あやべ水無月まつり
早速紹介するこちらは京都府内でも人気と地位を築かれれている花火のお祭りになっています。伝統的で落ち着いた京都を感じさせるという点で優位性があり、地元府民・あるいは観光客の方からも非常に幅広い支持を得ています。色々とプログラムの利点もあるのですが、まず伝えておきたいのが2022年度は開催の方向で考えていると明言されている点。どれだけ良いお祭りでも開催されねば何にもなりませんので、訪れたいと思っている方はまず楽しみにしていただいて良いかもしれません。
万灯流しやよさこいも並立して行われる!
まず言及しておかねばならないのはやはり花火について。遠くからでも見られるよう配慮された花火は非常に高く打ち上がり、京都府内の多くの人々の目と心に届きます。京都の夜と言えばやはり景観保護の観点でギラギラとした明るさは出さないように配慮されていますが、そんな街並みに花火の色合いが刺さります。カラフルで華やかで、様々な形で開く花火の数々は、まず満足度が高いです。そして他にもよさこいを踊る催しがあったり、由良川には灯篭を流す演出があったりと、非常に納涼感を味わうことも可能です。上を見れば光の華が咲き、下を見れば川がキラキラと彩られます。京都の夜を彩る、華やかな記憶をつくることのできるイベントです。
<情報>
名前:あやべ水無月まつり(あやべみなつきまつり)
開催:7月23日
公式サイト:http://ayabeminatsuki.org/index.html
やさか納涼祭花火大会
こちらは八坂神社などで知られる八坂エリアで親しまれる花火大会になっています。先ほどは遠くからでも見られる範囲の広さや大きさを魅力として取り上げましたが、こちらは一転、間近で見ていっそう魅力の際立つ迫力のある花火大会になっています。名前にもなっている通り当日はお祭りも並行して開催され、京都の夜を楽しく飾ってくれます。お昼は出店などで楽しみ、夜は花火を楽しむ。まさに王道のエンタメコースと言えます。
音楽に合わせて打ち上げられるド派手な花火!
こちらのお祭りの花火の最大の特徴はなんと言っても、音楽に合わせて打ち上げられる花火となっています。ミュージカル花火とも称されるド派手な花火で、まるでフェスのように轟音で鳴り響く音楽と、夜空を彩る華やかな花火とのリミックスが楽しめます。もはや非日常を感じさせてくれる、一風変わったお祭りになっていて、多くの方から親しまれています。お祭り自体は13時から開始されるとのことですが、夜のこのミュージカル花火はやはり多くの方のお目当てに。一説によると安室奈美恵さんがコンサートで行った花火ショーを手掛けられた花火師の方が監修するショーであり、世界にも誇れる日本の文化をマッシュアップして継承する、特筆すべき行事になっています。2022年度もコロナ禍の
実施が予定されていて、7月16日の土曜日に祭りが行われます。
<情報>
名前:やさか納涼祭花火大会(やさかのうりょうさいはなびたいかい)
開催:7月16日
間人みなと祭
こちらは、「間人漁港」という京都でも珍しい海の近くで行われる、毛色の変わった花火大会になっています。元来、漁の豊作を祈るための漁師のお祭りとしての意味合いを持っていて、この地域の夏の風物詩として主流になってきました。
海面に映える花火は鮮やか!少し珍しい花火体験を
こちらの花火大会の唯一無二の魅力としては、やはり海面に反射する花火の姿を挙げることができます。漁港で開催されるということもあり漁船なども出港していて、雰囲気を盛り上げてくれますが、暗がりの海にピカピカと反射数花火の光は、なかなか見られない貴重な光景になっています。海上でゆらゆらとゆらめく光の線は、実に文学的な色気と美しさを感じさせてくれ、多くの方を惹きつけます。空を見上げても綺麗な花火はもちろんあるのですが、海上の花火を見てもまた違った味を楽しむことができます。貴重な機会でなかなか見られない花火なので、是非ご覧になってください。
<情報>
名前:間人みなと祭(たいざなみなとまつり)
開催:7月23日(2019年※2022年度の開催未定)
千日会観光祭
次に紹介するこちらは、1700発もの花火が打ち上がる規模の大きめの花火大会になっています。京丹後市という京都府の真ん中を拠点にしていて、多くの府民・観光客の方それぞれが集まる、注目のイベントと言えます。
大文字焼き・灯篭流しと同時に行われる!京都の夏を彩る一大イベント
こちらのイベントの開催時期は、8月の初旬となっています。京都のこの時期と言われれば何かを察する方も多いかもしれませんが、こちらの花火大会は大文字焼き・灯篭流しと時期を同じにして行われるイベントとなっています。一緒の管轄で行われているわけではないのですが、時期を照らし合わせて実施したこの祭りは、京都の夏をさらに華やかに彩ってくれます。京丹後市という京都の真ん中にあるということで、そのコントラストは如実に感じることができて、楽しい気分になります。大文字焼きが行われる山の真横で打ち上がる花火はまさに夢の共演という感じで、写真にもよくおさめられる迫力のある一コマを見ることができます。2021年度は中止になっていて今後の見通しもまだ立ってはいないものの、京都の夏を盛り上げるには必要不可欠な行事でもあります。復活したあかつきには多くの方に足を運んでいただきたいです。
<情報>
名前:千日会観光祭(せんにちかいかんこうさい)
開催:8月9日
京都芸術花火
こちらは2018年に初開催され、歴史が浅いながらも圧倒的なスケールと迫力で爆発的な人気を獲得しています。一般に花火大会と言えば、伝統のあるお祭りや催事に際して行われる、歴史的な行事である側面も強いですが、こちらの花火大会はまさに昨今の流行りやカルチャーを踏襲した、若者の方にも特に親しまれる花火大会となっています。これだけ歴史が浅いのにも関わらず、京都府の人気花火大会では上位5位になることは常連で、多くの方から支持を集めます。2022年度は開催されないことが公式発表されているものの、今後の復活が望まれる、注目の京都を代表する花火大会です。
音楽×花火で芸術的な見方を楽しめる
過去3回の少ない開催ながら、一気に人気に火をつけたのがこちらの花火大会。2万人以上のお客さんを集めることは普通で、50分間の夢のような時間を味わわせてくれます。花火の種類も多種多様で、ベーシックな花火以外にも色や形など様々な観点でなかなかお目にかかれない、趣向を凝らした花火が多数打ち上がります。内閣総理大臣賞を過去に取得した経験もある花火は、非常に権威があり見応えも抜群です。そんな花火にさらに彩りを加えるのは、大迫力の音楽。音楽のリズムなどに合わせてショー的な盛り上がりを演出します。そんなまるで非の打ちどころがないような、人気と実力を兼ね備えた花火大会ですが、中止が引き続いているのは非常に残念なことです。コロナ禍の影響もありますが、舞台となる京都競馬場の改修工事が今年ぐらいまで行われることなど、様々な要因が重なって中止になっているきらいがあります。早期の復活が望まれる花火大会です。
<情報>
名前:京都芸術花火(きょうとげいじゅつはなび)
開催:2022年中止
宮津燈籠流し花火大会
こちらは京都のしっとりとした夏を彩るお盆の伝統行事となっています。「精霊送り」という愛称で実に300年以上もの歴史を持つお祭りが本丸で、舞台となるのは宮津湾。宮津湾を一面に覆う灯篭は、非常に華やかであり数も多く見ごたえも抜群です。そんな夜と調和をするように打ち上げられる花火も必見。コロナ禍の2020年では開催がありましたが、2021年は開催がなかったとのことで、その開催いかんが微妙に難しいお祭りとなっています。最新の情報を是非お調べください。
海と空が奏でる京都の夏の祭典!
こちらの花火大会の最大の見どころは、何と言っても空と海の二方面から行われる芸術的な光景の広がりだと言えます。海は言わずもがな、赤々とした灯篭がこれでもかと流れ、幻想的な空間を醸し出します。また空を見上げると色とりどりの花火が打ち上げられ、視界を奪われてしまいます。約3000発ほどの花火はボリューム感も抜群ですし、クライマックスに打ち上げられる「海上スターマイン」は海からの打ち上げが見られます。まさに日本の自然の奥深さを感じさせるお祭りです。是非足を運んでみてください。
<情報>
名前:宮津燈籠流し花火大会(みやづとうろうながしはなびたいかい)
開催:2022年中止
伊根花火
最後に紹介をするのは、こちらのお祭りです。聴き馴染みこそないものの、一部の通には絶大な人気と支持を誇るお祭りで、SNSでも写真がわんさか出てくる素敵な行事になっています。
このお祭りでしか楽しめないコントラスト!SNS映え抜群
伊根という地名にも親しみがなかなかありませんが、こちらの花火大会の実力は本物。約1800発と多いとは言えない発射数であるものの、重要伝統的建造物にも認定されている伊根の建物群・街並みと花火のコントラストが眺められるのです。歴史のある街と花火の掛け合わせはなかなかに新鮮で、「エモい」の一言に尽きます。若者からSNS映えでの求心力も高く、今後の拡大がさらに期待されます。
<情報>
名前:伊根花火(いねはなび)
開催:8月末※2022年未定
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。コロナ禍の影響を受けているお祭りも多く、最新情報は公式サイトでご確認いただけますと幸いです。