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【兵庫】 出石を訪れたらぜひ味わいたいそば店7選!

【兵庫】 出石を訪れたらぜひ味わいたいそば店7選!

2023-08-22 香田あつし

風情ある街なみが今でも残り、「但馬の小京都」とも呼ばれる兵庫県豊岡市出石の郷土料理、出石そば。なんと言っても小皿に分けて盛られた独特なスタイルが特徴です。現在の食べ方は、徳利に入ったつゆを1皿分だけ蕎麦猪口に注ぎ、ねぎ、わさび、大根おろし、とろろ、生たまごなど様々な薬味と一緒に楽しみます。

小皿がお箸の高さに積み上げられるまで食べたら一人前と言われており、お店にもよりますが15皿~20皿食べることができると「そば通の証」の称号を得られます。お店と食べた枚数次第では1年間無料などの嬉しいサービスもあるようです。また、食べ歩きできるプランもあります。詳しくは出石観光センターにお問い合わせしてみましょう。ちりめん巾着の裏に回ったお店のスタンプを押してもらえ、旅の記念にもなりオススメです。

ということで今回は、出石を訪れたらぜひ味わいたい出石そばの名店を7つに絞ってご紹介します。どうぞお出かけの参考にしてみてください。
香田あつし

這篇文章的作者

香田あつし

兵庫県出身。自分の知らない世界を見られるならたとえ地球の裏側にでも行ってしまうような人間です。食べることと交通、特に鉄道が大好き。読む人の旅のクオリティが最大限上がるような情報をご提供します。

さらそば甚兵衛



まずご紹介するのは「さらそば甚兵衛」。「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」及び「ミシュランガイド兵庫2016特別版」に「ビブグルマン」として掲載された、実績あるお店です。親子三代で伝統を受け継ぐ手打ち皿そばと温かいもてなしの精神は、観光で訪れる一見さんの忘れられない思い出として心に残るに違いありません。

出石城や中庭を眺めながらゆっくり



皿そばのクオリティはもちろんのこと、「さらそば甚兵衛」は伝統的なそばを堪能するために最高の環境を提供しています。中庭奥にある広間は風情漂う出石城を眺めながらくつろげる癒しの空間。さらにどの部屋からも中庭の緑を眺めることができる点、そして生け花や切り花など配慮の行き届いた室内空間は四季の美しさを思い出させてくれるお店の嬉しい配慮です。和のテイストあふれる上品な店内空間でぜひ召し上がれ。

幅広い客層に対応する設備



より多くの人に良い環境でそばを堪能してほしいというもてなしの気持ちは、バリアフリーにも対応した店内設備と客室のバラエティに表れています。人数や用途によってさまざまな使い方のできる各部屋に加え予約専用の「お茶室」も備えているなど、特別な機会に大切な人と出石そばのおいしさを分かち合うのにもぴったり。出石を訪れる予定ができたらぜひチェックしたいお店の1つです。

<店舗情報>
店舗名:出石皿そば 甚兵衛
住所:〒668-0256 兵庫県豊岡市出石町小人14-16
電話番号:0796-52-2185
公式サイト:http://www.jinbe.com/

近又



出石の街中で利便性の高い立地が嬉しい「近又(きんまた)」。代々伝統を引き継ぐ重みある風情と、そば文化の楽しみ方を広げる工夫が合わさった清潔感ある店内の雰囲気が特徴的です。

発祥は丹波篠山の旅篭



近又は、かつては「近江屋」として滋賀県や丹波篠山で代々旅館を営んでいた歴史あるお店。明治の歴史的有名人木戸孝允の日記にも宿泊記録が残っているのだと言います。伝統を継ぐ旅館だからこその納得のおもてなしが、出石のそば店でも受けられるのは注目ポイントです。

ガラス越しに見られるそば打ち



近又の特徴は何と言っても、ガラス越しにそば打ち工程を見学することのできる厨房です。研ぎ澄まされた職人技によって生み出されるそばの様子はいくら見ていても飽きず、美しささえ感じてしまいます。食の安全の観点でも、自分の食べるそばが出来上がる様子を見れるのは安心感を与えてくれることでしょう。小さなお子様なら、調理工程に目が釘付けになること間違いありません。

<店舗情報>
店舗名:近又
住所:〒668-0024 兵庫県豊岡市出石町本町 99
営業時間:午前 11 時〜午後 3 時
電話番号:(0796)52-2268
公式サイト:https://kinmatasoba.jp/

輝山



どんなグルメにも言えることですが、どうせ何かを味わうならいろいろな種類を試してみたいところ。そのような方にお勧めしたいそば屋さんが、「輝山(きざん)」です。食べ比べという遊び心溢れるサービスに引きつけられ訪れる人は後を絶ちません。

白そば黒そばの食べ比べ



基本的にそばは、蕎麦の実の外側の黒い殻の成分をどれだけ含むかで風味や色をコントロールします。白いそばはクセがなくのどごしが良くて食べやすい傾向に、一方黒いそばはやや強めのえぐみがアクセントとなって個性の強いそばになります。輝山ではこれら白そばと黒そばを同時に食べ比べられるメニューを設定しており、そばの奥深さについて実際に食べながら知ることができます。純粋にいろんな個性のそばを試してみたい人はまずチェックしてみるべきお店の1つです。

鴨を使ったメニューも



地元産のアイガモを使った鴨汁は白いそばにとてもよく合うため、一緒に楽しむのも魅力です。皿そばは普通冷たいつけ汁につけて食べるものですが、独特な鴨の風味とともに温かく食べるのもとても良いもの。こちらも輝山の提供するバリエーションの1つとなっています。

<店舗情報>
店舗名:出石手打ち皿そば 輝山
住所:兵庫県豊岡市出石町八木62
営業時間:10:30〜17:00
定休日:金曜日
電話番号:0796-52-2033
公式サイト:http://www.kizan-soba.com/

出石皿そば たくみや



たくさんのお客さんを捌く、席数とキャパシティの大きなお店は観光で訪れた際には嬉しいサービス。とはいえ、隠れた名店にそのような要素はまったく関係なし。「出石皿そば たくみや」は伝統を受け継ぐ技法と町屋をベースとした上品な空間が魅力のお店です。ちなみに現在の店主は後述の「そば庄」で17年もの間修業を積んで独立した経緯があるとのこと。店から店へと出石そばの伝統を脈々と受け継いでいます。

築100年以上の町屋のお店



たくみやは築100年以上という歴史をもつ、本物の町屋を改装して営業しているお店です。かつて城下町として栄えた名残を現在まで伝える店内空間は、皿そばを頂く雰囲気をぐっと整えてくれるというもの。長い期間出石の人々に囲まれてきた建物だからこその、独特の時間の流れがあります。手軽な改装を施された和室とはわけが違います。

地元民から愛される本格派



たくみやの評価は、観光客もさることながら地元のお客さんからの支持も厚いことが伺えます。長年そばに囲まれてきた人々は当然舌も肥えており、数ある出石そばの名店の中でも評判を集めていることは大きなポイント。出石そばの伝統技術である丸のし手ごま切りという手法を用いているのも注目したい、本格派のお店です。

<店舗情報>
店舗名:出石皿そば たくみや
住所:〒668-0215 兵庫県豊岡市出石町魚屋128
電話番号:0796-52-6363
公式サイト:http://izushi-takumiya.com/

そば庄



もともとは創業者が自分でそばを打つほどの大のそば好きで、趣味が高じてそば店を営むまでになったというユニークな開業の経緯をもつ名店です。こちらのお店も「ミシュランガイド2016兵庫 特別版 ビブグルマン」を獲得しており、高いコストパフォーマンスが評価されています。

通好みの味を守るこだわり



出石の皿そばは時代の流れとともに食べ方も多様化してきていますが、伝統的な食べ方であれ新しい自分好みのスタイルであれ楽しみ方は人それぞれと言えます。そば庄では皿に直接つゆをかけて食べる昔ながらのスタイルに沿って、旬の薬味の提供に余念がありません。もちろんそばそのものの品質は高い信頼度で、豊かな風味は1皿また1皿と食べ進めるよういざないます。

ちひろそば



ノーマルな皿そばももちろんいいですが、そば庄のこだわりが光るメニューの1つが「ちひろそば」です。これは小麦粉を使わずそば粉を100パーセント使ったいわゆる十割そばで、言わずもがなそばの持ち味を最大限に堪能できるタイプのそばと言えます。そば上級者にはぜひお試し頂きたい一品です。

<店舗情報>
店舗名:そば庄
住所:庫県豊岡市出石町鉄砲27-13
営業時間:11時~18時
定休日:水曜日
電話番号:0796-52-2432
公式サイト:https://www.sobasho.com/

但馬国 左京



出石で特に観光客でにぎわう出石城の近くでも、味に定評のある人気店を見つけることができます。「但馬国 左京」はその一つで、アクセス性が良い上に十分なキャパシティの駐車場も完備とサービス面でも抜かりがありません。出石観光に訪れた際に、サクッと気軽に立ち寄りやすいのは大きなポイントです。

素材それぞれに光るこだわり



左京は仕入れる主な素材一つ一つに強いこだわりをもつお店です。たとえば適切な設備による自家製粉。実の状態で大量に仕入れたそばは、徹底した温度管理のもと新そば同様のコンディションを保ちながら保管されます。そして石やくぎを抜き、実を磨きながら泥をしっかりと落とし、最後は石臼で挽くことでおいしいそば粉へ。加えてつゆや山わさびなども安全性と風味をしっかりと考慮されていて、ここで食べられるものすべてにおいて左京のこだわりが反映されています。

事前予約でお得にそばを堪能



左京では事前に来店の二日前までに予約しておくことで、5パーセントの割引を受けられるという嬉しいサービスがあります。ただし支払い方法は現金のみです。出石を訪れる日が決まったら、ぜひ公式サイトもしくは電話で連絡を入れましょう。

<店舗情報>
店舗名:但馬国 左京
住所:〒668-0214 兵庫県豊岡市出石町字内町57-1
営業時間:10:00~15:00(売り切れ次第終了)
電話番号:0796-52-6273
公式サイト:https://www.sakyo-izushi.jp/

官兵衛



「官兵衛」も、雰囲気たっぷりの情緒漂う店構えをもつそば屋さんの1つです。まるで一般の日本家屋をそのままお店として転用したかのような佇まいは、おいしいそばを求めてここに辿り着いた人の食欲を高めてくれるというものです。

地元で支持される行列の絶えないお店



入口に設けられたガラス張りのそば打ち場は官兵衛の見どころ。やはり修行を積んだ熟練の職人がするそば打ちは、パフォーマンスとして見ていて純粋に面白いと感じる人は少なくないでしょう。それに加え官兵衛は地元客からも高い評価を受けています。舌の肥えたそば通から認められる味は、きっと試してみる価値があるものでしょう。

本格的な十割そば



官兵衛でも定番の二八そばに加え、田舎そばという名の本格的な十割そばを食べることができます。後者は皿そばという形ではありませんが、何よりそばのダイレクトな風味を堪能できるということでおすすめです。そしてまずはだしではなく塩でそばを頂くというのも、官兵衛ならではのこだわりの表れと言えるでしょう。ぜひお試しあれ。

<店舗情報>
店舗名:官兵衛
住所:兵庫県豊岡市出石町八木68番地
営業時間:10時~16時
電話番号:0796-52-3632

まとめ

以上、出石で本格的なそばを堪能できるおすすめ店舗7選でした。当然ながら出石で日々精進を重ねるそば屋さんはこのほかにもたくさんあり、この記事のためにいくつかピックアップすること自体に正直おこがましさを感じてしまったほどです。今回のラインナップをきっかけに、ぜひ自分好みの味や雰囲気のお店を探してみてください。

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