お気に入り 日本語 USD

【北海道】 絶対行くべき!魅力的なインスタ映えスポット5選

【北海道】 絶対行くべき!魅力的なインスタ映えスポット5選

2023-01-18 香田あつし

本州以南に住む人なら何度でも旅行に訪れたい北の大地・北海道。他の地域には存在しない広大な土地や実り豊かな大自然が魅力です。旅行先に適したスポットがいっぱいあるということは、インスタ映え間違いなしの絶景スポットもたくさん存在しているということ。今回は北海道エリアで訪れてみたい魅力的なインスタ映えスポットを5カ所厳選しました。ぜひ次の旅行の際予定に含められるか検討してみてください。
香田あつし

この記事を書いた人

香田あつし

兵庫県出身。自分の知らない世界を見られるならたとえ地球の裏側にでも行ってしまうような人間です。食べることと交通、特に鉄道が大好き。読む人の旅のクオリティが最大限上がるような情報をご提供します。

神威岬



北海道北西部積丹(しゃこたん)半島のさらに北西部には、日本海に大きく突き出した神威岬(かむいみさき)があります。ニセコ積丹小樽海岸国定公園に属するこの岬は、海に向かって伸びる海食崖とそこから見える絶景が大人気です。積丹ブルーと称される青い海は、北海道にありながら南国沖縄を思わせる美しさを特徴としています。

地球の丸さを実感できる絶景スポット



天候が悪い日にはゲートが閉まっており、岬の先端まで到達することはできないようになっています。それでもゲート付近から雄大な景色を眺めることはできるのですが、やはりせっかく神威岬を訪れるからには先端まで行って絶景を楽しむべきです。あらかじめ雨風がないか天気予報をチェックしておきましょう。



岬自体の高さは約80メートルで、陸地以外周囲を遮るものはありません。360度に広がる水平線と大地の絶景は、地球の丸さを実感することができます。壮大さは大パノラマという言葉すら安っぽさを感じさせてしまうほどです。また先端の向こう側にはカムイ岩がろうそくのように立っているのが確認できます。夏には岩場に生息するウニまで見えるほど透明な海と合わさり、ダイナミックながら神秘的な光景が目の前に広がります。

軽いトレッキング気分



広い駐車場は多くの観光客を受け入れる余地があり、混雑するシーズンでも安心です。岬に向かうには入口ゲートと「女人禁制の門」と呼ばれる門を通過していくことになります。何ともまがまがしい名前の付いた門ですが、現在は女性も立ち入り可能なのでご安心を。ゲートからは「チャレンカの小道」と呼ばれる770メートルほどの遊歩道が岬の先端まで続いています。所要時間は片道約20~30分程度ですが、アップダウンや狭い道幅などやや険しい道のりはトレッキングをしている気分です。体力に余裕のある人が動きやすいスニーカーで訪れるのがおすすめです。

「神」と名付けられた神聖な場所



そもそも「神威(かむい)」とはアイヌ語で「神」のこと。その名の通り神威岬は昔から神聖な場所とされてきました。それだけでなく、いくつもの伝説が存在していることでも知られています。その1つが、江戸時代に女人禁制の根拠となったもの。暗礁の多い神威岬沖は、かつてから海難事故の多発する海上交通の難所だったとのこと。やがてこの地域への女性の立ち入りが海神の怒りを、そしてそれは船の遭難と不漁を招くと信じられるに至ったようです。明治時代を迎えるとこの迷信は終わったため、現在では女性を含め誰でも楽しめる人気の観光地となっています。

<施設情報>
施設名:神威岬
住所:〒046-0321 北海道積丹町神岬町
電話番号:0135-44-3715(一般社団法人積丹観光協会)
駐車場:300台
公式サイト:https://www.kanko-shakotan.jp/spot/神威岬/

四季彩の丘



北海道の中でも特に美しい農村地帯として名高い美瑛(びえい)町には、インスタ映え間違いなしのスポットがいくつも存在しています。その1つが「四季彩の丘」です。15ヘクタールもの広大な畑に整然と咲き誇る花は、まるで土地そのものが巨大なアートと化したかのような景色を演出しています。

雄大な花のパッチワーク



四季彩の丘に広がる畑はその名の通り平坦な場所ではありません。そのため畑全体がなだらかな曲線を描いており、色の異なる花で埋め尽くされた畑1本1本が幾重にも重なります。雄大な自然と農家さんたちの営みが合わさってこそ目にすることのできる、カラフルで素晴らしい芸術です。



色を楽しむなら色鮮やかな春から秋がちょうどいいシーズンですが、四季彩の丘にオフシーズンは存在しません。秋には丘がセピア色に染まり、冬には雪化粧した丘でさまざまなアクティビティを楽しむことができます。

園内を散策する乗り物がいっぱい



園内は歩いて回るのが大変なほど広大なのですが、乗り物が数種類用意されているため利用するのがおすすめです。「ノロッコ号」はトラクターに引っ張られて動くバスで、約15分をかけて園内を1周します。雨天時でも変わらず運行しているようです。



バギーは自分で運転できるためより自由に散策したい人向け。ただし1キロ程度の白樺林コース1周に限られ、花畑の散策はできません。運転者は16歳以上に限られます。カートも15分間使うことができます。普通運転免許を持っている人なら運転できる4人乗りタイプなので、家族やグループにおすすめです。

おいしい農産物も堪能



農業を営む場所ということで、売店では四季彩の丘で栽培されたさまざまな農作物が販売されています。アスパラやトウモロコシ、メロンやジャガイモなど、おいしい野菜や果物がいっぱいです。また地元の野菜やお米をはじめ、安心食材を使ったレストランがあるのもいいところ。大雪山連峰を眺めながら味わうランチは格別です。

<施設情報>
施設名:展望花畑 四季彩の丘
住所:〒071-0473 北海道上川郡美瑛町新星第三
電話番号:0166-95-2758
公式サイト:https://www.shikisainooka.jp/

函館山



人口に恵まれ中規模以上の都市が多く存在する日本には、有名な夜景スポットが数多くあります。中でも函館山の夜景はミシュランガイドブックに三つ星として掲載された「極上の眺望」。神戸、長崎とともに日本最大夜景にも選ばれていますが、「函館山からの夜景こそが日本一」と評価する人も少なくない印象です。

独特な地形が織りなす絶景



函館山が位置するのは函館市南西の端で、陸地が海の間に挟まった日本でも珍しい地形の場所。そのおかげで、左右の暗い海の間で輝く市街地の明かりが幻想的な雰囲気を作り出しています。もちろん昼の景色も素晴らしい大パノラマで、四季それぞれの美しさを楽しむことができます。



かつては軍事要塞としてとても重要視されていた函館山。名残として現在でも砲台など戦争の痕跡が残ります。牛が寝そべっているような見た目に由来し「臥牛山(がぎゅうざん)」という通称も存在します。

山頂まではさまざまな選択肢で



標高は334メートルと比較的低めな函館山は、山頂に到達するためのさまざまな手段が用意されています。最もメジャーなのがロープウェイ。山麓駅から山頂駅までの所要時間は約3分で、その間支柱のない開けた視界から景色を楽しむことができます。ほかに登山バスを使う手段もあり、さらには登山道を1時間ほど歩いて登るという選択肢もあります。豊かな自然と道中から見える街並み、海の眺めをじっくりと堪能できることでしょう。

モエレ沼公園



広大な土地全体が巨大な彫刻になった場所があると聞いたら、すごいと思いませんか?札幌市の「モエレ沼公園」はまさにそのような場所で、20世紀を代表する彫刻家の1人であるイサムノグチ氏によって設計されました。人工のアートと自然が融合した広々とした空間は、インスタ映え間違いなしの見どころであふれています。

「人間が傷つけた土地をアートで再生する」



現在は美しい公園として知られる場所がかつてごみ処理場だったと知ると、多くの人は衝撃を受けるでしょう。札幌市から打診を受けたノグチ氏はモエレ沼公園計画への参加希望を表明した際、「人間が傷つけた土地をアートで再生する。それは僕の仕事です。」と述べたとのこと。残念ながら計画の始まった1988年にノグチ氏は急病で亡くなってしまいます。それでも彼の設計と考えはプロジェクトを通して受け継がれ、17年後の2005年に無事モエレ沼公園は完成しました。

広大な敷地に配置されたアート



公園内にはノグチ氏の設計したたくさんの施設や遊具が設置されています。最も目を引くのは「HIDAMARI」という愛称で親しまれるガラスのピラミッド。三角面と四角錐の立方体が組み合わされた独特な形状をした建造物で、時間帯や光の当たる角度によってさまざまな表情を見せてくれます。特に夕焼けの時間は反射する光が幻想的です。



「モエレビーチ」は、海辺をイメージして設計された子供たちのための水遊び場です。池の中心から湧き出した水は、本物の海さながらの美しい波を作り出し周囲へと広がります。また「海の噴水」は、春から秋にかけて運転されている直径48メートルの巨大な噴水です。1日3~4回、まさに「水の彫刻」と呼ぶにふさわしいプログラムが運転されています。

四季それぞれの魅力を感じられる公園



モエレ沼公園は1年を通して魅力あふれる公園です。春には桜が咲き、夏には水遊び場や噴水など爽やかな夏にぴったりな設備が稼働します。秋には紅葉を楽しめ、冬には豊富な積雪のおかげでクロスカントリースキーやソリ遊びなどができます。

<施設情報>
施設名:モエレ沼公園
住所:北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
電話番号:011-790-1231
公式サイト:https://moerenumapark.jp/

青い池



自然界では主に海などで青い色を観察することができますが、山や田畑など内陸部で目にすることはさほど多くないでしょう。美瑛町にはそのような先入観を覆す人気の観光スポット「青い池」が存在します。実際に見た目の通り名づけられた青い水をたたえる池は、今や多くのインスタグラマーを引き寄せています。

青い水面と木々のコントラスト



呼び名の通りたしかに青く見える池。これは十勝岳の防災工事の際に出たアルミニウムの成分が混ざったために起きた現象であるとのことです。周囲に生えている彩り豊かな木々と冷え切ったような青い水面のコントラストが、まるで別世界に飛んできたかのような錯覚を起こさせます。

天気の悪い日こそ絶景が見られるかも



おすすめのタイミングは風のない良く晴れた午前中です。とはいえ青い池の面白いところは、天気が良いからと言って良い色に映えるとは限らないということ。快晴の日に訪れた人が、何となくくすんで見える池の色に少しがっかりしたというケースがあります。むしろその時のあらゆる気象条件が組み合わさることにより、息をのむほど壮麗な景色を見られるかもしれません。また、ライトアップする夜の時間帯なども最適です。

青いソフトクリーム



道中の売店では、青い池限定の商品やソフトクリームを買うことができます。青い水面を見ながら食べる青いソフトクリームは、あなたにとってどんな味わいになるでしょうか。また近くには道の駅びえい「白金ビルケ」もあり、お土産を購入することもできます。

<施設情報>
施設名:白金青い池
住所:〒071-0235 上川郡美瑛町白金
営業時間:8:00~21:30
電話番号:0166-94-3355(道の駅びえい白金ビルケ)
公式サイト:https://biei-shiroganeaoiike.business.site/

まとめ

以上、北海道のインスタ映えスポットを5つご紹介しました。自然の厳しさに美しさ、また人間の営みと大地のコンビネーションが生み出す魅力が詰まった場所の数々です。とはいえ所詮写真では感動が伝わりきらないのが旅行というもの。ぜひ自分で足を運んで美しい光景を目に焼き付けてみてください。

おすすめ記事