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一度は行きたい世界遺産の寺社仏閣おすすめ10選

一度は行きたい世界遺産の寺社仏閣おすすめ10選

2024-12-13 とも

日本には世界遺産に登録されている寺社仏閣が数多くあります。豊かな自然と歴史によって育まれてきた寺社仏閣は、厳かな雰囲気に包まれているんです。地域の人たちの手によって守られてきた世界遺産の神社やお寺に行ってみましょう。
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登山歴10年、登山やキャンプを中心に外で遊ぶのが大好きです。
実際に行ってみたくなるような、日本の美しい自然を感じられるスポットを紹介していきます。

岩手県 中尊寺

岩手県にある「中尊寺」は「平泉の世界遺産」として世界文化遺産に登録されています。「中尊寺」は850年に創建され、その後12世紀の初めに奥州藤原氏の手によって大規模な増設が行われました。「みちのくを戦火のない平和なところにしたい」という奥州藤原氏の想いによって、平泉の地は100年に渡り戦乱のない平和な場所となりました。
境内には金色堂の他に数多くの歴史的建造物があります。古く美しい建造物と、桜に蓮、紅葉、雪化粧と四季折々の景色が作り出す景観は、長きにわたって訪れる人たちを魅了しているんです。「中尊寺」は東北の歴史を感じられる世界遺産です。

所在地:岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
拝観料:大人800円 / 高校生500円 / 中学生300円 / 小学生200円
拝観時間:8時30分~17時

栃木県 日光東照宮

栃木県にある「日光東照宮」は「日光の社寺」の1つとして世界遺産に登録されています。「日光東照宮」は江戸幕府初代将軍の徳川家康公をお祀りするために建てられました。境内には数多くの国宝や重要文化財があり、歴史的に価値のある建造物が見られるんです。有名な陽明門をはじめ、本殿には豪華絢爛な彫刻が施されています。1つ1つの彫刻を見ていると、時間を忘れて見入ってしまいます。
「日光東照宮」はパワースポットとしても有名です。江戸幕府を開いた徳川家康公にあやかって、パワーをいただける世界遺産です。

所在地:栃木県日光市山内2301
拝観料:大人(高校生以上)1300円 / 子ども(中学生以下)450円
拝観時間:9時~17時

静岡県 富士山本宮浅間大社

静岡県にある「富士山本宮浅間大社」は世界文化遺産「富士山」の1つとして登録されています。「富士山本宮浅間大社」は富士山信仰の総本山として、1300年にわたって信仰を集めてきました。主神には「木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)」をお祀りしています。1300年の歴史の中では、歴代天皇がお参りされていたり、源頼朝や武田信玄、徳川家康など名だたる武将も参拝しているんです。本殿は徳川家康の命で増設されたと言われています。
朱塗りの美しい本殿の奥には、美しい富士山が見えるんです。春には境内の桜が咲き誇り、赤い本殿と富士山の3つが作り出す美しい景色も楽しめます。日本らしい景観が楽しめる世界遺産です。

所在地:静岡県富士宮市宮町1-1
拝観料:無料
拝観時間:5時~20時

三重県 花窟神社

三重県にある「花窟神社」は世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の1つとして登録されています。「花窟神社」は日本の神話をつづった「日本書紀」の中で、「国うみの舞台」として登場します。そのことから日本最古の神社と言われているんです。
「伊邪那美命(いざなみのみこと)」が火の神「軻遇突智尊(かぐつちのみこと)」を産んで亡くなった後、花窟を御陵としました。ご神体になっている大きな岩の上からは、ご神木の松に向かって大きな綱が伸びています。はるか昔から、地元の人たちの手によって代々替えられてきた大綱は迫力を感じます。古来から続く日本の信仰の場を感じられる世界遺産です。

所在地:三重県熊野市有馬町130
拝観料:無料
拝観時間:参拝自由

京都府 下鴨神社

京都府にある「下鴨神社」は世界文化遺産「古都京都の文化財」の1つとして登録されています。紀元前90年に瑞垣の修復がされた記録があることから、紀元前から現存している歴史ある神社です。ご祭神には京都の地を切り拓いた「賀茂賀茂建角身命(かもたけつみのみこと)」と、女性の神様である「玉依媛命(たまよりひめのみこと)」の2柱をお祀りしています。女性の神様をお祀りしていることから、縁結びにご利益があります。
境内は広く、木々に覆われた参道は夏でも涼しく感じられます。本殿以外に末社が多くあり、美容の神様もお祀りされているので女性に嬉しい神社です。歴史がありながらも、京都市民の憩いの場として現代に至るまで愛されてきた世界遺産です。

所在地:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
拝観料:無料
拝観時間:5時30分~18時

奈良県 春日大社

奈良県にある「春日大社」は世界文化遺産「古都奈良の文化財」の1つに登録されています。奈良時代768年に天皇の命で創建されました。4柱の神様がお祀りされています。門をくぐると、朱塗りの回廊が見えます。回廊には数多くの灯籠が奉納されています。平安時代から現在までに奉納されたものが約3000基あるんです。
毎年節分、8月14日、15日の3回だけ、すべての灯籠に明かりが灯ります。漆黒の闇の中に浮かび上がる灯籠の光は、幻想的な空間を作り出します。静かな雰囲気が漂う「春日大社」では、昼と夜で違った表情が楽しめるんです。

所在地:奈良県奈良市春日野町160
拝観料:無料
拝観時間:6時~18時

和歌山県 熊野那智大社

和歌山県にある「熊野那智大社」は世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の1つとして登録されています。317年創建の歴史ある神社です。「熊野那智大社」は「伊邪那美命(いざなみのみこと)」を主神として、8柱の神様をお祀りしています。「熊野那智大社」の奥には「那智御瀧」が飛沫を上げています。日本3名瀑に数えられる「那智御瀧」は高さ133mもあり、その大きさに圧倒されます。滝のすぐ近くには「飛瀧神社」があり、「那智御瀧」をご神体としてお祀りしているんです。「熊野那智大社」で神様のパワーをいただいたら、滝のパワーもいただきに行きましょう。神様と大自然のパワーを感じられる世界遺産です。

所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
拝観料:無料
拝観時間:7時~16時30分

広島県 厳島神社

広島県にある「厳島神社」は世界文化遺産に登録されています。奈良時代の593年に創建され、当時から潮の満ち引きのある現在の場所に立っています。ご祭神には3柱の女性の神様をお祀りしています。平清盛が篤く信仰し、その後も歴代天皇や戦国時代の武将である毛利元就が参拝しているんです。
広島本土から船で向かい、港から「厳島神社」に向かって歩くと、海に浮かぶ朱塗りの鳥居が見えてきます。本殿までの回廊も海の上に浮かんでいて、今から1430年前に建てられたとは想像もつきません。波の音を聞き、潮風を感じながら参拝すると心が洗われるようです。

所在地:広島県廿日市市宮島町1-1
拝観料:大人300円 / 高校生200円 / 小中学生100円
拝観時間:6時30分~18時

山口県 松陰神社

山口県にある「松陰神社」は世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の1つとして登録されています。創建は明治時代と比較的新しいですが、近代日本の礎となった重要な場所なんです。主神には吉田松陰をお祀りしています。吉田松陰はこの地で松下村塾を開き、明治維新の立役者となる人物を何人も輩出しました。松下村塾の建物は今も残っていて、時代の変革の基礎となった重要な場所を見られます。
境内には「学びの道」という80mほどの小径があります。道の両脇に、松下村塾で学んだ幕末~明治の偉人たちの言葉が刻んであるんです。日本の歴史の転換点とも言うべき重要な場所で、歴史のロマンに触れられる世界遺産です。


所在地:山口県萩市椿東1537番地
拝観料:無料
拝観時間:境内自由

福岡県 宗像大社

福岡県にある「宗像大社」は世界文化遺産「宗像・沖ノ島の関連遺産群」の1つとして登録されています。「宗像大社」は九州本土にある「辺津宮」、大島にある「中津宮」、沖ノ島にある「沖津宮」の3つから成り立っています。それぞれに1柱の女神さまをお祀りしています。
「辺津宮」には茅葺屋根と朱塗りの柱が印象的な本殿があります。本殿の奥には「高宮斎場」という場所があり、ここに「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)」が降臨したと言われています。大島にある「中津宮」は木々に囲まれた場所で、静かな雰囲気が漂います。そして「沖津宮」のある沖ノ島は日本海に浮かぶ絶海の孤島で、女人禁制の島です。島全体が神聖なもので一般の人の立ち入りは禁じられています。太古の昔から神聖な祈りの場として守られている、貴重な世界遺産です。

所在地:福岡県宗像市田島2331
拝観料:無料
拝観時間:境内自由

まとめ

日本の世界遺産に登録されている寺社仏閣を10か所紹介しました。はるか昔から人々の信仰を集め、今でも地元の人たちに愛されている寺社仏閣や、神聖な信仰の場として今でも閉ざされている場所もあります。どこも日本の歴史を語る上で欠かせないところばかりです。日本の世界遺産を巡る旅に出かけてみませんか。

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