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【沖縄】自然の魅力あふれる「やんばる」おすすめスポット

【沖縄】自然の魅力あふれる「やんばる」おすすめスポット

2023-06-20 Ayumi

朝ドラの舞台にもなった沖縄本島北部の「やんばる地方」。亜熱帯林が広がり、ヤンバルクイナをはじめ希少な生物が生息する地域で、2021年7月に世界遺産に登録されて以来ますます注目を集めるエリアです。今回はそんな「やんばる地方」のおすすめスポットをご紹介します!
Ayumi

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Ayumi

47都道府県訪問済みのバックパッカー。ゲストハウスで地元の人や旅人と交流するのが大好きです。北海道出身。地元民だからこそ知っている北海道の真の魅力をお伝えします!

大石林山

「大石林山(たいせきりんざん)」は巨大な石灰岩がひしめく世界最北端の熱帯カルストと、 ソテツやガジュマルなどを含む亜熱帯自然林が広がる場所です。ここにしかない自然の造形を見ることができ、個人的には沖縄本島北部で最も訪れてもらいたいスポットです!

東京ドーム約11個分の広い敷地の中に4つのウォーキングコースがあります。全てのコースに見どころがあるので、全コース歩くことをおすすめします。4コース歩いて約2時間ほどです。

「奇岩・巨岩コース」では大きな石灰岩の奇岩が無数にある中を縫って歩いていきます。これらの石灰岩はなんと二億五千万年前の石灰岩層が隆起してできたものなんです!「悟空岩」という古生代の石灰岩が雨水などで急速に侵食されてできた、石灰岩のタワーにソテツが生えている様子はまるでゲームの世界の中のような雰囲気です。

「ガジュマル・森林コース」は6万本ものソテツが岩の間から林立する圧巻の景色が見どころです。中には4メートルもある巨大なソテツもあります。また、日本最大級のガジュマルの木もあります。沖縄では「ガジュマルにはキジムナーという精霊がいる」という言い伝えがあり、「願い事を叶えてくれる木」とも言われている、パワースポットとなっています。

「大石林山」は辺戸岬に向かう途中に立ち寄ることができるので、ぜひ時間をとってゆっくり歩きながら見てほしいです。

<施設情報>
施設名:大石林山(たいせきりんざん)
住所:〒905-1422 沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241
電話番号:0980-41-8117
営業時間:9:30〜17:30(最終入場 16:30)※元日は7:00から営業
定休日:なし 
入場料:65歳以上 900円・15~64歳 1200円・4歳〜14歳 550円・3歳以下 無料
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.sekirinzan.com/

辺戸岬

「辺戸(へど)岬」は沖縄最北端の場所で、多くの観光客が訪れるスポットです。晴れた日には鹿児島県の与論島や沖永良部島を遠くに臨むことができます。海の色は沖縄特有のエメラルドブルーではなく、群青に近い青色です。

春・夏の晴れた日は波が穏やかで、海の底まで透けて見えるほど透明度の高い海の景色を見ることができます。秋・冬は北風が激しく波が荒いため、海の底を見ることはできませんが、深い青色の海とサンゴの岩に当たって砕ける波の迫力ある風景を楽しむことができます。



「辺戸岬」にはいくつかの記念碑があります。その中の1つが「祖国復帰闘争碑」です。戦後、1972年まで米軍統治下に置かれた沖縄県において、この「辺戸岬」が最も日本に近い場所でした。当時の日本最南端の鹿児島県・与論島まで約22キロメートル。沖縄県の祖国復帰を願う人々が辺戸岬の広場で集会を開き、夜にはたき火を焚いて、同じく沖縄県の日本復帰を願ってたき火を焚く与論島の人々と呼応し合ったと言います。そのような歴史を未来にも残すため、1976年にこの記念碑が建てられました。

<施設情報>
施設名:辺戸岬(へどみさき)
住所:〒905-1421 沖縄県国頭郡国頭村辺戸
営業時間:24時間
定休日:なし 
入場料:無料
駐車場:あり(無料)

六田原展望台

「六田原(むたばる)展望台」は眼下に塩屋湾、 奥には本部半島や古宇利島・伊江島などの島々を見渡すことのできる、沖縄本島でも屈指の絶景スポットです。観光客の少ない穴場スポットなので、緑豊かな島々と明るいブルーの海の見晴らしをゆっくりと眺めることができます。



日中の輝くような緑と海の色も素敵ですが、日没の夕陽が山々と海を染める風景も格別です。また、展望台への坂道には「寒緋桜」という鮮やかなピンク色が特徴の桜が1月下旬から咲き誇り、隠れた桜の名所となっています。

なお、六田原展望台への坂道は急勾配かつ曲がりくねった道なので、 運転には充分注意してください。

<施設情報>
施設名:六田原展望台(むたばるてんぼうだい)
住所:〒905-1313 沖縄県国頭郡大宜味村田港
営業時間:24時間
定休日:なし 
入場料:無料
駐車場:あり(無料)

東村ふれあいヒルギ公園

「東村(ひがしそん)ふれあいヒルギ公園」は沖縄本島で最大規模のマングローブ群生地である慶佐次川(げさしがわ)のほとりにある公園です。沖縄に自生する4種類のマングローブのうち、ヒルギ科のオヒルギ・ヤエヤマヒルギ・メヒルギの3種類を見ることができます。



園内では展望台からマングローブを眺めたり、 マングローブの間に整備された遊歩道で散策したりすることができます。また、カヌーツアーも開催されており、カヌーに乗りながら間近にマングローブ林を鑑賞することもできます。

那覇市から車で約1時間半のアクセスながら、雄大なマングローブ林を楽しむことができるので、ぜひ訪れてほしい公園です。

<施設情報>
施設名:東村ふれあいヒルギ公園(ひがしそんふれあいひるぎこうえん)
住所:〒905-1205 沖縄県国頭郡東村字慶佐次54−1
電話番号:0980-51-2433
営業時間:24時間
定休日:なし 
入園料:無料
駐車場:あり(無料)

比地大滝

「比地(ひじ)大滝」は約26mの落差を持つ、沖縄本島最大の滝です。

駐車場から滝までは片道徒歩約40分のトレッキングコースとなっています。亜熱帯林特有の植物を間近に見ながら歩くトレッキングコースは、まるで東南アジアの森の中にいるような気分を味わえます。巨大なシダ植物がそこかしこに見られ、今にも恐竜が現れそうな雰囲気です。

トレッキングコースとは言っても、遊歩道が整備されている箇所も多いので、お子さま連れでも歩くことができるコースとなっています。ただし、 段数の多い階段やアップダウンもあるため、 必ず運動靴で歩くようにしましょう。

また、川遊びができる場所やキャンプ場もあり、大人から子どもまでやんばるの自然を全力で楽しむことができます。

<施設情報>
施設名:比地大滝(ひじおおたき)
住所:〒905-1415 沖縄県国頭郡国頭村浜
電話番号:0980-41-3636
営業時間:4月1日~10月31日 9:00~18:00(最終入場 16:00)/ 11月1日~3月31日 9:00~17:30(最終入場 15:00)
定休日:なし 
入場料:大人 500円・小中学生 300円・幼児 無料
駐車場:あり(無料)

茅打バンタ

「茅打(かやうち)バンタ」は辺戸岬から車で約5分の場所にある景勝地です。観光客の少ない穴場スポットで、ゆっくりと景色を眺めることができます。

高さが約80メートルもある断崖絶壁から雄大な海の景色を見ることができます。海の色は沖縄特有のエメラルドブルーというよりは、深い青色です。

ちなみに「バンタ」とは沖縄の方言で「淵・崖」の意味で、バンタの名前がつく景勝地が沖縄各地にあります。

<施設情報>
施設名:茅打バンタ(かやうちばんた)
住所:〒905-1422 沖縄県国頭郡国頭村宜名真
営業時間:24時間
定休日:なし 
入場料:無料
駐車場:あり(無料)

サキシマスオウノキ(東村)

「サキシマスオノウキ」は日本では奄美大島・沖縄本島・石垣島・西表島のみに生息し、5〜15メートルと大きな常緑高木です。特徴は写真の通り、ひらひらと薄くひだのような形状を描く巨大な板根です!

サキシマスオノウキは沖縄本島に数カ所ありますが、東村のものが本島最大の大きさとなっています。樹高18m、胸高周囲約2.9mと大迫力です。

ひっそりと森の中に佇んでおり、この木自体から神秘的な力を感じます。観光客のほとんど来ない穴場なので、ゆっくり木を観察することができます。

<施設情報>
施設名:サキシマスオウノキ(さきしますおうのき)
住所:〒905-1204 沖縄県国頭郡東村川田
営業時間:24時間
定休日:なし 
入場料:無料
駐車場:あり(無料)

ヤンバルクイナ生体展示学習施設 クイナの森

やんばる地方固有種の鳥「ヤンバルクイナ」を間近で見ることができる施設です。

ヤンバルクイナは世界でも沖縄のやんばる地方にのみ生息する大変希少性の高い鳥で、国指定の天然記念物かつ絶滅危惧種に指定されています。ほとんど飛べない鳥で、たびたび道路を横切って歩く姿が目撃されているため、やんばる地方では「ヤンバルクイナ横断注意」を喚起する道路標識が数多く見られます。

野生のヤンバルクイナは地元の方でも滅多に見ることができず、もし見かけても人の気配を感じるとすぐに姿を消してしまう警戒心の高い鳥です。しかし、「クイナの森」のヤンバルクイナ・クー太くんは人懐っこく、水浴びしたり歩き回ったりする元気な姿を間近で見ることができます。

また「クイナの森」の隣には、2023年4月に「ヤンバルクイナ・リハビリセンター」が開所しました。交通事故などで負傷したヤンバルクイナをはじめとしたやんばる地方の野生動物を保護・リハビリ・飼育するための施設で、やんばる地方固有の野生動物の未来を守る役割が期待されています。

<施設情報>
施設名:ヤンバルクイナ生体展示学習施設 クイナの森(やんばるくいなせいたいてんじがくしゅうしせつ くいなのもり)
住所:〒905-1503 沖縄県国頭郡国頭村安田1477-35
電話番号:0980-41-7788
営業時間:9:00〜17:00(最終入場 16:30)
定休日:水曜・年末年始
入場料:大人 700円・小中高生 200円・幼児 無料
駐車場:あり(無料)

まとめ

他にはない独特の大自然が広がるやんばる地方。沖縄本島北部のスポットとして名護市や今帰仁村周辺をおすすめするサイトも多いですが、北部の本島の魅力はもっと先のやんばる地方に詰まっているといっても過言ではありません。ぜひ次の沖縄旅行では、沖縄の山の魅力あふれる「やんばる地方」を訪れてみてください!

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