNTER」とのコラボが初展開。
過去には「ワンピース」「ドラゴンボール」「ドラえもん」「エヴァンゲリオン」などともコラボ実績があり誰しもが知る超人気作の世界観を楽しめます。
ハリウッドの街並みを再現したエリアづくり!
様々なエンタメとのコラボもユニバーサルスタジオジャパンを語る上では欠かせませんが、原点にはやはりハリウッドの世界観があります。
入場してすぐ、スパイダーマンなどを中心に据えたメインエリアはまるで「あの頃」のハリウッドにタイムスリップしたかのようです。
細部へのこだわりや工夫が垣間見える!
石畳やレンガで統一された道や建物は当時のハリウッドがそのまま残存しているような気分にさせられます。
それだけでも迫力があり世界観に陶酔してしまいますが、迫力を盛り立てる工夫も面白いです。
具体的には遠近法を利用して建物を大きく見せるようにされているのです。
大きく見せたい建物(スパイダーマンのアトラクション)を奥に置いたり、逆に全てのビルを同じ大きさで統一したりと視覚に訴えかけた工夫で限られた敷地を迫力満点で描いています。
豆知識としても語れますし、そういった視点で見るとプロの技が感じられますのでまた違った楽しみ方ができます。
コスプレや制服などでも楽しめる!
ユニバーサルスタジオジャパンはエンタメの集合地ということでコスプレや様々な目立つ格好で足を運んでも浮くことがありません。
学校終わりに制服と年間パスポートを引っさげて気軽に足を運ばれる方も少なくありません。
大学生の方などが「今日だけの特別」と言って制服を棚から引き出すことも多いのです。
ハロウィンの仮装祭りは必見のクオリティ!
ユニバーサルスタジオジャパンの仮装と言えばやはりハロウィンを忘れずにはいられません。
こちらは後で詳しく掘り下げますが、各々が好きな格好を持ち寄って夜のパークを彩る秋の風物詩的なイベントとなっています。
有名作品の仮装はもちろん少しダークな「ホラーナイト」と銘打った世界観がありますので、ゾンビや妖怪、フランケンシュタインなどの本格的な恐怖系の仮装ができるのも嬉しいです。
凝りまくったクオリティの高い仮装の人々が練り歩くさまには息を飲んでしまい、ワクワクしてしまいます。
日本最大規模の本格派ハロウィンイベント
ユニバーサルスタジオジャパンのハロウィンは日本でも最大規模の本格派イベントになっています。
渋谷や新宿、道頓堀といった都会では自主的に仮装を楽しまれる若者の方も多いですが、あちらはあちらで荒唐無稽でカオスなもの。
こちらは「ホラーナイト」と銘打たれた怖い仮装を持ち寄って、みんなでイベントを成立させようという一つの目的意識に元にイベントが展開されますので非常に本気度も見応えも抜けています。
ゾンビの大行進やパレード、大演舞!本場仕込みのハロウィンがここに
ユニバーサルスタジオジャパンのハロウィンは、キャストとお客さんが一体となって仮装で一つの空間を創り上げる協働芸術です。
夜の時間帯には子どもや怖いものが苦手な人とエリア分けを空間が登場し、真に怖い仮装や演出を突き詰めていくことができるため妥協はありません。
キャストと本気のゲストが渾然一体となってユニバーサルスタジオジャパン独特のダークなハロウィンを創りあげます。
「NO LIMIT!」を一つの標語として掲げておられるユニバーサルスタジオジャパンだからこそ余念がなく、エリアの配色や装飾、そしてあたかもゾンビ映画の行列やオバケのパニック感にこだわって楽しませてくれます。
かなり刺激が強めの恐怖&グロなので心して足を運んでみてください。
フードも絶品! ここでしか食べられないメニューが目白押し!
テーマパークと言われたら、独自のグルメも忘れることができません。日常生活ではなかなかお目にかかれないような派手なジャンクフードや、作品世界を踏襲したこだわり&没入感を感じさせるグルメまで、その種類も多いです。
非日常感を味わうためにも是非挑戦していただきたいと存じます。
名作の世界観を踏襲したグルメは可愛らしくて思い出になる!
挙げていけばキリがないほど、多くの作品世界を踏襲したグルメやモチーフとした食事などが多数存在しています。
人気どころを紹介すると、例えばハリーポッターをメインにするエリア「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」に登場するバタービールはまさに作中に登場するもの。
泡立ちを唇に当ててさながら作中のように髭をつくって楽しめます。
他にも「ジェラシック・パーク」にちなんでワイルドな骨付きターキーレッグが置いてあったり、ミニオンの形を模した肉まんがあったりと、ジャンル・世界観共に活かしきった素敵なグルメが立ち並びます。
もちろん見栄えも良いので写真を撮られてSNSにあげられる方も多いです。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
西日本最大規模のテーマパークであるユニバーサルスタジオジャパン、その底知れない魅力を知っていただければと存じます。
これを参考に、どういった旅程を組みたいか考えてみてください。
〈アクセス情報〉
JRゆめ咲線「ユニバーサルシティ駅」入場ゲートから 徒歩4分