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【静岡】芸術的・魅力的な建物巡りオススメ4選

【静岡】芸術的・魅力的な建物巡りオススメ4選

2024-07-02 運営事務局

有名建築家が設計した建築物を見てまわる旅行は、実は密かにファンが増えているほど人気です。静岡県にもたくさんの有名建築があり、観光に訪れる人も多くいます。
完成されたデザインはその空間の雰囲気もとても良いものにし、フォトジェニックな光景と言えます。本記事では、静岡県の芸術的・魅力的な建物をご紹介いたします。
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全国のおすすめのアクティビティやカテゴリー別の特集記事・そのほか、その土地で食べれる美味しいお店や観光スポットなど、失敗しない旅行の為の情報を随時お届けします。

日本平夢テラス



日本平(にほんだいら)夢テラスは、静岡市にある展望台です。東京五輪2020のメイン会場である新国立競技場を設計したことでも有名な隈研吾(くま けんご)氏が建築に携わっています。

日本平は日本観光地百選コンクールで第1位に選ばれたこともある、日本屈指の景勝地です。茶園越しに見える富士山や、眼下に広がる清水港、そして伊豆半島、南アルプスのパノラマビューはまさに絶景といえます。山頂付近では2月から3月に見ごろの梅園があり、3月下旬からは桜なども見られます。

日本平夢テラスは静岡県産の木材をふんだんに使って建てられ、周囲の自然景観と調和した美しい木造施設となっています。四季折々の花が咲く約1,200平方メートルの庭園も魅力的です。

1階の展示エリアでは、グラフィックパネルやプロジェクションマッピング、タッチパネルを使って日本の歴史と文化、周辺の観光地などを知ることができます。名勝「日本平」の歴史を神話・伝説の時代から絵巻のように紹介していてとても見応えがあります。

2階には季節のお茶や茶菓子を楽しめるラウンジがあります。三保の松原や久能海岸も見渡せるテラスを眺めながら、ゆったりとくつろげます。



3階へ登ると360度全方位ガラス張りの展望フロアがあります。眼下には清水港と日本一深いとされる駿河湾が広がり、その先に雄大な富士山を望むことができます。静岡の市街地や三保の松原も望める絶景です。天候によって富士山が見られない時は、大型モニターで表示される美しい富士山の姿を見ることができます。展望回廊は一周約200メートルの広さで、こちらからも素晴らしい眺望を楽しめます。



土曜日は夜間も開放していますので、夜景を楽しむこともできます。
その絶景は2016年7月に夜景観光コンベンション・ビューローによる「日本夜景遺産」に認定されるほどです。

<施設情報>
施設名:日本平夢テラス
住所:〒424-0886 静岡市清水区草薙600-1
電話番号:054-340-1172
アクセス:【車】日本平・久能山スマートICより約25分 東名静岡ICより約30分 【電車】JR静岡駅よりタクシーで約25分 JR東静岡駅よりタクシーで約10分
営業時間:9:00~17:00(土曜 9:00~21:00)※展望回廊は終日入場可
定休日:無休 ※毎月第2火曜日及び年末(12/26~12/31)は休館日
料金:無料
URL:https://nihondaira-yume-terrace.jp/

静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ



「静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ」は、「文化創造と交流の拠点」として静岡県が設置する県立複合文化施設です。建築家の磯崎新(いそざき あらた)氏によって設計され、1999年3月にオープンしました。

外観は船をイメージしており、その形にちなんだ「グランシップ」という愛称が付けられています。地下2階・地上12階建てで床面積は60,360平方メートルもあり、全長は200mを越え、高さは約60mもある巨大な建造物です。すぐ脇を通過する東海道本線および東海道新幹線の車窓からもよく見えるほどです。



広場は美しい芝生とインターロッキング(レンガ調の組み合わせた塗装方法)で仕上げられています。大ホールと併せて大規模イベントの開催に利用できます。
施設は大ホール、中ホール、静岡芸術劇場、会議室や県立図書館グランシップコーナーなどがあります。



大ホール「海」は数千人規模の大規模な会議やイベント会場としての使用が可能となっています。アリーナ形式で席が可動式であり、最大約4,600人を収容することができます。
高さ約58メートルで自然光が降り注ぐその空間は他に類を見ません。
各種エンターテイメントからダンス競技をはじめとするスポーツイベント、見本市、国際コンベンションまで、あらゆる目的やスタイルに対応しています。

中ホール「大地」はコンサートホールとして、木目を生かした格調高い劇場空間として設計されています。見やすく、聴きやすい、心豊かな快適空間を目指し、客席をゆるやかな曲線に配列するなどの工夫がされています。自然石貼りのエントランスとの空間対比も美しいです。コンサート、演劇、伝統芸能、ミュージカル、バレエなどの舞台芸術をはじめ、講演会や学会等にも最適なプロセニアム(額縁舞台)形式のホールです。

国際会議にも対応した会議ホール「風」は、グランシップ建物の最上階に位置する2層吹き抜けのスペースを持つホールです。6カ国語同時通訳を可能にし、本格的な国際会議場として十分な設備が設けられています。さまざまな会議スタイルに対応できる自在なレイアウトが可能で、東側のスライド式壁面の開閉により会議の合間に窓越しに富士山や日本平の景観も楽しめます。

静岡県文化財団による音楽や伝統芸能の公演やイベントなどの主催事業のほか、貸館事業、大規模コンベンションや各種学術会議等を通じ、静岡県の文化振興の一翼を担っています。
静岡市の成人式が行われる場所でもあります。

<施設情報>
施設名:静岡県コンベンションアーツセンター
住所:〒422-8019 静岡県静岡市駿河区東静岡二丁目3番1号
電話番号:054-203-5710
アクセス:【車】静岡ICから20分 【電車】東静岡駅から徒歩5分
営業時間:9:00~22:00(展望ロビー 9:00~18:00)
定休日:無休(施設点検のための休館あり)
料金:催し物による
URL:https://www.granship.or.jp/

資生堂アートハウス



資生堂アートハウスは1978年に開設し、2002年に美術館としての機能を高めた文化施設。
建築家の高宮眞介(たかみや しんすけ)、谷口吉生(たにぐち よしお)両氏によって設計されました。1980年に「日本建築学会賞」を受賞し、70年代を代表するモダニズム建築の傑作として有名です。

立方体と円柱を組み合わせたようなモダンな銀色の建物で、面が多い構造だけに施工会社は細心の注意を払ったそうです。また、曲面ガラスの窓は外部からはミラーになっており、通過する新幹線が美しく映るというコンセプトで設計されています。隅々にまで神経が行き届いた抽象彫刻のような美術館建築となっています。

館内には銀座の資生堂ギャラリーで開催している企画展や、芸術文化支援活動を通じて収集した美術品など約1,600点が収蔵されています。
1階および2階展示室では、それらのコレクションからセレクトした美術品の数々を展示しています。洗練された作品をゆっくり鑑賞するために、館内は落ち着いた空間作りが徹底されています。また、企画展も定期的に開催され、常設展には展示されていない作品を見ることができます。企画展は数ヶ月に1回と頻繁に行われており、何度来ても楽しませてくれます。



隣接する資生堂企業資料館では、創業1872年以来の企業文化の歩みを紹介しています。
パッケージ・新聞・雑誌広告・テレビコマーシャルなどの広告作品も創業当時から現代のものまで公開。資生堂と日本の化粧文化の関わりなどについても紹介され、中には江戸時代の化粧道具などの貴重な収蔵品も展示されています。アートハウスも資料館も無料とは思えない見応えのある充実した展示内容になっています。

芝生が美しい庭には数々の彫刻も展示してあります。春は花々、秋は紅葉と周辺の景色を楽しむにもうってつけの場所です。

<施設情報>
施設名:資生堂アートハウス
住所:〒436-0025 静岡県掛川市下俣751-1
電話番号:0537-23-6122
アクセス:【電車】JR「掛川駅」下車、南口よりタクシーで5分、徒歩25分 【車】東名高速「掛川IC」より車で7分
営業時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:毎週月曜日(資生堂企業資料館 毎週月~木曜)※展示替えのための臨時休館あり
料金:無料
URL:https://corp.shiseido.com/art-house/jp/

とらや工房

とらや工房は御殿場市東山(ごてんばしひがしやま)にある有名菓子店。御殿場市東山は、明治から昭和にかけて富士の裾野に広がる避暑地として多くの別荘が建てられた場所です。

美術館や博物館など主に公共施設を手掛けている、建築家・内藤廣(ないとう ひろし)氏が設計を手掛けています。耐久性を重視しつつ、周りの風景にきちんと溶け込んでいるのが魅力です。建物は庭の広がりを受け止めるように緩やかに湾曲し、喫茶室と販売所の間に作られた半外部空間は、庭の空気を引き込むような緑に溶け込むような空間設計がされています。

山門は昭和2年からこの地にある趣深い様相。そこからの散策路は竹林の間から木漏れ日が差し、清々しい空気に包まれています。そして、竹林の遊歩道を歩いていくとスタイリッシュなお店が見えてきます。



元々は個人の別荘だったという敷地に建てられた建物で、庭園を店内のどこからでも眺めることができるよう設計されています。店内から見える庭園は四季ごとにその景色を変え、まるで絵画のように完成されています。

カフェスペースは木のぬくもりにあふれ、穏やかに入ってくる光と目の前に広がる綺麗な庭を楽しみながら和菓子をいただけます。
四季折々の美しい富士山を表わした季節の羊羹「四季の富士」や、御殿場周辺のみくりや煎茶を使った「あんみつ」など、この地ならではの甘味は絶品です。

<施設情報>
施設名:とらや工房
住所:〒412-0024 静岡県御殿場市東山1022-1
電話番号:0550-81-2233
アクセス:【車】東名高速道路御殿場IC第2出口前、石橋交差点を右折→湖水前交差点を左折→300メートル進むと、右側に『とらや工房 東山旧岸邸 駐車場』
【電車】JR御殿場線 御殿場駅下車タクシーで15分
営業時間:[4~9月]10:00~18:00(L.O.17:30) [10~3月]10:00~17:00(L.O.16:30)
定休日:毎週火曜日 (祝日の場合は翌日)、年末年始
URL:https://www.toraya-kobo.jp/

まとめ

静岡県の芸術的・魅力的な建物をご紹介させていただきました。
有名建築家が設計した建築物巡りは見ていて楽しく、その場の雰囲気も相まって写真に収めたくなるような光景ばかりです。静岡県の有名建築をぜひ一度はご覧いただき、素敵な時間をお過ごしいただければ幸いです。

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