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九州・沖縄エリアにある親子で楽しめるスポット8選

九州・沖縄エリアにある親子で楽しめるスポット8選

2023-05-26 香田あつし

待ちに待った休日が迫ってきていても、大人も子どもも楽しめるスポットとなると選ぶのは案外簡単ではないかもしれません。行先を悩み続けて時間を無駄にしてしまうのは本当にもったいないことです。今回は、九州・沖縄エリアで大人から子どもまで家族揃って楽しめるスポットを都道府県ごとにピックアップしてみました。どうぞ参考にしてみてください。
香田あつし

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香田あつし

兵庫県出身。自分の知らない世界を見られるならたとえ地球の裏側にでも行ってしまうような人間です。食べることと交通、特に鉄道が大好き。読む人の旅のクオリティが最大限上がるような情報をご提供します。

長崎バイオパーク



親子で行きたいスポットと言えば、真っ先に挙がるのが動物園です。ただの気晴らしにとどまらず、さまざまな生き物を見ているとたくさんの発見や学びが私たちに刺激を与えてくれるものです。「長崎バイオパーク」は、同園ならではのユニークな取り組みで多くの人々に支持されています。

特徴は生態展示方式



動物園と言えば、普通どのような仕方で動物たちと触れ合うでしょうか。大抵は檻やバリケードなどで隔てられた小さな空間の中で行ったり来たりと、何となく動物にとって窮屈そうなイメージがあるかもしれません。これは「標本展示」方式と呼ばれ、これまで多くの動物園で採用されてきました。それに対し長崎バイオパークは、「生態展示」方式を採用。動物たちを空間に閉じ込めるのではなく、動物たちにとって住み心地の良い環境を準備しそこに人間が訪れるという考え方です。動物たちにとって適した環境で生き生きと生育できるので、より本来の生態に近い動物たちを観察できるのが特徴です。

動物たちと直接コミュニケーション



長崎バイオパークの大きな特徴の1つは、体験メニューが充実していること。園内のいたるところで動物たちを触ることができます。さらに園内で販売されているエサをあげることもできます。さまざまな動物にエサやり体験ができますが、特にカバやバクなど大型の動物たちと接する機会はそう多くないため、ぜひ親子でやってみるのがおすすめです。間違いなく忘れられない非日常の体験ができることでしょう。

<施設情報>
施設名:長崎バイオパーク
住所:〒851-3302 長崎県西海市西彼町中山郷2291-1
電話番号:0959-27-1090
営業時間:10:00~17:00(入園締切 16:00)
公式サイト:https://www.biopark.co.jp/

佐賀県立宇宙科学館



2022年9月に西九州新幹線が開業したことで一躍脚光を浴びた武雄市には、宇宙好き親子にとってはたまらない施設があります。「ゆめぎんが」という愛称で知られる「佐賀県立宇宙科学館」は、家族揃って広大な宇宙の不思議に迫るのにうってつけの場所。近隣の地域にお住まいであれば、ぜひお出かけ先候補に含めてみてはいかがでしょうか。

3つの常設展示



宇宙について扱う施設ということで、壮大な大自然を3つのゾーンに分けてテーマごとに魅力を深掘りします。「地球発見ゾーン」では宇宙と私たち生命とをつなぐ架け橋としての役割をもつ地球について、また「宇宙発見ゾーン」では太陽系や宇宙開発の設備や歴史について、さまざまな体験や展示を通して学ぶことができます。「佐賀発見ゾーン」は佐賀県の地理や生物に関する展示が充実。鉱物や化石、水生生物などについて知識を深められます。

天文台から本物の宇宙を観察



天文台を併設するミュージアムであるところが、数多ある天文学系ミュージアムとゆめぎんがの違いを生んでいます。やはりどれだけたくさんの展示を見ようと、望遠鏡を通して本物の宇宙を垣間見られる感動には代えられません。毎週土曜の夜に開催される「天体観望会」のほか、昼間に太陽や金星などをターゲットとする「青空天文台」も見どころです。

ワークショップも要チェック



常設展を観覧した人には、期間限定でメニューの入れ替わるワークショップに参加する権利が与えられます。普段は目にすることができない水槽の裏側の見学など、珍しい学びの経験を楽しむことができます。

<施設情報>
施設名:佐賀県立 宇宙科学館
住所:〒843-0021 佐賀県武雄市武雄町永島16351
電話番号:(0954)20-1666
公式サイト:https://www.yumeginga.jp/

南島原イルカウォッチング



日本は言わずもがな海に囲まれた島国ですが、野生のイルカを観察できる場所はそう多くありません。長崎県南島原市には、まさにそのような体験ができる「南島原イルカウォッチング」という施設が存在します。動物好きの人にとって必見のお出かけ先候補です。

いつでも高い確率でイルカと出会える



南島原市の面する早崎海峡にはおよそ200頭の野生のイルカが生息していることが確認されています。もちろん相手は自然なので100パーセントの保証はありません。それでも豊富な情報と当日のコンディションによって現在イルカがいるポイントを特定するので、かなり高い確率で野生のイルカを見ることができます。海域のどこかにいるイルカたちを探しに、いざ出航です。

事前のイルカ教室



せっかくイルカを見に来たのであれば、ぼんやり眺めるだけでなくいろいろ学ぶ機会があると嬉しいところ。事前の知識があるだけでイルカウォッチングの時間は一層楽しくなります。出航時間の10分前に行われる説明を聞くことで、早崎海峡に棲むイルカたちについてよりよく知ることができます。

安全対策もしっかり



時折見聞きする座礁や海難事故といったニュースは、このようなイルカウォッチングへの参加に関しても少し安全面で心配にさせます。その点南島原イルカウォッチングは安心して楽しむことができると言えるでしょう。法に則った船舶の安全管理からライフジャケット等着用の徹底、全員が保険に加入することなど基本的な部分からしっかりと安全対策を講じています。

<施設情報>
施設名:南島原イルカウォッチング
住所:〒859-2504長崎県南島原市口之津町丙4358-6 口之津港ターミナルビル内
営業時間:8:30~16:00
定休日:元日
公式サイト:https://www.iruka-watching.com/

種子島宇宙センター



宇宙に興味があるご家族には既に佐賀県立宇宙科学館をご紹介していますが、九州の南側在住もしくは少し遠出の予算がある方には種子島宇宙センターがおすすめです。既に知名度も高い日本最大のロケット発射場を実際に目の当たりにすることで、宇宙開発の最前線を肌で感じてみてはいかがでしょうか。

世界一美しいロケット発射場



総面積約970万平方メートルという広大な敷地を有する種子島宇宙センターは、大きさだけでなく世界一美しいロケット発射場とも称されているのだとか。それは施設が緑の山の中に点在すること、発射台がサンゴ礁に囲まれた岬の突端近くに設置されていることに由来します。景観が美しいのはインスタ映えもばっちりで嬉しいポイントです。

本物の質や雰囲気



宇宙開発の現場ということで、数多存在する天文台や科学館とは一線を画す雰囲気を味わえます。実際にロケットや人工衛星の整備や点検をする場所や総合司令棟、エンジンの試験場などが存在します。宇宙に挑む人たちの戦場を見ることにロマンを感じる人たちは、きっと少なくないことでしょう。

<施設情報>
施設名:種子島宇宙センター
住所:〒891-3793 鹿児島県熊毛郡南種子町大字茎永字麻津
公式サイト:https://www.jaxa.jp/about/centers/tnsc/

大分マリーンパレス水族館「うみたまご」



九州エリアで多様な海洋生物を楽しみたいなら、大分県の「うみたまご」を訪れてみてはいかがでしょうか。設備が豊富で充実していて、一日たっぷりと生き物に癒されたり学びを深めたりすることができます。クラゲに熱帯魚、イルカやサメなどバラエティさは見逃せないポイントです。

自然に囲まれた美しいロケーション



うみたまごが位置するのは、高崎山と別府湾に挟まれたとても景色の良い場所。館内の空間が心地良いのはもちろんのこと、外の開放的な海の景色も同水族館の魅力です。

あそびーち



90種類1500尾もの魚が自由に泳ぎ回る大回遊水槽がうみたまごのメイン施設となります。まるで海の中に入ってしまったかのような感覚に浸ることができます。さらにうみたまごならではと言える施設が、2015年オープンと比較的新しい施設である「あそびーち」です。子どもも大人も至近距離で海の生き物と触れ合える体験はとても貴重です。

<施設情報>
施設名:大分マリーンパレス水族館 「うみたまご」
住所:〒870-0100 大分市大字神崎字ウト3078番地の22
電話番号:097-534-1010
公式サイト:https://www.umitamago.jp/

都井岬



雄大な大自然に囲まれたロマンチックな風景を楽しみたいと思ったら、宮崎県の都井岬を目指してみるのがおすすめです。都井岬は日南海岸国定公園の最南端に位置しています。先端は太平洋に突き出ていて、そこに白く輝いている灯台はまさに美しいの一言です。

野生の馬が歩き回る



ただ景色を楽しむだけの一見退屈な場所というわけではありません。岬一帯には国の天然記念物として指定されている「御崎馬」が生息していることで知られています。これはもともと江戸時代の武士の馬が野生化したものだと言われています。野生馬ガイドツアーも利用しながら、日本では珍しい野生の馬を眺めてみてはいかがでしょうか。

美しい日の出は必見



方角は東を向いている岬なので、早朝の時間帯には日の出を楽しむことができます。それも太平洋の水面から浮き上がってくるかのような光景が楽しめるため、特別感満載。元旦には特ににぎわう人気スポットです。

<施設情報>
施設名:都井岬
公式サイト:https://kushima-city.jp/toi/

マリノアシティ福岡



親子でお出かけするならお買い物スポットも外せません。「マリノアシティ福岡」は九州最大のアウトレットモールで、一日中買い物で歩き回って遊んでも飽きないほどの規模を誇ります。博多駅からの所要時間は車で約20分と、都心部からのアクセス性も良好です。

160もの店舗数



九州最大というだけあって、扱う商品の豊富さは言うまでもありません。およそ160にも上る店舗数を抱えているので、きっとあなたが望むものを見つけることができるでしょう。

ノボルト



買い物にとどまらず、「ノボルト」と呼ばれる国内最大級の屋内型スポーツ・アスレチック施設で遊ぶことができるなど、子どもたちが思い切り楽しめる空間も用意されています。家族揃って一日の時間があっという間に過ぎること間違いありません。

<施設情報>
施設名:マリノアシティ福岡
住所:〒819-0001 福岡県福岡市西区小戸2-12-30
電話番号:092-892-8700
公式サイト:https://www.marinoacity.com/

海洋博公園



最後にご紹介するのは沖縄県の海洋博公園です。昭和50年に開催された沖縄国際海洋博覧会を記念して設置された国営公園で、園内にはたくさんの人気スポットが充実しています。楽しみ方の幅がとても広く、楽しみつくすには一日では足りないと感じるほどです。

沖縄の美しい海の魅力が凝縮



たくさんの施設が集まっている同公園。全国的知名度を誇る美ら海水族館など、内容はとても豪華です。エメラルドビーチで心地良い雰囲気に浸った後は、オーシャンビューを一望できるレストランでランチを楽しむのはいかがでしょうか。日本では沖縄しか味わえない透明度の高い海と自然、味覚を存分に堪能したいところです。

<施設情報>
施設名:海洋博公園
住所:沖縄県国頭郡本部町
公式サイト:https://oki-park.jp/kaiyohaku/

まとめ

いかがだったでしょうか。お子さんの興味だけでなく大人の好奇心さえも刺激してくれるような施設の数々でした。ぜひご紹介したお出かけ先候補を参考に、家族で過ごす休日の時間を楽しい思い出で埋め尽くしましょう。

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