登山未経験OK！ロープウェイで行く山の絶景紅葉10選

2,000mを超える山は平地と違って寒いです。展望台から山々を眺めるだけなら薄手のダウンジャケットを持って行きましょう。また山ではロープウェイの山頂駅からハイキングコースが整備されていることも多いです。「ちょっと歩いてみたいな」という方はフリースも持って行きましょう。足元は履き慣れているスニーカーがおすすめです。

標高2,291mの旭岳は日本で一番早く紅葉が始まる北海道の山です。緑色のハイマツの中に赤やオレンジの木がコントラストを添えてくれ、目の前には雄大な旭岳がドンとそびえます。
ロープウェイ山頂駅からは約1時間の散策コースが整備されています。5つの展望台に加え、姿見の池などの美しい池も見ることができるんです。北海道の雄大な大自然に包まれる体験は格別ですよ。

・紅葉の見ごろ：9月中旬～10月中旬
・料金
　-シーズン(10/21～5/31)
　 大人(中学生以上)2,200円 / 小人1,500円
-トップシーズン(6/1～10/20)
　 大人(中学生以上)3,200円 / 小人1,600円
・所在地：北海道上川郡東川町旭岳温泉
・TEL: 0166-68-9111
・公式サイト：https://asahidake.hokkaido.jp/ja/

八甲田山は青森県にある標高1,585mの大岳を主峰とした連峰です。ここではブナやカエデなどの広葉樹が赤や黄色に色づき、ロープウェイに乗っている間から紅葉を楽しめます。また10月下旬頃になると初雪が積もり始め、山頂では真っ白な雪、山の中腹以下では真っ赤な紅葉という美しい景色も見られるんです。
山頂駅からは1周約60分の散策路が整備されています。湿原もあり、街では見ることのできない可憐な高山植物も楽しめますよ。

・紅葉の見ごろ：10月上旬～10月中旬
・料金
　大人(中学生以上)2,000円 / 小人(小学生)700円 / 小学校入学前無料
・所在地：青森県青森市荒川寒水沢1-12
・TEL: 017-738-0343
・公式サイト：http://www.hakkoda-ropeway.jp/

蔵王は山形県と宮城県の県境にある標高1,841mの熊野岳を主峰とした連峰です。ブナやダケカンバといった広葉樹が赤や黄色に染まります。ロープウェイで眼下に広がる紅葉を楽しむことができるんです。標高が上がるにつれ色濃くなっていく紅葉は、動く絵画を見ているような気持ちになれます。
山頂駅からは多くの散策路が整備されています。登山経験がない方は約1時間の「いろは沼コース」や約30分の「蔵王自然植物園1周コース」を選ぶと良いでしょう。

・紅葉の見ごろ：10月中旬～10月下旬
・料金
　-地蔵山頂駅まで
　大人(中学生以上)3,000円 / 小人(小学生)1,500円
-樹氷高原駅まで
　大人(中学生以上)1,500円 / 小人(小学生)800円
・所在地：山形県山形市蔵王温泉229-3
・TEL: 023-694-9518
・公式サイト：https://zaoropeway.co.jp/summer/index.php

栂池高原は北アルプス白馬三山に抱かれた標高1,900mの場所にある湿地帯です。高い木は少なく、赤く色づく低い木々やレンガ色に染まる草の紅葉が楽しめます。
ロープウェイ山頂駅からは1周約5時間の散策路が整備されています。前半は湿原と草紅葉のコントラストを楽しみながら緩やかに標高を上げ、後半は勇壮な白馬三山と北アルプスの山々の紅葉も楽しみましょう。
「5時間はちょっと長い」という方はミズバショウ湿原とワタスゲ湿原だけを巡る約1時間10分のコースもありますよ。

・紅葉の見ごろ：9月下旬～10月上旬
・料金
　-栂池ゴンドラ&栂池ロープウェイ＋自然園入園料込み
　 大人(中学生以上)3,700円 / 小人(小学生)2,100円
　-栂池ゴンドラ&栂池ロープウェイのみ
　 大人(中学生以上)3,380円 / 小人(小学生)1,840円
・所在地：長野県北安曇野郡小谷村大字千国乙12840-1
・TEL: 0261-83-2255
・公式サイト：https://www.nsd-hakuba.jp/green/tsugaike/panoramaway.html

木曽駒ケ岳は長野県にある標高2,956mの山です。ロープウェイ駅から木曽駒ケ岳山頂まで行く場合は本格的な登山装備が必要になります。登山未経験の方はロープウェイ駅から千畳敷カールまでお散歩してみましょう。千畳敷カールでも標高2,612mと十分高いので、非日常感を味わえます。
千畳敷カールは赤や黄色の紅葉に緑色のハイマツ、そして白い山肌のコントラストが美しいんです。また天気が良ければ雲海の向こうに南アルプスの山々と富士山も見ることができます。散策に疲れたら、日本一高い場所にある「ホテル千畳敷」のカフェでゆっくりコーヒータイムを満喫しましょう。

・紅葉の見ごろ：9月下旬～10月上旬
・料金
　-菅の台バスセンター駐車料金800円/日
　-菅の台バスセンター～しらび平駅(バス)1,660円
　-しらび平駅～千畳敷駅(ロープウェイ)2,540円
・所在地：長野県駒ケ根市赤穂759-489
・TEL: 0265-83-3107
・公式サイト：https://www.chuo-alps.com/

西穂高岳まで登るには本格的な登山装備が必要になります。ですがロープウェイの終着点である西穂高口駅には標高2,000m超えの場所に、広々としたウッドデッキが用意されているんです。木々の香りや鳥のさえずりを間近に感じられる「森のテーブル」や、北アルプスで人気を誇る「槍穂高連峰」の展望が楽しめる「槍の回廊」など自然をゆったりと楽しめる環境が整っています。
紅葉で燃えるように赤く染まった木々と槍穂高の岩壁のグレー、天高く澄んだ青空の美しいコントラストが目の前に迫ります。

・紅葉の見ごろ：9月下旬～10月下旬
・料金
　大人(13歳以上)3,000円 / 小人(小学生)1,500円
・所在地：岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉
・TEL: 0578-89-2252
・公式サイト：https://shinhotaka-ropeway.jp/

御在所岳は三重県にある標高1,212mの山です。標高がそこまで高くないため、幅広い期間紅葉を楽しめます。10月中旬頃はロープウェイの始発駅がある山麓から山の中腹にかけてはまだまだ緑色です。ですが山頂に近づくにつれて木々が染まっていくため、美しいグラデーションが楽しめます。
山頂駅は１周30分ほどの散策路が整備されており、御在所岳山頂にも登れます。芝生の広場やレストランも整っているので、家族連れで気軽に楽しめる山の紅葉スポットです。

・紅葉の見ごろ：10月中旬～11月下旬
・料金
　大人(中学生以上)2,450円 / 小人(4歳以上小学生以下)1,220円
・所在地：三重県三重郡菰野町湯の山温泉
・TEL: 059-392-2261
・公式サイト：https://www.gozaisho.co.jp/

比叡山は京都府と滋賀県にまたがる標高848mの山です。比叡山と言えば延暦寺。延暦寺までは車でもアクセスできるのですが、せっかくならロープウェイに乗って山全体の紅葉を楽しみましょう。季節によって変わる赤、黄色、オレンジ、緑のグラデーションはとても美しいですよ。
比叡山山頂には庭園美術館や、パリをモチーフにしたカフェもあります。比叡山の紅葉を楽しんだあとは、美しい庭園に癒されたり、延暦寺の参拝をしたり、様々な楽しみ方ができる紅葉スポットです。

・紅葉の見ごろ：10月下旬～11月中旬
・料金
　-ケーブル八瀬駅～ケーブル比叡駅
　 大人1,100円 / 小人540円
　-ロープ比叡駅～比叡山頂駅
　大人700円 / 小人360円
・所在地：京都府京都市左京区上高野東山
・TEL: 075-781-4338(ケーブル八瀬駅)
・公式サイト：https://www.keifuku.co.jp/cms/eizan_timetable/

剣山は徳島県にある標高1,955mの山です。標高1,700mの地点まではリフトで上がることができます。終点駅から山頂まではハイキングになりますが、道はきれいに整備されているので歩きやすいです。剣山山頂まで上がるとウッドデッキが整備されており、四国の山々が見渡せます。
剣山の隣に見える「次郎笈」という山まで繋がる草原の緑と山の中腹まで生える木々の紅葉のコントラストが何とも言えず美しいんです。

・紅葉の見ごろ：10月中旬～10月下旬
・料金
　大人1,900円 / 小人900円
・所在地：徳島県美馬郡つるぎ町貞光字西山65-8
・TEL: 0883-62-2772
・公式サイト：http://turugirift.com/

雲仙普賢岳は長崎県にある標高1,483mの山です。火口付近はまだ噴煙が上っているため近くまでは行けませんが、ロープウェイ山頂駅を降りてすぐの妙見岳山頂からは普賢岳を間近に見ることができます。
ロープウェイに乗っている間も眼下に見える紅葉の絨毯が楽しめますが、妙見岳展望台からの景色は格別です。真下に広がる紅葉のはるか先には天草灘の海と天草諸島の島々、反対を向けば有明海を臨むことができます。山の色鮮やかな紅葉と海のブルーが美しいコントラストを生み出すんです。

・紅葉の見ごろ：10月下旬～11月上旬
・料金
　大人1,290円 / 小人650円
・所在地：長崎県雲仙市小浜町雲仙551
・TEL: 0957-73-3572
・公式サイト：http://unzen-ropeway.com/

登山未経験の方でも簡単にアクセスできる山の絶景紅葉を紹介しました。街で見る紅葉も良いですが、大自然の中で見る紅葉はまた格別ですよ。お弁当を持って、秋ならではの澄んだ空気を吸って、美しい紅葉をゆっくりと楽しんでみてください。