2023-12-15 運営事務局
全国のおすすめのアクティビティやカテゴリー別の特集記事・そのほか、その土地で食べれる美味しいお店や観光スポットなど、失敗しない旅行の為の情報を随時お届けします。
300年以上の歴史を誇る岸和田だんじり祭りが行われる街として岸和田の名前を知る方も多いのではないでしょうか。日本文化の面白さが今なお残り、さきほどの「日本有数の祭り」である岸和田だんじり祭、「美しい日本庭園」を鑑賞できる五風荘、また、「伝統芸能」を体験できる杉江能楽堂など、街の中に日本文化がギュッと凝縮されており、歩いて巡ることができます。
関西国際空港と大阪中心市街のちょうど中間に位置して、非常にアクセスが良いことから多くの観光客を集めるそんな街なのです。
▲人力車から眺める岸和田の街並み
城下町岸和田での上質な一日は、人力車からはじまります。
Murakami International(民泊&人力車)が提供する人力車体験では、和装に着替え、風情ある岸和田城周辺や紀州街道の古い町並みを巡ることができます。
歩きでは、決して味わうことができない高い視点からの眺めに、大興奮間違いなし。この街ならではの風情ある景色は非日常なのです。
宿泊者は、この魅力的な体験を特別価格で案内しているため、一泊してみてはいかがでしょう。
▲岸和田の歴史とともに歩んできたシンボル、岸和田城
岸和田の魅力をひも解くには、岸和田城をチェックしなければなりません。
600年以上の歴史を持つ岸和田城は、このエリアのシンボルなのです。
▲天守閣から岸和田市街を眺める
16世紀〜17世紀に築かれたこの城は、歴史愛好家にとっては必ず訪れたくなる名城として知られています。（1954年再建）
堀と石垣は、今も当時の姿を伝えています。また、見どころは、国の名勝八陣の庭。日本を代表する作庭家、重森三玲氏によって作られた貴重な庭園を楽しむことができます。庭園の知識がなくても、独創的だとわかる庭園、芸術性の高さにきっと驚くはず。よく知りたい場合は、音声ガイドもおススメです。
岸和田城
・住所：岸和田市岸城町9-1
・営業時間： 10:00～17:00（入場は16:00まで）、お城まつり期間中の指定日は午後8時30分まで（入場は20:00まで）
・休場日： 毎週月曜日（月曜日が祝日・休日の場合、及びお城まつり期間中、4月1日～15日は開場）、年末年始12月29日～1月3日
・入場料：大人300円、中学生以下無料
▲本格的な会席料理が楽しめる五風荘
その美しい庭園は、宝石箱とも称される五風荘。
関西指折りの資産家によって1929年からなんと10年の歳月をかけて造られた日本庭園、そして別荘として作られた近代和風建築は、岸和田城のすぐ隣に位置します。
四季折々の植物が彩り、有形文化財として評価されるほど。
▲海産物が美味い。岸和田市は、大阪府内の漁獲量の7割を水揚げを誇る
五風荘では、庭園を眺めながら季節の食材を使った日本料理を堪能することができます。
また、和服に身を包み、プロのカメラマンによる撮影を体験することも(事前予約制)。記念日は、もちろん恋人や家族との特別な思い出を残してみてはいかがでしょうか。
▲だんじり会館 一年中だんじり祭りを楽しめる
日本一熱い祭りとして名高い岸和田のだんじり祭は、300年以上の歴史を持つ伝統的な祭り。江戸時代中期にその起源を持ち、地域文化の中心となっています。全国ニュースでもおなじみの通り、だんじりと呼ばれる地車を引きながら、走る姿は勇壮そのもの。
▲だんじり会館 歴史と伝統に育まれ、受け継がれてきた彫刻の技
岸和田だんじり会館では、祭りの歴史や魅力を豊富な展示を通して深く知ることができます。特に注目すべきは、180年以上前に作られ、数十年前まで実際に使用されていた実物のだんじり。猛スピードで走る地車は、寺社建築に引けを取らない繊細な彫り物が施されており、彫物の素晴らしさも決して見逃すことはできない。
祭りの花形である大工方になった気分を楽しめる体験コーナーも設けられており、楽しむこともできます。きっと心に思い出を作りましょう。
▲だんじり会館 体験コーナー
だんじり会館
・住所：岸和田市本町11-23
・営業時間：10：00～17：00（入館は16：00まで）
・定休日：月曜日（祝日は開館）
・入場料：大人600円 小人（小・中学生）300円
▲建立から10５年、永らく非公開とされていた杉江能楽堂
能舞台は、日本の伝統芸能である能や狂言が演じられる専用の舞台。
そのシンプルながらも洗練されたデザインは、日本の美学を象徴しているとも言われています。
▲大阪府最古の能楽堂でカフェができる
今回訪問した杉江能楽堂は、1917年に岸和田城内にあった能舞台の一部を譲り受けて建立された、大阪府内に現存する最古の能舞台で、まさに本物に触れることができます。
能楽堂には、カフェ公諷庵が併設されており、訪れた旅行者は美味しい料理やスイーツを味わいながら、日本の美の一端に触れることができます。能舞台の美しさと調和するインテリアの中で、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
杉江能楽堂・公諷庵
・住所：大阪府岸和田市岸城町6-10
・営業時間：杉江能楽堂 9:00～18:00、公諷庵 ランチ 11:00～14:00(13:30ラストオーダー)、カフェ 14:00~17:00
・定休日：月曜日
▲伝統の製法で手作りされる和菓子
400年前の江戸時代、日本全国の城下町では、地域ごとに特徴的な和菓子が誕生しました。
岸和田においても風土を生かした和菓子がつくられ、今なお、当時の製法を受け継ぎそのまま営まれています。
今回は、岸和田を代表するなみかさや、小山梅花堂、岸和田風月堂をピックアップ、いずれも古い街道沿いに店を構えています。
▲大阪の逸品として認められた、大阪産（もん）として認定される菓子も多い
青大豆を使用しさわやかな風味が特徴である、みかさやのくるみ餅。
大阪産名品にも認定された、甘さ控えめでほど良い口どけが癖になる、小山梅花堂の梅花むらさめ。
散りばめられた甘納豆が雨を想起させ、しっとりとした食感がたまらない、岸和田風月堂の玉時雨。
それぞれの一押し商品を中心に、お店ごとの和菓子の味を食べ比べてみるのはいかがでしょうか。
▲市内には、創業から100年以上続く菓子の老舗が多い
みかさや
・住所：大阪府岸和田市本町3-12
・営業時間： 08:00～18:00
・定休日： 不定休
小山梅花堂
・住所：大阪府岸和田市本町1-16
・営業時間： 08:30～19:00
・ 定休日：無休
岸和田風月堂
・住所：岸和田市本町4-4
・営業時間：08:30～18:30
・定休日：木曜日
▲五風荘の庭園
いかがでしたか。
関西国際空港から16分で日本の伝統文化を堪能できるスポットが凝縮された岸和田。
交通の便も良いことから、数時間で複数のスポットを巡ることもできるでしょう。
大阪を訪れた際には、ぜひご紹介した５つのスポットへ足を運んでみてはいかがでしょう。
さらに岸和田の魅力について知りたい方は、YouTubeに解説動画がありますので、ぜひチェックしてみてください。
それでは、お読みいただきありがとうございました。
