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【東京】早春に紅白の花で彩られる梅の名所5選

【東京】早春に紅白の花で彩られる梅の名所5選

2023-02-02 Obaq

厳しい寒さが和らぎ春の訪れが感じられるようになると、梅の花が咲き始めます。全国各地には魅力的な観梅スポットが点在しています。東京都にも数多くの梅の名所がありますが、その中から羽根木公園、湯島天神、亀戸天神社、神代植物公園、府中市郷土の森博物館の5スポットをご紹介します。
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国内では47都道府県、海外では67ケ国を巡っております。この経験をいかし、
幅広い視野で観光スポットの魅力や特徴をお伝えして参ります。

世田谷区の梅ケ丘が彩られる羽根木公園

羽根木公園(はねぎこうえん)は、東京都世田谷区代田に整備された区立の都市公園です。公園の南を走る小田急線の最寄り駅は「梅ケ丘駅」で、羽根木公園の特徴を駅名に活用しているようです。梅ケ丘の町は例年2月上旬から3月上旬にかけて、季節の彩りで染め上がります。梅の花の見頃時期に合わせて「せたがや梅まつり」が開催されています。

羽根木公園には現在、紅梅約230本、白梅約420本、約60品種の梅が植栽されています。1967年に区議会議員が選出の記念として55本の梅を植樹したのが始まりです。その後も10回前後の記念植樹が繰り返されて、現在の規模となったのです。

公園は8万平方メートル足らずの敷地をもち、全体として丘状の地形となっています。園内には歩きやすい園路が張り巡らされています。傾斜はなだらかなので、苦になることはありません。

園路にはいたるところにベンチが設置されているので、梅の花に四方を囲まれる中で腰をかけて休むことができます。

梅の花の見頃時期には、中央の広場ではレジャーシートを敷き、飲食を楽しむ人々であふれます。

「せたがや梅まつり」の開催期間中には特設のイベントステージが設けられ、和太鼓演奏や日本舞踊、カラオケ大会などのイベントが行われます。

園内に設けられた茶室の星辰堂で筝曲の演奏を聞けば、梅の香りとともに和の情緒を感じることができます。植木市、園芸市、野点、抹茶サービス、俳句会なども行われているので、訪れた人々の趣味や興味に合った楽しみが揃っています。

数々のイベントの他にも、模擬店が出店され、梅に因んだ土産品の他、やきそばやフランクフルト、ラーメン、ジュース、缶ビールなどの飲食品が販売されています。

<施設情報>
施設名 羽根木公園(はねぎこうえん)
住所 東京都世田谷区代田4-38-52
電話番号 03-3322-0415
アクセス 小田急線「梅ヶ丘駅」より徒歩約5分

文京区で菅原道真を祀る湯島天神の梅園

湯島天神は東京都文京区で菅原道真を祀る神社です。境内には梅園が設けられ、例年2月中旬から3月中旬にかけて、季節の彩りで包まれます。見頃時期に合わせて「湯島天神梅まつり」が開催されています。

湯島天神は、社伝によれば458年に雄略天皇の勅命に従って、天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を祀り創建されたと伝えられています。その後の1355年には、住民の請願によって菅原道真を勧請して合祀されました。

本殿の南西の境内には、梅園が設けられています。園内には白梅の「白加賀(しらかが)」を中心として、約20品種、300本の梅が育てられています。

本園と唐門を繋ぐ参道の左右からは、梅の花が頭上に覆いかぶさってきます。

境内ばかりでなく、高台の神社に向かう坂道に沿って、梅の花が立体的に折り重なります。北東部から本殿に導いているのが夫婦坂です。

東部から本殿に向かう場合は、男坂、女坂を上ります。いずれの坂を彩るのも梅の花です。

「湯島天神梅まつり」の開催期間中には本殿の西に特設のイベントステージが設置されます。
ステージでは例年、江戸芸かっぽれ、白梅太鼓、神楽、日本舞踊、民謡、ベリーダンス、ハワイアン・フラなど多彩なプログラムが組まれています。一日中、神社にいても飽きることはないかもしれません。

<施設情報>
施設名 湯島天神(ゆしまてんじん)
住所 東京都文京区湯島3-30-1
電話番号 03-3836-0753
アクセス 東京メトロ千代田線「湯島駅」3番出口より徒歩約2分
公式ホームページ https://www.yushimatenjin.or.jp/pc/index.htm

江東区で菅原道真をご祭神とする亀戸天神社の参道

亀戸天神社は、東京都江東区に社殿を構え菅原道真をご祭神とする神社です。神社の境内には約300本の梅が植栽され、例年2月上旬から3月上旬には紅白の花で早春ならではの佇まいとなります。花の見頃時期に合わせて「亀戸天神社梅まつり」が開催されています。

亀戸天神社は1646年に道真の末裔で、九州太宰府天満宮の神官を務めていた菅原大鳥居信祐によって創建されました。拝殿の正面には5歳の菅公像が建っています。

拝殿の南、境内の中央には心字池が、穏やかな水面をたたえています。拝殿から大鳥居に向かって池の中央を参道が貫きます。

中央の参道の北端、拝殿よりには太鼓橋(女橋)が架けられています。橋の上から拝殿を眺めると、社殿がまるで紅白の化粧をまとっているかのようです。

池の中央に架かる平橋周辺は、境内の中でも最も人気のスポットのようです。
参道の南端、大鳥居よりには太鼓橋(男橋)が架けられています。橋の袂からは朱色の太鼓橋、梅の先に東京スカイツリーがそそり立っています。

西の参道を彩る紅梅も見事です。

<施設情報>
施設名 亀戸天神社(かめいどてんじんしゃ)
住所 東京都江東区亀戸3-6-1
電話番号 03-3681-0010
アクセス JR「亀戸駅」北口より徒歩約15分
公式ホームページ http://kameidotenjin.or.jp/


都内では唯一の植物公園の神代植物公園のうめ園

神代植物公園は東京都調布市で、都内では唯一の植物公園です。園内には約4800種類の植物が30のブロックに分けて栽培されています。46万平方メートルあまりの広大な敷地をもつ公園の南東部には、うめ園が設けられ例年2月上旬から3月上旬には紅白の花で彩られます。他のエリアに先駆けて園内に春の訪れを知らせてくれるのです。見頃時期に合わせて、「神代植物公園梅まつり」が開催されています。

うめ園では、約210本の梅が植栽されています。
梅の種類も豊富で、江戸時代から日本に伝わる品種を中心に約70品種が育っています。「野梅系(やばいけい)」では、「八重寒紅(やえかんこう)」や「月の桂(つきのかつら)」、「豊後系(ぶんごけい)」では、「楊貴妃(ようきひ)」、「緋の袴(ひのはかま)」、「白牡丹(はくぼたん)」、「江南所無(こうなんしょむ)」、「緋梅系(ひばいけい)」では、「鹿児島紅(かごしまべに)」、「大盃(おおさかづき)」など、花の色や形、枝ぶりに特徴をもつ梅を見比べながら観察できます。

各種の梅の木の間を縫う園路は、舗装されているので歩きやすいです。
休憩所やベンチも設置されているので、休憩をとりながら、梅を鑑賞することができます。

「神代植物公園梅まつり」の期間中には、植物会館前に特設のステージが設置され、「うめコンサート」が行われます。会館1階のロビーには、江戸時代に梅の育種家として活躍した春田久啓(はるたひさとお)が、屋敷の庭の梅を写生し、解説文を添えた『韻勝園梅譜』の模写帖の一部が特別公開されます。他にも講演会やうめ園ガイドツアーなどが企画され、江戸園芸文化をリードした梅にちなむ内容の濃い催しが数多く企画されています。

<施設情報>
施設名 神代植物公園(じんだいしょくぶつこうえん)
住所 東京都調布市深大寺元町2・5丁目、深大寺北町1・2丁目、深大寺南町4・5丁目
電話番号 042-483-2300
開園時間 9:30から17:00(最終入園は16:00まで)
休園日 毎週月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)、
年末年始(12月29日~翌年1月1日)
入園料 一般=500円/65歳以上=250円/中学生=200円/小学生以下=無料
アクセス 京王線「調布駅」より小田急バス「吉祥寺駅」または「三鷹駅」行きに乗車「神代植物公園前」下車
公式ホームページ https://www.tokyo-park.or.jp/jindai/

歴史的建築物を彩る府中市郷土の森博物館の梅園

府中市郷土の森博物館は、東京都府中市で数多くの歴史的建築物と自然の森が一体となった野外博物館です。約14万平方メートルの敷地内の各所に梅園が設けられています。例年2月中旬から3月中旬にかけて、公園の隅々にまで早春の香りを届けます。梅の花の見頃時期に合わせて「郷土の森梅まつり」が開催されています。

博物館の正門を入りけやき並木を南方に進むと、旧府中町役場から川崎平右衛門翁像の間の広場の一面に梅林が広がります。

川崎平右衛門広場では、レジャーシートを敷いてランチを楽しむ人々の姿が見かけられます。
広場の一画では、福岡県の大宰府天満宮から送られてきた「鹿児島紅梅(かごしまこうばい)」、「大和牡丹(やまとぼたん)」などが、元気に育っています。

川崎平右衛門広場からアジサイの丘を越え、さらに南に行くと梅園です。園内に入ると見渡す限りの梅の花です。
園の中央では紅白の梅が絶妙の色彩のコントラストを作っており、思わず立ち止まって息をのんでしまいそうです。

広大な敷地に広がる梅の品種は極めて豊富なので、長期間にわたって梅の花を楽しむことができます。先ず花を開かせるのは、早咲きの「八重野梅(やえやばい)」や「八重寒紅(やえかんこう)」などです。続くのが中咲きの「白加賀(しらかが)」、「月影(つきかげ)」、「新茶青(しんちゃせい)」などです。そして、遅咲きの「豊後(ぶんご)」、「紅千鳥(べにちどり)」、「小向(こむかい)」などがシーズンをしめてくれます。

「郷土の森梅まつり」の期間中は園内に露店が姿を現すばかりでなく、野点茶会、琴尺八演奏会、府中芸能アラカルトなどイベントが企画されます。

<施設情報>
施設名 府中市郷土の森博物館(ふちゅうしきょうどのもりはくぶつかん)
住所 東京都府中市南町6-32
電話番号 042-368-7921
開館時間 9:00から17:00(入場は16:00まで)
休館日 月曜日(祝日に当たるときはその翌日が休館日)と年末年始(12月29日から1月3日)
博物館入場料 大人=300円/中学生以下=150円
アクセス JR武蔵野線・南武線「府中本町駅」より徒歩約20分
公式ホームページ http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/


まとめ

東京都内の梅の名所として、羽根木公園、湯島天神、亀戸天神社、神代植物公園、府中市郷土の森博物館の5スポットをご紹介しました。公園や神社など環境、植栽されている梅の品種も異なります。シーズン中に全てのスポットに訪れても飽きることはないでしょう。あわせて「梅まつり」のイベントに参加すると、楽しみも膨らむに違いありません。

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