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食べる?遊ぶ?栃木の岩下の新生姜ミュージアムがアツい

食べる?遊ぶ?栃木の岩下の新生姜ミュージアムがアツい

2023-02-24 ナベチャン

全国各地の珍スポットが衰退していく昨今、2015年に栃木県で新たに誕生した話題の珍スポットをご存知でしょうか。その名も岩下の新生姜ミュージアム。今回はカオスでシュールな観光施設、岩下の新生姜ミュージアムの魅力をたっぷりとお伝えします。
ナベチャン

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ナベチャン

旅行業界で7年ほど働いていました。仕事で有名観光地に行き過ぎたせいか、プライベートでは珍スポット・B級スポットと呼ばれる場所ばかり出かけています。素敵な情報をお届けできたら嬉しいです!

栃木の新たな観光スポット・岩下の新生姜ミュージアム



2015年6月にオープンした岩下の新生姜ミュージアムは、栃木県に本社を置く岩下食品株式会社の企業ミュージアムです。
文字通り、岩下食品株式会社の主力商品『岩下の新生姜』が主役の施設となっているわけですが、そもそもみなさん、岩下の新生姜という商品についてご存知でしょうか。
ひと昔前は「岩下の~新生姜っ!」というCMフレーズでおなじみでしたが、ここ最近はテレビで見かけることがなくなったため、もしかしたら岩下の新生姜がどのような商品かご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。



公式サイトによると、岩下の新生姜は台湾のみで栽培されている『本島姜(ペンタオジャン)』という生姜を酢漬けにしたもので、「今までにない新しいタイプの生姜」ということから商品名が付けられたそう。
1987年の発売以降、多くの人に愛され続けているロングセラー商品で、現在は生姜だけでなく、岩下の新生姜味のふりかけや焼きそば、ポテトチップスなど、さまざまな商品が発売されています。
そんな岩下の新生姜をモチーフにしたミュージアム、施設内は一体どうなっているのでしょうか。

館内にはシュールなアトラクションが満載



オープン以降、栃木が誇る人気観光スポットとなっている岩下の新生姜ミュージアムですが、SNSでは「やばい空間」「狂気を感じる」「洗脳されそう」といった口コミが後を絶ちません。
それもそのはず。なぜならこちらの施設は、マジのマジで岩下の新生姜に関するものしかないんです……!
一度足を運んだら最後、帰る頃にはすっかり岩下の新生姜の虜になってしまうこと間違いありません。



そんな岩下の新生姜ミュージアムの見どころといえば、なんといってもシュールなアトラクションの数々。
「よくこんなの考えたな……」と感心してしまうほど、面白おかしく岩下の新生姜を身近に感じられるコンテンツが満載なんです。
館内にはフォトスポットや楽器、かぶり物など、さまざまな展示物が用意されていますが、全て岩下の新生姜デザインとなっており、どのエリアも一面ピンクで染まっています。



中には強制的に新生姜カラーにされてしまったキャラクターも。たしかに狂気を感じます。
とはいえ、こんなのはまだまだ序の口。ここではジンジャー愛がハンパない、岩下の新生姜ミュージアムのカオスで楽しいアトラクションをいくつかご紹介します。

イベントステージ



まずおすすめしたいのが、入口正面にあるイベントステージ。
新生姜カラーのバイクにグランドピアノ、岩下の新生姜になりきれる巨大パッケージのフォトスポットと、なかなか攻めた展示物がズラリと並んでいます。
ちなみにピアノ以外は自由に撮影を楽しんでOK。バイクにまたがって写真撮影することも可能です。
巨大パッケージは日付が載っているので、来館記念の撮影にぴったり!ピンク色の洋服を着ていけば、より新生姜らしい写真を残すことができます。



イベントステージでは不定期でアーティストのライブや芸人のトークショーなどがおこなわれています。
中には展示しているピアノやドラムなどを実際に使って演奏する音楽イベントも!
イベントがある日は混雑するので、休日にお出かけする場合は事前に公式サイトからイベント情報を確認しておくのがおすすめです。

世界一大きな岩下の新生姜ヘッド



続いてご紹介するのが、世界一大きな岩下の新生姜ヘッド。
観光施設でよく見る顔ハメやかぶり物コーナーと同じ類のものなんですが、岩下の新生姜ミュージアムはスケールがケタ違いすぎて笑えてきます。
というのもこちら、高さがなんと5メートルもあるんです……!まさに世界一大きな岩下の新生姜ヘッド。引きで撮らなければただのピンクの顔ハメになってしまいます。
天井まで写すのが難しくても、せめて箸でキャッチされている姿は押さえておきたいところ。エントランスにある巨大パッケージに続き、ここでも岩下の新生姜になりきることができるので、見つけたらぜひ写真を撮ってみてください。

新生姜の部屋



世界一大きな岩下の新生姜ヘッドを通り過ぎ、続いて見えてくるのが謎の空間、新生姜の部屋です。
聞くところによると、ここは部屋の住人である新生姜と一緒に住んでいるかのような気分を味わえる空間となっているそう。
どうやらここまでくると、我々はパッケージに入ったりかぶり物をしたりしなくても、立派な岩下の新生姜になれるようです。



部屋に入ると、ベッドの上で本を読む新生姜さんらしき方が……。なんともシュールな光景です。
ちなみに写真には写っていませんが、ベッドの横には新生姜さんが愛読している本も並べられています。
作品はどれも『吾輩は新生姜である』『君の生姜を食べたい』『ショーガの休日』など、どこかで聞いたことがあるようなタイトルばかりなので、原作を当てる遊びをしても楽しいかもしれません。



新生姜の部屋にはソファも設置されています。真ん中にある新生姜が設置されていますが、もはや新生姜さんなのかただのオブジェなのか見分けがつきません。
しかし、ここはそういうスポットなのです。「そもそも新生姜の部屋って何なの?」と突っ込む気力さえなくなる空間なので、とりあえず入ったら何も考えず、ただただ新生姜さんとの甘いひとときを過ごしましょう。

ジンジャー神社



最後にご紹介するのがこちら。生姜の神様を祀るジンジャー神社です。
境内には狛犬ならぬ狛鹿の『IWASHIKA(イワシカ)』が。角が新生姜になっていますが、ほのぼのした表情がとてもキュートです。
奥には賽銭箱と、石像に見立てた岩下の新生姜も設置されています。一体どんなご利益があるのか全く見当もつきませんが、公式サイトいわく、ジンジャー神社は生姜の効果で夫婦や恋人の仲もポカポカアツアツになるそうです。
しかしながら、扱っているお守りは恋愛成就ではなく、安産祈願という……。
なんともカオスで不思議な神社ですが、実際に願いが叶ったという声も届いているそうなので、お出かけついでにぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。

生姜好きにはたまらない!CAFE NEW GINGER



新生姜まみれのシュールでカオスなアトラクションが印象的な岩下の新生姜ミュージアムですが、館内にあるカフェもかなり独創的!
というのも、こちらのCAFE NEW GINGER(カフェニュージンジャー)では、メインからサイド、さらにはスイーツやドリンクまで、なんと全てのメニューに岩下の新生姜が使われているんです。
しかもカフェを利用したお客さんは、岩下の新生姜とオリーチェ(岩下食品株式会社の商品でオリーブを浅漬けにしたもの)が食べ放題。そのまま食べるのはもちろん、頼んだメニューに新生姜をトッピングすることも可能です。



こちらは『岩下の新生姜とちくわのくるくる巻き』と『ピンクジンジャーソーダ』。可愛らしいピンク色の料理に思わずテンションが上がってしまいそうです!
提供しているメニューの一部は公式サイトにレシピが掲載されているので、実際に食べてみて気に入った料理は自宅でつくることもできます。



辛いものが苦手な方や小さなお子さまには、新生姜ひかえめメニューがおすすめ。
人気メニューの『岩下の新生姜ソフトクリーム』は新生姜の味や食感がひかえめなので、辛いものが苦手な方やお子さまでもおいしく召し上がれます。
また、コーヒーやアイスティー、アップルジュースなどは岩下の新生姜抜きで注文することが可能です。

なんでもアリのお土産も見逃せない



アトラクションや新生姜フードを楽しんだあとは、お土産もお見逃しなく!
この手のミュージアムといえば、大体はお菓子や調味料、ドリンク類といったお土産が定番ですが、岩下の新生姜ミュージアムはお土産もとことん攻めています。



たとえばこちら。一体どんなアイテムなのかと思いきや、実はギターやベースを演奏するときに使うエフェクターなんです......!新生姜だけに歯切れの良い音が出るのだそう。
まさか食のテーマパークで楽器に関するお土産が売っているとは。度肝を抜かれます。
このほか、岩下の新生姜の香りがほのかに香る万年筆インクや、岩下の新生姜の気分になれる寝袋、『うまい棒』ならぬ『まずい棒』など、ぶっ飛んだオリジナルグッズが目白押しです。ついあれこれ買いたくなってしまいます。



もちろん定番商品も多数あり!
岩下の新生姜をはじめ、新生姜味のお菓子や調味料など、ご家庭でも岩下の新生姜を楽しめるお土産がズラリと並んでいます。
ちなみにファンの間で大人気となっている商品『岩下漬けの素』は、ミュージアムショップのすぐそばにある自動販売機で購入可能です。ミュージアム限定の特別価格になっているそうなので、気になる方はお試し用として購入してみてもいいかもしれません。



シュールなお土産が多いように感じますが、こういったほんわか癒されるグッズもあるのでご安心を。
ミュージアムショップではマスコットキャラクターであるピンクのアルパカや、イワシカちゃんのグッズも豊富に用意されています。
また、人気キャラクター『コウペンちゃん』や『じんべえさん』などとのコラボグッズなども!ここでしか購入できないお土産がたくさんあるので、お帰りの際はぜひ立ち寄ってみてください。

まとめ

これでもかというぐらい岩下の新生姜にまみれたスポット、岩下の新生姜ミュージアム。
異常なジンジャー愛が感じられるため、巷では「やばい空間」と噂されていますが、実際のところは「岩下の新生姜をもっと広く世の中に伝えたい」という会社の願いが込められた素敵な施設となっています。
老若男女問わず楽しめるスポットとなっておりますので、栃木へ遊びに行く際はぜひ立ち寄ってみてください。


<施設情報>
住所:〒328-0034 栃木県栃木市本町1-25
電話番号:0282-20-5533
営業時間:10:00~18:00(カフェは11:00~18:00)
※イベント開催日は時間が変更になる場合があります。
定休日:火曜日(祝日除く)、年末年始
入館料:無料
URL:https://shinshoga-museum.com/


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