大阪で大人気の英国式カフェ『北浜レトロ』
土佐堀川と中之島公園を背景に、大阪証券取引所の向かい側に建つ北浜レトロビルヂング。そのビル内に入っているのが、今回ご紹介する『北浜レトロ』です。
可愛らしいティーポットがぶら下がるこちらの建物は1912年に建てられたもので、もともとは証券の仲買業者の社屋でした。
その後、現オーナーの目に留まり、1997年に北浜レトロがオープン。本格的な英国紅茶と絶品のスイーツが楽しめる英国式カフェとして瞬く間に話題を集め、以来客足が絶えない大人気店となっています。
イギリスのグラスゴー派の影響を受けている建物は、地上2階、地下1階のレンガ造りで、4本の円柱が並ぶ入口や2階の大きな窓枠、ペパーミントグリーンのドームが印象的。
カフェがオープンした年の12月12日には、国の登録有形文化財にも指定されています。
そして気になる店内には、本場・イギリスから買い揃えられたアンティークな家具や食器がズラリ!
海外でカフェ巡りをしてきたオーナーがその経験を活かし、100年前のイギリスのティールームを再現しているのだそう。
ドアノブや照明、電気のスイッチなど、いたるところにイギリス製のインテリアが施されており、どこを見てもフォトジェニックな空間となっています。
また、タイタニック号が沈没した年に北浜レトロビルヂングが建てられたことから、タイタニックに関連するアイテムが飾られているのも見どころの1つ。
タイタニックに関するブリキ看板や消化器など、お店へ足を運んだ際はぜひ探してみてください。
乙女心くすぐる紅茶や雑貨が並ぶ1階
スコーンやクッキーの甘い香りが広がる1階は、自家製のスイーツや紅茶、こだわりの雑貨などを販売するショップコーナーとなっています。
中でもひときわ目を引くのが、ペパーミントグリーンが可愛らしい紅茶の数々。
パッケージのデザインは大人気イラストレーターのにしむらさちこさんによって手掛けられたもので、北浜レトロの外観に人気のアフタヌーンティーが描かれています。
紅茶缶は気密性が高く、飲み終わったあとも砂糖などを入れて飾っておけるのが嬉しいポイント。
イギリス産やフランス産、インド産など約40種類もの紅茶が販売されているので、複数購入して飲み比べを楽しむのもおすすめです。
スイーツは大人気のスコーンやクッキー、ケーキのほか、北浜レトロのオリジナルアレンジを加えて作られたイギリスの伝統菓子を多数販売。
フラップジャックやチョコレートファッジなど、日本ではあまり馴染みのないお菓子もあり、見ているだけでわくわくしてしまうようなラインナップです。
紅茶と相性抜群のスイーツばかりなので、おうちカフェ用にセットで購入してみてもいいかもしれません。
ティータイムにぴったりなカトラリーセットやティーストレーナー、マグカップなど、おしゃれな雑貨が数多く並ぶ北浜レトロ。
自分用だけでなく、大切な人への贈り物にもぴったりなので、誕生日プレゼントやお土産として購入するのもおすすめです。
オリジナルティーと角砂糖のギフトセットやフレーバーティーの飲み比べセット、スコーンの詰め合わせセットなども販売されているので、ぜひ食事の前後にショップコーナーも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
2階はメルヘンな空間が広がる喫茶室
イギリスで役目を終えたアンティーク雑貨がところせましと並ぶ2階の喫茶室は、まるで絵本の世界に迷いこんだかのようなメルヘンな空間となっています。
白い壁にペパーミントグリーンの窓枠、どこか懐かしい花柄のテーブルクロス、古びたタイプライター、1900年代初頭のステンドグラス……。
どこをとってもフォトジェニックで、思わず写真を撮らずにはいられません。
今でもオーナーがこだわりのインテリアを求めてイギリスへ訪れているそうなので、何度か足を運ぶうちに、新たな発見ができることも。
北向きの窓側の席からは、土佐堀川と中ノ島公園のバラ園が一望できます。こんな景色を見ながらティータイムができるだなんて、かなり贅沢!土日はもちろん、平日に行列ができてしまうのも納得できます。
このほか、階段やトイレもおしゃれな空間となっているので、今後お出かけされる方はぜひ2階の喫茶室だけでなく、ほかのスポットもチェックしてみてください。