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一度は行きたい美しすぎる日本の世界遺産おすすめ10選

一度は行きたい美しすぎる日本の世界遺産おすすめ10選

2023-07-13 とも

日本には25件もの世界遺産群があります。自然あふれる白神山地や屋久島だけでなく、大昔から人々の手によって大事にされてきた奈良・京都の寺社仏閣など、日本ならではの歴史や文化、景観が楽しめる世界遺産は一見の価値ありです。一生に一度は行ってみたい日本の美しい絶景が見られる世界遺産を紹介します。
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とも

登山歴10年、登山やキャンプを中心に外で遊ぶのが大好きです。
実際に行ってみたくなるような、日本の美しい自然を感じられるスポットを紹介していきます。

日本の原生林に癒される「白神山地」

「白神山地」は鹿児島県の「屋久島」と並んで、日本で初めて世界自然遺産に登録された場所です。「白神山地」は130,000haにも及ぶ広大な山岳地帯の総称で、ブナなど日本の原生林が手つかずのまま残っています。「白神山地」内にはハイキングコースや登山道が整備されており、気軽に世界遺産を満喫できます。
手軽に「白神山地」を楽しみたい方はブナの森で森林浴をしたり、日本の滝100選に選ばれている「くろくまの滝」を訪れたりして楽しみましょう。登山に挑戦してみたい方は、標高1,235mの「白神岳」に登って「白神山地」の大パノラマを満喫するのも良いですね。運が良ければ雲海も見られます。

所在地:青森県中津軽郡西目屋村大字田代字神田61-1
料金:無料

奥州藤原家に思いをはせる「中尊寺」

「中尊寺」は「平泉の文化遺産」の1つとして登録されました。今からおよそ1,700年前に比叡山延暦寺のお坊さんによって開かれました。その後奥州藤原氏の手によって、大規模な堂塔の建設が行われ、今の形になっています。
「中尊寺」の中でも有名な「金色堂」は「中尊寺」創建当初の形をそのまま残している貴重な建造物です。金箔の押されたお堂の中は螺鈿細工で彩られ、阿弥陀如来像をはじめとした仏像が置かれ、浄土の世界が表現されています。細部まで作り込まれた「金色堂」は、時間を忘れて見入ってしまうほど美しいお堂です。「中尊寺」の厳かな雰囲気の中で、奥州藤原氏の「東北に平和をもたらしたい」という思いを感じましょう。

所在地:岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関202
料金:大人800円 / 高校生500円 / 中学生300円 / 小学生200円

小笠原諸島の父島で夢のドルフィンスイム

世界自然遺産に登録されている「小笠原諸島」では東京にも関わらずエメラルドグリーンの美しい海が楽しめます。シュノーケリングやダイビング、シーカヤックといった定番アクティビティも楽しめますが、「小笠原諸島」ならではのアクティビティが「ドルフィンスイム」です。なんとイルカと一緒に泳ぐことができます。クルーズ船上からイルカを探し、見つけたらその場で一緒に海中散歩を楽しめますよ。イルカ以外にも透明度の高い海で見るサンゴ礁やカラフルな熱帯魚に、心癒されましょう。

所在地:東京都小笠原村父島
料金:11,000円~14,000円(※ツアー会社による)

富士山を望む絶景スポット「三保松原」

「三保松原」は「富士山世界文化遺産」の1つとして登録されました。「三保松原」は全長7kmの海岸沿いに約3万本の松が茂る景勝地です。青い海と緑の松、目の前にはドンとそびえる富士山の姿に圧倒されます。古くは「三保松原」を詠んだ和歌が万葉集に載っており、さらに江戸時代の浮世絵に描かれたりと、長きにわたって日本人に愛されてきた景色です。
海岸沿いにはサイクリングロードが整備されているため、レンタサイクルで潮風を感じながら富士山の絶景を楽しむのもおすすめです。

所在地:静岡県静岡市清水区三保1338-45
料金:無料

静かな京都を感じる「高山寺」

「高山寺」は京都市内の山奥、嵐山の先にある静かなお寺です。「古都京都の文化財」の1つとして世界遺産に登録されました。山の上にあるお寺は京都市内とは思えないほど静かな雰囲気で、じっくりと境内を見て回れます。「高山寺」境内は拝観料がかかりませんが、「石清水院」は拝観料が必要です。
「石清水院」では山の自然をそのまま活かした美しい日本庭園が見られます。さらに「高山寺」所有の「鳥獣戯画図」をはじめとした歴史ある絵画や彫刻も見学できるんです。「石清水院」の和室では抹茶セットをいただくことができ、山の美しい景色をゆっくりと楽しめます。「高山寺」限定の鳥獣戯画図グッズも販売されているので、鳥獣戯画ファン必見の世界遺産です。

所在地:京都府京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8-8
料金:石清水院拝観料800円

山深い修験の道を歩く「大峯奥駈道」

「大峯奥駈道」は「紀伊山地の霊場と参詣道」の1つとして世界遺産に登録されました。奈良県の吉野から和歌山県の熊野までを結ぶ、全長170km、標高1,200m~1,900mの山が連なる登山道は古くから修験者の修行場として使用されてきました。今では山小屋やキャンプ指定地、看板なども整備されて、一般ハイカーも歩きやすくなりました。それでも「山上ヶ岳」には女人禁制の掟があり、信仰の習慣が今でも残っています。
「大峯奥駈道」の中で最高峰である「八経ヶ岳」には山小屋も整備されており、大峯山脈の深い自然を楽しめます。

所在地:奈良県吉野村~和歌山県熊野町
料金:無料

奈良の隠れたおすすめスポット「唐招提寺」

「唐招提寺」は「古都奈良の文化財」の1つとして世界遺産に登録されています。中国・唐の僧侶である「鑑真和上」が開いたお寺として有名です。約1200年前の奈良時代に建てられた「唐招提寺」は創建当時のまま残されています。
南大門をくぐるとまずは金堂のお出迎えです。中には盧舎那仏坐像、薬師如来像、千手観音像が並び、厳かな雰囲気が漂います。1200年前に作られたとは思えないその大きさに圧倒されますが、細かな彫刻技術にも目を奪われます。境内の奥に進むと講堂や鼓楼などの建物が立ち並び、さらに奥へ進むと「鑑真和上」が眠るお墓もあるんです。奈良の「東大寺」や「春日大社」といった有名観光地とは違い、静かな雰囲気が楽しめる世界遺産です。

所在地:奈良県奈良市五条町13-46
料金:大人1,000円 / 中学・高校生400円 / 小学生200円

街を離れて美しい苔に癒されたい「西芳寺」

「西芳寺」は「古都京都の文化財」の1つとして世界遺産に登録されています。別名「苔寺」とも呼ばれ、その名の通りお寺の庭園内には苔がビッシリと生えています。今でこそ苔が美しい庭園として有名ですが、約1300年前に行基菩薩が開かれた由緒あるお寺です。また飛鳥時代には聖徳太子の別荘があったとも言われています。
庭園は「黄金池」と呼ばれる池をぐるりと回るように道が整備されています。「黄金池」に映る苔や木々の色が美しく、季節や時間帯によって様々な楽しみ方ができます。「西芳寺」は往復はがきで事前に拝観予約が必要で、小学生以下の参拝は決められた日以外は不可となっています。さらに本堂でお写経を終えてからでないと、庭園の散策もできません。
京都市内で人ごみを気にせずにゆっくりとお寺の雰囲気を楽しみたい方におすすめの世界遺産です。

所在地:京都府京都市西京区松尾神ヶ谷町56
料金:3,000円(※小学生以下は指定日時以外参拝不可)

ジブリ気分を味わう屋久島の「白谷雲水峡」

「屋久島」は青森県の「白神山地」と一緒に日本で初めて世界自然遺産に登録された場所です。鹿児島県の離島である屋久島は独自の生態系を育んでおり、海に行けば熱帯魚が泳いでいるのを見られます。一転山に行けば九州で一番高い「宮之浦岳」がそびえ、冬になると雪が積もるんです。
「屋久島」と言えば「縄文杉」が有名ですが、「白谷雲水峡」もおすすめです。苔でビッシリと覆われた「苔むす森」はジブリ映画「もののけ姫」のモデルと言われています。運が良ければ屋久島固有種の「ヤクシカ」や「ヤクザル」にも出会えますよ。「苔むす森」からもう少し山を登っていくと「太鼓岩」があり、屋久島の森や宮之浦岳まで見渡せるんです。世界遺産「屋久島」の豊かな自然を感じられるスポットです。

所在地:鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
料金:高校生以上500円

琉球王国の歴史を感じる「今帰仁城跡」

「今帰仁城跡」は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の1つとして世界遺産に登録されています。お城は1609年の薩摩軍による琉球侵攻によって炎上してしまったため、現存していません。ですが当時の石垣と城跡はそのまま残されています。駐車場から階段を上がっていくと、当時の城壁が見渡せます。遠くには沖縄北部の美しい海も見えるんです。
城壁が取り囲む城跡の近くまで降りることもできるので、当時の様子を間近で見られます。また「今帰仁城跡」内にはカンヒザクラが植えられており、毎年1月中旬~2月初めにかけてかわいらしいピンク色の桜が楽しめますよ。

所在地:沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101
料金:大人600円 / 中・高生450円

まとめ

日本ならではの豊かな自然や文化を感じられる世界遺産を10個紹介しました。海外の世界遺産ももちろん魅力的ですが、日本国内の世界遺産も負けないほど美しいんです。旅好きの方もまだ訪れていないところがあれば、是非一度美しい景色を見に訪れてみてはいかがでしょうか。

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