旧碓氷峠遊覧歩道
江戸時代に五街道のひとつとして整えられた中山道の本道として多くの旅人が超えていった難所の峠。
スタート地点をどこからにするかでいろいろな楽しみ方があるこの旧碓氷峠遊覧程ですが、もっともおすすめなのが、旧軽井沢銀座から出発して見晴台まで行くルート。
片道約4kmで約1時間の道のりとなっています。
スタート地点となる二手橋そばの遊歩道入口付近は、別荘地の中を歩く平坦な道が広がっています。
涼しい風を感じながら贅沢な大人の雰囲気を味わうことができます。
4月下旬から11月下旬までは旧軽井沢と見晴台を結ぶバスが運行しているので、行きをハイキングで登り、帰りはバスで帰るという手軽な楽しみ方もできます!
春にはコブシや山桜などの新緑、秋には紅葉を楽しみながら歩け、野鳥との出会いもある自然を満喫できる道です。
途中には木の吊り橋もあり、スリルと迫力満点の体験をすることもできますよ!
舗装されていない道や少し急な登りもあるので本格的な登山の装備は必要ないですが、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。
<施設情報>
名称:旧碓氷峠遊覧歩道
住所:長野県北佐久郡軽井沢町峠町1
料金:なし
車でのアクセス:碓氷軽井沢ICから13km、約30分
電車でのアクセス:JR北陸新幹線軽井沢駅下車バス4分
熊野皇大神社
「日本三大熊野」のひとつに数えられ、本宮の中心が長野と群馬の県境に位置する珍しい神社。
碓氷峠の頂上に位置しており、標高1200mもある場所に佇んでいます。
長野県側では「熊野皇大神社」、群馬県側では「熊野神社」と呼ばれ、ヤマトタケルが建立したと伝わる古社。信濃國特別神社に指定されています。
しなの木
「結ぶ、くくる」という「しな」の語源と葉がハート形であることから開運・縁結びの木として信仰されるパワースポット 「しなの木」。
長野県の天然記念物に指定されているこの御神木は、不思議なパワーがあるとして注目されており、開運や縁結びにご利益があるといわれる御神木です。
ハートの飛び石
御神木の周りの石には、ハートの石もあります。
実はこの熊野皇大神社にはたくさんのハートが隠されているんです!
御朱印長や八咫烏の御朱印、飛び石、鳥居近くの建物、ご神木のしなの木にもハートが施されています。
是非訪れた際には見つけてみてくださいね!
また、別荘地として人気の場所だからこそ、犬を連れた方も多くみられます!
散歩コースとしても最適で、熊野皇大神社には「いぬみくじ」をはじめとした犬のお守りなどもあります!
ぜひ愛犬と一緒に参拝してみてください!
<施設情報>
名称:熊野皇大神社
住所:長野県北佐久郡軽井沢町峠町1
電話番号:026-742-5749
URL:https://kumanokoutai.com/jinjamap
県境に建つ茶屋
県境に位置する「元祖力餅 しげの屋」。創業300年以上の老舗甘味処。
中山道旧碓氷の名物で、当時中山道を行く旅人も食べたという名物の力餅はあんこ、くるみ、きな粉など多彩な味わいを楽しめます。
県境が店内を通るため厨房は群馬県、トイレは長野県と分かれています。
住所も長野県北佐久郡軽井沢町峠2、群馬県安中市峠3と2つもっているというのも珍しいですよね!
赤いラインの県境が走るテラス席の眺望もなかなかですが、2階部分には「展望台」も設置され、晴れた日には筑波山まで一望できる素敵なお店です。
食べ物ももちろん魅力的ですが、このお店の特徴は何といってもお手洗い!
男子女子トイレともに素敵な仕掛けがされています。
特に男性用お手洗いは、開放感と今までに経験したことのないような面白い仕掛けが!
詳細は実際に訪れてからのお楽しみです。
<施設情報>
名称:峠のちから餅 元祖 しげの屋
住所:長野県北佐久郡軽井沢町峠2、群馬県安中市峠3
電話番号:0267-42-5749
URL:https://tabelog.com/nagano/A2003/A200301/20000432/
旧碓氷峠見晴台
旧中山道の頂上付近にある見晴台。
長野県と群馬県の県境にあり、「見晴台」という名のとおり、遠くの山々まで見渡すことができます!
石畳の道上を登って向かうと、明るく開けた「見晴台」に到達します。
その名の通り、見晴らし抜群で、山々を望むことができます。
天気が良い日は、浅間山や富士山、八ヶ岳、北アルプス、赤城山を見ることもできるとか!
紅葉もとっても綺麗なのでぜひ訪れてみてください!
<施設情報>
名称:旧碓氷峠見晴台
住所:北佐久郡軽井沢町峠町
車でのアクセス:碓氷軽井沢ICから16km、35分
電車でのアクセス:JR北陸新幹線軽井沢駅下車、タクシーで約15分
駐車場:あり
URL:https://karuizawa-kankokyokai.jp/spot/23063/
アプトの道
アプト式鉄道時代の廃線敷を利用しており、JR信越本線横川駅付近から旧熊ノ平駅までの片道約6キロメートル、往復約4時間の遊歩道「アプトの道」。
トンネル内の照明点灯時間が7時~18時なので、14時頃までにハイキングを開始して、消灯までに戻ってくることをおすすめします。
碓氷湖
中尾川と碓氷川の合流地点をせき止めて作った人工湖「碓氷湖」。
四方を固有林の大木に覆われており、四季折々の美しい光景を見ることができます。
湖畔には約1.2キロメートルの約20分で一周できる散策道があり、紅葉を一目見ようと多くの方が訪れます。
<施設情報>
名称:碓氷湖
住所:群馬県安中市松井田町坂本地内
電車でのアクセス:JR信越本線横川駅より徒歩1時間15分
車でのアクセス:上司熱自動車道松井田妙義ICより15分
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.city.annaka.lg.jp/kanko_spot/usuiko.html
碓氷第三橋梁(めがね橋)
明治25年に完成した、国指定重要文化財の碓氷第三橋梁(めがね橋)。
川底からの高さが31mもある、レンガ造りのアーチが特徴的な橋です。
芸術と技術が融合した美しいレンガのアーチ橋で新緑の時期は鮮やかな緑とレンガのコントラストを、紅葉の時期はレンガが紅葉にとけ込む様子を楽しむことができます。
いろいろな雑誌やSNSなどでその景色が有名になっており、その雄大な橋は圧巻です。
アプトの道の終点は旧熊野平駅です。
歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。
<施設情報>
名称:碓氷第三橋梁 通称「めがね橋」
住所:群馬県安中市松井田町坂本地内
料金:無料
電車でのアクセス:JR信越横川駅より徒歩1時間20分
車でのアクセス:上信越道松井田妙義ICより15分
駐車場:あり(無料)
URL:https://www.city.annaka.lg.jp/kanko_spot/megane.html
まとめ
本記事では、長野県と群馬県の県境になり、浅間山、妙義連峰、晴天時には南アルプス、八ヶ岳一望でき、条件が整えば雲海が眼下に広がる「旧碓氷峠」とその周辺の観光地についてご紹介しました!
目の前に広がる圧巻の景色。
一度は訪れてみたい県境や、観光雑誌の表紙をかざったこともある眼鏡橋など見所たくさんの場所です。
ぜひこの秋に大自然を感じに軽井沢へ旅してみませんか。