忍者の森(名張市)
名張市にある『忍者の森』は、伊賀流忍者たちが厳しい修行を重ねていた場所として知られている、赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)のふもとにある忍者体験スポットです。
ここでは手裏剣や吹き矢、アスレチックなどを使った本格的な忍者修行を体験することができます。
修行体験は忍者の衣装を着ておこなうため、より本格的な気分に!
忍者といえば黒い衣装をイメージする方も多いかと思いますが、ここでは赤やピンク、緑など、さまざまな色の衣装が用意されています。
みんなでお揃いの色にするも良し、あえてバラバラの色を選んでカラフルな忍者隊になるのもおすすめです。
忍者修行体験は約90分。まずは忍者のお寺・延寿院(えんじゅいん)で忍者の歴史について学びます。その後、山を登ったら、いよいよ忍者修行がスタート!
「臨・兵・闘・者~」と忍者の呪文を練習し、登り術や隠れ術、歩法(ほほう)などを体験していきます。どれも体を使う修行ばかりなので、終わる頃にはヘトヘトに……。いやぁ、忍者ってすごい。
ちなみに夏季は通常の修行体験に加え、みずぐもと呼ばれる忍び道具に乗って川を渡る"みずぐもの術"も体験できます。
こちらの修行は大人でも川に落ちてしまう可能性が高いそうなので、夏場に修行体験をする方は着替えを持っていったほうがいいかもしれません。
全ての修行をクリアしたら、晴れて忍者の仲間入り!体験を終えたあとに忍者皆伝の書がもらえます。
その後は帰るまで自由に忍者気分を楽しんでOK。修行で使ったアスレチックで遊んだり、忍者衣装で赤目を散策したりすることも可能です。
周辺には赤目四十八滝をはじめ、赤目自然歴史博物館、日本サンショウウオセンターなどの観光スポットが満載。
また、へこきまんじゅうや牛汁などの名物グルメが堪能できるお店も立ち並んでいますので、ゆっくり観光・散策が楽しめます。
<施設情報>
住所:〒518-0469 三重県名張市赤目町長坂671-1
電話番号:0595-41-1180
営業時間:9:00~17:00
定休日:年末年始(12月28日~1月2日)、1月3日~3月2週目までの毎週木曜日
料金:
【忍者衣装レンタル】
1着につき1,000円
【忍者体験修行】
大人…3,000円/子供(中学生以下)…2,700円/幼児(小学生未満)…2,200円
※忍者体験修行の料金には衣装レンタル料、赤目四十八滝入山料が含まれています。
URL:
https://www.akame48taki.com/ninja/
伊賀流忍者博物館(伊賀市)
続いてご紹介するのが、伊賀市・上野公園の中にある『伊賀流忍者博物館』。
忍者をテーマにした唯一の登録博物館で、からくり忍者屋敷・忍術体験館・忍者伝承館の3施設で構成されています。
こちらでは現役忍者の実演ショーを見たり、忍者が実際に使っていた道具を見たり、忍者の森とはまた違った忍者体験をすることができます。
おすすめの見どころは、忍者の住まいを復元したからくり忍者屋敷。
こちらは江戸時代末期の土豪屋敷を移してつくられた建物で、中には文字通り、敵の侵入や攻撃を防ぐためのからくりが備えられています。
一見なんの変哲もない農家といった感じですが、中に入るとびっくり!どんでん返しや隠し階段などのさまざまなからくりに目を奪われます。
案内役の忍者が実演しながらからくりを案内してくれるので、楽しみながら忍者の住まいについて学ぶことができます。
忍術体験館では、忍者が実際に使っていた道具をはじめとする資料が200点以上展示されています。
忍者道具の代表ともいえる手裏剣から猫手、みずぐもなど、滅多に見られない展示品に興奮すること間違いなし!事前に忍者が登場する漫画や映画などを見ておくと、もっと楽しめるかもしれません。
忍者伝承館では忍者の歴史や暮らしに関する資料を展示しており、ここでも忍者についての知識を深めることができます。
伊賀流忍者博物館といえば、現役忍者による実演ショーも見どころの1つ。
国内外で活躍する伊賀忍者特殊軍団『阿修羅』による忍者ショーでは、手裏剣や刀、鎖鎌など、当時実際に使われていた道具を使ったパフォーマンスを見ることができます。
館内を見学する前にショーを見ても楽しめますが、忍術体験館で忍者道具を見てからショーを見れば、より忍者の世界にどっぷり浸れるのでおすすめです!
また、展示エリアやショーを楽しんだあとはお土産もお見逃しなく。おみやげ処『Ninja坊』では、ゴム製の手裏剣や苦無、まきびしなど、忍者好きにたまらないオリジナルグッズが数多く取り揃えられています。
家に飾っておくも良し、実際に使って忍者気分に浸るも良し、旅の思い出にぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
<施設情報>
住所:〒518-0873 三重県伊賀市上野丸之内117
電話番号:0595-23-0311
営業時間:平日…10:00〜16:00/土日祝日…10:00〜16:30
定休日:年末年始(12/29〜1/1)
※展示替えなどで臨時休館の場合あり
入館料:大人(高校生以上)…800円/小人(4歳〜中学生)…500円
※忍術実演ショー、手裏剣打ち体験は別途料金が発生します
URL:
https://www.iganinja.jp/
ともいきの国 伊勢忍者キングダム(伊勢市)
『ともいきの国 伊勢忍者キングダム』は1993年に『伊勢戦国時代村』として開園したテーマパークで、2019年より現在の施設名に変更されました。
忍者・戦国時代・安土桃山時代の3つを主題としてつくられたテーマパークとなっており、園内には安土城をはじめ、忍者体験スポット、とば処などの遊び場が用意されています。
忍者体験ができるアトラクションが複数用意されている伊勢忍者キングダム。中でもとくに人気なのが、本格的なツリートレッキングが楽しめる忍者森のアドベンチャーです。
コースは全部で3つあり、通行手形と呼ばれるパスポート券を持っていれば、1コースのみ1回だけ無料でアトラクションに挑戦することができます。
全長1,000メートルの距離に張り巡らされたアトラクションは、どれもスリル満点のものばかり。
スタートからゴールまで安全ハーネスを装着しているものの、落っこちそうになったり、ネットに引っかかってしまったりと、なかなか難易度が高めです!
やっとの思いで森を抜け出し、ジップラインで滑空するときはこれ以上にない達成感が味わえるはず。筋肉痛になる可能性大ですが、ぜひ忍者になりきってチャレンジしてみてください。
室内アトラクションで人気なのが、一層にある伊賀忍者妖術屋敷。その名の通り、忍者によって妖術がかけられた屋敷で、天井や壁が大きく傾いている不思議な空間となっています。
そんな奇妙な屋敷の中で、壁に貼られているさまざまなミッションに挑戦していく……というアトラクションなのですが、クリアするのがこれまた難しい!
見事に平衡感覚が狂わされるので、畳の上に座る、真っすぐ立ち上がるといった簡単な動きをするのにも一苦労です。
このほか、伊勢忍者キングダムには忍者修行砦や大忍者劇場など、忍者について楽しみながら学べるスポットが満載!
土日祝日は忍者の謎について忍者先生が教えてくれる忍者まなび処も開かれています。
また、園内には飲食店や温泉施設もあるので、思いっきり遊んだあとは伊勢グルメを堪能したり、温泉で疲れを癒したりすることもできます。
3世代で1日中楽しめる施設となっているので、伊勢へ遊びに行く際はぜひ観光コースに入れてみてはいかがでしょうか。
<施設情報>
住所:〒519-0603 三重県伊勢市二見町三津1201-1
電話番号:0596-43-2300
営業時間:9:00〜17:00
定休日:施設へお問い合わせください
入館料:大人…1,500円/中高生…1,000円/小人…800円
※上記は入場券の金額です(通行手形・入国手形の料金については公式サイトをご確認ください)
URL:
https://www.ise-jokamachi.jp/
忍者変身処
最後にご紹介するのが、忍者の衣装を借りられる施設『忍者変身処』です。
伊賀忍者の街として知られる伊賀市には、『だんじり会館』をはじめ、忍者の衣装をレンタルできる施設がたくさんあります。
貸し出し期間は各施設ともに営業時間内となっているので、忍者気分をたっぷりと味わいたい方は、なるべく早い時間帯に申し込むのがおすすめ!
忍者体験スポットに行かずとも、伊賀の街にはだまし絵が描かれた壁が数ヵ所あるので、そちらで忍者気分を堪能することができます。
また、だまし絵以外にも忍者の石像や瓦屋根のオブジェなど、伊賀の街には忍者なりきりスポットがいっぱい。ぜひ友人や家族と一緒に忍者になりきって散策を楽しんでみてください。
<施設情報(だんじり会館)>
住所:〒518-0873 三重県伊賀市上野丸之内122-4
電話番号:0595-24-4400
営業時間:9:00〜17:00(貸し出し期間は10:00〜15:00※返却は16:00まで)
定休日:施設へお問い合わせください。
料金:1着につき1,500円
まとめ
体を動かして忍者の修行体験をしたり、忍者の住まいを見たり、三重県には忍者気分を味わえる体験スポットが満載!小さい頃、忍者に憧れを持ったことがある方はもちろん、忍者に全く興味がない方でも十分に楽しめます。
三重観光といえば、どうしてもお伊勢参りのイメージが強くなりがちですが、せっかく足を運ぶなら、ぜひ変わった体験スポットにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。