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大阪のパワースポット・歴史ある寺院でお参り5選

大阪のパワースポット・歴史ある寺院でお参り5選

2021-07-14 運営事務局

大阪観光といえば、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンや海遊館、大阪城、道頓堀などたくさんの魅力的なスポットがありますが、実は大阪には歴史が深く素敵な寺院もたくさんあります。
今回はそんな中から5つの寺院をご紹介。
ご利益がありエネルギーがあふれているパワースポットですので、大阪に行く際にはぜひご参拝してみてください。
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四天王寺



大阪市天王寺区四天王寺にある、和宗総本山『四天王寺』は、593年(推古天皇元年)に聖徳太子が建立した七大寺の一つです。
仏教をめぐり、物部守屋と蘇我馬子の間で合戦が起こった際に、崇仏派の蘇我馬子についた聖徳太子が「この戦に勝利できたなら、四天王を安置する寺院を建立し、世の人々を救済する」と誓願。
見事、蘇我馬子が勝利し、誓い通り建立したのが『四天王寺』であると、「日本書紀」に記されています。

その後、戦火で焼失・再建を繰り返しましたが、近代では1934年(昭和9年)の室戸台風で五重塔の倒壊、中門などが壊滅してしまいます。
そして1940年(昭和15年)五重塔の再建が努力の末になされましたが、1945年(昭和20年)の大阪大空襲でほぼ全域が戦火にさらされました。

しかし1963年(昭和38年)より各方面の人々の協力のもと、伽藍(がらん)をはじめ次々と建物が復興。
現在では創建当時の建造物を忠実に再現されており、非常に貴重なものとなっています。

四天王寺式伽藍配置



四天王寺の伽藍の配置は、南から北へ、中門、五重塔、金堂、講堂が一列に並んでいます。そしてその周りを回廊がぐるりと囲む形式となっています。
この形式は日本最古、飛鳥時代の代表的な建築様式であります。
総面積は約11万㎡となり、伽藍のほかにも聖徳太子の御霊を崇る聖霊院や、国宝・重要文化財を所蔵する宝物館などもあります。



バラエティ豊かな御守りや御土産



1400年以上の歴史をもつ由緒ある寺院ですが、四天王寺にある御守りや御土産は、実にバラエティ豊かで斬新なものも多数あります。
その中でも人気があるのが、ブラパッド型の「御乳守(みむねまもり)」。いつでもブラの中に入れて肌身離さず持ち歩けるというものです。
人気があり過ぎで品切れの場合もありますのでご注意ください。
また、「聖徳太子キューピー」のストラップなども四天王寺限定で人気商品となります。

四天王寺への交通アクセスは、JR大阪環状線・地下鉄御堂筋線・谷町線の天王寺駅より徒歩12分、地下鉄谷町線の四天王寺前夕陽ヶ丘駅より徒歩5分となります。

<施設情報>
名称:四天王寺(してんのうじ)
住所:〒543-0051 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
電話番号:06-6771-0066
拝観時間:【お堂・中心伽藍・庭園】4月~9月 8:30~16:30 10月~3月 8:30~16:00
     【六時堂】8:30~18:00
     【お堂の外からのお参り】24時間
拝観料:【中心伽藍】大人:300円 高校生・大学生:200円 中学生以下:無料
    【庭園】大人:300円 小学生~大学生:200円 幼児:無料
    【宝物館】大人:500円 高校生・大学生:300円 中学生以下:無料
URL:http://www.shitennoji.or.jp/

一心寺



大阪市天王寺区にある『一心寺』は、天王寺動物園や天王寺公園に隣接した場所にある、広い境内を持つ寺院です。

『一心寺』の歴史は古く、1185年(文治元年)法然により開山されます。
1600年(慶長5年)徳川家康の第8男・仙千代が早逝、葬儀が一心寺で行われました。
江戸時代末期頃から、年中無休で宗派を問わずお施餓鬼(せがき)を行い、「おせがきの寺」として親しまれました。
そして1887年(明治20年)に初めてのお骨佛(こつぶつ)が造られ、庶民に開かれた寺としてますます賑わいました。



ご遺骨で造った仏様



『一心寺』は納骨、おせがきやお骨佛で有名です。
お骨佛とは、納骨されたみなさまのご遺骨を10年分まとめ、水とセメントを練り混ぜて阿弥陀如来像を造立したものです。

1887年(明治20年)に初めて造立されてから、現在 8体ものお骨佛がお祀りされています。
本来でしたら14体になりますが、6体は戦火にさらされ焼失してしまいました。

なかなか墓参りができなかったり、後継ぎがおらず墓が守れなかったりした場合も、お骨佛にされると安心できることでしょう。
ご先祖の供養と、仏様への礼拝の精神を融合。
2005年(平成17年)には、大阪市の無形民俗文化財に指定されました。



『一心寺』では、どなたでもお写経ができます。一心寺写経堂で行っており、筆や墨など必要な道具はすべて準備されているので、心を落ち着かせたい、精神統一されたい方は是非いかがでしょうか。
交通アクセスは、JR大阪環状線・地下鉄御堂筋線・谷町線の天王寺駅より徒歩15分、地下鉄谷町線の四天王寺前夕陽ヶ丘駅より徒歩12分、地下鉄堺筋線の恵美須町駅より徒歩8分となります。

<施設情報>
名称:一心寺(いっしんじ)
住所:〒543-0062 大阪府大阪市天王寺区逢阪2丁目8-69
電話番号:06-6771-0444
参拝時間:【一般参拝】5:00~18:00 【納骨・おせがき・その他】9:00~16:00(大晦日は午前11時まで) 
     【三千佛堂・千躰佛】9:00~16:00 【お写経】9:00~16:00(受付は14時まで)
URL:https://www.isshinji.or.jp/index.html

勝尾寺



大阪府箕面市にある『勝尾寺』(かつおうじ)は、勝運の寺として、勝ちダルマが有名な寺院です。

『勝尾寺』の歴史は大変古く、727年(神亀4年)藤原致房の子・善仲と善算という双子兄弟が草庵を構え、修行を行ったことが始まりです。
765年(天平神護元年)光仁天皇の皇子開成(かいじょう)が善仲と善算に師事、775年(宝亀6年)に彌勒寺(みろくじ)を創建。これが後の勝尾寺となります。
平安時代以降は、天皇などの地位が高い方の参詣も多くありました。
880年(元慶4年)清和天皇の平癒の祈祷を行い効験があったことから「王に勝つ」意味を持つ「勝王寺」の寺号を帝より命名されます。
しかしあまりにも畏れ多く感じ、「王」の字を「尾」に差し控えて『勝尾寺』と号することとし、“勝運の寺”として人々の信仰を得てきました。
勝尾寺では、歴代の将軍たちもこぞって勝運を祈り参拝していたという歴史を持っています。

境内にたくさんのダルマたち



勝尾寺の境内に一歩入ると、階段や石垣などさまざまな場所に置いてある小さなダルマが目に入ります。
これは「ダルマみくじ」というものです。このダルマみくじを境内のさまざまな場所に奉納して帰る方が多く、勝尾寺ならではの場景といえます。
小さく可愛いダルマですので、もちろん持ち帰っておうちで飾るのもいいですね。



そして勝尾寺といえば「勝ちダルマ」です。
授与所で“ご縁”と感じたダルマを選び、背中に目標を書きます。
「感謝のキモチ」をダルマに染みこませ、目標達成するための努力を惜しまないことを誓い、ダルマの右目に目を入れます。

そして願った日より1年後、左目を入れた「勝ちダルマ」を奉納に訪れます。
願いが叶ったたくさんの勝ちダルマたちが奉納された“勝ちダルマ奉納棚”は圧巻です。
ダルマの一つひとつにさまざまなストーリーがあったことでしょう。



勝尾寺は大変自然豊かな場所にあります。パワースポットとしてたくさんのエネルギーがもらえそうですね。
交通アクセスは、地下鉄御堂筋線 千里中央駅よりバスで約33分となります。

<施設情報>
名称:勝尾寺(かつおうじ)
住所:〒562-8508 大阪府箕面市勝尾寺
電話番号:072-721-7010
参拝時間:【平日】8:00~17:00 【土曜日】8:00~17:30 【日曜日・祝日】8:00~18:00 ※参拝受付は閉門15分前まで
入山料金:【大人(高校生以上)】400円 【小・中学生】300円 【未就学児】100円 【2歳以下】無料
URL:https://katsuo-ji-temple.or.jp/

天野山 金剛寺



大阪府河内長野市にある『天野山 金剛寺』は、約1300年の歴史を誇り、たくさんの文化財が現存する寺院です。

金剛寺は、奈良時代の729年~749年(天平元年~21年)に聖武天皇からの命をうけて行基が開山しました。
平安時代には弘法大師・空海が滞在し修行していた聖地といわれています。
その後400年もの間 荒廃しましたが、平安時代の終わり頃から再興。
当時は女人禁制の寺院が多かった中、女性が弘法大師様にお参りできたことや、侍女が2代続けて住職になったことから「女人高野」(にょにんこうや)とよばれていました。
また、織田信長や豊臣秀吉の庇護を受けた影響で、現在でも5件の国宝や29件の重要文化財をはじめ価値のある建物や寺宝を数多く保有しています。



大阪みどりの百選にも選ばれた境内



天野山 金剛寺は桜の名所としても有名です。境内のあちこちに桜の木が植えられており、特に多宝塔を背に咲き乱れるしだれ桜は見ごたえたっぷりの美しさです。
また、薬師堂の裏にそびえ立つ千年杉は、強い生命力、神秘的な雰囲気を放っており、パワースポットとして人気があります。
境内や周辺は緑豊かな自然であふれており、“大阪みどりの百選”にも選ばれています。
交通アクセスは、南海高野線・近鉄長野線の河内長野駅よりバスで約23分です。

<施設情報>
名称:天野山金剛寺(あまのさん こんごうじ)
住所:〒586-0086 大阪府河内長野市天野996
電話番号:0721-52-2046
拝観時間:9:00~16:30
拝観料:【伽藍】大人:200円 小学生:100円 【本坊】大人:400円 小学生:200円 ※ 大人のみ伽藍本坊共通券(500円)あり
URL:https://amanosan-kongoji.jp/
   https://www.instagram.com/amanosankongouji/?hl=ja
   https://www.facebook.com/profile.php?id=100018347023463&ref=bookmarks
   https://twitter.com/amanosankongouj

大阪 成田山不動尊



大阪府寝屋川市にある『大阪 成田山不動尊』は、千葉県成田市にある「大本山 成田山新勝寺」の別院であり、交通安全の御利益で有名な寺院です。
大本山 成田山新勝寺の歴史は古く、 940年(天慶3年)にさかのぼりますが、大阪 成田山不動尊の創建は1934年(昭和9年)となります。
大阪の表鬼門で京都の裏鬼門である香里園に守護神として成田山の不動明王をお祀りすることで、この地の発展を祈念することとなり、「成田山大阪別院明王院」(大阪 成田山不動尊)が誕生しました。

車100台を同時にご祈祷



大阪 成田山不動尊は、交通安全祈願で大変有名です。1954年(昭和29年)日本で初めて専用のお堂を建立。
車を目の前にご祈祷が行われ、最大で100台が同時に祈念することができます。
他には、厄除けやお宮参り、七五三参りなど、年中たくさんの方が参拝に訪れます。

著名人による豆まきで賑わう節分祭



毎年立春の前日にあたる節分の日に「節分祭」が行われ、特設舞台に著名人などのゲストを招き豆まきが行われます。
多くの参拝客で賑わう恒例行事ですが、2021年は残念ながら新型コロナウィルスの影響で、ゲストによる豆まきは中止となりました。
来年は、またあの活気ある節分祭が復活することを願っています。
交通アクセスは、京阪電鉄 香里園駅より徒歩15分、またはバスで約5分です。

<施設情報>
名称:大阪 成田山不動尊(なりたさんふどうそん)
住所:〒572-8528 大阪府寝屋川市成田西町10番1号
電話番号:072-833-8881
参拝時間:7:00~17:00
URL:https://osaka-naritasan.or.jp/

まとめ

本記事では、エネルギーたっぷりのパワースポット・大阪の寺院を5施設ご紹介しました。
北は箕面市から南は河内長野市まで、歴史が深く見どころがいっぱいの素敵なお寺ばかりです。
大阪観光に行く際には、日ごろの疲れを癒しに・パワーをもらいに、魅力いっぱいのお寺にぜひ立ち寄ってみてください。

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