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【北海道】ライダー憧れのオロロンライン必訪スポット10選

【北海道】ライダー憧れのオロロンライン必訪スポット10選

2025-01-14 Ayumi

北海道の日本海側、小樽から稚内まで約300キロ続くシーサイドルート、通称「オロロンライン」。ツーリングライダーから「いつかは絶対に訪れたい!」と憧れの地になっている絶景ルートです。そこには、日本とは思えない大自然の風景や、極上の海の幸、世界でも珍しい泉質の温泉など、様々な魅力あるスポットが詰まっています。
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Ayumi

47都道府県訪問済みのバックパッカー。ゲストハウスで地元の人や旅人と交流するのが大好きです。北海道出身。地元民だからこそ知っている北海道の真の魅力をお伝えします!

望来の坂道(石狩市)




札幌・小樽方面からオロロンラインを北上する場合に通る石狩(いしかり)市。石狩市の望来(もうらい)という地域にある、石狩湾沿いの下り坂は、真っ青な日本海と山々、そして大きな風車が目に飛び込んでくる絶景ロードです。

<施設情報>
施設名:望来の坂道(もうらいのさかみち)
住所:〒061-3523 北海道石狩市厚田区望来
営業時間:24時間

寿司のまつくら(増毛町)




甘エビ漁がさかんな町・増毛町(ましけちょう)のお寿司屋さんです。増毛町出身の友人が「帰省すると必ず行く」と言っていた、地元民からも愛されるお店です。

生ちらしや甘エビ丼、ウニ丼など、港町ならではの新鮮な魚介類を使用したメニューが名物です。テーブル席が多いので、家族や友人とのオロロンラインドライブ中のランチにぴったりです。

<施設情報>
施設名:寿司のまつくら(すしのまつくら)
住所:〒077-0205 北海道増毛郡増毛町弁天町1丁目22
営業時間:11:00〜20:00
定休日:第1・3月曜
電話番号:​0164-53-2446
駐車場:あり

国稀酒造(増毛町)




1882(明治15)年に創業した日本最北の酒造です。道内では知らない人はいないほどの、北海道を代表する酒造です。

酒造内は明治時代を彷彿とさせる内観となっています。

利き酒コーナーでは、数量限定の地元限定酒や新酒など、酒造ならではの貴重な商品を含めた16種類のお酒を試飲することもできますが、ドライバーやバイカーの方はもちろん控えて、売店コーナーで購入して、後で飲むようにしましょう!

また、暑寒別岳(しょかんべつだけ)連峰の残雪を源流とする伏流水の湧き水を汲むことができる水場があります。自由に持ち帰ることができるので、ツーリングのお供にどうぞ。

<施設情報>
店名:国稀酒造(くにまれしゅぞう)
住所:〒077-0204 北海道増毛郡増毛町稲葉町1丁目17
電話番号:0164-53-1050
営業時間:9:00~17:00 ※酒造見学は9:00~16:30
定休日:年末年始、そのほか
駐車場:あり

とままえ温泉ふわっと(苫前町)



広大な大地に迫力ある風車が点在し、圧巻の景色が広がる苫前町(とままえちょう)。そんな苫前町の海沿いにある道の駅「風W(ふわっと)とままえ」にある宿泊・日帰り温泉が「とままえ温泉ふわっと」です。

舐めるとしょっぱいかなり強めの塩泉で、体の芯から温まります。

一番のおすすめポイントは露天風呂からの絶景です!眼前に広がる日本海、そして晴れていればその上に浮かぶ天売島・焼尻島が一望できる絶景ビューが楽しめます。

また、日本海を眺めながら足湯も楽しめます。

日帰り温泉だけでなく宿泊もできる施設で、一人旅にぴったりのキャビンタイプシングルルームから、家族や友人とくつろげる和室まで、用途に合わせた部屋が選べます。

<施設情報>
店名:とままえ温泉ふわっと(とままえおんせんふわっと)
住所:〒078-3701 北海道苫前郡苫前町苫前119−1
電話番号:0164-64-2810
営業時間(日帰り温泉):10:30~22:00(最終入場 21:30)
定休日:なし
駐車場:あり

トナカイ観光牧場(幌延町)




国内唯一のトナカイ牧場です。正確に言うとオロロンラインより少し内陸にある施設ですが、トナカイ牧場は日本でここだけ、しかも無料の施設なので、ぜひ立ち寄ってもらいたいです。

広大な敷地に50~60頭のトナカイが放牧されており、かわいいトナカイの姿をゆっくりと見ることができます。また、餌やり体験もあり、トナカイと間近にふれあうことができます。

ちなみに「トナカイ」の語源はアイヌ語の「トゥナカイ」です。かつてアイヌ民族は樺太にも住んでおり、樺太にはトナカイが生息していました。江戸時代、間宮林蔵が樺太を探検した際にトナカイの存在と名を知り、日本に広まったとされています。

<施設情報>
店名:トナカイ観光牧場(となかいかんこうぼくじょう)
住所:〒098-3224 北海道天塩郡幌延町字北進398番地
電話番号:01632-5-2050
営業時間:9:00~17:00 ※酒造見学は9:00~16:30
定休日:月曜(月曜が祝祭日の場合、翌日)・年末年始(12/31・1/1~1/5)
駐車場:あり

豊富温泉(豊富町)



日本最北端の温泉郷「豊富(とよとみ)温泉」。一般的にはあまり知られていない温泉地ですが、名湯百選にも選ばれている、温泉マニアにはかなり有名な名湯です。アトピー性皮膚炎にも効果があるとされ、全国から湯治客が訪れ、長期滞在する温泉地となっています。

豊富温泉の特徴は、日本ではここだけ、世界でも他にアゼルバイジャンにある温泉地のみといわれる油分を含む泉質です。その希少性から「奇跡の湯」ともいわれています。色は黄濁しており、お湯は井戸から石油や天然ガスとともに湧出してくるため、わずかに油分を含んでいます。

浴場に入ると、石油のような香りがします。お湯には油分が浮き、見た目も他の温泉と違ってつやめいています。お湯は油分でとろりとしており、お湯から上がって風呂椅子に座ると、お尻がヌルっと滑るほどです。

世界でも2ヶ所しかない大変貴重な温泉なので、ぜひツーリング途中に立ち寄って、このオイルバスを体験してほしいです!

サロベツ原生花園(豊富町)




釧路湿原に次ぐ日本第2位の湿原面積を持つ「サロベツ湿原」内、豊富町側にある「サロベツ原生花園」。5月から9月まで、季節折々の花が100種類以上咲き誇ります。

特に綺麗なのが6月中旬から7月中旬に咲く「エゾカンゾウ」。オレンジ色の花びらを持つユリ科の植物で、緑色の湿原とオレンジ色の花のコントラストがとても美しいです。

晴れた日には、サロベツ湿原の遥か奥に利尻島が誇る名山・利尻富士が綺麗に見え、湿原と花々、そして利尻富士の絶景に臨めます。

<施設情報>
店名:サロベツ湿原センター(さろべつしつげんせんたー)
住所:〒098-4100 北海道天塩郡豊富町上サロベツ8662番地
電話番号:0162-82-3232
営業時間:5月〜10月 9:00~17:00 / 11月〜4月 10:00~16:00
定休日:5月~10月 なし / 11月~4月 月曜(月曜が祝祭日の場合、翌日)・年末年始(12/29~1/3)
駐車場:あり

牧草ロールの転がる風景(豊富町)

豊富町は、道民の愛するコンビニ「セコマ」の乳製品に使用されている牛乳を生産する酪農の町です。

東京ドーム約320個の広大な面積を誇る「豊富町大規模草地牧場」をはじめ、「これぞ北海道!」というような、広々とした牧場に牛たち、そして牧草ロールが点在するのどかな風景が広がります。




その牧歌的な雰囲気と、丘陵地帯が広がりアップダウンの続く道は、まるでヨーロッパのようとも言われます。ひたすら続く牧草地や草原、そして牛の風景は、他の日本各地では見られない、オロロンラインのハイライトの1つです。

樺太食堂(稚内市)




オロロンラインの終着地・稚内(わっかない)市にある海鮮食堂です。ツーリングライダーのみならず、全国からお客さんが押し寄せる人気の食堂です。

その名物は各種「うに丼」。お店の外にも「無敵の生うに丼」とデカデカと書いてあるのですが、これがびっくり、本当に無敵と言うべきおいしさとボリュームなんです。

私はウニの磯臭さが苦手で、普段は全く食べられないのですが、「樺太食堂」のウニだけは人生で唯一「甘くておいしい」と思いました。もちろんミョウバン漬けではないのでとろっとしており、新鮮なため全く生臭くなく、ただただ極上の甘味を感じられます。

ウニがこんもりと乗っているので安くはありませんが、それでも道内の他の地域で食べるより安く、これほどおいしいウニは滅多にありません。

ツーリングの締めの思い出に、ぜひ食べてみてください!

<施設情報>
施設名:樺太食堂(からふとしょくどう)
住所:〒097-0026 北海道稚内市ノシャップ2丁目2−6
営業時間:9:00〜15:00(LO 14:30)
定休日:ウニ漁が行なわれない期間(例年10月中旬~4月中旬)
    ※営業期間は公式Twitterでご確認ください
電話番号:​0162-24-3451
駐車場:あり

宗谷岬(稚内市)




日本最北端の地「宗谷岬」。晴れた日には海の向こうにロシア・サハリンが見える、日本で一番ロシアに近い場所でもあり、稚内市では街のあちらこちらにロシア語表記が見られます。

最北端の場所には「日本最北端の地の碑」が立つほか、探検家・間宮林蔵の像もあります。

<施設情報>
店名:宗谷岬(そうやみさき)
住所:〒098-6758 北海道稚内市宗谷岬3
営業時間:24時間
駐車場:あり

まとめ

ツーリングライダー憧れのルート「オロロンライン」はいかがでしたでしょうか?私は車でツーリングしましたが、札幌出身の私ですら、「こんな風景、見たことない!」と感動しっぱなしの風景が広がっていました。北へ行けば行くほど、いい意味で何もなく、草原や牧場、反対側に海の風景が広がる日本でここでしか見られない景色。ぜひ次の北海道旅行の際は、オロロンラインツーリングをしてみてはいかがでしょうか?

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