UFOふれあい館の楽しみ方
千貫森の山に着陸した巨大UFOをイメージしてつくられた正八角形のUFOふれあい館。
もう一度お伝えしますが、UFOふれあい館はオカルト要素満載の場所ではなく、真面目かつカジュアルにUFO関連の資料を展示している施設です。
ここではUFOふれあい館に対してまだ抵抗がある方に向けて、施設の見どころと楽しみ方をご紹介します。これを見れば、きっとみなさんもUFOふれあい館に行ってみたくなるはず!
受付を過ぎ、まず見えてくるのがUFO研究者の1人、荒井欣一(あらいきんいち)氏によって寄贈された資料の展示コーナー。
ライブラリー展には彼が出版した本をはじめ、UFO・宇宙関連の書籍や日航ジャンボ機UFO遭遇事件証言テープなどが並べられています。
その中には、ミステリー専門誌として知られる学研『ムー』の創刊号も。まさにマニアにはたまらない展示コーナーとなっています。
まずはミステリーゾーンで未知の世界を体感
ライブラリー展を左へ進むと、お次に見えてくるのがミステリーゾーン。ギラギラのネオンライトが妖しい雰囲気を醸し出しています。
入口も通路の飾りも手作り感満載ですが、奥に進むとなかなか見ごたえのある展示品がズラリ。ライトアップされた宇宙人や、千貫森の山を宇宙基地に見立てたジオラマなどが展示されています。
こちらはミステリーゾーンで何十年も過ごしているクレイタイプの宇宙人さん。
大人からするとなんてことないのですが、薄暗く妖しげな空間ゆえに、突然あらわれる宇宙人を見て泣き出してしまう子どももいるのだとか。
たしかに宇宙人という存在を知らない子どもからするとホラーかもしれません。
嘘か真か、UFOに関する展示ゾーンへ
妖しげなミステリーゾーンを抜け、続いて見えてくるのが展示ゾーンです。ここでは国内外から集められたUFOに関する資料が数多く展示されています。
UFOの歴史について真面目に語っているパネルもあれば、「これは果たして事実なの……?」と思わず疑問を抱いてしまうような展示品まであり、なかなかの見ごたえです。
こちらは宇宙船の模型。千貫森の山で実際に目撃されたものなのか、それともイメージでつくられたものなのか。私たちがイメージしているような、THE・UFOといった感じです。
ボタンを押すとクルクル回転して、宇宙船内の様子を見ることができます。
千貫森で採れたとされるピンカラ石の展示も。一見なんの変哲もないただの石に見えますが、ピンカラ石は鋭い亀裂のある磁力を含んだ石で、不思議な効果があるのだとか。
説明書きによると、冷蔵庫に入れることで鮮度が1週間長持ちしたり、池に入れることで弱った金魚が元気になったりするそうです。凄いなピンカラ石。
ちなみに千貫森でUFOの目撃情報が多いのは、このピンカラ石が関係しているとも言われているのだそう。
一説では、磁力を含むピンカラ石が磁場を狂わせることによって、磁気を動源としているUFOが引き寄せられているのではないか、と言われているようです。
そして展示室で最も人々を驚かせているのがこちら、CIAの秘密文書です。
ご存知の方もいるかもしれませんが、CIAとはアメリカ中央情報局のことで、ウィキペディアによると「主に大統領と内閣に情報を提供することを目的としている」のだそう。
そんな機関の秘密文書を、果たしてこんな大々的に展示していいものか……。恐るべしUFOふれあい館。
なお、こちらの秘密文書も荒井欣一氏から寄贈されたものとのこと。知人のアメリカ人から入手したものだそうです。
等身大の宇宙人たちと記念撮影
宇宙の神秘について学んだあとはいよいよお待ちかね、宇宙人との撮影タイムです。
展示ゾーンの宇宙人エリアでは、ちょっぴり怖くて愛らしい宇宙人たちと一緒に写真を撮ることができます。
初期の仮面ライダーを連想させるような、昭和テイスト溢れる宇宙人もいらっしゃいます。
実在するのかどうかは定かではありませんが、UFOふれあい館によると、展示されている宇宙人たちは全て海外で実際に目撃された宇宙人を基につくられているのだそう。
展示品だから笑って見ていられますが、実際に遭遇したらと思うと恐ろしくなります。
一番人気の宇宙人は宇宙人エリアではなく、ミステリーゾーンを抜けてすぐのところにある宇宙エリアで会うことができます。
宇宙エリアでは地球をバックに写真撮影することが可能。小さいお子さまや宇宙にロマンを抱く大人たちに大人気のフォトスポットとなっております。
このほか、顔ハメパネルなども設置されているので、展示ゾーンをグルっとまわったあとはぜひ宇宙人たちとの撮影を楽しんでみてください。
2階の展望風呂&和室でホッと一息
UFOふれあい館はただUFOに関する資料を展示しているだけの施設ではありません。なんと2階には展望風呂があるんです!
展望風呂は入館料を支払っていれば自由に入浴することが可能。入館料だけで展示ゾーンを見学でき、さらにお風呂まで入れるなんてありがたいです。
また、2階には展望風呂のほか、『宇宙』『銀河』と書かれた和室の休憩スペースも。なんなんだこの施設は。最高か。
写真でお見せできないのが残念ですが、畳のフチにUFOのイラストが描かれており、ここでも施設のUFO愛を感じさせられます。
UFOの謎に触れたあとは、ぜひ帰る前にここでホッと一息ついていきましょう。