賀茂鶴酒造 大吟醸酒 特製ゴールド賀茂鶴
『大吟醸酒 特製ゴールド賀茂鶴』の特徴
『大吟醸酒 特製ゴールド賀茂鶴』は昭和33年に販売が開始され、64年間続くロングセラーです。日本三大酒どころとしても有名な東広島市西条町に構える賀茂鶴酒造で製造されています。
桜の花びらの形をした金箔が入っており、オシャレで高級感があります。華やかな見た目も長年人気の理由の一つです。お正月やお祝いの席、ギフトとしても喜ばれます。オバマ前大統領が来日した際に安倍元首相と酌み交わしたお酒として一躍有名になりました。
フルーティーな味わい『大吟醸酒 特製ゴールド賀茂鶴』
『大吟醸酒 特製ゴールド賀茂鶴』は広島県の豊かな自然に育まれた米を原料とし、清浄な伏流水で丁寧に造られています。優雅な香りと芳醇な味わいが特徴で、料理とのペアリングにぴったりです。
おすすめの飲み方はフルーティーな香りと甘味を楽しめる冷酒です。口当たりが柔らかく、女性や日本酒が苦手な方でも飲みやすい日本酒となっています。
<商品情報>
原材料:米、米こうじ(国産米)、醸造アルコール、金箔
アルコール度数:16~17%
日本酒度:+1.5
精米歩合:50%
内容量:180ml、300ml、720ml、1800ml
〈蔵元情報〉
酒蔵名:賀茂鶴酒造
住所:広島県東広島市西条町本町4-31
電話番号:0120-422-212
相原酒造 雨後の月(うごのつき)
『雨後の月』の特徴
『雨後の月』は広島県呉市の東にある小さな町「仁方」で醸造されている日本酒です。3つの山と瀬戸内海に囲まれたこの町は名水で有名な野呂山の伏流水が流れています。
日本酒の仕込み水はミネラル分が豊富な香水が向いているとされており、広島県は醸造には向いていない土地柄でした。しかし、昭和31年に軟水の醸造法が誕生したことで、広島県でも醸造が盛んとなり、名を馳せるようになりました。相原酒造もその中の一つで、品質第一を徹底し、こだわりぬいて日本酒を造っています。
甘さとシャープの絶妙なバランス『雨後の月』
『雨後の月』は香り高く、ほんのりと甘い味わいが特徴です。口に含むとキリっと引き締まった米の旨味を感じることができます。余韻は甘味を残しつつも、シャープなので様々な料理にも合います。おすすめの飲み方は冷酒か常温です。
<商品情報>
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
使用米:広島県産千本錦100%使用
使用酵母:協会9号
アルコール度数:15~16%
日本酒度:+2
酸度:1.6
精米歩合:50%
〈蔵元情報〉
酒蔵名:相原酒造株式会社
住所:広島県呉市仁方本町1-25-15
電話番号:0823-79-5008
亀齢酒造 亀齢(きれい)
『亀齢』の特徴
『亀齢』は東広島市西条町にある亀齢酒造を代表する日本酒です。「酒は百薬の長、亀のごとく長く生きる」という由来を持つ酒です。大正6年に開催された全国新酒鑑評会で名誉賞を受賞して以来、広島県を代表とするお酒です。
辛口ですっきりとした味わい『亀齢』
甘口の日本酒が多い広島ですが、亀齢酒造は辛口なのが特徴です。燗でも冷でもおいしく味わうことができ、すっきりとしたドライな味わいが特徴です。価格も比較的安価で、日々の晩酌にぴったりです。
『亀齢』はお米をあまり削らずに造った低精米の日本酒で、精米歩合は8割ほどです。米本来の旨味を感じることができ、コクのある味わいです。低精米ですが、雑味はなく日本酒好きからも評価の高い一品です。
<商品情報>
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
使用米:中生新千本
使用酵母:自家培養酵母
アルコール度数:17~17.9%
日本酒度:+5~+6
酸度:1.8~2.0
精米歩合:80%
〈蔵元情報〉
酒蔵名:亀齢酒造株式会社
住所:広島県東広島市西条本町8-18
電話番号:082-422-2171
竹鶴酒造 竹鶴(たけつる)
朝ドラで注目!『竹鶴』
NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」で竹鶴酒造を知っている方もいるのではないでしょうか。竹鶴酒造は300年近く続く老舗の酒屋で、「マッサン」の主人公である竹鶴政孝の生家でもあります。竹鶴酒造のある地区は竹原町並み保存地区にも指定されているので、観光にもおすすめです。
『竹鶴』の特徴
『竹鶴』は広島県竹原市にある竹鶴酒造で造られている日本酒です。地下126mから汲み出す清浄な水を使っており、芳醇な日本酒の秘密はこの水にあります。竹原の水は塩化物イオンが多く含まれており、うま味を引き出しています。
竹鶴酒造は高度な技術と労力が必要な「生酛造り」で日本酒を製法しています。「生酛造り」は手間がかかるので、一時は廃れましたが、竹鶴酒造は2004年に広島県で初めて復活させました。「生酛造り」で醸造することで、しっかりとした風味を感じることができます。
優しい口当たり『竹鶴』
『竹鶴』は「生酛造り」特有の深みを味わうことができます。柔らかで優しい口当たりですが、きりっと引き締まる後味が特徴です。黄色がかった色味で、トロっとしています。おすすめの飲み方は熱燗で、ほどよい酸味としっかりとしたうま味のバランスが絶妙です。
<商品情報>
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
使用米:大和町産雄町
使用酵母:協会701号
アルコール度数:20.2%
日本酒度:+15
酸度:2.4
精米歩合:65%
〈蔵元情報〉
酒蔵名:竹鶴酒造株式会社
住所:広島県竹原市本町三丁目10-29
電話番号:0846-22-2021
藤井酒造 龍勢(りゅうせい)
『龍勢』の特徴
『龍勢』は1863年に竹原で創業した藤井酒造を代表する日本酒です。初代・善七は、穏やかな瀬戸内海に面し豊かな自然に囲まれる竹原に目をつけ、良質な仕込み水に恵まれた竹原で酒造業を始めました。明治四十年に開催された『第一回全国清酒品評会』で日本一に輝き、清酒技術、味、香りともに誰もが認める逸品です。
食も栄えていた竹原ならではのお酒で、『龍勢』は食事を引き立てるお酒として昔から嗜まわれてきました。日本全国の高級割烹などにも置かれているお酒です。
ふくよかな味わい『龍勢』
どんな料理にでも合う食中酒で、冷酒でも燗酒でも味わいを楽しむことができます。お米は「八反35号」と「アキツホ」から誕生した広島県の酒造好適米を使用しており、ふくよかな味が特徴です。日本酒ならではの渋みと辛みが余韻として残ります。
<商品情報>
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
使用米:広島県産八反35号
使用酵母:無添加
アルコール度数:16%
日本酒度:-
酸度:-
精米歩合:60%
〈蔵元情報〉
酒蔵名:藤井酒造株式会社
住所:広島県竹原市本町3-4-14
電話番号:0846-22-2029
酔心山根本店 醉心(すいしん)
『醉心』の特徴
『醉心』は1860年に創業した三原市にある醸造所で造られています。明治中頃に約20種類の酒を統一して誕生しました。『醉心』の水は広島県の中央にある山、巣山山麓から湧き出る水を使用しています。
原料米は最高級の山田錦と米麹を使い、軟水で作られています。ミネラル分が少ない軟水を使用するため、ゆっくりと醗酵したお酒は口当たりが柔らかいのが特徴です。酵母はエステルと呼ばれる芳しい香りが特徴の酵母を使用しています。
料理をさらに引き立てる『醉心』
麹米と山田錦を原材料とし、辛口のお酒です。料理との相性が抜群で、昔から日本酒好きに好まれてきた味です。 お猪口に注いだ瞬間、芳醇な香りが鼻を突き抜けます。コクのある味わいで、キレのある爽やかな味わいです。
<商品情報>
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
使用米:千本錦
使用酵母:もみじ
アルコール度数:16%
日本酒度:+0
酸度:1.3
精米歩合:40%
〈蔵元情報〉
酒蔵名:株式会社 醉心山根本店
住所:広島県三原市東町1-5-58
電話番号:0848-62-3251
賀茂泉酒造 賀茂泉(かもいずみ)
『賀茂泉』の特徴
『賀茂泉』は日本三大酒どころである東広島市西条町にある酒蔵です。西条町の龍王山から流れる伏流水を使用して醸造しています。日本酒の製造には軟水が使われることが多いですが、賀茂泉は中硬水を使用し、酵母の発酵を促進させています。
また、地産地消にもこだわっており、お米は広島県産の酒米を使用しています。
賀茂泉酒造では、原料の説明や、日本酒ができるまでの工程を学べる酒蔵見学を実施しています。日本酒が好きな人にぴったりなので、見学もしてみてはいかがですか。
ゆっくりと味わう『賀茂泉』
山吹色をした純米酒で、お米の味や香りをしっかりと感じることができます。口当たりはフルーティーですっきりとしており、後味はまったりとしています。比較的甘口で、ぬる燗で飲むのがおすすめです。澄んだ味わいの純米吟醸酒なので懐石料理などの繊細な料理の味を引き立てます。
<商品情報>
原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
使用米:千本錦
使用酵母:もみじ
アルコール度数:16%
日本酒度:+0
酸度:1.3
精米歩合:40%
〈蔵元情報〉
酒蔵名:賀茂泉酒造株式会社
住所:広島県東広島市西条上市町2番4号
電話番号:082-423-2118
まとめ
今回は広島県を代表する日本酒を7つご紹介しました。料理を引き立てる日本酒や、ふくよかな味が楽しめる日本酒、渋く辛口な余韻が続く大人な日本酒などさまざまな日本酒があります。酒蔵見学ができる蔵元もあるので、広島県に来た時は飲み比べをしてみるのもおすすめですよ。今回ご紹介した日本酒は伝統を引き継ぎ、こだわりぬいて造られているので、ぜひ好みの日本酒を見つけてみてください。