長町武家屋敷跡界隈
昔ながらの土塀や石畳の小路が残り、豪壮な武家屋敷が立ち並ぶ長町武家屋敷跡。
伝統環境保存区域および景観地区に指定されていて、今でも趣のある景観が維持されているエリアです。
あまりに美しいまちなみなので、テーマパークと勘違いする人もいますが、ほとんどの家には人が住んでいる住宅街。
日本を代表するあの企業の社長さんのご自宅もあるとか?
この界隈の風景をより一層印象深くしているのが、大野庄用水の清らかで豊かな流れ。かつては木材の運搬に使われ、金沢城の築城にも大きな役割を果たしたといわれています。
屋敷内を公開しているところとしては「武家屋敷跡 野村家」があり、当時の武士の暮らしぶりがうかがえ、庭園はミシュラン2つ星の評価を得るほど見事で、海外からもたくさんの観光客が訪れています。
冬になると町並みの土塀を雪や凍結から守るために「こも掛け」が行われ、金沢の冬の風物詩を見るために観光客が訪れます。
この界隈から繁華街の香林坊に抜ける鞍月用水沿いには割烹、郷土料理店、カフェなどが立ち並び、たくさんの人で賑わっています。
古き良き雰囲気を楽しめる街なので、外国人観光客の方にも大人気。
「前田土佐守家資料館」や「旧加賀藩士高田家跡」で、復元された長屋門と池泉回遊式庭園を見たり、「金沢市足軽資料館」で、加賀藩足軽の堅実な暮らしぶりを知ったりして、江戸時代の暮らしにタイムスリップ体験してみてはいかがでしょうか。
<施設情報>
名称:長町武家屋敷跡界隈
住所:〒920-0865 石川県金沢市長町
車でのアクセス:金沢駅から約10分、金沢西ICから約15分、金沢東IC・金沢森本ICから約20分
公共交通機関でのアクセス:城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「香林坊」バス停から徒歩約5分、まちバス「香林坊大和・アトリオ」「香林坊東急スクエア・日銀前」バス停から徒歩約5分、金沢ふらっとバス長町ルート「長町武家屋敷跡」バス停からすぐ
金沢港いきいき魚市
金沢といえば、近江町市場が有名ですよね。
金沢駅からほど近い場所にあり、金沢の食文化を支える『市民の台所』として親しまれています。
アーケードに鮮魚、野菜、果物等の専門店や飲食店、約170の店が軒を連ねているため、くさんの観光客で賑わっています。
もちろん近江町市場もおすすめですが、もっと“通”な楽しみをしたい場合には、この「金沢港いきいき魚市」がとってもおすすめです。
近江町市場に比べると規模は小さいですが、その分観光客の方も少なく、ゆったりじっくりと買い物を楽しむことができます。
また、地元の方が日常的に使う市場ということもあり、より“金沢ならでは”を感じていただける場所です!
金沢港に漁船が帰港するのは、夜の8時〜9時。
すぐに市場でセリ落とされた魚はまだ活きているものもあり、新鮮そのものです。朝のセリでは、県内各地から早朝に水揚げされたばかりの定置網の魚がずらりと並び、次々にセリ落とされ「いきいき魚市」で販売されます。
また、いきいき魚市の強みは、目の前の金沢港はもとより、能登や、富山湾で獲れた近郊の魚は一度金沢港に集まり、地物の魚を中心に厳選し市場に並んでいること。
石川の四季の魚の本当の美味しさをお届けするために、頑固なまでに漁れたて新鮮な地物にこだわり販売しているので、安心してお買いものを楽しめます!
<施設情報>
名称:金沢港いきいき魚市
住所:石川県金沢市無量寺町ヲ52
アクセス:JR金沢駅からタクシーで15分
電話番号:076-266-1353
営業時間:通年9:00~16:00
定休日:水曜、盆時期休、年始休
駐車場:あり(100台・無料)
まとめ
今回は、“ちょっと通”な金沢旅というテーマで、金沢のいつもとは違う顔が見ることができる観光スポットをご紹介しました!
また、金沢は食べ物がおいしいことでも有名。
海鮮や冬の蟹、甲箱蟹、金沢おでんなどの名物も外せません。
それに加えて、食べ物も「B級グルメ」と呼ばれるような“ちょっと通”な金沢飯もあります。
それが、「ゴーゴーカレー」や「8番らーめん」。
最近では東京でもよく見かけるようになったチェーン店ですが、金沢市民に古くから愛される地元グルメです!
どちらもJR金沢駅直結のおみやげ屋さん「あんと」に店舗があるので食べてみてくださいね。
ほかにも、金沢港ターミナルや尾山神社など、「金沢ならでは」の風情を感じていただけるようなスポットもあるので、ぜひ訪れてみてくださいね。