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【島根】ドラマ「VIVANT」のロケ地まとめ!聖地巡礼!

【島根】ドラマ「VIVANT」のロケ地まとめ!聖地巡礼!

2023-10-06 ナベチャン

2023年の夏クールに放送され、人気を博したTBSのドラマ『VIVANT(ヴィヴァン)』。ドラマロスが収まらない中、今ファン達の間で人気となっているのが、ロケ地となった東京や島根での聖地巡礼です。当記事では島根県のVIVANTロケ地から、観光にぴったりのスポットをご紹介します。
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ナベチャン

旅行業界で7年ほど働いていました。仕事で有名観光地に行き過ぎたせいか、プライベートでは珍スポット・B級スポットと呼ばれる場所ばかり出かけています。素敵な情報をお届けできたら嬉しいです!

出雲大社

島根が誇る観光スポットの1つ、出雲大社。こちらは堺雅人さん演じる主人公・乃木憂助の両親が結婚式を挙げた場所として撮影されました。

作中では第5話で乃木憂助が山中祟さん演じるアリに両親の写真を見せるシーン、第9話で林遣都さん演じる乃木卓、高梨臨さん演じる乃木明美が結婚式を挙げた時の回想シーンで出雲大社が登場しています。

出雲大社の見どころ

出雲大社は日本一の縁結び神社として知られる人気スポットです。ご祭神は昔話『因幡の白うさぎ』で有名な大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)。恋愛に限らず、生きとし生けるもの全てとの縁を結んでくれる神様で、毎年初詣や祭礼の時期には多くの参拝客がご利益を授かりに訪れています。

出雲大社の見どころはなんといっても御本殿。大社造りと呼ばれる日本最古の神社建築様式で、建物の高さはなんと24メートルにも及びます。神域のため、中に入ることはできませんが、その圧倒的な高さは一目だけでも見ていただきたいところ。現在の建物は1744年に造営されたもので、1952年に国宝に指定されています。平成におこなわれた大遷宮では、大屋根や千木などが新しくなりました。

出雲大社といえば、御祈祷や結婚式をはじめ、さまざまな祭事が執りおこなわれる神楽殿も見どころの1つです。とくに見逃せないのが、正面にある日本最大級の大しめ縄。全長13.6メートル、重さはなんと5.2トンもあり、ダイナミックな姿に圧倒されます。

<施設詳細>
住所:〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195
電話番号(社務所):0853-53-3100
URL:https://izumooyashiro.or.jp/

松江城

続いてご紹介するのが、松江市のシンボルとして地元民に愛され続けている松江城。こちらは乃木憂助が迫田孝也さん演じる同期の山本に、誤送金事件の真犯人を突き止めるための協力を要請した場所です。

舞台となっているのは第3話で、ふたりが堀端の柵に座り、缶コーヒーを持ちながら相談する様子が映っています。このときはまさか山本がテントのモニターだったなんて思ってもみませんでした……。

ちなみに松江城のすぐ近くにある島根県庁もVIVANTの撮影で使われています。こちらは阿部寛さん演じる公安・野崎が、乃木憂助の素性を調べるため島根に向かい、到着してから最初に立ち寄った場所です。観光地ではないため、じっくりと中を見学することはできませんが、松江城を訪れるなら外観だけでもセットで見ておきたいところです。

松江城の見どころ

松江城は戦国時代から江戸時代初期にかけての大名・堀尾吉春が、亡き息子の忠氏に代わり、1611年に建てたお城です。全国に12城しかない現存天守の1つで、犬山城・姫路城・彦根城・松本城とともに国宝に指定されています。

松江城はもともと国宝の指定を受けていましたが、実は法改正で国宝指定の基準が変わり、その後しばらくの間は国宝から外されていました。しかし、2012年に松江神社で2枚の祈祷札が発見されたことをきっかけに調査が進み、祈祷札が松江城の祈祷に使用されたものであることが判明。それが決め手となり、2015年に改めて国宝に指定される運びとなりました。天守地階には当時の姿を再現した祈祷札のレプリカが展示されており、見どころの1つとなっています。

また、もう1つ見逃せないのが、天守の最上階から眺められる景色。天狗の間からはVIVANT島根編の冒頭で映った松江市の街並みや、乃木卓の故郷である奥出雲町方面など、ドラマファン大歓喜の壮大な景色が見られます。堀端の柵に座って写真を撮ったあとは、ぜひ天守内部へも足を運んでみてください。

<施設情報>
住所:〒690-0887 島根県松江市殿町1-5
電話番号:0852-21-4030
URL:https://www.matsue-castle.jp/

櫻井家住宅

櫻井家住宅は乃木家の舞台として登場したスポットです。ここでは櫻井海音さん演じる高校時代の乃木憂助が実家を訪れるシーンや、野崎が井上順さん演じる乃木寛道に乃木家の話を聞きに行くシーンが撮影されました。

VIVANTにはこの地の実際の歴史や文化、産業が取り入れられており、作中では乃木の実家がタタラ製鉄業を営む御三家の1つという設定となっていました。撮影が行われた櫻井家住宅も、かつて田部家、絲原家とともに鉄山御三家といわれてきた名家で、江戸時代には松江藩の鉄師頭取(てっしとうどり)役を務めてきたそうです。いやはや、実に作品にぴったりのロケ地を見つけてきましたねぇ……。

出雲市や松江市からは少し離れた場所にありますが、物語の重要なシーンが撮影された場所なので、ドラマファンにはぜひ足を運んでいただきたいところ。お出かけの際は車でのアクセスがおすすめです。

櫻井家住宅の見どころ

櫻井家は本宅に隣接している可部屋集成館(かべやしゅうせいかん)と庭園を見学することが可能です。邸宅は国の重要文化財、県の有形文化財に指定されていますが、現在も櫻井家の人が住んでいるため、中を見学することはできません。ただし外観の撮影はOK!

集成館は鉄筋平屋建和風の入母屋造りで、館内にはタタラ関係の資料や櫻井家で使われていた調度品、松江藩七代藩主・松下不昧(松平治郷)直筆の掛け軸など、約4,500点の美術工芸品や歴史資料が収蔵・公開されています。

松平不昧が『岩浪』と命名した庭園は国の名勝に指定されており、秋になると紅葉と滝がコラボレーションした見事な風景を見ることができます。VIVANTが撮影されたのは新緑が美しい時期ですが、これからお出かけされる方はぜひ紅葉シーズンを狙ってみてはいかがでしょうか。

<施設情報>
住所:〒699-1621 島根県仁多郡奥出雲町上阿井内谷1655
電話番号:0854-56-0800
URL:http://kabeya-syuseikan.com/

鬼の舌震

櫻井家住宅から車で約20分の距離にある鬼の舌震は、第9話で若き頃の乃木卓が勉強している様子を撮影したスポットです。作中では卓が乃木家の次男として生まれたことから家業を継げず、代わりに勉学に励んだ……という回想シーンで登場しています。それにしても、こんな大自然の中で必死に勉強して東大に合格するって凄い。しかもその後に表の諜報機関である公安部外事課に配属されるって。なんというエリート男子なのでしょうか。ドラマファンの学生は、ここで東大合格の願掛けをしてみるのもありかもしれません。

鬼の舌震の見どころ

斐伊川の支流大馬木川の急流が長年にわたり、黒雲母の花崗岩地帯を削ってつくりだした鬼の舌震。川岸に整備された約2キロメートルの遊歩道からは、大天狗岩や小天狗岩などの岩壁をはじめ、屏風岩・はんど岩・鬼の落涙岩など、自然がつくり出した奇岩・怪岩を見ることができます。遊歩道はバリアフリーとなっており、車いすでの通行も可能です。

駐車場のすぐ近くには2013年に開通された『舌震”恋“吊橋』があり、こちらも見どころの1つとなっています。高さ約45メートルの吊橋から見える景色は圧巻!紅葉のシーズンには周辺の山々が美しく色づき、約160メートルにわたって空中散歩が楽しめます。

<施設情報>
住所:〒699-1511 島根県仁多郡奥出雲町三成1417-6
電話番号(奥出雲町観光協会):0854-54-2260
URL:https://okuizumo.org/jp/guide/detail/239/

奥出雲町・大原新田付近

最後にご紹介するのが、奥出雲の大原新田付近。ここは野崎が乃木本家に向かう際にパトカーで通った場所として登場しています。

奥出雲は古くから、タタラ製鉄と米づくりで栄えた街として知られています。VIVANTの作中でも、役所広司さん演じるノゴーン・ベキが過去を回想し、「奥出雲の山々は上質な砂鉄が豊富である。その場所の砂鉄を採り終わると、今度はそこに棚田をつくって稲作をおこなう。いわばたたらと稲作が連動して発展していったんだ」と、奥出雲の歴史について紹介していました。

奥出雲町・大原新田付近の見どころ

大原新田付近は大馬木の代表的な景観の1つとされており、1999年には『本の棚田百選』に選ばれています。駐車場から5分ほど歩いた先にある小さな山には休憩所と展望台があり、美しい棚田の絶景を見ることができます。

どの時期も四季折々の景色が見られますが、一番のおすすめは水鏡が見られる夏のシーズン。田んぼに水を張る5月から6月頃、収穫を迎える8月から9月頃は、広がる緑と水鏡に反射する太陽の光が調和した美しい景色が見られます。

<施設情報>
住所:〒699-1941 島根県仁多郡奥出雲町大馬木
電話番号(奥出雲町観光協会):0854-54-2260

そのほかの撮影スポット

今回ご紹介したスポットに加え、島根県では松江市立本庄小学校や旧大谷小学校もVIVANTの撮影ロケ地となりました。松江市立本庄小学校は野崎が乃木憂助の母校で話を聞くシーンで、京都市の東舞鶴小学校として登場しています。また、旧大谷小学校は乃木が幼少期に過ごした児童養護施設・丹後つばさ園として登場しました。いずれも観光スポットではないため、聖地巡礼をするといっても一目見る程度に留めておいたほうが良いかもしれません。

また、ロケ地を巡る際は地元の迷惑にならないよう、マナーを守ることも大切です。大声で騒いだり、周囲の人の迷惑になるような撮影をしたりするのは絶対にやめましょう。

まとめ

壮大なスケールと緊張感漂うストーリーで、視聴者を虜にした日曜劇場・VIVANT。メインの撮影ロケ地となったモンゴルは行くのがなかなか難しいですが、主人公の乃木憂助、その父である乃木卓のルーツを辿れる島根県は、ファンならぜひ足を運んでいただきたいところです。ドラマが終わってVIVANTロスになっている方は、ぜひゆかりの地で聖地巡礼をしてみては。

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