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【京都】「河原町・烏丸」エリアの5万円以上の高級旅館3選

【京都】「河原町・烏丸」エリアの5万円以上の高級旅館3選

2023-08-25 運営事務局

京都は学生から大人まで、年齢を問わず人気の旅行先です。そんな観光地・京都のなかでも特に訪れる人の多いエリアが、「河原町・烏丸」エリアです。
このエリアには宿も多く、リーズナブルなホテルから大人の旅行にぴったりなリッチな旅館まで、さまざまな選択肢があります。
今回の記事では、京都「河原町・烏丸」エリアの中でも、ゆったりした旅行を楽しみたい方におすすめの、5万円以上する高級旅館についてご紹介します。
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全国のおすすめのアクティビティやカテゴリー別の特集記事・そのほか、その土地で食べれる美味しいお店や観光スポットなど、失敗しない旅行の為の情報を随時お届けします。

京の温所 御幸町夷川

『京の温所 御幸町夷川』は、京都で創業された企業である『ワコール』がプロデュース、東京の青山にある複合文化施設の『スパイラル』がディレクションをしている、京町家旅館です。
住む人がいなくなってしまい放置されていた町屋をリノベーションし、伝統的な京都の町屋らしさや建築様式をそのままに、上質な旅館として運営されています。
ここでは約90年前に建てられた町屋が利用されており、数寄屋造りのまるで茶房のような雰囲気が心落ち着く旅館です。

心落ち着く小さなライブラリー



『京の温所 御幸町夷川』では、表門を入ってすぐにある茶室『オモテノマ』の中に、「飲むこと」や「呑むこと」をテーマとした書籍を集めた、小さなライブラリーが作られています。
温かい雰囲気の茶室を生かし、この茶室が作られて使われていた当時の美しい数寄屋造りをそのままに残したこのお部屋で、飲みものや飲むという行為についてのさまざまな知識を深めることができます。

古くからの知恵、お茶や食にかかわる伝統的な道具たち



お茶を気軽に楽しむことができる道具が揃えられている、こちらの『京の温所 御幸町夷川』。それぞれの道具には使い方の説明がきちんと用意されているため、お茶を点てた経験のない方でも安心して楽しむことができます。
お茶の名所として名高い「宇治」の老舗の名店、『堀井七茗園』の『宇治昔』という名前の抹茶がついたプランもあるので、お抹茶をより楽しみたい方にはそちらもおすすめです。



さまざまな「飲む」ことに関する道具が充実している『京の温所 御幸町夷川』には、お茶の道具のみならず、おいしいコーヒーを淹れるための道具も備えられています。
コーヒーミルでゆったりと豆を挽いてコーヒーを淹れ、楽しむ時間は、慌ただしい日常の中ではなかなか味わえないもの。
「飲む」ことを大切にするこの旅館だからこその、贅沢な時間を堪能することができます。

「ここちよさ」を重視した、高品質のアメニティ



この旅館では、宿泊客ができる限りくつろいで過ごせるように、品質が高くここちよく使えるものにこだわってアメニティを用意しています。
ふんわりとした触り心地の『今治タオル』や、『シモンズ』のマットレス、さらには『西川株式会社』の敷布団や羽毛布団など、快適さを大切にセレクトされているこちらのアメニティですが、その中でも特に評判なのが、『THREE』のバスグッズ。
『京の温所 御幸町夷川』では、シャンプー・コンディショナー・ボディソープをすべて『THREE』のもので揃えているため、天然の植物エキスによるよい香りに包まれながら、お風呂の時間を楽しむことができます。

環境に与える影響への配慮



環境保全へ向けた様々な取り組みを行なっている『京の温所 御幸町夷川』。クシやカミソリなどの使い捨てアメニティを廃止し、必要最低限のアメニティのみを設置しています。
また、環境への負担を減らすため、プラスチック製品の削減にも努めているこちらの旅館では、もともとプラスチック製のものを使用していた歯ブラシを、2022年4月から竹製のものへと順次切り替えています。その生長の早さから、サステナビリティの観点において注目を集める竹は、廃棄する際も環境へのダメージが少なく、とても環境にやさしい素材です。

日本らしい風情ある美しい外観



直線と曲線の入り混じった、美しい京町家の外観。こちらの旅館は、内装のみならず外観からも日本の風情を感じることができる、古くからの町屋の造りを残した建物にあります。
『京の温所 御幸町夷川』には、京都の建築の中でも特に「和」の雰囲気を感じられる意匠である「丸窓」もあり、まるで昔の京都にタイムスリップしたかのような気持ちを味わうことができます。


〈店舗情報〉
店名: 京の温所 御幸町夷川

住所: 〒604-0982 京都府京都市中京区御幸町通 松本町574番地
予算:1泊2名¥60401
空間・設備: 無料Wi-Fiあり、敷地内全面禁煙、Bluetoothスピーカーあり、荷物預かりサービスあり、駐車場なし、ゆったりとくつろげる空間
電話番号: 075-556-0156
URL: https://www.kyo-ondokoro.kyoto/facility/gokomachi-ebisugawa.html
 

要庵西富家

明治6年に創業した『要庵西富家』は、客室わずか7室のみの、こじんまりとした高級旅館です。
規模は小さくともこの旅館は高い評価を受け続けており、2010年に『ミシュランガイド京都・大阪2010』で星の評価を得てから今に至るまで、なんと12年連続ミシュランで星を獲得しています。
京都で初めて、パリの世界的なホテル・レストランの会員組織である『ルレ・エ・シャトー』に加盟したこちらの旅館は、「ひとつの宿を通して、京都の素晴らしさと日本・京都の文化をあらわす」をモットーとして、評判の高い丁寧なおもてなしを続けています。

少ないながらも個性豊かな和風の客室



先程も述べたように、ここ『要庵西富家』の客室数は7室と少ないのですが、ひとつひとつのお部屋にはそのお部屋ちなんだ名称がつけられ、それぞれに異なった魅力があります。
『若菜、葵、梅枝、横笛、篝火、松風、初音』と名づけられた客室は、全て違うテーマが設定されているため、宿泊する際はその時の自分の気分や目的に合わせて、テーマからお部屋を選んでみるのもおすすめです。
写真は梅枝のお部屋。部屋からすぐ見える梅の木が美しい、人気の客室です。

各部屋に備え付けのヒノキのお風呂



『要庵西富家』では、それぞれのお部屋にヒノキのお風呂が備え付けられています。お部屋によってはヒノキ風呂に入りながら庭を眺められるところもあり、ヒノキの心地よい香りに包まれながら贅沢なバスタイムを過ごすことができます。

『おばんざい』の和朝食



京都の名物として有名な『おばんざい』。『おばんざい』とは、京都において日常生活の中で食べられてきたお惣菜のことを指します。
こちらの旅館では、朝ごはんとして伝統的なおばんざいをメニューの中心に据えた、おいしい和食を楽しむことができます。

高く評価され続ける懐石料理店



『要庵西富家』の懐石料理は、ミシュランガイドで2010年から連続で星を獲得しており、とても高い人気と評価を得ています。
雰囲気ある店内は、お食事の前からもてなしの心であふれています。



提供される懐石料理は、伝統的な懐石から独創的な一品まで、さまざま。季節感を大切にした『要庵西富家』の懐石のお料理は、京都の伝統的な食文化や食材を取り入れ、地元の食文化の継承にも貢献しています。


〈店舗情報〉
店名: 要庵西富家

住所: 〒604-8064 京都市中京区富小路通六角下る
予算:1泊2名¥66,000
空間・設備: 無料Wi-Fiあり、有料駐車場あり、エレベーターなし、浴衣の貸し出しあり、日本らしさのある空間
電話番号: 075-211-2411
URL: https://www.kanamean.co.jp/

炭屋旅館

『炭屋旅館』は、大正時代の初めに創業された、歴史ある名旅館です。
街中にあるにもかかわらず、旅館内に一歩足を踏み入れると、穏やかな静寂がゲストを包みます。
茶の心を大切にし、そしてそれを現代まで受け継ぐこちらの旅館は、その長い伝統を感じさせる建物や丁寧で気遣いの行き届いた接客サービスでも高い評判を得ています。

家族や友人と楽しめる抹茶体験



『炭屋旅館』では、宿泊客であれば、前日の正午までに事前申しこみをすることによって、一緒に宿泊した家族や友人とともにお抹茶の体験をすることができます。
抹茶の点てかたや飲みかたを先生から教えてもらうことができ、楽しみながら日本の文化に触れる経験をすることができます。



『炭屋旅館』には、毎月7日と17日の夜に宿泊客を茶室『玉兎庵』に招き、釜を炉にかけて行う茶事である『月釜』というイベントがあります。
招かれた宿泊客は『残念石』と呼ばれている、どっしりと大きな御影石でてきたつくばい(茶室に入る前、手を清めるための手水鉢)を通って『玉兎庵』まで行き、おいしいお抹茶とお菓子をいただくことができます。
『月釜』は、茶道に明るい方から初めて茶事を体験する方まで、さまざまな人が楽しめる『炭屋旅館』の名物行事です。

季節ごとに表情を変え、四季を感じられるお部屋



背の低い和ベッドや広い浴槽など、『炭屋旅館』の客室は、古いながらも宿泊客に不具合なく快適に過ごしてもらうための心づかいに満ちています。



お部屋はかつて茶人が好んだ数寄屋造りで、照明で人工的に明るくしすぎないほの暗い空間は、日本的な「わび・さび」の精神を体現しています。
季節が移ろうたびに表情を変える客室の様子は、何度宿泊しても飽きのこない体験をゲストに与えてくれます。



かわいらしい瓢箪型の引き手。『炭屋旅館』には雀や笹の葉、糸巻きなど、面白い形の引き手がたくさんあり、瓢箪型のものはそのひとつです。
よく目にする丸い形とはまた違った趣の面白い引き手なので、この旅館に宿泊した際はお部屋の引き手に注目してみると、楽しい発見があるかもしれません。

見た目にも美しい京料理



『炭屋旅館』でのおもてなしは、料理なしには語ることができません。あえてシンプルな味付けにすることより素材の風味を生かす京料理の調理法は、賀茂茄子や聖護院大根をはじめとした京野菜そのもののおいしさを味わうのに向いています。
春は筍、夏は鱧など、季節に合わせて旬の食材を厳選し、繊細に味付けをして京懐石として夕食に提供しています。
美しい清水焼の器とともに、丁寧な盛りつけで供されるお料理の数々は、舌でも目でも楽しめると評判です。


〈店舗情報〉
店名: 炭屋旅館

住所: 〒604-8075 京都市中京区麩屋町三条下ル
予算:1泊2名¥79,640
空間・設備: 無料Wi-Fiあり、駐車場あり、大浴場あり、ルームサービス可能、きめ細やかな接客
電話番号: 075-221-2188
URL: http://www2.odn.ne.jp/sumiya/sp/index.html

まとめ

今回の記事では、京都の「河原町・烏丸」エリアで、ゆったりと宿泊できる5万円以上の高級旅館を3つご紹介しました。
この記事でご紹介した旅館では、高級旅館だからこその丁寧で行き届いたサービスなど、他の宿やホテルでは得がたい経験をすることができます。
日常から離れて京都を味わう旅行をしてみたい方は、この記事で紹介した素敵な京都の高級旅館で、くつろいだひとときを過ごしてみて下さい。

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