「日常」伊勢崎市
最初に紹介するこちらですが、こちらは深夜アニメ界において独自の立ち位置を確立されているギャグアニメとなっています。
マンガが原作、ゲームも大ヒットと今でも語られることの多い名作となっていて、いつみても笑うことのできるハッピーな作品です。
その面白い雰囲気は群馬県の少し自虐をはらんだ異質でセンスのある雰囲気にもマッチしていて、なぜか親和性が高い印象もあります。
妄想が多い主人公や、ロボットよろしく感情に乏しい友達などなどキャラの個性が立っていて非常にシュールな「日常」のギャグが面白く描かれているのですが、こちらの作品では群馬県の要所要所がバランスよく登場し、非常に地元への帰属意識が高い作品にもなっています。
登場人物は群馬県の地名が名前としてあつらえられていたり、名産や名物なども頻繁に登場します。
というのも作者の方が群馬県ということもあって、自分の地方を盛り上げようという意識が伝わってきます。
主人公一向が通う高校は群馬県立伊勢崎商業高等学校という高校で、最終盤にみんなが遊びにいくシーンでは華蔵寺公園遊園地などが登場します。
群馬県の魅力を巧みにギャグに昇華させているこちらの作品は、まごうことなき群馬県を代表するようなアニメと言えます。
作者さんの魂と「おもしろ」がこれでもかと詰まった名作、是非聖地を巡ってみてください。
<情報>
名前:群馬県 伊勢崎市(ぐんまけんいせさきし)
住所:群馬県伊勢崎市今泉町二丁目410番地
アクセス:JR東日本上越新幹線または高崎線+両毛線
「ぐんまちゃん」富岡製糸場
こちらは群馬県が自ら自分たちの県をアピールするために作成されたというアニメになっています。
アニメでの聖地巡礼からの観光需要喚起という流れは昨今のツーリズム業界の定番となっていますが、逆輸入的にアニメの聖地としてセルフプロデュースされたのがこちらの作品となっています。
群馬県が自分たちで製作を手掛けて自分たちで県の魅力を伝えるという側面もあるこちらの作品は、群馬県の良さがぎゅっと詰まっています。
その貪欲で意欲に溢れた姿勢はみるみるうちにSNSなどで面白がられていきます。
「ぐんまちゃん」はかねてより群馬県の人気ゆるキャラとして有名ですが、そんなキャラクターたちがかわいくふわふわとした雰囲気で描かれています。
群馬県の名物観光地などを巡っていく構成もセルフプロデュースの作品としては秀逸ですが、特に印象的なのが富岡製糸場。
歴史的価値も非常に高い場所なのですが、実際にぐんまちゃんがここで絹製品をつくったりする回が第二話で登場します。
他にも草津温泉などの超人気温泉地なども登場します。
実際に群馬県に足を運びたくなるこちらの作品、是非一度見てみてください。
<情報>
名前:富岡製糸場(とみおかせいしじょう)
住所:群馬県富岡市富岡1−1
公式サイト:
http://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk-mill/
アクセス:上信電鉄 上州富岡駅で下車、徒歩15分
「頭文字D」榛名山
「頭文字D」という作品は、大迫力のカーレースを描いた個性的な人気を誇る作品として知られています。
関東地方を中心に様々な自然豊かな道路がレースコースとして登場するのですが群馬県の榛名山も聖地として忘れることはできません。
前述の通り関東の近郊の高速道路や有料道路、峠道などを忠実に再現してカーレースに落とし込んだこちらの作品はその迫力と熱さが相まって人気となっています。
こちら群馬県の榛名山は作中では秋名山という名前で登場しますが、一目見れば類似点が明らかになります。
主人公一向がホームとしていて場所となっていて、様々な強敵を迎え入れたのがこちらのレース場となっていて、何度も走行が実施されました。
普通の自然スポットとしても綺麗で惹かれますが、作品ファンにとっては特別な意味を持つ場所でもあります。
是非ご自身の車で、ドライブ体験を楽しんで作中世界に触れてみてください。
<情報>
名前:榛名山(はるなさん)
住所:群馬県高崎市榛名湖町
アクセス:関越自動車道高崎ICより車約60分
「宇宙よりも遠い場所」つつじが岡公園
「よりもい」の愛称で親しまれるこちらの作品は、アニメ史に残る名作であり傑作となっています。
一般層にもアプローチした、南極を目指す壮大な夢を持つ女子高生たちの成長と葛藤を描いた物語で、夢に向かって真っすぐに努力していく主人公たちの姿にはすさまじい勇気と感動を与えられます。
オリジナルアニメとしては異例の大ヒットをかっ飛ばした作品でもあり、国内外から圧倒的な支持を受けている名作です。
物語の前半部分で、主人公がルーツとなった場所として登場するのがこちらのつつじヶ岡公園となっています。
主人公はこの場所で自分の夢に気づき、憧れを抱き、成長していくまさに起点となったスポットです。
元来から作品の舞台は群馬県を想定して描かれているようで、最寄りの舘林駅も主人公のキマリちゃんが使用している伊勢崎線の駅となっているのです。
公園自体は名前の通りつつじが咲き乱れ非常に美しい情景を演出していますし、思いでのベンチや東屋で写真を撮ると没入感も一気に高まります。
作品人気も相まって「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に選定されていることから多くの方で賑わいます。
名作の重要スポット、是非足を運んでみてください。
<情報>
名前:つつじが岡公園(つつじがおかこうえん)
住所:群馬県館林市花山町3181
電話番号:0276-74-5233
アクセス:東武伊勢崎線 館林駅から歩いて40分
「千と千尋の神隠し」四万温泉 積善館
「千と千尋の神隠し」は言わずと知れた日本の誇る超大作アニメ。
興行収入では最上位クラスに君臨していて、多くの方の記憶に深く刻み込まれている名作となっています。
日本の様々な原風景をモチーフに世界観を構成された作品となっているのですが、こちらの四万温泉 積善館は一目見たらわかるぐらいの再現度で登場しています。
写真に添付した赤い橋とオレンジ色の間接照明、そして和風の仰々しい温泉旅館は誰しも見覚えがあるのではないかと存じます。
まさに千と千尋の神隠しの旅館の目の前がこの場所に再現されていて、その作品の人気の高さもあり多くの方が虜になっている美しい場所となっているのです。
伝統的でどこか郷愁とオシャレさを感じさせるこちらのスポットは、是非生で見てその感動を味わっていただきたいところです。
<情報>
名前:四万温泉積善館(しまおんせんせきぜんかん)
住所:群馬県吾妻郡中之条町四万温泉
電話番号:0279-64-2101
公式サイト:
https://www.sekizenkan.co.jp/
アクセス:JR東日本吾妻線「中之条駅」よりバス401分程度
「サイダーのように言葉が湧き上がる」高崎市
こちらの作品は数々の名作アニメを排出してきたフライングドッグの10周年記念作品となっています。
アニメだけに留まらずグッズや音楽など様々な二次元コンテンツの旗手として知られる同社の作品ということでフォロワーも非常に多いです。
いわゆるブリブリとした女の子が出てくる、ガツガツした王道の二次元ものということではなく声優に有名俳優、女優を起用され、鮮やかなイラストと美しさを描いた淡い青春ものの毛色が強いアニメ映画です。
高崎市全体が聖地となっているのですが、その中でも作中で極めて重要な場所として描かれているのがイオンモール高崎となっています。
ヒロインちゃんのバイト先がこちらのイオンモール高崎となっており、主人公たちが何度も出会いを重ねた場所となっています。
周囲にも作中で描かれる公園や自然なども一目見ればわかるほどです。
淡い青春の香りを是非感じてみてください。
<情報>
名前:イオンモール高崎
住所:群馬県高崎市棟高町1400
電話:027-310-9000
アクセス:電車 JR高崎線 高崎駅よりバス約30分
「ヤマノススメ」谷川岳など
最後に紹介するのは、こちらです。
「ヤマノススメはショートアニメから旗を上げてそこから爆発的に成り上がった、女子高生×趣味物の作品となっています。
とにかく可愛い女の子が登山をしていく癒し系のアニメで、たまに香る百合百合しいエッセンスも憎いぐらい惹き付けられます。
「ヤマノススメ」の聖地は群馬県がど真ん中となっています。
主人公たちがよく遊ぶ公園や、登るための山が登場します。住んでいるのは埼玉県の飯能市ではありますが、そこから遠征して群馬県の山々を巡っていく様が新鮮で楽しいです。
2人の幼少期を繋ぐ思い出の地でもある谷川岳は高校生になってから一緒に登る約束の地として見事な伏線回収を果たして感動を呼びます。
<情報>
名前:谷川岳(たにがわだけ)
住所:群馬県高崎市榛名湖町845-1
電話番号: 027-374-9238
アクセス:上越新幹線「上毛高原駅」下車
「谷川岳ロープウェイ」行きバス:約50分
・上越線「水上駅」下車
「谷川岳ロープウェイ」行きバス:約25分
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
群馬県を舞台にした作品は、並べてきた通りにかなりのビッグタイトルが並んでいます。アニメ好きなら1度は耳に挟んだことのあるような作品で、その聖地は巡りがいがあります。