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【全国】 迷ったらココ!日本の魅力的な観光スポット8選

【全国】 迷ったらココ!日本の魅力的な観光スポット8選

2022-11-24 香田あつし

日本は魅力的な観光地が数えきれないほど存在する、素晴らしい国です。海外旅行はハードルが高いけど日本国内のどこかへ旅行するとしたら、かなり悩んでしまうのではないでしょうか。この記事では日本全国から選んだ8カ所の観光スポットをご紹介しています。ぜひ次の旅行先の参考にしてみてください。
香田あつし

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香田あつし

兵庫県出身。自分の知らない世界を見られるならたとえ地球の裏側にでも行ってしまうような人間です。食べることと交通、特に鉄道が大好き。読む人の旅のクオリティが最大限上がるような情報をご提供します。

小樽運河



北海道の県庁所在地・札幌から日本海側へ、約30分と少しのところに位置する小樽市。そこにある小樽港は北海道開拓の玄関口として発展してきました。やがて時代とともに増える取扱量に伴い、運搬作業の効率化が必要になりました。そこで整備されたのが小樽運河です。沖合を埋め立てて造られた珍しい構造の運河で、役目を終えた現在は北海道を代表する観光地として多くの人が訪れる名所となっています。

約40分で楽しめるクルージングが人気



小樽運河を満喫するなら堤防沿いを散策するのもいいですが、おすすめはクルージングです。出発した船は一旦小樽港を出てから、北運河へ戻ってきます。観光地として整備される前のかつての現役時代を彷彿とさせます。その後転回し、歴史を感じさせる倉庫群が立ち並ぶ南運河へと戻ってきます。運河は全体的に少し湾曲しているのが特徴で、約40分のクルーズ中に構造物の隅々までじっくりと観察することができます。

日中と夜で異なる魅力



昼間には穏やかな水面に映えるレンガ造りの建物が、美しい景色とともにかつて港として栄えた時代を今に伝えます。天気が良ければ青空に映えることでしょう。冬には雪景色も楽しむことができます。また夜に訪れて夜景を楽しむのも小樽運河の楽しみ方の定番。暖かい色のガス灯によるライトアップが、日中とは異なるロマンチックな雰囲気を演出します。まさにデートスポットとしてぴったりです。

<施設情報>
施設名:小樽運河
住所:〒047-0007 北海道小樽市港町5 小樽運河
アクセス:JR小樽駅から徒歩約10分
公式サイト:https://otaru.gr.jp/shop/otarucanal

日光東照宮



徳川初代将軍として知られる歴史上の人物、徳川家康。彼を祭った神社として知られる日光東照宮は、世界遺産「日光の社寺」の中でも特に有名な観光地です。境内で自然と一体となった建物群はまさに荘厳で、特別な雰囲気を醸し出しています。

国宝や重要文化財の塊



日本を代表する美しい門「陽明門」は国宝にも指定されており、見飽きることがないほど壮麗かつ繊細に作り込まれた彫刻が魅力です。さらには「五重塔」や「唐門」、「眠り猫」をはじめ国宝や重要文化財のオンパレード。動物たちの彫刻1つ1つをじっくり鑑賞していくと、1日の拝観では時間が足りないほどです。

併設されている宝物館や美術館も見どころ



歴史好きな人であれば、境内の拝観とともに東照宮宝物館を見て学びも得ていくのがおすすめ。徳川家康の遺愛品や時の有力者たちから贈られた奉納品の数々が収蔵されているので、彼の趣向や人物像についてさらに知ることができるでしょう。東照宮美術館には杉戸や障壁画、掛け軸などの日本画100点が公開されています。日本を代表する伝統的な芸術品の数々を鑑賞できます。

<施設情報>
施設名:日光東照宮
住所:〒321-1431 栃木県日光市山内2301
料金:大人・高校生:1,300円、小・中学生:450円
電話番号:0288-54-0560
営業時間:4月1日~10月31日:9:00~17:00、11月1日~3月31日:9:00~16:00(最終受付:閉門30分前)
公式サイト:http://www.toshogu.jp/

上高地



「特別名勝」及び「特別天然記念物」という2つの称号が付与されている、標高およそ1500メートルの山岳景勝地「上高地」。本格的な登山家のみならず、さまざまなスタイルで日本アルプスに息づく大自然を楽しむことができます。冬の間はオフシーズンで、観光ができるのは4月中旬から11月中旬の限られた時期のみとなっています。

大自然に体を預ける気持ちよさ



豊かな自然が織りなす数々の絶景スポットが存在する上高地。雄大な穂高連峰や焼岳をはじめとする山々、川のせせらぎに池や湿原など、手つかずの大自然が目の前に広がります。特に「河童橋」は上高地のシンボルとして有名で、橋の上からは360度の絶景を堪能できます。

どんな天気、時間帯でも魅力



旅行の時には良い天気であることを願うものです。しかし本格的な登山を除けば、上高地を楽しむのにハズレの天気はほぼ存在しません。たとえば雨上がりの大正池は幻想的で貴重な風景を見ることができます。さらに夜には澄み切った空気の中で満点の星空が広がります。時間の経過とともに表情を変えていく大自然は、一瞬ごとがシャッターチャンスです。

<施設情報>
公式サイト:https://www.kamikochi.or.jp/

黒部ダム



国内最大級の水力発電ダムとして有名な観光地「黒部ダム」。世紀の難工事を経て建設された巨大なダムの堂々たるたたずまいと、周囲をぐるりと取り囲む北アルプスの雄大な山々は多くの観光客の心を虜にしています。上高地と同様1年中訪れられるわけではなく、4月中旬から11月下旬までが観光シーズンです。

迫力満点の観光放水



毎秒10トン以上の水を放水する観光放水は黒部ダム最大の見どころ。条件が整えば霧状になった放水で虹を見ることができます。ダム展望台やダムえん堤など数カ所のポイントからゆっくりと眺められるので、違う角度から見比べながら大迫力の放水を楽しみましょう。

立山黒部アルペンルートで北アルプスを満喫



黒部ダムを訪れるなら、長野県側と富山県側を貫く「立山黒部アルペンルート」で沿線の景色を堪能するのがおすすめです。総延長は37.2キロメートル、最高地点2450メートルという区間を、さまざまな乗り物を乗り継ぎながら巡ります。道中では日本唯一の交通機関として名物となっている「トロリーバス」、また新たに導入された電気バスにも注目です。

<施設情報>
施設名:黒部ダム
公式サイト:https://www.kurobe-dam.com/

渡月橋



国内外で圧倒的人気と知名度を誇る観光地・京都。中でも嵯峨嵐山エリアの「渡月橋」は多くの観光客でにぎわいます。桂川にかかるこの橋は、亀山上皇が「くまなき月の渡るに似る」と述べた感想から名付けられたと伝えられています。まさに日本を代表する風景といっても過言ではありません。

日本人の美的センスを体現



多くの人を惹きつける渡月橋の魅力は、限りなく周りの風景に溶け込むほどのシンプルなデザイン。川の水面と水平にまっすぐ伸びている飾り気の少ない橋は、主張しすぎず埋もれ過ぎず絶妙な調和をもたらしています。眺めれば眺めるほどに、日本の伝統的な気質を伝えてくる建造物です。

季節限定のライトアップ



コロナ禍以前は例年、春と秋など期間限定で夜のライトアップが行われていました。日中の景色もさることながら、暗闇の中に照らし出される渡月橋と色づいた木々が作り出すコントラストは幻想的。再開のアナウンスを待ちたいところです。

姫路城



国宝であり世界文化遺産としても登録されている姫路城。シラサギに似た外観から、「白鷺城(はくろじょう)」という愛称でも知られています。鮮やかな白が青空に映える美しい姿はまさに羽を広げて飛び立とうとする白鷺のようです。

当時の状況をありのままに



外観の美しさはもちろんのこと、散策していくと細部まで戦国時代の城ならではの工夫を随所に観察することができます。敵の侵入を防ぐあらゆる仕掛けや、迷路のような構造の通路や階段などはその一例。時代劇の中の世界へと入ってしまったような感覚になることでしょう。

保存修理工事を終えてさらに美しく



木造の建築物の中ではひときわ目を引く大迫力のスケールで、まさに最高傑作と呼ばれるにふさわしいと言えるでしょう。さらに2015年には約6年間にも及ぶ保存修理工事が終了。今こそ訪れる価値のある名城の1つとなっています。大部分が築城当時のまま残っている東大柱も見どころです。

<施設情報>
施設名:姫路城
住所:〒670-0012 姫路市本町68番地 姫路城三の丸広場北側
電話番号:079-285-1146
開城時間:午前9時00分から午後4時00分まで(閉門は午後5時00分)
休城日:12月29日、30日
公式サイト:https://www.city.himeji.lg.jp/castle/


軍艦島



日本には非常に多くの島がありますが、「軍艦島」ほど特殊な背景をもつ島は珍しいと言えるでしょう。長崎港から18.5キロメートル、船で約40分のところに位置する「端島(はしま)」は、鉄筋コンクリートで周囲が固められた外観から通称「軍艦島」と呼ばれています。2015年には世界文化遺産に登録されました。

石炭全盛期を支えた半人工島



1893年に始まった埋立工事により、自然の岩礁から半人工島へと姿を変えた端島。目的は当時の産業に使われる主要エネルギー源であった石炭を採掘するためでした。その後1974年に閉山するまで良質な石炭を生産しました。陸路で長崎半島最南端へ行き同島を眺めると、まさに軍艦のように見えます。さらに上陸クルーズに参加することで、当時の様子をより間近で観察することもできます。

ユニークすぎる生活環境と歴史



炭坑として開発された特殊な事情をもつ島ということで、日本の他の地域では決して見ることのできないユニークな街や設備が存在していました。最盛期には5200人以上の人々が生活し、世界でも稀にみる人口密度だったと言われています。さらに時代を先取りする高層鉄筋コンクリートアパートや海底水道、いち早いテレビの普及など、とてもユニークな特徴をもつ場所でした。

<施設情報>
施設名:軍艦島
運営会社:軍艦島コンシェルジュ
住所:〒850-0921 長崎県長崎市松が枝町5-6
電話番号:095-895-9300
公式サイト:https://www.gunkanjima-concierge.com/

沖縄美ら海水族館



美しい海を年間通じて楽しむことができる沖縄。沖縄の海を堪能する方法はたくさんありますが、その1つは「沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館」を訪れることです。多種多様な海洋生物に囲まれながら、南国の海を満喫しましょう。

沖縄の海生生物をより間近に



見どころとして筆頭に挙げられるのは、最大の魚類であるジンベエザメや世界初の繁殖に成功したナンヨウマンタなどです。巨大水槽「黒潮の海」で泳ぐ様子はまさに大迫力。さらに10年以上をかけて育てているという「サンゴの海」も見どころ。自然を再現したサンゴ礁と、泳ぎ回るにぎやかな魚たちを観察できます。

充実のプログラム



さまざまな体験ができるプログラムも充実しています。中でもおすすめなのは、大水槽「黒潮の海」を真上から見学できる「黒潮探検(水上観覧コース)」。ジンベエザメが泳ぐ様子を真上から眺められる機会はそうありません。予約不要なので、来館の際はぜひチェックしてみてください。

<施設情報>
施設名:沖縄美ら海水族館
住所:〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町字石川424番地
電話番号:0980-48-3748
公式サイト:https://churaumi.okinawa/

まとめ

以上、魅力あふれる国内の観光スポットをさまざまなエリアから8つ取り上げました。どこに行くにせよ大切なのは、そこでどんな価値ある体験ができるかということ。ぜひ行った先での自分や大切な人の様子をイメージしつつ、次の旅の目的地を選んでみてください。

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