お笑いの源流たる大阪府でホットなお笑いが最前線で楽しめる!
大阪府と言われれば言わずと知れたお笑いの総本山となっていますが、その熱や魅了を1番感じられる劇場といえばこちらのマンゲキと言っても過言ではありません。
他府県民やお笑いに馴染みのない方からすれば「なんばグランド花月」が1番の定番だと思われることもしばしばです。
こちらも、見方によっては間違えてはいませんが個人的にはマンゲキの方が熱量で言うと高いといえます。
なぜなら「なんばグランド花月」は師匠クラスの漫才やベテラン芸人たちの伝統芸能を見にいく感覚に近い劇場だからです。
こちらで行われる定期公演は比較的年齢層も高めで、どちらかというと格式が高い印象を受けます。
しかしながらマンゲキは、今をときめく若手芸人さんを中心に関西を拠点にされる次世代のホープがギラギラとした熱量の中、日夜お笑いのステージを上演されています。
M-1グランプリ決勝進出者や次世代のお笑いエースがここに集う!
具体的な個人名は後ほど紹介しますが、M-1グランプリに出場資格のある芸歴15年以下の芸人さんがマンゲキのボリュームゾーンとなっています。
それ以上のコンビは卒業という形でメンバーからは去っていかれます。日夜新陳代謝が行われ、フレッシュでこれからのお笑いを担うスター候補生たちが目白押しになっているのがマンゲキの特色です。
そのためM-1グランプリの決勝に進出される芸人さんは大阪からならここから輩出されることが多く、大阪よしもとの最注目若手を見つけられます。
関西若手芸人のトップ層が集まる!
先ほども軽く触れましたが、マンゲキの所属メンバーはなんと50組近く。大阪よしもとを代表する芸歴15年目までのホープが出演メンバーとして入れ代わり立ち代わり、毎日公演を実施されます。
正確に言うと芸歴15年目までのメンバーは「極メンバー」という一軍扱いになっていて、それより芸歴が低めのネクスト「極メンバー」は「翔メンバー」という扱いになります。
それらはライブの種別でも違ってきますので、後から紹介いたします。
注目や人気の芸人さんをご紹介!(極メンバー)
ここで「極メンバー」の中でも注目のメンバー、人気のメンバーをご紹介します。
数年前まではミルクボーイさんや見取り図さんなどがトップとして君臨されていましたが
現在は芸歴の関係で卒業。現在のトップ格扱いになっているのは、M-1グランプリの2021やキングオブコントで2回も決勝に進出されたロングコートダディさん、キングオブコントの決勝に3回進出されていたニッポンの社長さんなどが挙げられます。
彼らも日夜劇場に立ち続け、毎日のように会いに行くことができます。
他には独特の漫才スタイルが注目されているコウテイさんや、滝音さん。M-1グランプリの決勝進出経験もある実力派として知られているからし蓮根さんやさや香さんなども忘れることもできません。
これほどのメンバーが揃うのはM-1グランプリの準決勝~決勝レベルであり、早めに注目をしておくことが非常に楽しいです。
かつては霜降り明星さんなども在籍した、若手の登竜門。
「極メンバー」は関西お笑いの最高峰です。
次世代中の次世代「翔メンバー」も忘れられない!
先ほどは「極メンバー」について紹介しました。こちらは全国級の超トップ層なのですが、次世代に「極メンバー」たる「翔メンバー」についても紹介したいと思います。
こちらも粒ぞろいで、本当に青田買いをしたい方にとってはより楽しいメンバーが集まっています。
コアなお笑いファンにはたまらないライブになります。
場合によっては伝説級のライブも?才能の塊を見つけ出す!
「翔メンバー」は一般的に「翔ライブ」というライブに出演しつつ、若手だけの中で切磋琢磨をしていきます。
「極メンバー」として加入される方も最初はこちらからスタートされ、のちに日本を背負って立つようなメンバーが出演される方も多いです。
競馬で言うと2歳戦に近いような印象で、こちらには才能の塊が必ず埋もれています。それを見出し、早めに追いかけをしておくと後から優越感に浸れます。
数年前の例で言いますとコウテイさん、蛙亭さん、霜降り明星さん、マユリカさん、ラニーノーズさんが同時に出演されていた回などがありましたがこれは今となってはプレミアレベルです。
こちらのように、若手のうちから好きな芸人さんを追いかけるのは面白いのです。
現在で言いますとカベポスターさんやハイツ友の会さんがM-1の準決勝に進出されています。カベポスターさんは関西の賞レースを乱獲しています。
個人的にはダブルヒガシさんやフースーヤさん、三遊間さんなどが注目芸人です。このあたりは次世代のお笑い界を背負って立つ可能性が高いですので、注目しておきたいところです。
ライブの形態についてご紹介!
様々なライブがほぼ年中無休で実施されているマンゲキですが、その形態も知っておくとスムーズにお目当ての公演に入ることができます。
マンゲキに初めて行きたい方にとって、こちらの項目も参考にしていただければと存じます。
最初は週末の「極ライブ」がおすすめ!
人気「極メンバー」+全国の吉本芸人さんから真打が登場する90分のネタライブ「極ライブ」は毎週末と祝日に実施されます。
こちらは人気芸人さんたちの本気ネタが10数組分見られるため大変初心者向きでお得です。誰が見ても笑えるベーシックな寄席の形式で、マンゲキのメインコンテンツになっています。
平日では「翔ライブ」が毎日17時から実施されており、こちらは非常にお席にも余裕があります。
学生さんなどが集まるライブイベントで、これからの注目芸人さんは腕を磨きます。
それ以降の時間帯は各芸人さんの主催ライブや企画ライブ、単独ライブなどお笑い色の強いディープなライブが実施されます。
大喜利、コーナー、集団コントなどなど単純なネタでは見られない芸人さんの顔が見られますので、こちらも人気があります。
どういったお笑いを楽しみたいか、どういった芸人さんに会いたいか、でライブの選択をされてみてください。
M-1グランプリの予選にも使われる抜群の設備の良さ!
お笑いのウケというものは劇場の質や特徴によっても左右されます。例えば東にある某ステージですと、笑い声が壁に吸収されて笑いがどうしてもトーンダウンしてしまうと芸人さんが語る劇場があるというほどです。
その点、マンゲキは日本トップクラスの設備がしっかりと用意されています。
芸人さんファーストで、お笑いの大阪を代表するにふさわしい常設小屋となっていると言えます。
見やすく、笑いやすく、キャパも広い!
マンゲキの座席の数は現在で305席です。元来は立見席の販売がありましたが、昨今はコロナ禍の影響で販売が中止されています。
肝心の座席の形態ですが、こちらは前から順に視点が上がっていく方式になっていて後ろの方も見やすく楽しむことができます。
特に最前列の迫力は尋常でなく、憧れの芸人さんが目と鼻の先にいるという素敵な時間を過ごすことができます。
天井も高く笑いが突き抜けて反響するような様式になっているため、笑い声もよく響きます。全体で笑っているかのような連帯感や一体感を楽しめるのです。
また両端には4席が一帯となった小さめのブロックになっていて、こちらは気持ち、余裕を感じながら座ることもできます。
好きな座席を選択して座ることはできないのですが、番号などから照らし合わせて確認することは可能です。
チケットの申し込み方法をご案内!
最後にチケットの申し込み方法を紹介させていただきます。こちらを参照していただければ、初めての方でもマンゲキに足を運ぶことができ、ここまで紹介してきたような楽しい魅力を実際に体感することができます。
人気公演は一か月前から抽選すべし
マンゲキのチケットは一か月前から一般的に抽選での購入がスタートされます。「FANYチケット」という吉本の特設サイトの会員になることで、応募が可能になるのです。
この抽選段階で売り切れることはよほどの公演でない限りありません。具体的には超人気コンビの単独ライブや、寄席にゲスト出演される回、あるいは希少性の高い伝説のイベント的なものなのです。
ライトな観光客の方が「ちょっとマンゲキに行ってみたい」という程度であれば、よほどでなければ近づいてからでもチケットの確保が可能。
特に「翔ライブ」などは売り切れはまずありません。週末の「極ライブ」に関して言うと、和牛さんや見取り図さん、霜降り明星さんにかまいたちさんなどが出演されるゲスト回がたまにありますが、そういったときは早めにチケットが捌かれてしまいます。
しかしながらこちらは当日券が出回ることがほとんどであり、マンゲキの公式Twitterにその情報が朝、掲載されます。
注視しておくと諦めかけていた人気の公演に入れるチャンスもありますので、諦めないでおきたいところです。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
日本トップクラスのお笑いが集う本場大阪の「よしもと漫才劇場」、老若男女からライトな方、コアな方まで幅広く楽しんでいただける魅力的な劇場です。
生のお笑いはテレビと違った魅力がありますので、是非足を運んでみてください。
〈アクセス情報〉
地下鉄「なんば駅」から 徒歩8分