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【京都】ガイド厳選!絶対行くべき紅葉スポット10選

【京都】ガイド厳選!絶対行くべき紅葉スポット10選

2023-10-11 ナベチャン

紅葉シーズンの京都は格別!1年の中で最も美しい景色が見られるこの季節、数ある京都の紅葉スポットの中から、一体どこへ行けばいいのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。当記事では、元バスガイドの筆者が厳選した京都屈指の紅葉スポットをご紹介します。
ナベチャン

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ナベチャン

旅行業界で7年ほど働いていました。仕事で有名観光地に行き過ぎたせいか、プライベートでは珍スポット・B級スポットと呼ばれる場所ばかり出かけています。素敵な情報をお届けできたら嬉しいです!

永観堂(禅林寺)

永観堂(禅林寺)は古今和歌集にも登場した有名な紅葉スポットで、その圧巻の美しさから「もみじの永観堂」と称されています。境内には約3000本のもみじが植えられており、毎年シーズンを迎えると、建物や池が鮮やかな赤に染まります。

紅葉シーズンは若王子山の中腹にある『多宝塔』と、境内の中心にある『放生池(ほうじょうち)』が最大の見どころ。とくに多宝塔へ向かう道中で見える『岩垣もみじ』は、ここ永観堂だけでしか見られない貴重なものなので、ぜひチェックしていただきたいところです。ちなみに岩垣もみじとは、岩の間から生えているもみじのことで、古今和歌集で詠まれた「おく山の、岩がき紅葉、散りぬべし、照る日の光、見る時なくて」に由来しているのだそう。

放生池では池を囲むように植えられたもみじと、水面に映る逆さもみじの見事な景色が堪能できます。青い空と紅葉のコントラストが美しい昼間はもちろん、夕焼け色に染まる紅葉が見られる夕暮れ時、紅葉が幻想的にライトアップされる夜間と、どの時間帯にお出かけしても楽しめること間違いなし。京都を代表する紅葉スポットなので、ぜひ足を運んでみてください。

<施設情報>
住所:〒606-8445 京都市左京区永観堂町48
電話番号:075-761-0007
URL:http://www.eikando.or.jp/index.html


南禅寺

永観堂へもみじ狩りに行くなら、お隣の南禅寺もぜひセットで立ち寄っていただきたいところ。4万5000坪という広さを誇る南禅寺の境内には、フォトジェニックな紅葉スポットが満載!

歌舞伎狂言『楼門五三桐(さんもんごさんのきり)』で、石川五右衛門が言った「絶景かな絶景かな」のセリフでおなじみの三門をはじめ、三門から法堂へと続く参道沿い、赤レンガのアーチが美しい水路閣周辺など、さまざまな場所で鮮やかに色付く紅葉を楽しめます。

中でもとくにおすすめなのが、南禅寺の塔頭のひとつである『天授庵』からの眺めです。本堂には入れませんが、入口から見える額縁越しの紅葉は一見の価値あり!思わず写真を撮らずにはいられない、アートのような美しい紅葉が堪能できます。シーズン中はライトアップされた庭園の景色も楽しむことができ、多くの参拝客で賑わいます。

<施設情報>
住所:〒606-8435 京都市左京区南禅寺福地町
電話番号:075-771-0365
URL:https://nanzenji.or.jp/

清水寺

国内だけでなく、海外からも多くの観光客が訪れる人気観光地の清水寺。境内には約1000本のもみじがあり、見頃を迎える秋には本堂や三重塔などが鮮やかに染め上げられます。

おすすめはズバリ!奥の院からの眺め。清水寺の絶景スポットといえば、『清水の舞台』で有名な本堂を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、清水の舞台と美しい紅葉、そして遠くに見える京都の街並みと、これ以上にない絶景を堪能できるのは奥の院だけです。

秋の夜間特別拝観では、観音様の慈悲をあらわす青い一筋の光、ライトアップされた紅葉、京都の夜景が織りなす幻想的な景色が奥の院から見られます。この時期は修学旅行のシーズンと被るため、かなりの混雑が予想されますが、それでもやはり、奥の院からの眺めは「来てよかった」と思えるほど格別です。

<施設情報>
住所:〒605-0862 京都市東山区清水1-294
電話番号:075-551-1234
URL:https://www.kiyomizudera.or.jp/

東福寺

開山・円爾(えんに)が中国から持ち帰ったとされる通天もみじ(トウカエデ)をはじめ、イロハモミジやヤマモミジなど、さまざまな種類のもみじが約2000本育つ東福寺。立地の関係から、ほかの紅葉スポットに比べて葉が色付くのがやや遅く、京都市内では最後の紅葉が見られるスポットとされています。

東福寺で最も有名なのが、通天橋から望める洗玉澗(せんぎょくかん)の紅葉です。洗玉澗は境内を東西へ横切るように通っている渓谷で、シーズンを迎えると、周りに植えられたもみじが一斉に染まり、鮮やかな渓谷美を堪能できます。

洗玉澗の紅葉は通天橋のほか、臥雲橋(がうんきょう)、偃月橋(えんげつきょう)からも眺めることが可能。シーズンが終わる頃には、色とりどりの葉が渓流を流れていく様子や、地面を覆い尽くす美しい散りもみじが楽しめます。

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<施設情報>
住所:〒605-0981 京都市東山区本町15-778
電話番号:075-561-0087
URL:https://tofukuji.jp/

東寺

京都駅から徒歩圏内の距離にある東寺では、京都のシンボルタワーとして長年愛され続ける五重塔と、境内に広がる紅葉のコラボレーションが楽しめます。

日本一高い木造塔ということで、五重塔と紅葉の組み合わせが見られるスポットはたくさんありますが、より絶景を楽しみたいのであれば、瓢箪池周辺が狙い目。池に映りこむ五重塔と紅葉は圧巻の美しさです。東寺の庭園は瓢箪池を中心とした池泉回遊式庭園となっているので、金堂や講堂と紅葉のコラボレーションも見ることができます。

また、記念行事として2015年より始まった紅葉のライトアップでは、幻想的に照らされた紅葉と五重塔が瓢箪池の水鏡に映り込む姿も見られます。シーズンの終盤には、舞い落ちたもみじが水面にふわりと浮かぶ様子も。たくさんの紅葉スポットがある京都ですが、「これぞ京都の秋!」という景色を楽しみたい方は、ぜひ東寺へお出かけしてみては。

<施設情報>
住所:〒601-8473 京都市南区九条町1
電話番号:075-691-3325
URL:https://toji.or.jp/

北野天満宮

学問の神様・菅原道真公をお祀りしている北野天満宮も実は紅葉の名所。参拝客は多いものの、清水寺や東福寺などに比べて混雑することが少なく、ゆったり紅葉を見たい方におすすめの穴場スポットです。

境内の西側には戦国時代の武将・豊臣秀吉が桃山時代に築いた『御土居』の一部が残っており、現在は約350本のもみじを有する『史跡御土居のもみじ苑』となっています。紙屋川沿いの散策路から見える紅葉は見事で、とくに鶯橋周辺では京都らしい風情を感じられます。

また、もみじの中には、人の手によって植えられたものではなく、ずっと昔から自生しているものも。中でも有名なのが『三叉(みつまた)のもみじ』です。文字通り、幹が3つに分かれているもみじで、樹齢はなんと400年以上なのだとか。ぜひ御土居が築かれた当時からこの地に根付くもみじを見ながら、歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

<施設情報>
住所:〒602-8386 京都市上京区馬喰町
電話番号:075-461-0005
URL:https://kitanotenmangu.or.jp/

嵐山

嵐山一帯は平安時代から人々を魅了してきた風光明媚な土地で、春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪と、四季折々に風情ある景色を楽しめます。紅葉のシーズンは標高375メートルの嵐山にあるヤマザクラやカエデが色付き、生い茂るアカマツと混ざり合って、赤・黄・緑の鮮やかなコントラストをつくり出します。

周辺には天龍寺や仁和寺、龍安寺など、見事な紅葉が楽しめるスポットがたくさんありますが、やはり嵐山で紅葉を見るなら、渡月橋は絶対に外せないところ。一番のおすすめは夕暮れ時の渡月橋で、嵐山公園臨川寺地区からは、夕陽に染まる嵐山の紅葉と渡月橋の美しいコラボレーションを見ることができます。

<施設情報>※渡月橋
住所:〒616-0007 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町1-5

嵯峨野トロッコ列車

嵯峨から亀岡までをつなぐ嵯峨野トロッコ列車では、約25分にわたり、秋色に染まった保津川渓谷の景色を堪能できます。線路沿いには約1000本のカエデやもみじが並び、対岸の山の斜面を彩る紅葉や、川の水面に映りこむ紅葉など、各スポットで見事な景色が見られます。

また、嵯峨野トロッコ列車に乗るなら、紅葉シーズンのみ実施される『光の幻想列車』もチェックしておきたいところ。赤や黄色に色付く山々や、煌めく川の流れをライトアップ&イルミネーションで幻想的に演出します。昼間も夜も、素晴らしい景色を車窓から間近で楽しめるので、京都へお出かけの際はぜひ列車を利用してみては。

<施設情報>
住所(トロッコ嵯峨駅):〒616-8373 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町
電話番号(嵯峨野鉄道):075-861-7444
URL:https://www.sagano-kanko.co.jp/

三千院


「関西の奥座敷」と呼ばれる大原に位置する三千院は、京都の中心地よりもやや気温が低く、比較的早い時期に紅葉が見られます。おすすめの紅葉スポットは、「東洋の宝石箱」と称される2つの庭園。

客殿の庭園である『聚碧園(しゅうへきえん)』は池と苔、飛び石が見事に調和する池泉観賞式庭園で、秋になると真っ赤に染まった木々が加わり、京都らしい上品で落ち着いた秋の風景を見ることができます。

また、池泉回遊式庭園の『有清園(ゆうせいえん)』では、庭園に広がる苔と紅葉のコントラストが楽しめます。シーズンの終盤は緑の絨毯に散りもみじが重なり、ほかではなかなか見られない、鮮やかでフォトジェニックな光景を堪能できます。

<施設情報>
住所:〒601-1242 京都市左京区大原来迎院町540
電話番号:075-744-2531
URL:http://www.sanzenin.or.jp/

瑠璃光院

瑠璃光院はSNSをきっかけに一躍有名となり、近年では入場まで4時間待ちとなったこともある大人気の紅葉スポットです。見どころはなんといっても、2階の書院から見られる極上の景色。黒縁の窓越しに広がる色とりどりのもみじと、それらが漆塗りの机の天板・床板に反射する光景は、言葉を失うほどの美しさです。

1階の書院からは『瑠璃の庭』を眺めることができ、2階から見える景色とはまた違った風景が楽しめます。視界いっぱいに広がる幾千もの苔と紅葉を眺めながら、ぜひ仏教の世界に触れてみてはいかがでしょうか。

<施設情報>
住所:〒606-0067 京都市左京区上高野東山55
URL:http://rurikoin.komyoji.com/

まとめ

紅葉シーズンはどこへ行っても情緒ある秋の風景を楽しめる京都。今回はその中でも、より素晴らしい絶景が楽しめる紅葉スポットをご紹介しました。シーズン中はどこも多くの人で賑わっていますが、現地で見る景色は写真とは比べものにならないほどの美しさなので、ぜひ1ヵ所だけでも足を運んでいただきたいところ。紅葉の名所で、ぜひ京都の秋を楽しんでみてください。



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