真っ黒な車体が特徴の観光列車『36ぷらす3』
1992年に特急「つばめ」でデビューし、現在も特急「かもめ」「にちりん」などで活躍している787系電車を改造した6両編成を使用しています。
「36ぷらす3」とは奇抜な名称は、「36」は九州が世界で36番目に大きい島という意味。
「ぷらす3」は、「お客さま、地域の皆さま、私たち」でひとつになって、39(サンキュー!)=「感謝」の輪を広げていく、という想いが込められているそうです。
車両は全てグリーン車で、定員は100人程度。
コンセプトは「九州のすべてが、ぎゅーっと詰まった”走る九州”といえる列車」。美味しい食、温泉、豊かな自然、歴史、ホスピタリティマインドといった九州の魅力を詰め込まれています。
デザインは有名な水戸岡鋭治さんで、黒を基調とした外装に中は日本を感じさせるような洗練されたデザインになっています。
木曜日ルート〜赤の路〜
▲熊本駅の駅舎
<施設情報>
施設名:熊本駅
住所:〒860-0047 熊本県熊本市西区春日3丁目15
電話番号:050-3786-1717
URL: https://www.jrkyushu.co.jp/railway/station/1191555_1601.html
1週間かけて九州を回るルートには、曜日に合わせて5つの色で分けられたコースが用意されています。
【博多→熊本→鹿児島中央】のルートで回る木曜の路線「赤の路」。
▲車両に表示されているルート図
九州の左側を縦断するので、爽快感のある路線です。
途中停留する玉名駅では、玉名地区を中心に、熊本県北地域の特産品の販売があります。八代駅からは肥薩おれんじ鉄道を運行し、途中の牛ノ浜駅では、阿久根地域の特産品が登場します。東シナ海の絶景と一緒にお楽しみいただけます。
今回の記事では特に木曜日ルートで途中停車する牛ノ浜駅に関しても後述しているので確認してみてください!
金曜日ルート〜黒の路〜
▲車内でプレゼントしていただけるオリジナルキャンディ
【鹿児島中央→宮崎】のルートで回る金曜の路線「黒の路」。
錦江湾と桜島を眺めながら昼食をとり、途中で停車する大隅大川原駅は森の中の静かな駅です。地域の方のおもてなしや、イチョウの大木の下でのカフェが予定されています。
鹿児島から宮崎と距離こそ短く感じますが、鹿児島を横断するルートで、天候や運がよければ桜島なども綺麗に見ることができる路線です。
土曜日ルート〜緑の路〜
▲途中停車駅にて駅の歩道橋から撮影した車体
【宮崎空港・宮崎→大分・別府】のルートで回る土曜の路線「緑の路」。
宮崎市内を出発後、日向灘をのぞみながら延岡へ。
延岡駅では地域の特産品の販売があります。延岡から先は宗太郎駅で秘境駅の雰囲気を感じていただき、重岡駅では、佐伯市の方々による地域の逸品の販売があります。
5つのルートの中でも、空港を出発点とする珍しい路線のため、日本各地から観光でお越しの際はとても便利に活用できる路線となっています。
宮崎空港は11時37分発なので、その時間に合わせて飛行機に乗られるのもとても楽しい旅程かもしれませんね。
日曜日ルート〜青の路〜
▲車内で配布される曜日ごと異なるパンフレット(木曜日バージョン)
【大分・別府→小倉・博多】のルートで回る日曜の路線「青の路」。
大分、別府を出発後、別府湾を眺めながら杵築に向かいます。
大分の自然豊かな海、山、川を楽しみながら、お食事いただきます。門司港では自由散策の時間を設けてられておりますので、駅舎をバックに記念撮影、お買い物などをお楽しみいただけます。
月曜日ルート〜金の路〜
【博多→佐世保 佐世保→博多】のルートで回る日曜の路線「金の路」。
博多駅を出発後、昼食をとりながら走行します。
途中で停車する肥前浜駅は、日本酒の蔵元が集まる歴史あるまち。肥前浜駅から江北駅を経由して佐世保へ。窯元の風情ある煙突を眺めながら佐世保へ向かいます。