「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」千葉県全域
千葉県＝「俺ガイル」と言っても過言ではないほどその等式を強く印象付けているのが最初に紹介したい聖地巡礼スポットとなってきます。
ライトノベルとしては異例の大ヒットをかっ飛ばした名作で、アニメも既に完結済み。
ひねくれたぼっち系の感情移入しやすい男主人公を巧みに巧みに描き、その周囲に集まっていく魅力的なヒロインたちとのラブコメが非常に奥深く面白いのです。
教訓や周りにとらわれない姿勢はまるで自己啓発本を読んでいるかのようなバイブル感があり、多くの中高生の中二心を掴んで離さないものとなっています。
様々な発明と目新しさを提示することでラブコメやライトノベルの歴史を変えたと言っても過言ではないこちらの作品、まずは是非ご一読ください。
千葉県全域に広がっている「俺ガイル」の聖地は、一日でも周りきれないほどに濃密に広がっています。
稲毛高等学校は見たら心が震え、エモーショナルな雰囲気にさえさせてくれますが、主人公たちが通うこちらの高校を起点に千葉県で様々な活動が繰り広げられるのです。
千葉駅周辺。稲毛海岸駅周辺、海浜幕張駅周辺などがメインのスポットとなっていて、その周囲にあるコンビニや施設、公園などが聖地として認定されています。
「俺ガイル」はアニメ的なキャラの魅力を担保しつつ実際に生きている人間のような心の機微を巧みに描き成長させる点で非常に青臭さと甘酸っぱさを感じさせる重層的な風味が売りになっています。
そのため、実際の聖地を見てもまるで自分の青春を追体験するかのような懐かしさと心地よさを感じさせてくれるのです。
名作の一目見ればわかる聖地、是非巡ってみてください。
＜情報＞
名前：稲⽑⾼等学校（いなげこうとうがっこう）
住所：千葉県千葉市美浜区高浜三丁目1番1号
アクセス：JR京葉線 稲毛海岸 徒歩５分程度
「化物語」県庁前駅
「化物語」シリーズは、巧みなメディアミックスで非常に人気を博している作品となっています。
エンタメ作品だけでなくパチンコやパチスロといった展開も非常に豊かなので大人層への認知率も高いです。
東京都がメインの場所であるものの、千葉県にも何か所か聖地があるので是非巡ってみてください。
千葉県を縦断するかたちで張り巡らされた千葉都市モノレールですが、県庁前駅は特に幾何学な雰囲気が印象的です。
長くすらっと伸びた機械じみた線路やガラス張りで半透明・自然と溶け込んだメカメカしい雰囲気はなぜか惹きつけられます。
こちらの作品ではシリアスな謎解きやミステリアスの要素がうまく取り入れられ、大変近未来な面白さがあるのですがその雰囲気に見事にマッチしています。
県庁前駅は化物語の１４～１５話でほんの少しだけ登場するのですが、千葉県に足を運んだ際には是非チェックしてみていただきたいです。
＜情報＞
名前：県庁前駅（けんちょうまええき）
住所：千葉県千葉市中央区長洲１丁目７
アクセス：千葉都市モノレール 県庁前駅
「きんいろモザイク」津田沼
こちらの「きんいろモザイク」という作品はゆるくて可愛いキャラやアニメが大好きな二次元フリークに非常に親しまれている「きらら」系のアニメ作品となっています。
中学時代イギリスでホームステイをしていた主人公の周りに可愛い女友達が寄ってきてドタバタと騒がしくも微笑ましい日常が描かれる癒しの作品です。
千葉県の京成本線の沿線に聖地が集中しており、アクセスも縦断的にしやすいです。
実籾や津田沼といった船橋市などの京成本線の沿線一帯がこちらの作品の聖地となっている印象です。
前述の通りアクセスもまとめてしやすいことから作品ファンにも利便性が高く巡っていただけます。
津田沼駅の近くからは２店舗のショッピングモールが聖地として描かれていますが、この一帯は前述の「俺ガイル」などでも登場はほぼしていないので棲み分けもしっかりとなされています。
可愛い絵柄でデフォルメされた千葉県の少しディープな街並み、是非ご確認して楽しんでみていただきたいです。
＜情報＞
名前：津田沼PARCO（つだぬまぱるこ）
住所：千葉県船橋市前原西2-18-1
電話番号：047-478-5555
公式サイト：
https://tsudanuma.parco.jp/
アクセス：JR津田沼駅 徒歩３分
「あっちこっち」稲毛周辺
こちらの作品も先ほどのアニメに引き続いて「きらら」系の作品です。
「きらら」の作品にしては珍しく王道の少年少女のラブコメとなっていて、非常にキュンキュンと可愛さに萌えさせられてしまう作風がウリです。
こちらの作品は「ネコ」が一つの軸として描かれています。
ヒロインが猫の真似をしたり猫耳が生えたりと少し普通の人間をデフォルメしたような可愛いキャラがなんとも魅力的です。
稲毛海岸駅も「猫毛海岸」という名前にアレンジされ、猫のオブジェクトが駅の周辺に描かれているなどもはやシュールささえ感じさせる猫へのこだわりはほっこりと可愛らしい作風を体現しています。
稲毛周辺は、千葉県の聖地巡礼の超目玉作品・「俺ガイル」ともかなり重複している点が多く実際に足を運んでいただけると一日で楽しい時間を長く味わうことができます。
＜情報＞
名前：稲毛海岸駅（いなげかいがんえき）
住所：千葉県千葉市美浜区高洲三丁目24-1
アクセス：JR東日本 稲毛海岸駅
「ラブライブ!」成田空港
「ラブライブ!」は秋葉原や神田などの東京周辺が聖地となっている印象がありますが、千葉県の成田空港も舞台となっています。
音ノ木坂学院、という女子校に通う女の子たちがスクールアイドルという立場になって可愛いパフォーマンスで学校の振興を狙い周囲の人々を笑顔にしていくという大作萌えアニメです。
日本のアニメ史を語る上でも忘れることができず、まさに日本が世界に誇る素晴らしい作品だと言えます。
他府県から東京都へアクセスされる方は成田空港を利用されることもしばしばかと存じます。
東京の本家本元の聖地を巡る前にサクッとついでにアクセス出来る点も嬉しいです。
成田空港が登場するのは無印1期の「ラブライブ!」の割合終盤になっています。
主人公一行が結成するμ’sというスクールアイドルは、終盤で解散の危機に追い込まれます。その理由としてはメンバーの1人である南ことりちゃんは自分の夢である外国進出を目指して1度は成田空港から日本を発とうとします。
しかしながら主人公である高坂穂乃果がμ’sへの想いを熱く語り、9人での活動は継続することに。
大団円のライブを迎えることとなります。
このように涙と汗が混じるほどのあつくて感動するシーンの舞台となっています。
成田空港をご利用の際は是非注目して見ていただきたいです。
＜情報＞
名前：成田空港（なりたくうこう）
住所：千葉県成田市三里塚
アクセス：スカイライナー JR線などの成田空港駅
「ゼーガペイン」JR舞浜駅
こちらの「ゼーガペイン」は様々な理由から知名度が高まっている作品となっています。
ウイルスの蔓延する世界で人々がどのように生きていくのかを空想したSF作品となっており、もちろん本筋や原作も面白くて一見の価値があります。
しかしながら別の意味で伝説的な作品の1つとして注目されてもいます。理由は詳しく後術します。
こちらの作品が話題になった要因としては、超有名声優スターの花澤香菜さんのデビュー作であるという側面も強いです。
そしてその演技のクオリティが……(自主規制)と一部インターネット界隈で取り上げられてしまったのです。
普通に見ている分には気にならないのですが、目の肥えたアニメファンにはその演技が少し引っかかってしまったようです。
ただし現在の花澤さんはそんなビハインドもひっくり返し国民的声優の位置を確立。
実力で多くの人を認めさせました。
良くも悪くも話題になったこちらの作品の聖地、是非足を運んでみてください。
＜情報＞
名前：舞浜駅（まいはまえき）
住所：千葉県浦安市舞浜26-5
アクセス：JR舞浜駅より
「ゆるゆり」市原市
最後に紹介するのは「ゆるゆり」の聖地ですが、こちらの作品は可愛さと萌えに全振りした夢のような作品として今でも固定ファンが根強くついているアニメと言えます。
ポップでふわふわとした女子中学生たちのドタバタ百合コメディは多くのアニメファンの琴線に触れ、とても可愛らしいです。
こちらの上総牛久駅は主人公たちの女子中学生の最寄り駅・及び通学路となっています。
同作品においては富山県が設定上の舞台とされているのですが、関西や関東などの都心部が実際には本当の聖地として描かれていることも多く、その点でも親しみやすいです。
こちらの上総牛久駅は少々田舎っぽい昔ながらの雰囲気は大変素敵です。
ゆったりとしたスローライフ的な雰囲気もありますので、作風にもマッチしています。
是非千葉県にご用がある際は、是非足を運んでいただければと存じます。
＜情報＞
名前：上総牛久駅（かずさうしくえき）
住所：千葉県市原市牛久897-2
アクセス：小湊鐵道 上総牛久駅
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
さすが東京都に次ぐ関東きっての都心部ということで、かなりの名作やビッグタイトルにもゆかりがあるのがこちらの千葉県です。
関東地方への旅行の際にも東京都から足を運びやすいため、是非アクセスしていただければと存じます。
