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【熊本】温泉でリフレッシュ〜黒川温泉〜

【熊本】温泉でリフレッシュ〜黒川温泉〜

2023-08-10 mochi

一度は訪れてみたい温泉地、黒川温泉。
熊本県の山間に位置する大人の隠れ家のような雰囲気が漂う黒川温泉は、30軒あまりの温泉旅館は離れの宿が多く、おこもり滞在にぴったり。
温泉街グルメや湯巡り手形での日帰り入浴など、黒川温泉での楽しみ方が様々あることが特徴的な温泉街です。
本記事では、そんな黒川温泉の魅力とおすすめの過ごし方をご紹介します。
日常の喧騒を忘れてリフレッシュしたい方や、温泉旅したい方はぜひ本記事を参考に計画してみてください!
mochi

この記事を書いた人

mochi

5年間で45都道府県制覇した旅好きOLです。
ひとり旅、空港、ホテル、映えスポットなど新しい発見ができるような記事を届けられたら嬉しいです!

黒川温泉ってどんなところ?

▲黒川温泉街にある看板

「黒川温泉いち旅館」というコンセプトを掲げていることでも有名な黒川温泉。
30軒の宿と里山の風景すべてが一つの旅館として考えられているため、温泉街の道や看板など街全体に統一感があり、まるで温泉テーマパークにいるかのような雰囲気を味わえます!

実際、1980年代には、秘境温泉ブームに影響されて旅館組合の組織を再編成。
「看板班」「環境班」「企画広報班」に分かれ、それぞれが黒川全体の景観づくりに取り組んだと言われています。
その際に看板班は、当時乱立していて統一感のない看板200本をすべて撤去し、統一共同看板に変えたそうです。

他にもいろいろな施策を行い、黒川ブランドが確立していったといわれています。

アクセス(東京から)



東京からのアクセスで一番おすすめなのは飛行機→九州横断バスのルートです!
最新の情報は各交通機関の公式サイト等でご確認ください。
●高速バスは、新宿発→福岡天神着で約14時間、1,1000円程度
●飛行機は、羽田空港発→福岡空港着で約2時間、14,000円程度
●新幹線は、品川駅発→博多駅着で約5時間、22,200円程度


熊本駅や熊本空港からは、車や電車、バスに乗って黒川温泉に行くことができます。
●車は、熊本駅/熊本空港→ミルクロード(県道339号線)→黒川温泉で、約2時間
●電車は、熊本駅からJR豊肥本線、やまびこ号、路線バス、タクシーを乗り継いで約3時間
●バスは、熊本駅から九州横断バスで約3時間


東京からは高速バスや飛行機、新幹線などいろいろなルートでアクセスできますが、値段と所要時間を鑑みて飛行機で熊本空港まで行き、そのあとバスに乗るルートが一番おすすめです。

旅のスタイルに合わせて選んでみてください!

入湯手形

入湯手形とは?



黒川温泉の代名詞とも呼ばれる「入湯手形」。
黒川温泉街の各宿が持つ露天風呂を自由にめぐることのできる魔法のチケットです。
入湯手形1枚につき、3か所の好きな温泉に入浴できます。
また、3か所のうち1か所は飲食やお土産に利用いただくことも可能です。
利用後の手形は、旅の記念の持ち帰るのもよし、温泉街の地蔵堂へ奉納するのもよし。自分だけの使い方をお楽しみいただけます。

1980年代に、敷地の制約上露天風呂が作れない2件の宿を救うため、黒川の全ての露天風呂を利用できる「入湯手形」を発案したといわれています。「一軒で儲かるのではなく、地域全体で黒川温泉郷を盛り上げたい」との思いから生まれた施策でした。

自分好みにカスタマイズ!



手形を利用する際には、手形の表面に判子(スタンプ)を押していきます。
判子は各旅館のオリジナルデザインが施されているので、湯めぐりを楽しみながら自分好みにカスタマイズした自分専用の手形を作ることができます!

湯めぐり完全制覇賞!



露天風呂24軒に入湯し、全旅館の判子が押印された入湯手形を旅館組合まで持っていくと、
「黒川温泉認定湯めぐり達人」の称号が与えられます!

称号を手に入れた方限定で、お名前が旅館組合「風の舎」に掲示されるほか、黒川温泉全旅館のロゴち湯めぐり達人の刺繡入り限定タオル、限定巾着が贈呈されます。

副賞として、黒川温泉全旅館で使える宿泊補助券3000円分がプレゼントされます!
さらに完全制覇を3回達成でバスタオル、5回で壁掛け時計、10回でちゃぶ台がさらに非売品のオリジナルグッズも贈呈されます!

ぜひたくさんの温泉に入浴してみてください!

かっぽ手形



新型コロナウイルスの影響拡大を考慮して当面の間利用と販売を中止しています。
訪れる際は必ず最新の情報を確認してください。

黒川温泉の新名物とも言われているかっぽ手形。
竹の器でお酒とおつまみ片手に楽しめます!
対象となる旅館・商店の中からお好きな3カ所を選び、お酒1杯とおつまみのセットを3回利用できます。旅館・店舗毎に提供しているお酒・おつまみが違うので、黒川かっぽMAPを見て(風の舎にて配布中)行きたい旅館・店舗を探しましょう!地元産の日本酒やどぶろく、焼酎など、お酒もおつまみも種類豊富。ノンアルコールもOKです!

湯あかり

▲湯灯りイベント

黒川温泉の名物の一つ、湯明かり。
毎年12月頃~4月頃にかけて期間限定で開催されるイベントで、黒川温泉の冬の風物詩として大人気のイベントとなっています。
日没~22時になると、「鞠灯篭」約300個と、筒状で高さ2mほどの「筒灯篭」が点灯されます。

湯あかりのシンボル“鞠灯篭”は、9つの竹ひごを束ねてようやく1つの球体となります。これらは毎年、黒川温泉に携わるたくさんの人々の手で作り上げられています。

このイベントは、放置竹林による竹買いが課題の一つであったことから、課題解決の一環として竹を利用したイベントが誕生したといわれています。
イベントで使用された竹は、炭や肥料、クッション材として循環利用されています!

散策スポット

黒川温泉街のほぼ中央に位置し、周辺の観光情報や各旅館のパンフレットがもらえる場所。
黒川温泉手形や入湯グッズの販売等も行っている施設のため、黒川温泉に訪れた際には訪れたいスポットです。


<施設情報>
名称:黒川温泉観光協同組合インフォメーションセンター
住所:〒869-2402 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6594−3
電話番号:0967-44-0076
URL:https://www.kurokawaonsen.or.jp/



丸鈴橋

▲丸鈴橋

冬の風物詩「湯あかり」が開催される橋、「丸鈴橋」。
丸鈴橋の上は、灯りが川面に写る、幻想的な光景を一望できる絶景スポット。このイベントのために、遠方から来る観光客も多いです。
温泉街の中心を流れる田の原川に架かる橋のそばには、風情ある建物が並び、温泉情緒たっぷり。記念撮影の定番スポットとしても有名です!

<施設情報>
名称:丸鈴橋
住所:熊本県阿蘇郡 南小国町満願寺6600−1

後藤酒場



清らかな湧水で造られた地酒、地ビールやオリジナルのお土産品はもちろん、コンビニ部門も併設されており、観光のお客様と地域住民の方々が顔を合わせられる商店です。
黒川温泉のほぼまん中、浴衣姿のお客様が行き交う「いご坂」を登りつめた角にあるので、黒川温泉散策の際にぜひ訪れてみてください!

<施設情報>
名称:後藤酒場
住所:〒869-2402 熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺黒川6991-1
営業時間:8:40~22:00
定休日:第1/第2水曜日

地蔵堂



黒川温泉の中心地にある「地蔵堂」。
黒川温泉の発祥とも言われている「身代わり地蔵」の逸話に登場する首無し地蔵が祀られています。
この地蔵堂は昭和初期に建立され、温泉めぐりで使う入湯手形を奉納する場所にもなっています。
境内には、たくさんの「入湯手形」がぶら下げられているので、黒川温泉を代表する人気観光地となっています!

お堂の前には、共同浴場の「地蔵湯」があります。
この湯は、最初に湯が沸きだした場所という伝説があり、黒川温泉発祥の湯といわれています。
入湯手形対象外で、入湯料は大人200円ですが、合わせて訪れたい場所の一つです!

<施設情報>
名称:地蔵堂
住所:南小国町満願寺6612-2
電話番号:0967-44-0076(黒川温泉観光旅館協同組合)
URL:https://www.town.minamioguni.lg.jp/kankou/kurokawa/jizou-dou.html

鍋ヶ滝



黒川温泉から車で約20分の小国町にある鍋ケ滝。
滝の落差は約10m、幅20mと規模は小さいですが、
カーテンのように幅広く落ちる水が木漏れ日のように照らされる様子がとても神秘的だと人気を集めているスポットです。

この滝は、阿蘇のカルデラを作った約9万年前の巨大噴火でできたとされており、
平成26年には「世界のジオパーク」に認定された「阿蘇ジオパーク」の中でも、
阿蘇の大地の息吹を感じることができる重要な場所のひとつとされています。

<施設情報>
名称:鍋ケ滝
住所:〒869-2502 熊本県阿蘇郡小国町黒渕
電話番号:0967-46-2113
料金:高校生以上300円、小中学生150円、小学生未満無料
時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
定休日:年末年始(12月28日~1月3日)
駐車場:あり(無料)

七ツ森古墳群



大分県竹田市にある七ツ森古墳群は、黒川温泉からは少し離れた場所にありますが、
あたり一面を約20万本もの彼岸花が埋め尽くす圧巻の景色が見られることで有名です。
棚田と彼岸花の景色が見られる場所は日本全国に多々ありますが、この七ツ森古墳群には、古墳と彼岸花という珍しいコラボが存在。
実際にこの素敵な景色は、映画のロケ地としても使われたこともあるそうです!


入口のテントでは、地元の新鮮野菜を安く買うことのできる売店があることも魅力的。
また、七つ森古墳群から約2km離れた場所には、「道の駅すごう」があり、ランチタイムには、大分県民に愛されている丸福食堂の唐揚げを食べることもできます。

是非一度足を運んでみてください!

<施設情報>
名称:七ツ森古墳群
住所:〒878-0013 大分県竹田市菅生戸上(とうえ)370-2 国道57号線沿
アクセス:黒川温泉から車で約40分
駐車場:あり(約20台)
電話番号:0974-63-4807(竹田市商工観光課)

清流の森

黒川温泉から車で5分ほどの場所にある「清流の森」。
約80haほどの敷地には、くぬぎ林と緑の草原、美しい渓谷が「清流の森」として公園化されています。
森林浴やバードウォッチング、紅葉を楽しむことのできるこの公園は、清流、せせらぎ、照葉樹などの8つのテーマの森の他、
スズメ地獄や親水公園もあり散策を存分に楽しむことができます。
紅葉の見ごろは10月下旬~11月下旬で非常に美しい景色を見ることができますが、夏のシーズンもとても美しいです!

<施設情報>
名称:清流の森
住所:〒869-2402 熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺瀬の本
電話番号:0967-42-1444(南小国観光協会)
アクセス:黒川温泉から車で5分
駐車場:あり(無料30台程度)

まとめ

▲いこい旅館前にある囲炉裏

入湯手形やかっぽ手形、湯かりなど今ではSNSで有名となり、他の温泉街に大きな影響を与えているともいえる黒川温泉。本記事では、一度は訪れたい温泉街黒川温泉の魅力をたくさんご紹介いたしました。
ぜひ、黒川温泉で温泉めぐりを楽しみ、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

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