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【群馬県】富岡製糸場から歩いて行ける!工女さんが愛したおいしいお店3

【群馬県】富岡製糸場から歩いて行ける!工女さんが愛したおいしいお店3

2025-04-04 あおい

群馬県がほこる世界遺産『富岡製糸場』。
今回はそこで働いた”工女さん”に注目。
彼女たちが愛した地元グルメのお店をご紹介します。
富岡製糸場から歩いて行ける範囲のお店ばかりなので、ぜひ足を運んでみてください。
まずは、工女さんがどういった人々だったのかを解説いたします。
あおい

この記事を書いた人

あおい

温泉とおいしいものが大好きです。
観光スポットに近い場所に住んでいるので、地元を歩いてまわるのも好き。
旅先で見つけたグルメやお土産情報、楽しい場所を共有できるような記事をご提供します。

富岡製糸場で働いた女性たち『工女さん』とは

長く続いた江戸時代が終わりをむかえ、時代は明治。
急速に近代化が進む世の中に誕生したのが、『富岡製糸場』です。
富岡製糸場創業の1872年(明治5年)当時、生糸生産とそれに関連する養蚕業は、産業の花形ともいえる存在でした。

しかし、富岡製糸場以前は座ぐりという原始的な機械で糸づくりをしていたため、生産スピードはゆっくり。
そのため、大量に生産できるシステムが待ち望まれていたのです。
それを打開するために建てられたのが、富岡製糸場というわけ。
日本はじめての国営工場ということもあり、最新鋭の操糸機を導入するなど、当時の技術力を惜しみなく注ぎ込んだものでした。




そこで生糸生産に従事したのが、今回の主役である『工女さん』です。
製糸場自体は日本各地に数多くありましたが、山本茂実氏による書籍『あゝ野麦峠』に見られるような過酷な生活はありませんでした。
1日8時間程度の労働と余暇を利用しての学習、食費の補助など、労働環境は整っていたようです。




富岡製糸場で働く女性たちは、みな士族・華族のお嬢様だったという事情もあるのかもしれません。(ただし、1893年(明治26年)に運営が民間へと移ったあとは、徐々にブラック化したという話もあり)
富岡製糸場で働いた工女さんたちの技術力は確かなもので、富岡製糸場を退職したあとも日本各地でその技術を教えたという記録があります。
工女さんは、まさに日本の生糸産業を支えた人たちだということです。
さて、それではいよいよ彼女たちが足しげく通ったという地元グルメのお店をご紹介いたしましょう。

なつかしさがただよう店『急行食堂』




青いタイルの外観がレトロで、なんともいい雰囲気の急行食堂。
上州富岡駅から徒歩でおおよそ3~4分ほどの場所にあります。
創業は1933年(昭和8年)で、当時は栃木県宇都宮市にお店をかまえていたそうです。
富岡市に場所を移したのは1948年(昭和23年)のこと。
富岡製糸場が操業を止めたのは、1987年(昭和62年)なので、実に39年もの間、工女さんたちに愛されたお店だということになります。




店内には、富岡製糸場内の外観を思わせる赤レンガ。
昔ながらといった印象のテーブルやイスが、ノスタルジックな雰囲気満点です。
工女さんたちもこのイスに座って料理を食べたのかもしれませんね。

コロッとしたフォルムのオムライスは、急行食堂のイチオシメニューです。
たまごを混ぜきらず、黄色と白のまだら模様にするのがなつかしさを感じさせます。
近年はトロトロのオムライスが流行ですが、このお店の“食堂の洋食”といった雰囲気がたまりません。
しっかりとした食感があるのにフワッとしたタマゴと、甘いケチャップ味のライスが最高のコンビネーションを見せてくれる一品です。
なお、ピラフ味のライスをタマゴで包んだ『オムチャーハン』というメニューもあり、こちらもオススメ。

『うまいタレの焼肉丼』




急行食堂の料理は、地産地消にこだわったもの。
この下仁田ポークをつかった焼肉丼は、特に人気の高いメニューのひとつです。
40年以上継ぎ足しでつくっているというタレは、本当に”うまい”。
甘辛でしっかりお肉にからみ、おいしさをリードしてくれます。
とはいえ全体にしょっぱくなく、本当にちょうどいいあんばい。
豚肉との相性が最高のタレで、いくらでも食べられてしまいそうです。
メインの下仁田ポークはやわらかくうま味たっぷり。
食べごたえのあるお肉ですが、スジ切りしてあり、食べやすいのがうれしいですね。
お肉の下にはシャキシャキのキャベツが敷かれ、サッパリした風味を与えてくれます。
つけ合わせにはお漬物とお味噌汁もついて、食べごたえバツグンです。

『店じまんのソースかつ丼』

群馬県の名物グルメ。
ソースの味は各店でこだわりのものですが、急行食堂は”サッパリめの甘辛系”。
甘すぎずしょっぱすぎずでバランスがとてもよく、サクサクのトンカツを引き立てます。
上州ソースカツらしく、ごはんの上にキャベツはなし。
急行食堂は、なにを食べてもごはんとタレが本当においしいと評判です。
工女さんたちが長く愛したというのも、合点が行きますね。


<店舗情報>
店名:急行食堂
住所:〒370-2316 群馬県富岡市富岡1431
アクセス方法:上州富岡駅至近
電話番号:0274-62-0569
営業時間:11:00~18:00(変動あり)
定休日:土曜
予算:~¥1,000

昔ながらのラーメン屋さん『伊勢屋』

こちらは昭和9年創業の老舗ラーメン店。
昔ながらの味わいを大切にしたラーメンはもちろん、おだんごやいなり寿司も大人気です。
「ラーメン屋さんなのにおだんご?」と少し意外な感じがするでしょうか。
実は伊勢屋創業時は、おだんごを中心に販売するお店だったのだそう。
おだんごやおいなりさん、おにぎりなどは早ければお昼ごろには売り切れになることもあります。
できるだけ早めの時間にのぞいてみましょう。

『支那そば』

伊勢屋の名物メニューといったら、やはりこれ。
すべて国産だという厳選素材のダシは、醤油としっかりなじんでとてもいい風味です。
アブラ気は多くなく、どちらかといえばアッサリしたもの。
毎日食べても飽きない、”昔ながらのラーメン”です。
具は、チャーシューにネギ、メンマ、ノリ、ナルトと本当にシンプル。
ナルトが乗っているのがなんともノスタルジックでうれしいですね。
現代の流行から考えると「少し物足りない」という人もいるかと思いますが、この味の価値はずっと変わらないということ。
創業時の製法を大切に守り続ける苦労はもちろん、当時の味わいをほぼそのままに体験できることにありがたみを感じます。
工女さんが愛したラーメンを、ぜひ一度召し上がってみてください。

『おだんご』




伊勢屋もうひとつの名物グルメです。
タレは、みたらし。
コッテリと甘じょっぱい風味で誰からも好まれるおいしさです。
店内でラーメンを食べる人は、デザートとしていかがでしょうか。
テイクアウトしてお土産にするのも喜ばれます。
串にささって持ちやすいので、食べ歩きがしたい人にもオススメです。

『おにぎり・いなり寿司・のり巻き』




伊勢屋のごはんものは、おにぎりかお寿司。
ラーメンに加えて、もう少しなにか食べたいという人にピッタリです。
おにぎりは国産もち米を使用しており、食感がよく腹持ちもバツグン。
大きさは手のひらサイズで手ごろです。
塩気のちょうどいい『赤飯おにぎり』や、具なしの醤油味が珍しい『しょうゆめし』などお好みで選びましょう。
のり巻き、いなり寿司は昔ながらの味。
一口ほおばれば、遠足やお祝いのときにおうちで食べたような、なつかしさに包まれます。


<店舗情報>
店名:伊勢屋
住所:〒370-2316 群馬県富岡市富岡1031
アクセス方法:上州富岡駅至近
電話番号:0274-62-0382
営業時間:9:30~18:30
定休日:水曜
予算:¥1,000

3代続く地元の味『高田食堂(たかたしょくどう)』

昭和20年代から、富岡の地で営業する食堂。
白壁が清潔な印象のお店前には、市のゆるキャラ『お富ちゃん』の人形がいます。
工女さん姿のカワイイ姿はなかなかに目立つので、こちらを目印にされるとよいでしょう。
現在は閉館していますが、富岡市に映画館があったころは、工女さんたちが休日に通ったそう。
そのあと高田食堂で食事をしていたということなので、休日の楽しみだったのかもしれませんね。

オススメグルメ1『工女さんも愛したカレー』




高田食堂の看板メニュー。
小麦粉とスパイスからつくるというルウは、ドロッと粘度の高いものでごはんとよく合います。
具は、豚肉と玉ねぎといったシンプルなもの。
つけ合わせに添えられた赤い福神漬けが、なんとも心ニクイ。
スパイシーかつ塩気のきいた独特の味わいで、他店のカレーとは一線を画しています。
このカレーは昭和20年代にできあがってから、ずっと変わらない味だそう。
先にご紹介した伊勢屋と同じく、工女さんたちが愛した味をそのままに楽しめるのはうれしいところです。
揚げたてのカツがドーンと乗った、『カツカレー』もあります。
店内では、このカレーをレトルトにした商品も販売。
富岡製糸場のお土産として話題にもなるので、ぜひチェックしてください。

『ラーメン』




高田食堂のラーメンは、醤油味のシンプルなもの。
伊勢屋と同じく、いわゆる”中華そば”・”支那そば”といわれるスタイルのラーメンです。
伊勢屋のそれと比較すると、どちらかといえば高田食堂はサッパリめ。
サラッと食べられるので、特にランチタイムにはピッタリです。
たくさん食べられそうな人は、カレーと合わせて注文してもオススメ。


<店舗情報>
店名:高田食堂
住所:〒370-2316 群馬県富岡市富岡22
アクセス方法:上州富岡駅至近
電話番号:0274-62-0469
営業時間:11:30~14:30
17:00~19:00(出前のみ対応)
定休日:水曜、第3木曜
予算:¥1,000

工女さんの姿で富岡を歩く『クラシカルDe・街歩き』




こちらは” 工女さんが愛したお店”という趣旨とは異なるのですが、ぜひご紹介させてください。
せっかくなので、工女さんの制服でもあったハカマ姿で街歩きというのはいかがでしょう。
富岡製糸場内や富岡の街は、かつての姿をそのままに留めたようなレトロ感があります。
そこにハカマ姿で出かければ、雰囲気満点。
2023年5月からは、男性用のハカマレンタルも開始されました。
カップルにもご夫婦にも友人どうしにもオススメです。
和装に興味があれば、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。


<店舗情報>
店名:あさや呉服店
住所:〒370-2316 群馬県富岡市富岡1058
アクセス方法:上州富岡駅至近
電話番号:0274-63-4311
営業時間:10:00~14:30(16:30までに返却)
着付け時間 15~20分ほど
定休日:水曜
予算:ひとり当たり ¥5,000
注意事項:小物類持ち込み可(貸出はなし)、要事前申し込み(HPをご確認ください)

まとめ

富岡製糸場から歩いて行ける、工女さんが愛したお店をまとめました。
昔からの製法をそのままに守り続ける各店の料理は、工女さんたちが働いていた時代と現代とを結びつけてくれる貴重な味です。
かつての街並みに思いをはせながら、楽しんでください。

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