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【群馬県】織物のまち・桐生市の見どころとオススメスポット

【群馬県】織物のまち・桐生市の見どころとオススメスポット

2024-09-10 あおい

群馬県桐生市は、『織物の街』と呼ばれています。
奈良時代から続くといわれる”絹産業”は、県内外に名前をとどろかせるほど有名。
絹糸をつくるための紡績工業や養蚕業も浸透しており、市内には歴史的な建造物も多くみられます。
その美しい構造は多くの人を魅了し、現在では観光資源としても知られるようになりました。
そのほかにも、桐生市にはぜひ訪れたい場所がたくさん。
今回は、桐生市のみどころとオススメのスポットをまとめます。
あおい

這篇文章的作者

あおい

温泉とおいしいものが大好きです。
観光スポットに近い場所に住んでいるので、地元を歩いてまわるのも好き。
旅先で見つけたグルメやお土産情報、楽しい場所を共有できるような記事をご提供します。

歴史的建造物をまわる




桐生市は織物にまつわる建物の多い街です。
しかし、実はそれ以外にもたくさんの歴史的建造物が現存しています。
時代を感じさせるスポットをゆっくりと見てまわるのは、”大人の旅”にピッタリ。
デートコースにもオススメです。

ノコギリ屋根工場




文字どおり、屋根がノコギリの歯のようにギザギザした形になっている工場です。
この変わったかたちは、元々イギリスで普及したものだったそう。
その技術が渡英した日本人に伝わり、明治時代から昭和初期にかけて多く広がりました。
桐生市では紡績工場としてこのノコギリ屋根工場が建てられています。
ちなみに、なぜ屋根がノコギリの形状をしているのか?というと”採光”のためです。
東側上部に窓を多くもうけることで、工場内に光を取り込むことができるというわけ。
機能的であることはもちろん、その意匠の美しさは特筆すべきところです。




後藤織物は、桐生市内で150年以上ものあいだ運営を続ける老舗帯メーカーです。
かつては、この木造ノコギリ屋根工場内で紡績なども行っていました。
糸になる前の繭(まゆ)を保存する蔵・つくった織物を保存する蔵なども残っており、織物生産の始終を見ることができるとても貴重な存在です。
見学には予約が必要(後藤織物・0277-45-2406)。
工場としての役目を終え静かにその姿を保つ建物群は、桐生市の歴史を知る上では必見です。


<スポット情報>
スポット名:後藤織物
住所:〒376-0034 群馬県桐生市東1-11-35
アクセス方法:北関東自動車道 太田桐生ICより車で約20分
電話番号:0277-45-2406(見学は予約の上)
URL:https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/190140

ベーカリーカフェレンガ




桐生市内屈指の人気ベーカリー。
かつてのノコギリ屋根工場が、お店としてリニューアルしたものです。
桐生市内にはこのような事例が散見していますが、おそらくこちらのお店がもっとも有名。
店舗内にはカフェスペースもあります。
おいしいパンやドリンク、スイーツなどを、ノコギリ屋根の下で楽しむ特別感はひとしお。
旅の休憩やランチにもオススメです。




また、ベーカリーで購入できる『のこぎり屋根のフレンチトースト』はレンガでもとりわけ人気の高い一品。
ノコギリ屋根の形をしているのがカワイイ菓子パンです。
旅のおやつなどに、ぜひどうぞ。


<店舗情報>
店名:ベーカリーカフェレンガ
住所:〒376-0053 群馬県桐生市東久方町1-1-55
アクセス方法:JR両毛線 桐生駅より車で約8分
徒歩にて約18分
電話番号:0277-32-5553
営業時間:月~金 8:00~18:00
土・日・祝・祝前日 7:00~18:00
定休日:年末、その他不定休
予算:¥1,000
禁煙・喫煙:カフェスペース テラス席のみ可
空間・設備:落ちついた空間、駐車場あり、カフェスペースあり
URL:https://www.kiryu-renga.jp/

伝建地区(桐生新町重要伝統的建造物群保存地区)




桐生市本町1丁目から2丁目は、桐生市の中心ともいえるスポットです。
ここに残っているのは”古い街並み”。
江戸時代後期から昭和初期にかけて建築された建物や、街が生まれた当初の区画がそのまま保存されています。
この地域に一歩足を踏みいれると、まるで昔話の時代へタイムスリップしたよう。
現代の風景と歴史が調和する、不思議な光景をぜひご覧ください。

矢野園・有鄰館




江戸時代、近江商人が開いたという醸造業につかわれた蔵がみられます。
近江商人とは、現在でいう滋賀県から商売にきていた人々のこと。
赤いレンガの建物は、伝建地区の象徴的な存在です。




現在はお茶や米、お土産を販売する矢野園と、多目的スペースとして活用される有鄰館として受け継がれています。
矢野園では、ランチ・ディナーやお茶を楽しめる『近江屋 喜兵衛』も運営。
同敷地内にありますので、立ち寄ってみるのもオススメです。


<店舗情報>
店名:矢野園・有鄰館
住所:〒376-0031 群馬県桐生市本町2-6-30
アクセス方法:桐生市本町どおり沿い
電話番号:0277-45-2925
営業時間:9:30~18:30
定休日:月曜、年末年始、その他不定休
予算:¥1,000~
空間・設備:落ちついた空間、駐車場あり
URL:https://www.kkyanoen.com/

桐生天満宮




伝建地区の街づくりは、この神社を中心としてはじまりました。
菅原道真公(すがわらのみちざね)と天穂日命(あまのほひのみこと)をご祭神としてまつる神社で、”関東五大天神”のひとつとして信仰されています。
本殿と幣殿は1793年(寛政5年)につくられました。
大きな岩の上に建っている特徴的なもので、その技術には驚かされるばかりです。




また、彫刻や装飾の美しさも見どころのひとつ。
今にも動き出しそうな龍など迫力満点です。
毎月第一土曜日には、『桐生天満宮骨董市』というイベントも開催しています。


<スポット情報>
スポット名:桐生天満宮
住所:〒376-0052 群馬県桐生市天神町1-2-1
アクセス方法:JR両毛線桐生駅より車で約5分
電話番号:0277-22-3628
URL:https://kiryutenjin.jp/

テーマパークであそぶ




桐生市にはレトロな雰囲気が人気の遊園地や動物園、昆虫をテーマにしたスポットなどがあります。
ファミリーはもちろん、友達どうしの旅や、カップルのデートなどにも人気。
ぜひプランのひとつとして検討してみてください。




桐生市のほぼ真ん中に、小高い丘陵地があります。
そこに建つのがこちら。
メディアのロケにも使用されたことがある、レトロな雰囲気の遊園地です。
こぢんまりとした印象で、アトラクションもそれほど多くはありません。
しかし、桐生の街を見渡せる”観覧車”や、緑のなかを進む”ミニレール”などは大人も子どもも楽しめ、思い出づくりにピッタリです。
特に天気のいい日には、景色の美しさがよく映えます。
入場は無料。
アトラクション利用にのみ料金がかかりますが、とてもリーズナブルです。(中学生以上を含む大人1回\200・中学生以下\100)。
土・日のみ園内にてお弁当の販売があるほか、飲み物の自動販売機もあります。


<スポット情報>
スポット名:アースケア桐生が岡遊園地
住所:〒376-0056 群馬県桐生市宮本町4-1-1
電話番号:0277-22-7580
営業時間:3月~10月 9:00~17:00
11月~2月 9:30~16:00
定休日:月により変動 公式HPにて要確認
予算:入場無料
アトラクション1回につき 中学生含む大人\200
中学生以下 \100
設備:駐車場あり、ベビーカー・車イスの貸し出しあり、授乳・オムツ替えスペースあり
URL:https://www.city.kiryu.lg.jp/amusementpark/index.html

未来へはばたけ山田製作所 桐生が岡動物園

桐生が岡遊園地と同敷地内にある動物園です。
入場と動物の見学はなんと無料。
遊園地同様に規模は大きくありませんが、飼育されている動物の頭数はなかなかのものです。
ライオンやキリン、ミーアキャットといった哺乳類のほか、フンボルトペンギンなどの鳥類、小さな水族館もあり見どころが豊富です。




特に、2022年に新設されたレッサーパンダ舎はぜひ見学したいポイント。
カワイイレッサーパンダをすぐ目の前で見ることができ、臨場感があります。
園内に飲み物の自動販売機あり。


<店舗情報>
店名:未来へはばたけ山田製作所 桐生が岡動物園
住所:〒376-0056 群馬県桐生市宮本町3-8-13
アクセス方法:桐生が岡遊園地の同敷地内
電話番号:0277-22-4442
営業時間:9:00~16:30
定休日:月により変動 公式HPにて要確認
予算:入場観覧無料
設備:駐車場あり
URL:https://www.city.kiryu.lg.jp/zoo/index.html

群馬県立 ぐんま昆虫の森

45ヘクタールという広大な敷地に、里山の生態系を再現した施設。
そのおもしろいテーマ性から、特にファミリー層を中心に人気を集めます。
“昆虫観察館”では、年間をとおして里山に生息する昆虫を見ることができるほか、敷地内での虫取り体験も可能。
“昆虫ふれあい温室”のなかには亜熱帯の景色が広がり、各種のチョウたちが舞う姿を見ることができます。
ファミリーだけでなく、昆虫好きの大人にもオススメ。
施設内にはカフェがあり、カレーライス、ソースカツ丼などの軽食やドリンク、ソフトクリームなどを楽しむことができます。


<施設情報>
施設名:群馬県立 ぐんま昆虫の森
住所:〒376-0132 群馬県桐生市新里村鶴ヶ谷460-1
アクセス方法:北関東自動車道 伊勢崎ICより車で約25分
関越自動車道赤城ICより車で約45分
電話番号:0277-74-6466
営業時間:9:30~16:00
定休日:月曜 月曜祝日の際は翌火曜が休業
予算:大人 \410
大学生・高校生 \200
中学生以下無料
注意事項:昆虫や植物などの持ち帰り不可、虫かごの持ち込み不可、施設内では職員の案内に従ってください
URL:http://www.giw.pref.gunma.jp/


植物や風景を楽しむ




桐生市は緑ゆたかな環境のなかにある街です。
神社仏閣の庭園や自然がつくり出す風景など見どころ多数。
今回は、2つの楽しみ方をご紹介します。

宝徳寺




全国的にも珍しい”床もみじ”が見られるお寺です。
お寺の床にもみじが映る幻想的な光景は、必見。
秋の紅葉時は格別ですが、新緑の清々しい美しさもまた素晴らしいものです。
日本で唯一、床もみじを撮影できるお寺としても知られていますので、訪れた際にはぜひシャッターを切ってみてはいかがでしょう(三脚・一脚の利用、長時間の撮影、商用利用は不可)。
床もみじは季節ごとの限定公開です。
公式HPで日程をご確認ください。


<施設情報>
施設名:宝徳寺
住所:〒376-0041 群馬県桐生市川内町5-1608
アクセス方法:太田桐生ICあるいは伊勢崎ICより車で約30分
電話番号:0277-65-9165
拝観受付時間:9:00~16:00(14:30閉門)
定休日:無休
御朱印 火曜、金曜、お盆期間中は書置きまたは郵送の対応(祝日の場合は対応可)
予算:シーズンごとに変動 HPにて要確認
禁煙・喫煙:禁煙
設備:駐車場あり、本格的な枯山水、シーズンごとのイベントあり
URL:https://www.houtokuji.jp/

わたらせ渓谷鐡道トロッコ列車で景観を楽しむ

群馬県桐生市から栃木県日光市間藤までを結ぶ鉄道。
窓のないトロッコ列車にゆられ、のんびりと景色を楽しむ旅はいかがでしょう。
春には桜や花桃に菜の花、夏には新緑、そして秋には紅葉と四季折々の美を満喫することができます。
トロッコ列車は4月~11月にかけての土・日・祝に運航。
事前予約が必要ですが、窓ガラスつきの普通列車であれば当日乗車が可能です(路線は変わらず)。


<施設情報>
施設名:わたらせ渓谷鐡道株式会社
住所:〒376-0101 群馬県みどり市大間々町大間々1603-1
アクセス方法:太田薮塚ICより車で約25分
太田桐生ICより車で約30分
電話番号:0277-73-2110
営業時間:問い合わせ 9:00~17:00
予算:トロッコ整理券 大人 ¥520
子ども ¥260
ほか普通旅客運賃が必要

まとめ

群馬県桐生市の見どころやオススメスポットをご紹介しました。
今回ご紹介した以外にも、桐生市にはたくさんの”いいところ”があります。
色々な場所に足を運び、その魅力に触れてみてください。

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