サッポロビール博物館
日本で初めて作られたビール専門の博物館です。JR札幌駅・地下鉄さっぽろ駅より徒歩約20分、JR苗穂駅より徒歩約8分、地下鉄東区役所前駅より徒歩約10分の場所にあります。
1890(明治23)年に建てられた札幌製糖株式会社の工場を、1903(明治36)年に現サッポロビール株式会社の前身である札幌麦酒会社が買い取って製麦工場として利用していた建物が、今はビール博物館として利用されています。
1876(明治9)年の開拓使時代からビールづくりに全力を注いだ人々の情熱やこだわり、日本のビール産業の歴史、明治時代からのサッポロビールのポスター・看板などが展示されています。
博物館内は無料で自由見学できますが、有料の「プレミアムツアー」では、ブランドコミュニケーターのガイドつきで展示内容を学ぶことができ、「プレミアムツアー」参加者限定の「プレミアムシアター」で歴史物語を観ることができます。また、ツアーの最後に創業当時の味「復刻札幌製麦酒」と現代の生ビール「黒ラベル」の飲み比べを行なうことができます。
<施設情報>
店名:サッポロビール博物館(さっぽろびーるはくぶつかん)
住所:〒065-8633 北海道札幌市東区北7条東9丁目1-1
電話番号:011-748-1876
営業時間:11:00~18:00(最終入館 17:30)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始・臨時休館日
入館料:無料
駐車場:有(無料)
URL:
https://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/
札幌芸術の森
屋内・野外美術館や工房、野外ステージなどが集結した総合アート施設です。地下鉄真駒内駅よりバスで約15分の場所にあります。
森林が豊かな札幌市南区の土地柄を活かした40ヘクタールの敷地内に、さまざまなテーマで展示が行なわれる屋内美術館「札幌芸術の森美術館」、国内外の現代彫刻家の作品が緑豊かな自然の中に展示されている「札幌芸術の森野外美術館」、陶芸やガラス細工など工芸体験が行なえる「クラフト工房」など、さまざまな芸術施設があります。
特に「札幌芸術の森野外美術館」は、四季折々で違った表情を見せる北海道の自然を感じながら芸術に触れることができるとあって、リピーターも多い施設となっています。5月初旬は桜、夏は緑、秋は紅葉とともに芸術作品を楽しむことができます。冬(1~3月)はかんじきを履いて「札幌芸術の森野外美術館」を散策する「芸森かんじきウォーク」が開催されており、ほかにはない雪国ならではの体験ができます。
<施設情報>
店名:札幌芸術の森(さっぽろげいじゅつのもり)
住所:〒005-0864 札幌市南区芸術の森2丁目75番地
電話番号:011-592-5111
営業時間:9~5月 9:45~17:00 / 6~8月 9:45~17:30
定休日:4/29~11/3 無休 / 11/4~4/28 月曜(祝日・振替休日の場合は翌日)
入場料:季節や入場施設によって異なるため、公式HPをご確認ください
駐車場:有(普通車500円)
URL:
https://artpark.or.jp/
北海道開拓の村
漫画「ゴールデンカムイ」に登場する建築物のモデルが数多く展示されているとあり、ファンの聖地巡礼の場所として話題を呼んでいる野外歴史博物館です。JR新札幌駅・地下鉄新さっぽろ駅よりバスで約20分の場所にあります。
明治の北海道開拓時代から昭和初期までに建てられた北海道各地の建造物を、54.2ヘクタールの広大な敷地に移築復元・再現した野外歴史博物館です。駅や庁舎、工場や写真館、一般住宅や農家・漁師住宅など、北海道が繁栄するまでのさまざまな建築物が展示されています。明治~昭和時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます。
以前は家族連れや歴史好きの方に人気な施設といった印象でしたが、漫画「ゴールデンカムイ」の人気により、全国からゴールデンカムイファンが訪れるスポットともなっています。作中の名シーンからちょっとしたシーンまで登場する建物がこれでもかと立ち並んでいます。また、村内への入口となっている「旧札幌停車場」には、作者の野田サトル先生やアニメ版の声優さんの直筆サインも飾られています。
<施設情報>
店名:北海道開拓の村(ほっかいどうかいたくのむら)
住所:〒004-0006 札幌市厚別区厚別町小野幌50-1
電話番号:011-898-2692
営業時間:5~9月 9:00〜17:00(最終入村 16:30)/ 10~4月 9:00~16:30(最終入村 16:00)
定休日:5~9月 無休 / 10~4月 月曜(祝日・振替休日の場合は翌日)・12/29〜1/3
入村料:一般 800円 / 大学生 600円 /高校生 600円(土曜日・こどもの日・文化の日は無料)中学生以下・65歳以上・障がい者手帳・障がい者手帳アプリをお持ちの方 無料
駐車場:有(無料)
URL:
https://www.kaitaku.or.jp/
旭山記念公園
高さ137.5メートルと高台にあり、札幌のまちを一望できる公園です。地下鉄円山公園駅よりバスで約15分の場所にあります。
札幌の展望・夜景スポットとしては藻岩山が有名ですが、藻岩山とは異なり「旭山記念公園」は無料で入場できることから、地元民も気軽に訪れるスポットとなっています。昼はお弁当を買っていって、札幌のまちを見渡しながら食べると最高です!
また、夜はロマンチックなムードに様変わりします。展望広場にある噴水がライトアップされ、幻想的な雰囲気に。その先には「日本新三大夜景」にも選ばれた190万都市・札幌の光り輝く夜景が広がります。
<施設情報>
店名:旭山記念公園(あさひやまきねんこうえん)
住所:〒064-0943 北海道札幌市中央区界川4丁目1−3
電話番号:011-561-6922 ※レストハウス直通
営業時間:24時間 ※駐車場は6:00~22:00
定休日:なし ※冬季は閉鎖施設あり
入園料:無料
駐車場:有(無料)
URL:
https://www.sapporo-park.or.jp/asahiyama/
モエレ沼公園
世界的に有名な彫刻家・イサムノグチがデザインを手がけた自然とアートが融合した公園です。地下鉄環状通東駅よりバスで約20分、地下鉄新道東駅よりバスで約25分、そのほか期間・曜日限定のバスがJR苗穂駅・地下鉄栄町駅から運行されています。
「モエレ沼公園」は、もともと1973(昭和48)年に「モエレ沼を不燃ゴミで埋め立てて公園にする」という事業計画を札幌市が立案し、公園造成に着手しはじめていた中で、この公園造成に強い関心を抱いたイサムノグチが「人間がゴミで傷つけた土地をアートで再生したい」と参画し、デザインを手がけることになりました。なお、イサムノグチは公園の完成を見ぬまま亡くなっており、この「モエレ沼公園」が遺作となっています。
公園の中心には不燃ゴミと建設残土を積み上げて造成された人口山「モエレ山」があり、頂上からは札幌の風景を楽しむことができます。ただし、意外と急勾配でのぼり切るのに10分弱かかるため、必ずスニーカーなど歩きやすい靴でのぼりましょう。
また、モエレ沼公園の象徴的存在であるのが「ガラスのピラミッド」です。「ピラミッド」という施設名ですが三角錐形ではなく、一辺が51.2mの三角面と四角錐、立方体が組み合わされた複雑な形となっています。
そのほか、イサムノグチデザインの遊具や、レンタサイクルなどがあり、大人から子どもまで楽しめる公園となっています。
<施設情報>
店名:モエレ沼公園(もえれぬまこうえん)
住所:〒007-0011 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
電話番号:011-790-1231
営業時間:7:00~22:00 ※各駐車場・施設それぞれ営業時間は異なります
定休日:なし ※冬季は閉業施設あり
入園料:無料
駐車場:有(無料)
URL:https://moerenumapark.jp/
北海道神宮
北海道を代表する神社で、道内屈指のパワースポットです。地下鉄円山公園駅より徒歩約13分の場所にあります。
「北海道神宮」は1869年(明治2)年、北海道に開拓使が派遣されるにともない、明治天皇の命により東京で「北海道鎮座神祭」が開かれたのが始まりです。その後、神々の御霊代が東京から函館を経て札幌に移され、1871年(明治4)年に現在の場所に社殿が建てられました。
「北海道神宮」の魅力は、四季折々の自然を感じながら散策できるところです。北海道の桜のシーズンである5月上旬には、ソメイヨシノやエゾヤマザクラが咲き誇ります。秋は紅葉も楽しめます。また、木々の合間をすばやく移動したり、木をのぼる野生のエゾリスに年間を通してかなりの確率で出会うことができます。
「北海道神宮」を参拝した際、ぜひ食べてもらいたいのが、六花亭が運営する「神宮茶屋」で売っている「判官さま」です。「判官さま」は粒あんを包んだそば粉入りの焼き餅で、餅がどこまでも伸びます!もっちりというよりはチーズのように伸びる、驚きの食感です。焼き立ての香ばしい香りも格別です。
<施設情報>
店名:北海道神宮(ほっかいどうじんぐう)
住所:〒064-8505 北海道札幌市中央区宮ケ丘474
電話番号:011-611-0261
営業時間:24時間 ※神宮境内の開門・閉門時間は公式ホームページをご確認ください
定休日:なし
入場料:無料
駐車場:有(無料)
URL:http://www.hokkaidojingu.or.jp/index.html
定山渓温泉
札幌市民の憩いの温泉地・定山渓温泉。JR札幌駅・地下鉄さっぽろ駅よりバスで約60~75分、地下鉄真駒内駅よりバスで約50分の場所にあります。
宿泊してのんびり過ごすのはもちろん、日帰り温泉を楽しめるホテルも数多くあります。筆者のおすすめは、宿泊するのであれば「ぬくもりの宿 ふる川」「定山渓温泉 旅籠屋」、日帰り温泉であれば「定山渓 鶴雅リゾートスパ 森の謌」です。
定山渓温泉は大自然の中の散策を気軽に楽しむことができるスポットでもあります。豊平川の渓谷にかかる定山渓のシンボルの赤い橋「二見吊橋」と二見吊橋のある「二見公園」、無料の足湯など、徒歩でも回ることのできるスポットがたくさんあります。毎年6~10月にかけて行なわれる定山渓温泉宿泊者限定イベント「JOZANKEI NATURE LUMINARIE」では、二見吊橋・二見公園一帯が鮮やかなプロジェクションマッピングで彩られます。
まとめ
札幌市内には、交通機関で行ける魅力的な観光スポットがたくさんあることをお伝えしました! ぜひ中心部だけでなく、地下鉄やバスで足を伸ばしてみてください。