大阪市中央公会堂
地下鉄御堂筋線・京阪電鉄の淀屋橋駅1号出口より徒歩約5分、堂島川と土佐川に挟まれた中之島に、大正ネオ・ルネッサンス様式の美しい建物『大阪市中央公会堂』があります。
大阪の株式仲買人の岩本栄之助氏による寄付100万円(現在の50億円)をもとに、1918年(大正7年)に竣工されました。
当時より一流のアーティストによるオペラやコンサート、著名人の講演会が催されるなど、大阪の芸術や文化の発展に大変深く携わってきました。
老朽化が進んだことから3年半の歳月をかけて改築、2002年9月にリニューアルしました。
そして歴史的・芸術的に価値の高いものとして、2002年12月に国の重要文化財に指定されました。公会堂建築物としては西日本で初めてのことであります。
ヨーロッパの宮殿を彷彿とさせる堂内
堂内は、大集会室・中集会室・小集会室・特別室・各種会議室・ショップ・レストランからなります。
大集会室では、コンサート、演劇、バレエ、ファッションショー、各種式典など、さまざまなイベントが行われています。座席は1階810席・2階351席の計1161席。
かつては、ヘレンケラーやガガーリンなど各著名人の講演会も行われた歴史的なホールであります。
100年の歴史を感じる格式高いウェディング
美しい天井画や大きなステンドグラスに見とれてしまう特別室は、挙式会場としても使用されています。
クラシカルで優雅な雰囲気に満ちた、国の重要文化財での格式高いウェディングは、一生の素敵な思い出として刻み込まれることでしょう。
<施設情報>
名称:大阪市中央公会堂
住所:〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島1-1-27
電話番号:06-6208-2002
開館時間:9:30~21:30(予約受付時間は9:30~20:00)
休館日:毎月第4火曜日(祝日の場合は直後の平日)および、12月28日から翌年1月4日
URL:https://osaka-chuokokaido.jp/about/
大阪府立中之島図書館
『大阪府立中之島図書館』は、中之島の大阪市中央公会堂と大阪市役所の間に位置しています。
ギリシャ神殿やローマ神殿を彷彿とさせる堂々とした佇まいの建築物は圧巻です。
開館はなんと1904年(明治37年)。第15代住友吉左衛門氏の寄付によって建てられました。当時の名称は「大阪図書館」でした。
1922年(大正11年)本館左右両翼を増築など、幾度の増築工事が行われ現在の形になりました。
1945年(昭和20年)には大阪大空襲の戦災をも免れ、1974年(昭和49年)に『大阪府立中之島図書館』に改名、そして国の重要文化財に指定されました。
交通アクセスは、地下鉄御堂筋線・京阪電鉄の淀屋橋駅1号出口より徒歩約4分となります。
教会を思わせる造りの中央ホール
2階正面入り口から入ると、中央ホール正面に大階段、ドーム状の吹き抜け空間、天井の円形窓からステンドグラスの美しい光が降り注ぎます。
館内には、2階にビジネス資料室1~3、ビジネス資料室調査相談カウンター、図書館協力室、デジタル情報室、貸出返却カウンターなど、3階に大阪資料・古典籍室1~3などがあります。総蔵書数は約55万点となります。
併設カフェでほっと一息
2階に、カフェ「スモーブロー キッチン ナカノシマ」が併設されています。
資料探しや勉強に疲れたら、美味しいランチやスイーツで癒されるのもいいですね。
<施設情報>
名称:大阪府立中之島図書館
住所:〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島1-2-10
電話番号:06-6203-0474
開館時間:【平日】9:00~20:00 【土曜】9:00~17:00
休館日:日曜日・祝日・振替休日・年末年始・館内の書庫整理により3月・6月・10月の第2木曜日
URL:https://www.library.pref.osaka.jp/site/nakato/
https://www.instagram.com/nakanoshima_library/
梅田スカイビル
『梅田スカイビル』は、複合施設・新梅田シティ内に1993年に建てられた地上40階建ての超高層ビルです。
交通アクセスは、JR各線 大阪駅より徒歩7分、地下鉄御堂筋線 梅田駅より徒歩9分となります。
堂々とそびえ立つツインタワーは「未来の凱旋門」とも呼ばれ、連日 国内外の観光客で賑わっています。
タワーウエストとタワーイーストに分かれており、多数のオフィスやショールーム、会議室、レストランなどが入っています。
40階~屋上には空中庭園展望台があります。
またビル周辺には、緑や小さな滝などが楽しめる自然いっぱいのスポットがあります。
涼やかな風を感じながら森の中を散策でき、まさに都会のオアシスと言えるでしょう。
空を飛んでいるかの様なエスカレーター
当ビルに着くと、まずビルの下から上を見上げるのではないでしょうか。
タワーウエストとタワーイーストに分かれた2棟の間に円形の穴が開いており青空が望めます。
その丸い穴にかかる二つの橋・・・の様に見えますが、これは実はエスカレーター。
このエスカレーターで35階から39階のチケットカウンターまで上って行きます。
ガラス張りの造りになっているので、まるで空を飛んでいるかのような感覚になることでしょう。
40階の屋内展望台からや、さらに上ると屋上「スカイ・ウォーク」からの景色も存分に楽しめます。
大阪の街を一望でき、昼間はもちろん、ネオンがきらめく夜景は圧巻の美しさです。
高所が得意な方は、ぜひ屋外のスカイ・ウォークで美しい眺めを楽しんでみてください。
また39階のチケットカウンターがある展望ロビーまでは無料で上れるので、空中庭園まで上ろうか迷っている方は一度、39階まで行ってみるのもおすすめです。
<施設情報>
名称:梅田スカイビル
住所:〒531-6039 大阪市北区大淀中1-1-88 梅田スカイビル
電話番号:【新梅田シティ総合案内所】06-6440-3899 【空中庭園展望台】06-6440-3855
開館時間:【空中庭園展望台】9:30~20:00(最終入場19:30)
休館日:不定休
料金:【空中庭園展望台】大人:1,500円 4歳~小学生:700円
URL:https://www.skybldg.co.jp/
https://www.instagram.com/umeda_skybuilding/
なんばパークス
かつての大阪球場跡地に2003年に誕生した大型複合施設『なんばパークス』。
交通アクセスは、南海電鉄各線 なんば駅直結という利便性に優れています。
10階建ての施設であり、200店以上のショップ・レストランや映画館が入っています。
大都会にありながら、緑豊かな約11,500㎡ものパークスガーデンがあり、人・都市・自然が一つになり愛される「都市公園」を目指しています。
また、地上30階のオフィスビル・パークスタワーが隣接しています。
買って食べて遊べる大型施設
ショップは、レディス・メンズ・キッズのファッションフロアや、コスメ、インテリア、雑貨まで、さまざまな店舗があり、見ているだけでもとても楽しくショッピングができます。
また美味しいお食事やティータイムができるレストランやカフェも揃っていて、休日は家族連れなどで賑わってます。
映画館や大型ブックストアもあり、1日中遊べるスポットと言っても過言ではありません。
各フロアも広々としていて歩きやすく、ベビーカーでのお子様連れでも大変訪れやすいのもポイントです。
今年で9年目のなんばの風物詩
冬季には、期間限定でイルミネーションも実施されています。
各エリアにきらめく光のパノラマは、なんばの新しい風物詩になりつつあります。
最上階から眺める幻想的な光は、日中のガーデンの緑と共に、都会の中の癒しのスポットとなりそうですね。
<施設情報>
名称:なんばパークス
住所:〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70
電話番号:06-6644-7100
開館時間:【ショップ】11:00~21:00 【グルメ】11:00~22:00 【ガーデン】10:00~24:00
休館日:不定休
URL:http://www.nambaparks.com/
https://www.instagram.com/nambaparks_official/
HEP FIVE
梅田へ行くと、ひときわ目立つ赤い観覧車を必ず目にすることでしょう。
阪急電鉄 大阪梅田駅より徒歩3分の場所にある『HEP FIVE』(ヘップ ファイブ)は、1998年に誕生しました。
空調設備のある観覧車を建物と一体化させて建築したのは世界初の試み。
今や梅田のランドマークと言っても過言ではありません。
存在感を放つクジラのオブジェ
1階の正面入り口から入ってまず驚くのが、大きな吹き抜け空間に吊るされた、大きな赤いクジラのオブジェでしょう。
こちらは、石井竜也氏プロデュースのものとしてとても話題になりました。
フロアは地上10階建てで、ファッション、雑貨、アミューズメント、レストランの店舗など、約170店が入っています。
HEP FIVEの「HEP」とは、“Hankyu Entertainment Park”の略であり、“遊び”と“おもてなしの心”を大事に、また来たいと思ってもらえる施設づくりを目指しています。
HEP FIVEでお買い物やグルメを楽しみ、夕暮れ時に観覧車でゆったりと寛ぐのもロマンチックで良いですね。
<施設情報>
名称:HEP FIVE(ヘップ ファイブ)
住所:〒530-0017 大阪府大阪市北区角田町5-15
電話番号:06-6313-0501
開館時間:【ショッピング】11:00 ~ 21:00 【レストラン】11:00 ~ 22:30 【アミューズメント】11:00 ~ 23:00
休館日:年8~9回あり(詳細はHPをご確認ください)
URL:https://www.hepfive.jp/
https://www.instagram.com/hep_five/
まとめ
本記事では、大阪にある魅力的な建築物について5施設ご紹介しました。
100年以上の歴史がある建物から、近未来的なビルなど、大阪の文化や発展を深く感じる建物ばかりです。
ぜひ実際に訪れて、その雰囲気を肌で感じてみてください。
また、どの建物もSNS映えバッチリなので、写真を撮って“素敵な建物コレクション”を作ってみるのもいいですね。