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静岡エリアで魅力的な博物館・美術館6選!

静岡エリアで魅力的な博物館・美術館6選!

2024-02-21 運営事務局

中部地方に位置する静岡県は、富士山や伊豆半島に浜名湖などとても自然が豊かです。それだけでなく東京と名古屋に挟まれた立地から産業も発展しており、人々の交流が盛んなため文化的にもバラエティに富みます。この記事ではその静岡エリアの中でもぜひ訪れてみたい魅力ある博物館や美術館を6つ選びまとめました。ぜひ次のお出かけの候補地にしてみてはいかがでしょうか。
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全国のおすすめのアクティビティやカテゴリー別の特集記事・そのほか、その土地で食べれる美味しいお店や観光スポットなど、失敗しない旅行の為の情報を随時お届けします。

静岡県立美術館



その名の通り静岡県を代表する美術館として、県の文化的教養をリードしてきた「静岡県立美術館」。2700点を超える充実した収蔵品はもちろんのこと、有度山(うどやま)と呼ばれる標高307メートルの丘陵の中腹に立地していることが特徴です。有度山は清水区を見下ろす夜景スポットとしても人気があり、桜や欅、金木犀など自然も豊かな場所。富士山や南アルプスの眺望を楽しむこともできます。これら施設周辺に見られる美しい景観は、入館前から芸術の楽しさや奥深さを受け入れるため心を整えてくれているかのようです。



静岡県立美術館は1986年4月に開館した、美術館や博物館全体の中では比較的若い部類の美術館です。同美術館が目指すのは「開かれた美術館」。一般的な美術館が手がける企画展や収蔵品展のみならず、講演会や講座、シンポジウムなど、教育普及のためよりアクティブな活動に力を入れているのが大きなポイントです。51点の彫刻作品を一堂に鑑賞できるロダン館が有名です。



多くの美術館が私たちの生きる時代に近い「近現代美術」を中心に芸術作品を収集しているのに対して、同美術館のコレクションはもう少し前の時代までさかのぼります。収集範囲は17世紀初頭にまで及ぶようです。作品群の時代が異なるということは、現代と異なる美の基準をもとに生み出された作品が多いということ。違った見え方やアイデアを垣間見ることで、私たちの日常生活にスパイスを与えてくれそうです。



思考力を使ってじっくりと美術作品を堪能した後は、お腹も減ります。館内にはレストランが併設されており、静岡の農園野菜を使用したグリル料理や生パスタを堪能することができます。心もお腹も満たして、外の美しい景色も眺めながら帰途につけるのは最高です。

<施設情報>
施設名:静岡県立美術館
住所:〒422-8002 静岡市駿河区谷田53-2
開館時間:10:00~17:30(入室は17:00まで)
休館日:月曜日(祝日の場合開館・翌日休館)
電話番号:054-263-5755
公式サイト:https://spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/

ふじのくに茶の都ミュージアム

静岡県は日本を代表するお茶の生産地です。そのような場所を代表するのにふさわしく島田市牧ノ原台地にあるのが、「ふじのくに茶の都ミュージアム」です。2018年春に開館したこの新しいお茶専門のミュージアムは、子供から大人まで楽しみながらお茶について学べる場を提供しています。さらには国内外のお茶業界関係者やお茶愛好者間での情報集積・発信を担う重要な拠点ともなっています。



常設展ではお茶に関する広くて深い情報が紹介されています。たとえばお茶の起源、日本や世界で普及し発展してきたお茶の歴史、お茶の産業や文化、機能性に至るまで、分かりやすくまとめられた展示はとても教育的価値の高いものです。実物の文献やお茶に使われる道具なども豊富。さらに「お茶の新時代」セクションでは、医科学的な観点からお茶が私たちの体に与える作用や活用方法について知ることもできます。



江戸時代の大名茶人である小堀遠州(こぼりえんしゅう)が建築に携わったとされる、庭園と茶室「縦目楼(しょうもくろう)」。優雅かつ慎ましい「綺麗さび」という概念を受け継ぐ世界を、復元された空間の中で体験することができます。館長による音声ガイドも利用すると、より学びが深まることでしょう。



お茶と言えば、茶道のような体験が醍醐味。お茶の世界をリードする同ミュージアムは、豊富に用意されている体験講座がおすすめのポイントです。「茶道体験」「抹茶挽き体験」をはじめ、よりおいしくお茶をいれる方法やトルコのような世界のお茶をいれる体験など、たくさんの選択肢があります。頭だけでなく5感を使ってお茶の世界を堪能できるのは、学ぶだけでなく良い思い出にもなるに違いありません。



ミュージアムに併設されているカフェレストラン「丸尾原(まるおばら)」では、ここでしか味わえないお茶を使ったスイーツや料理を味わうことができます。抹茶白玉やお茶漬けのような定番メニューから抹茶を使った蕎麦にカルボナーラまで、ユニークなアイデアがいっぱい。美しい富士山が眺められるおしゃれかつ品格のある空間で、お茶の風味を思う存分楽しめます。

<施設情報>
施設名:ふじのくに茶の都ミュージアム
住所:〒428-0034 静岡県島田市金谷富士見町3053番地の2
電話番号:0547-46-5588
公式サイト:https://tea-museum.jp/

静岡ホビースクエア



自然豊かで木々の多い静岡県では、古くから木材加工が盛んに行われてきたという背景があります。全国から集まってきた優秀な職人はやがてプラモデルの源流となる木製模型を発展させ、いまや静岡県は日本全国のプラモデル業界において主要な生産地域となっています。その静岡県が誇る模型の魅力と優れた地場産業をより多くの人に伝えるべく、2011年に誕生したのが「静岡ホビースクエア」です。



ホビー産業における情報発信基地としての役割を担っているだけあり、イベントや常設展、さらに交流の場として活用できるラウンジやオフィシャルショップまで備えています。各メーカーおすすめの商品のほか、匠の技が光る伝統工芸品までラインナップされているのが大きな特徴です。さらにショップで購入した商品は工作スペースですぐに組み立てられるのがいいところ。家族や友達と楽しい時間を共有しましょう。

<施設情報>
施設名:静岡ホビースクエア
住所:〒422-8067 静岡県静岡市駿河区南町18-1 サウスポット静岡3階
電話番号:054-289-3033
開館時間:11:00 ~ 18:00(平日)、10:00 ~ 18:00(土日祝)
休館日:毎週月曜(月曜が祝祭日の場合は翌火曜日が休館日)
公式サイト:https://www.hobbysquare.jp/

静岡市美術館



県立の美術館だけでなく、「静岡市美術館」も見どころいっぱいです。まずはアクセス性の非常に良い立地が嬉しいところ。JR静岡駅北口の「葵タワー」3階のフロアで2010年に開館しました。基本理念は「人・地域が躍動する芸術文化の創造・発信」で、県立美術館と肩を並べつつ静岡の芸術文化をバックアップしています。

全国的に珍しい、駅から雨に濡れずに行ける同美術館。人が集まりやすい立地を生かして、街中の広場のような感覚で人々を迎え入れます。昼間には差し込む柔らかい光が、夜には光の柱が美しいエントランスホール。天井高6メートルの広大な空間で、いつでも自由に入館できます。コンサートやトークイベント、上映会などさまざまな催しも企画されているので、ちょっとしたきっかけで訪れてみようと思える、とても間口の広い美術館です。



特徴的な建物をもたずビルの中に位置する同美術館ですが、さまざまなものを展示するのに十分な広さと構造を持ち合わせています。国宝や重要文化財、国指定文化財なども展示できるよう設計されているのが特徴です。ここでは特定のジャンルにとらわれることなく、あらゆる方向性の芸術を楽しめます。

<施設情報>
施設名:静岡市美術館
住所:〒420-0852 静岡県静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3階
電話番号:054-273-1515
公式サイト:https://shizubi.jp/

大井川鐡道(株)ロコミュージアム



大井川沿いの風光明媚なエリアを走るローカル色の強い大井川鐡道。一昔前に活躍したSLやトーマス機関車、その他時代を感じさせる車両が現役で走っていたり動態保存されていたりします。そのような大変ユニークな個性をもつ大井川鐡道。運営するロコミュージアムも、鉄道好きの心をくすぐる要素満載のおすすめ博物館の1つです。



JR東海道線「金谷」駅から大井川鐡道で1駅進んだ位置にある「新金谷」駅。その駅前にある商業施設プラザロコは、大井川鐡道に乗りに来たらぜひ訪れたい施設です。ロコミュージアムが位置するのはプラザロコ館内の奥。まるで昭和30年代にタイムスリップしてしまったかのような展示物が並べられています。再現された駅舎や小型SL、客車など、懐かしさを感じさせる貴重な本物の車両が見られるのはロコミュージアムの醍醐味です。

<施設情報>
施設名:大井川鐵道(株)ロコミュージアム
住所:〒428-8503 静岡県島田市金谷東2丁目1112-2
開館時間:9:00~18:00
休館日:年中無休
電話番号:0547-45-2230
公式サイト:https://daitetsu.jp/museum

静岡市立登呂博物館



歴史の授業で習った弥生時代の代名詞と言えば登呂遺跡(とろいせき)ですが、登呂は静岡市駿河区に位置しています。全国的に有名な遺跡というだけあり、もちろん当時の人々の生活の営みを現代に伝える博物館も設立されています。遺跡の展示にとどまらず、弥生時代をリアルに感じられる体験コンテンツが多く提供されています。ご家族での訪問がおすすめです。



独特な文化が発達していたとされる弥生時代の人々の暮らし。さかのぼることおよそ2000年の田園風景を、登呂博物館では垣間見ることができます。茅葺きの住居に水田、有名な高床式倉庫など、教科書で何となく見聞きしたような光景が目の前に広がります。そこには当時も同じ人間が生活していたわけですが、ここではそのような人々の生活感すら5感を通して伝わってくるようです。



ただ遺跡を眺めたりするだけでもある程度は当時の様子をイメージできますが、やはり実際に触って動かしてみなければわからないこともたくさんあります。登呂博物館が掲げるコンセプト「参加体験ミュージアム」が伝えるように、ここでは実際にさまざまな体験コンテンツを楽しみながら当時の生活を味わうことができます。土器づくりや火おこし、また実際に土器を使っての調理をしたりと、内容はバラエティ豊か。コロナ感染症対策のため内容が制限されているのが残念ですが、そのうち体験内容の選択肢が広がることを願います。

<施設情報>
施設名:静岡市立登呂博物館
住所:〒422-8033 静岡市駿河区登呂五丁目10番5号
休館日:月曜日、祝日・振替休日の翌日、年末年始(12/6~1/3)
電話番号:054-285-0476
公式サイト:https://www.shizuoka-toromuseum.jp/

まとめ

以上、静岡エリアで魅力的な博物館及び美術館6選でした。静岡市の正統派美術館2カ所のほか地域色豊かな施設が名を連ねました。家族で学びの場を求めて訪れるもよし、美しい美術品をじっくりと眺めに行くもよし。自分に合った方法でミュージアムライフを満喫しましょう。


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