鳴門のうず潮
まずは徳島を代表する観光名所、「鳴門のうず潮」をご紹介します。世界三大潮流の一つとして知られる「鳴門のうず潮」は、徳島県鳴門市と兵庫県南あわじ市の間にある鳴門海峡で見ることができます。瀬戸内海と紀伊水道の干満差によって発生する潮流は、春と秋の大潮時期には最大20メートルにも達する大渦が見られ、世界最大規模と言われています。さらに最大時速20キロメートルを超え、潮流の速さは日本一を誇ります。
大迫力のうず潮を間近で見るには
「鳴門のうず潮」を間近で見るには、観潮船がおすすめです。高速船や大型船の上から大迫力のうず潮を眺めることができ、水面下1メートルにガラス張りの展望室を設けた水中観潮船からは海中に渦巻くうず潮を観察することもできます。また、大鳴門大橋の橋げたにある「大鳴門橋遊歩道 渦の道」では、中央展望室にあるガラス張りの床から約45メートル下に巨大なうず潮を俯瞰できます。大迫力のうず潮に胸が高鳴なることうけ合いです。うず潮はいつでも見られるわけではないので注意が必要です。事前に潮見表をチェックのうえお出かけくださいね。
<施設情報>
施設名: 大鳴門橋遊歩道 渦の道(おおなるときょうゆうほどう うずのみち)
住所:〒772-0053 鳴門市鳴門町土佐泊浦福池(鳴門公園内)
電話番号:088-683-6262
営業時間:夏季(3月~9月)9:00~18:00 GWと夏休み期間は8:00~19:00 冬季(10月~2月)9:00~17:00 ※入場はいずれも30分前まで
最新情報は公式サイトにてご確認ください
休館日: 3月、6月、9月、12月の第2月曜日
予算: 大人510円 中高生410円 小学生260円
禁煙・喫煙:全館禁煙
空間・設備:世界最大級のうず潮が見られる遊歩道
URL: https://www.uzunomichi.jp/
大塚国際美術館 / 鳴門
鳴門市を訪れるならぜひ足を運んでいただきたい観光名所の一つ「大塚国際美術館」。こちらの美術館では原寸大の陶板(レプリカ)名画が約1,000点展示されています。地下3階から地上2階からなる国内最大級の館内は鑑賞ルートが約4キロもあり、ゆっくりと名画を楽しみたい方におすすめです。写真は音楽家の米津玄師さんが紅白歌合戦で歌った「システィーナ・ホール」です。ミケランジェロの描くカトリックな世界観に圧倒されます。
初心者さんにもおすすめの美術館
館内は3つの展示方法で鑑賞しやすいように配慮されているので、初心者さんにもおすすめです。ヨーロッパの古代遺跡や教会の礼拝堂壁画などを空間ごと再現しており、まるで本物の施設にいるような臨場感を味わうことができます。また、西洋美術を時代順に鑑賞できる系列展示、同じテーマごとに異なる時代の作品を比較できるテーマ展示など、美術についての理解を深めることができるのも興味深いです。ゴッホやレオナルド・ダ・ビンチなど著名な画家の作品も数多く展示されているところも嬉しいですね。
<施設情報>
施設名: 大塚国際美術館(おおつかこくさいびじゅつかん)
住所:〒772-0053鳴門市鳴門町 鳴門公園内
電話番号: 088-687-3737
開館時間:9:30~17:00
最新情報は公式サイトにてご確認ください
休館日: 月曜日(祝日の場合は翌日) 1月は連続休館あり、その他特別休館あり、8月無休
予算: 一般3,300円 大学生2,200円 小中高校生550円
禁煙・喫煙:全館禁煙
空間・設備: 原寸大の世界名画が鑑賞できる国内最大級の美術館
URL: https://o-museum.or.jp/
阿波踊り会館 / 鳴門
続いては徳島の伝統芸能で知られる「阿波おどり」を年中楽しめる施設をご紹介します。400年前から続く徳島発祥の盆踊りで、毎年お盆前後に行われる「阿波おどり」は約120万人もの人が訪れる県内最大規模のイベントです。普段生で見ることができない「阿波おどり」を一年中通して見られるのは鳴門市にある「阿波おどり会館」だけ。
見て、踊って楽しむ阿波おどり!
ミュージアムで「阿波おどり」の歴史について学んだあとは、ホールで実際に「阿波おどり」を見ることができます。目の前で繰り広げられる踊り子たちの軽快な踊りにこちらも自然と体が動き出します。公演の最後には観客も一緒に踊れるコーナーがあり、会場全体がお祭りムードに包まれます。踊り方の指導や鳴り物の解説などもあり、初めての方も気軽に参加できますよ。本場の「阿波おどり」を体験してみたい方におすすめの観光名所です。
<施設情報>
施設名: 阿波おどり会館(あわおどりかいかん)
住所:〒770-0904徳島市新町橋2丁目20番地
電話番号: 088-611-1611
営業時間:ミュージアム9:00~17:00 1
最新情報は公式サイトにてご確認ください
休館日:不定休
予算:ミュージアム一般300円(中学生以下は無料) 昼のおどり一般800円 小中学生400円 夜のおどりは現在休演中
禁煙・喫煙:全館禁煙
空間・設備: 一年中阿波おどりに触れられる体験施設
URL: https://awaodori-kaikan.jp/
祖谷のかずら橋
美しい祖谷渓谷にかかる「祖谷のかずら橋」。日本3大奇橋の一つで国指定の重要有形民俗文化財に登録されています。長さ45メートルの吊り橋は重さ約6トンの「シラクチカズラ」で作られており、3年ごとに架け替えられているそう。天然素材で原始的な作りをした吊り橋は渡る度に軋み、踏板の間から14メートル下に渓流祖谷川を望みます。まさにスリル満点、祖谷の秘境スポットで穴場観光としてもおすすめです。
四季折々の姿が楽しめる秘境
四季折々の豊かな自然美とかずら橋のコラボレーションも見応えがあり、春は藤、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色が楽しめます。夜はライトアップが行われ、橋を渡ることはできませんが幻想的な雰囲気を味わえますよ。徳島旅行する際はぜひ祖谷エリア人気の観光名所、「かずら橋」を訪れてみては。
<施設情報>
施設名: 祖谷のかずら橋(いやのかずらばし)
住所:〒778-0102三好市西祖谷山村善徳162-2
電話番号: 0120-404-344
営業時間:日の出~日没
最新情報は公式サイトにてご確認ください
定休日: 年中無休
予算: 大人(中学生以上)550円 / 小人(小学生)350円 / 幼児 無料
禁煙・喫煙:全館禁煙
空間・設備: 「シラクチカズラ」で作られた日本三大奇橋の一つで祖谷の秘境
URL: https://miyoshi-tourism.jp/spot/iyanokazurabashi/
大歩危小歩危 / 祖谷
「祖谷のかずら橋」からほど近い「大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)」は剣山系の約1000メートル級の山々に囲まれた、美しい渓谷が見事な祖谷地区の景勝地です。その名がユニークな観光名所で、断崖を表す「ほき(ほけ)」が由来とする説や「大股で歩くと危ないから『大歩危』」、「小股で歩いても危ないから『小歩危』」という説があります。
2億年の歳月が創り出した景観を間近で!
彫刻がそそりたつかのような美しい景観は吉野川の激流により2億年もの歳月をかけて創られたと言われているから驚きです。大歩危峡の美しい景観を堪能するなら観光遊覧船がおすすめです。目の前にそそり立つ奇岩や巨岩が織りなす絶景は間近で見ると大迫力!船頭さんのガイドを聞きながら優雅に渓谷を鑑賞できますよ。
<施設情報>
施設名: 大歩危峡観光遊覧船(おおぼけきょうかんこうゆうらんせん)
住所:〒779-5451 三好市山城町西宇1520
電話番号: 0883-44-1211
営業時間:9:00~17:00
最新情報は公式サイトにてご確認ください
定休日: 年中無休(但し、強風・増水などの場合は欠航)
予算: 大人1,200円 / 小人(3歳から小学生)600円
禁煙・喫煙:全館禁煙
空間・設備: 祖谷峡をめぐる約30分の観光遊覧船
URL: https://www.mannaka.co.jp/restaurant/excursionship/excursionship.html
うだつの町並み / 脇町
江戸から明治時代に藍商人たちが栄えた町として知られる脇町。「うだつ(卯建)」とは二階の壁面から突き出た隣家との境界の防火壁のことを指します。「うだつ」を造るには相当な費用がかかったことから裕福な商家の象徴とされてきました。脇町には「うだつ」を揚げた商人たちの藍屋敷が約400メートルに渡って連なります。
うだつの上がる観光名所で運気も上昇!?
コンパクトなエリア内にはおしゃれなカフェや藍染めを使ったお土産を購入できる道の駅があり、観光名所としてもおすすめです。出格子や虫籠窓といった往時の面影を残す藍商人の屋敷もあり、古き良きうだつの町並みをのんびりと散策するのにうってつけです。「うだつ」があがる観光名所を訪れて運気が上昇するかもしれませんね。
<施設情報>
施設名: 藍蔵(あいぐら)道の駅藍ランドうだつ内カフェ
住所:〒779-3610美馬市脇町大字脇町55
電話番号: 0883-53-2333
営業時間:9:00~18:00
最新情報は公式サイトにてご確認ください
定休日: 年中無休
予算: 1,000~1,500円
禁煙・喫煙:全館禁煙
空間・設備: 道の駅内にある1階が土産物店、2階がカフェの商業施設
URL: https://www.udatsulist.com/
四国八十八ヶ所第1番札所 霊山寺
最後は四国八十八ケ所霊場の1番札所である「霊山寺」をご紹介します。お遍路とは弘法大師ゆかりの八十八ケ所のお寺を巡礼することで、四国全県に点在しています。その第一番札所が鳴門市にある「霊山寺」です。八十八ケ所すべてをめぐると煩悩が取り除かれ、ご利益や功徳が得られると言われています。
本堂の吊り灯篭は必見!
「霊山寺」は約1300年前の天平時代、聖武天皇の勅願により行期が開基した古刹で、遍路旅を始める際の心得や作法を教えてもらうことができます。多数の灯篭が吊るされた本堂は圧巻、こちらでは旅の無事を祈願する人の姿が見られます。売店ではお遍路に必要な白衣や金剛杖などの用品を一式そろえることができます。お遍路デビューする際には必ず押さえておきたい観光名所です。
<施設情報>
施設名:四国八十八ヶ所第1番札所 霊山寺(しこくはちじゅうはちかしょだい1ばんふだしょ りょうぜんじ)
住所:〒779-0230鳴門市大麻町板東塚鼻126
電話番号: 088-689-1111
営業時間:7:00~19:00
最新情報は公式サイトにてご確認ください
禁煙・喫煙:全館禁煙
空間・設備: およそ1300年前に開基、四国八十八か所巡りの第1番札所
URL: http://88shikokuhenro.jp/
まとめ
徳島旅行で訪れたい観光名所7選をご紹介してきました。徳島には景観が美しくみどころの多い観光名所が多数あります。本州からも比較的アクセスしやすいことから四国内では人気の県でもあります。徳島を旅行する際はぜひ今回ご紹介した観光名所を参考にしてみてください。