セイコーマートとは
北海道(埼玉・茨城にも店舗あり)のローカルコンビニチェーンです。セコマ第1号店である札幌市北区「セイコーマートはぎなか店」は、1971年に開店した現存する日本最古のコンビニであり、半世紀以上歴史のあるコンビニです。
道内のコンビニで店舗数NO.1
道内にセイコーマートは1084店舗あり、セブンイレブンの997店舗を上回る第1位のコンビニ店舗数となっています(2022年12月末時点)。大手3社以外のコンビニが1位なのは、全国でも北海道のみとなっており、セコマの地域密着性の強さがうかがえます。
なんと北海道179市町村中175市町村に店舗があり、奥尻島・礼文島・利尻島といった人口の少ない離島にまで店舗があるんです!まさに北海道を支えるインフラ的存在を果たしています。
店内の本格調理が大好評、そして被災した道民を救った
セコマの名物に「ホットシェフ」という店内で調理したお弁当やお惣菜のコーナーがあります。揚げたりチンしたりするのみの簡易調理ではなく、店内のキッチンでお米を炊き、カツ丼やおにぎりを手作りで調理したり、クロワッサンを焼いたりしています。他のコンビニ商品とは一線を画す手作りのおいしさにファンが多く、セコマの約86%の店舗で「ホットシェフ」が導入されています。
また、「ホットシェフ」は被災した道民を救った存在でもあります。2018年9月北海道胆振東部地震が発生し、道内全域が数日間停電しました。他のコンビニチェーンの多くが休業する中、セコマはガソリン車を電源としてレジを動かすなどして多くの店舗が営業を続け、道民の被災直後の暮らしを支えました。そして、食料品の確保に道民が頭を悩ます中、「ホットシェフ」で使用している、停電中も使用できるガス釜で米を炊き、おにぎりを提供するなど、不安でいっぱいの道民を勇気づけてくれました。
他のスーパーやコンビニが約1週間休業する中で、セコマのオレンジ色の灯りだけが光っているのを見つけると、本当に嬉しくなったことが今でも思い出されます。