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【全国】 食べに行く価値あり! 日本の魅力的なグルメ5選

【全国】 食べに行く価値あり! 日本の魅力的なグルメ5選

2023-09-08 香田あつし

日本ほどおいしい料理に恵まれている国は世界的に見ても珍しいと言えます。驚くべきバリエーションの豊かさと、あらゆる価格帯でそれなりに質の高いものを食べることができるのは本当に素晴らしいこと。この記事では日本全国の魅力的なグルメを5つ取り上げています。参考にしつつ、地域特有の味覚を求めて次の旅行先を考えてみてはいかがでしょうか?
香田あつし

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香田あつし

兵庫県出身。自分の知らない世界を見られるならたとえ地球の裏側にでも行ってしまうような人間です。食べることと交通、特に鉄道が大好き。読む人の旅のクオリティが最大限上がるような情報をご提供します。

ジンギスカン



北海道内全域の家庭で幅広く親しまれている「ジンギスカン」。この料理の特徴を簡潔に表現するなら、羊肉の焼肉料理になります。北海道を訪れた際に味わってみたい料理の筆頭に挙げられるほど、全国的に知られている料理です。肉汁とタレに絡み合う野菜のうまみがたまりません。

日本の羊の歴史とともに発展


ジンギスカンで欠かせない食材は羊肉。もともと日本には羊がいなかったこともあり、牛・豚・鶏の肉と比較してなじみの薄い食材というイメージがあるかもしれません。たしかに日本で羊が浸透し始めたのは明治時代で、当時は食用目的ではなく衣料用の羊毛をとるためでした。その後衣料品に使われる国産羊毛の比率が下がっていくにつれ、羊を飼育する目的は食用へと徐々に変化してきます。このような背景の中で、ジンギスカンは羊肉消費を拡大するために考案され普及してきたと言われています。

北海道で根付く家庭料理



北海道には有名なジンギスカン店がたくさんあり、多くの観光客が訪れています。また良い意味で決して特別なごちそうというわけではなく、年間を通じて各家庭の食卓によく並ぶことでも知られています。大人数で囲んで食べるという性質上、バーベキュー感覚でジンギスカンパーティーをすることも珍しくないのだとか。

羊肉特有のクセ

牛肉や豚肉と比べると、羊肉は独特の臭みをもつことはよく知られています。もちろん各食材がもつクセは必ずしもネガティブなものではなく、その料理特有の個性やバリエーションを生み出してくれるもの。ジンギスカンにも2種類の食べ方があるとされています。通常の焼肉のようにそのまま羊肉を焼きタレに漬けて食べる方式と、あらかじめ特製タレに漬け込んだ味付羊肉を焼く方式です。羊肉との相性次第で、自分に合った食べ方を選べるのもジンギスカンの楽しみ方の1つと言えるでしょう。

広島お好み焼き



日本にはお好み焼きで有名な地域がいくつか存在しています。各地域で発展した流儀やレシピがあるわけですが、中でも広島のお好み焼きは個性とプライドが光る印象です。工程と必要とする鉄板の面積が多いため、大阪のお好み焼きのように具材と生地をあらかじめボウルで混ぜる方式と比べると複雑に感じるのはたしか。ですがそれゆえに、料理として確立された完成度と満足感は広島風ならではのものがあります。

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重なった層がもたらす食べごたえ



他のお好み焼きは焼く前に混ざって一体になりますが、広島のお好み焼きは鉄板の上で料理が組みあがっていくパズルのよう。調理風景だけでも楽しさを味わえるのが魅力の1つです。



初めはシンプルな生地、その上にキャベツや豚バラ肉などの食材がのります。ひっくり返ったと思えば空いたスペースには焼きそばが出現。もはや別の料理が始まりそうな勢いです。さらには玉子も加わり、すべてが組み合わさって完成。目の前の鉄板で焼いてくれるお店であれば、食べる前に目と耳で調理工程を楽しめます。

ルーツとされる一銭洋食



広島のお好み焼きは、明治時代に駄菓子屋の店頭で売られていた「一銭洋食」という子供向けの食べ物がルーツであると言われています。一銭洋食は水でゆるめに溶いた生地を丸く焼き、粉ガツオ、ネギ、とろろ昆布をのせて半分に折り、ウスターソースをかけたもの。中米のタコスのようなイメージでしょうか。薄い生地と間に具材がはさまる点が現在のお好み焼きに受け継がれています。



生地が薄いおかげでボリュームの割には重たさを感じにくいのが広島風のいいところ。キャベツなど野菜も豊富で、ヘルシー感も兼ね備えます。

広島で訪れてみたい名店の数々



お好み焼き目的で広島を訪れる価値があるほど、広島のお好み焼きはおすすめのグルメです。地元では有名な「みっちゃん総本店」や「八昌」をはじめ、名店が市内の至るところにあります。さらに食べ歩きを楽しむのにぴったりな「お好み村」も要チェック。20以上の店舗がビルの2階から4階に集まっており、活気にあふれています。お店選びで迷ったらぜひ訪れてみてください。

さぬきうどん



日本を代表する麺類の1つであるうどん。特に全国的に有名なものが「さぬきうどん」で、「うどん」といえば「さぬき」を連想する人は少なくないでしょう。呼び名の通り現在の香川県を発祥とするさぬきうどんは地元で一般的に親しまれています。これまで幾度となく「さぬきうどんブーム」を全国で巻き起こしてきた香川県。おかげで今では日本で最も面積が狭い同県が「うどん県」として有名になるほど、強烈なアイデンティティとして定着しています。

県内の至るところにうどん屋さん



香川県では大抵どこに行ってもうどん屋さんを見つけられます。観光客向けのお店というのは少なく、ほとんどが地元民の日常生活を支えるいわゆる普通の飲食店です。嬉しいのは値段の安さ。たとえば150円から200円程度のうどん1玉とサイドメニューを合わせて、わずか300円足らずで食べられてしまうところは珍しくありません。安さと手軽さゆえに、食べ歩きでうどん屋さんをはしごするのもおすすめです。

強いコシと風味豊かなイリコだし



瀬戸内海に面している雨の少ない香川県には、もともと良質の小麦、塩、しょうゆ、イリコなどが特産品として存在していました。これらはいずれもうどんに欠かせない要素です。



さぬきうどんの味に関して特に言及されることが多いのは「コシ」です。実は使う人によって定義があいまいな言葉で、正確な意味を伝えるのが簡単でないのはたしか。少なくともさぬきうどん特有のコシは、噛んだ際に硬すぎず粘りすぎず適度な弾力がある状態といえます。この奥の深いバランスこそがおいしいさぬきうどんのポイントです。



うどんの味付けを支えているのはイリコだしです。イリコというのはカタクチイワシなどのいわゆる煮干しのこと。食べ応えのある麺やバリエーション豊富なサイドメニューに負けない強い風味が特徴です。

充実のサイドメニュー



うどんは揚げ物との相性がぴったりです。定番としてはナスやカボチャなど野菜の天ぷらに、ボリューム満点のかき揚げや各種練り物など。お店によって個性が分かれる部分でもあり、トロトロの半熟玉子天ぷらを用意しているところも存在します。

チキン南蛮



宮崎県延岡市発祥のご当地グルメ「チキン南蛮」。地元では家庭であれ飲食店であれ、また学校給食などでも日常的に食べられている人気の食べ物です。現在では宮崎県全体に浸透し、県内全域の飲食店で食べることができます。宮崎を訪れたらぜひ洋食店に立ち寄って味わいたいメニューの1つです。

起源はまかない料理



チキン南蛮の始まりは昭和30年代で、延岡市内の洋食店でまかない料理として作られたのが始まりだと言われています。鶏のから揚げを甘酢に漬ける基本的なスタイルから始まりましたが、その後タルタルソースをかけサラダなどを添えるなど完成度を高め、現在の姿になっています。

お店の個性が光る南蛮タレ



「南蛮」というのはポルトガル人や彼らの文化を表す言葉です。その食文化の中には「南蛮漬け」があります。これは唐辛子入りの甘酢に食材を漬けて作られるもの。同じ要領で鶏のから揚げを合わせたため、チキン南蛮と呼ばれるようになりました。



チキン南蛮を提供するさまざまな洋食店や居酒屋では、そのお店がたどり着いた肉・南蛮タレ・タルタルソースの最適なバランスを楽しむことができます。本当においしいお店では、量が多いのに重たさやくどさを感じません。自分のお気に入りの1軒を見つけに行ってみるのも良いでしょう。

博多ラーメン



ラーメンは今や日本の食文化を語る上で欠かせない存在となっています。福岡の博多ラーメンは全国のラーメンファンを唸らせる1大勢力。豚骨ベースのスープが細いストレート麺に絡む組み合わせは根強い人気を誇ります。さらに近隣の久留米ラーメンや熊本ラーメンの影響も受けながら広がりつつあるバリエーションも、博多ラーメンの面白い1面と言えるでしょう。

選べる面の硬さ



博多ラーメンは麺に関するこだわりが強いことでも有名です。ほとんどのラーメン店では、希望する麵の硬さを尋ねられます。一覧表を掲示しているお店もありますが、硬い方から順に「バリカタ」「カタ」「普通」「やわ」「バリやわ」などの呼び方が使われています。もっと硬い麺を好む人であれば「ハリガネ」、もしくはササッとお湯に通しただけの「粉落とし」なんていう選択肢まで存在します。豊富な選択肢の中から自分好みの食べ方を選べるので、注文するだけでも楽しくなります。

替え玉ができる



「替え玉」文化が根付いているのも特徴です。可能なお店では、食べ終わりにスープさえ残っていれば何度でも麺を追加することができます。とにかくお腹いっぱい食べたい人にはうれしすぎるこのシステム。現在では全国に影響を与え、替え玉システムを導入するラーメン屋が地域を問わず増えてきているほどです。

まとめ

以上、日本各地の魅力的なご当地グルメを厳選してピックアップしました。どのメニューも現地に行けばたくさんのお店で提供されている、地元民の郷土愛にあふれた1品です。ぜひ機会をとらえて現地に足を運び、本物をご自身の味覚で堪能してみることをおすすめします。

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