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【石川】 甘いもの好きは必見! 石川エリアで魅力的なスイーツ5選

【石川】 甘いもの好きは必見! 石川エリアで魅力的なスイーツ5選

2023-03-28 香田あつし

2015年には北陸新幹線が金沢まで開通し、観光地としてさらに大きく価値が高まった石川エリア。実は購入額ベースでのケーキ消費量全国ランキングで上位になっていることが多い県でもあります。甘いもの好きな県民性が垣間見える石川県には、当然甘いもの欲を満足させてくれるスイーツ店もいっぱい。今回はそれら石川エリアで魅力的なスイーツ店を5つご紹介します。
香田あつし

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香田あつし

兵庫県出身。自分の知らない世界を見られるならたとえ地球の裏側にでも行ってしまうような人間です。食べることと交通、特に鉄道が大好き。読む人の旅のクオリティが最大限上がるような情報をご提供します。

マルガジェラート 能登本店



名実ともに世界最高のジェラートを味わうことができるのが、能登半島の能登町に位置する「マルガジェラート」です。最近では野々市や道の駅千里浜などでも支店が営業していますが、本店は能登半島の片田舎にあります。評判や知名度と比較すれば、少々アクセスしにくくて小さなお店には拍子抜けしてしまうほど。ちなみに「マルガ」とはイタリア語で「小高い丘にある牧場」を意味する言葉。都会の喧騒と離れた立地にぴったりの、のどかな田舎の風景を思わせるネーミングです。

世界一のジェラート職人が提供するお店



マルガジェラート代表の柴野大造さんは、ジェラート職人として数々のタイトルを受賞してきたことで有名です。2015年には「日本ジェラートマエストロコンテスト」で優勝し日本一のジェラート職人になり、翌2016年には世界ジェラート大使に任命。さらに次の年である2017年にはイタリアで開かれた世界最大級のコンテスト「シャーベット・フェスティバル」で優勝し、世界一のジェラート職人として輝きました。さらに2021年にはイタリア政府公認の「国際パティスリー・アイスクリーム・チョコレート連盟」から、マルガジェラート能登本店と野々市店が共に「世界最高のジェラートショップ」に選ばれています。というわけで、今や日本のみならず世界が注目するお店なのです。

日によってメニューは変化



想像もできないような鍛錬の末に世界一に輝いた職人のお店ということで、提供されるジェラートはどれも一級品。毎日10種類以上のフレーバーから選ぶことができ、さらに期間限定のものもラインナップに加わるとのこと。どのフレーバーにも奥能登で元気に育った牛の生乳が100パーセント使われているので、鮮烈な風味と滑らかさやコクは保証されているも同然。また天然塩やフルーツなど、地元の食材を使っているのも注目すべきポイントです。

テイクアウトのみの対応



メニューは大きく掲げられた分かりやすい一覧から選ぶことになります。容器のバリエーションはコーンもしくはカップ、それぞれシングルとダブルの選択肢があります。ちなみにここでは店内での飲食はできず、テイクアウトのみの対応。屋外に飲食スペース用のベンチなどが20席ほどあるので、そこで注文した品を味わうことができます。

<店舗情報>
店舗名:マルガジェラート 能登本店
住所:〒927-0311 石川県鳳珠郡能登町瑞穂163−1
営業時間:10:00~17:00
定休日:3月~10月:無休 / 11月~2月:水曜日 年末12月28日~年始1月4日
電話番号:0768-67-1003

fluffy(フラッフィー)



2022年3月、人気パンケーキカフェ「fluffy(フラッフィー)」が新たなスタートを切りました。このお店は以前金沢市内の観光スポットとして有名なひがし茶屋街で営業していましたが、一旦閉店した後郊外の白山市月橋町に移転し再オープン。移転前は多くの観光客が訪れにぎわう場所でしたが、移転を経ることで地元の人が気軽に訪れやすい、より地域に密着したカフェへと生まれ変わっています。

改装された古民家はくつろぎの空間



お店の建物はもともと田舎らしい古民家。土地勘のある人でなければスムーズにたどり着くのがやや難しい、狭い道路を入っていったところにあります。内装は広い畳の大広間がそのまま飲食スペースに生かされているとのこと。小綺麗でありながら全体的に昭和チックな雰囲気で、温かみを感じる居心地の良いくつろぎ空間。つい時間を忘れて長居しそうになってしまいます。テーブル席も用意されているものの、メインは畳の座敷で木のちゃぶ台を囲む方式です。

パンケーキ調理は注文後にじっくりと



おすすめはスタンダードな「オリジナルバターミルクパンケーキ」税込900円です。適度な甘さとふわふわの食感は絶品で、3段積みなのでボリュームも満点です。注文後にじっくり丁寧に焼き上げられるので、できたてのおいしさも存分に味わえます。さらに提供された際に真っ先に目に留まるのは、オーナーが自ら手作りしたという食器の類。見た目が可愛くておしゃれで、店の雰囲気にもよく合う陶器の皿やコーヒーカップは、見た目と質感でパンケーキのおいしさを引き立ててくれます。

ランチにも最適なメニュー



スイーツ枠であるパンケーキには意外な組み合わせとして、「生ハムパンケーキ」というメニューもイチ押し。チーズソースと塩気のある生ハムがパンケーキと絶妙に調和します。このように軽食のみならずランチとしても利用できるメニュー構成が魅力です。あまりに人気のお店なので数十分待つことも少なくないとのこと。前もって予約しておくと、入店可能時に電話で知らせてくれるので便利です。

<店舗情報>
2023年現在、閉店された店舗です。

金座和アイス 金沢東山店



アイスクリームは普通時間が経つと溶けていくものですが、溶けないアイスクリームが存在するのをご存じでしょうか。金沢ひがし茶屋町エリアにある「金座和アイス」は、そんな不思議なアイスクリームを提供していることが話題となっているお店です。メディアでも各方面で取り上げられており、観光客をはじめ多くの人が訪れます。

安心の天然由来成分



アイスが溶けないなどと聞くと、何となく体に悪そうな化学物質が使われているのではないかと思ってしまいそうなところ。しかしそのような心配は不要です。金沢大学薬学部と連携しつつ研究された結果、「イチゴポリフェノール」と呼ばれる苺由来の成分の開発に成功。この特許成分を使ってアイスクリームを成型することにより、天然素材のみでユニークな商品が作られているというわけです。

ゆっくりじっくり味わえる



どのくらいアイスが溶けないのかというと、約3時間程度は型崩れが起きないのだとか。炎天下のような過酷な状況でも溶けて手や地面に垂れてしまったり、急いで食べ終わる必要がないのは便利と言えます。普通のアイスが溶け始める段階になると、このアイスは弾力のあるゼリーに似た柔らかい食感に変化していきます。普通のアイスクリームとは明らかに違うので好みは分かれるものの、時間が経つごとに変わる食感の違いは楽しみ方の1つです。

バリエーション豊かな味と形状



溶けないというだけで他の特徴は一般的なアイスクリームと何ら変わりません。金座和アイスではバニラにイチゴ、抹茶などさまざまなフレーバーのアイスクリームが提供されています。さらに形状にも遊び心が満載。たとえば加賀藩主前田家の家紋をイメージした形状のものや、雪吊り風アイスなど見るだけでも目を楽しませてくれます。さらにはトッピングに金沢名物の金箔を振りかけたり、好みのソースを使ったりすることも可能です。

<店舗情報>

2023年現在、閉店された店舗です。

マルフジ



1955年の創業以来、北陸でも有数の歴史あるケーキ屋さんとして営業してきている「マルフジ」。小松市では最初のスイーツ店で、地元の人に愛されるお店として成長してきました。直近では新店舗もオープンするなど、スイーツの可能性を信じて新たな分野へと挑戦し続けます。

メロンボール



マルフジを語る上でまず欠かせないアイデンティティともいえるメニューが「メロンボール」です。インパクト抜群の見た目でSNS上をにぎわせています。どうなっているのかというと、真っ二つに切られたメロンの半分をボール型にくり抜き、空いた穴にゼリーと10種類のフルーツが盛りつけであります。価格は1000円台とロールケーキ1本相当に値が張る商品ではありますが、記念日や何か特別な時のご褒美にぴったりのスイーツと言えるかもしれません。緑色の「キング」とオレンジ色の「クイーン」の2種類があるため、複数人での食べ比べもおすすめです。

親子3代続く伝統



現在のマルフジ経営陣は2代目と3代目の兄弟です。初めて食べた洋菓子の味に衝撃を受けたという創業者は、24歳という若さでケーキ屋を開業。人を幸せにするスイーツの力を信じる彼の信念は、現在に至るまで受け継がれています。メロンボールのみならず定番のケーキや限定スイーツなど、地元の良い食材を生かしたお菓子作りはまさに業界を引っ張る存在。スイーツ好きにとっては遠方からでもぜひ訪れてみたいお店です。

お菓子のテーマパーク



2022年11月17日には、マルフジの新たな挑戦として「スイーツガーデンマルフジ」がオープン。スイーツ店としての歴史に新たな1ページを加えました。初日朝早くからたくさんのお客さんが列に並んだとのことで、多くの人の期待がうかがえます。クラウドファンディングを活用してオープンにこぎつけた新店舗のコンセプトは、「お菓子のテーマパーク」。北陸どころか日本でも珍しいくらいのアイデアと、それを実現させたスタッフ勢の情熱には驚きです。新店舗には子供たちのための体験の場も設けられているとのことで、家族連れの人に大変おすすめのお店となっています。

<店舗情報>
店舗名:マルフジ
住所:石川県小松市沖町ナ30
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜・火曜
電話番号:0761-22-7866

甘味カフェ 茶ゆ



金沢観光で定番のひがし茶屋街で休憩するなら、まず訪れるべきスイーツ店が「甘味カフェ 茶ゆ」です。銭湯のお風呂上がりのための休憩場としてオープンして以来、金沢を代表する甘味処として人気のお店です。

和洋折衷のおしゃれスイーツ



茶ゆは1階と2階に分かれています。1階では主にソフトクリームをはじめジェラートアイスの各種を扱っています。洋風のアイスと最中やどら焼き、わらび餅など和風の要素を融合させたスイーツは斬新です。2階ではゆったりとお座敷でスイーツを堪能することができます。ぜんざいやあんみつなど上質な和菓子がいっぱい。色使いも良い和菓子はSNS映えも間違いなしです。

<店舗情報>
店舗名:甘味カフェ 茶ゆ
住所:石川県金沢市東山1丁目7-8
営業時間:10時半~夕暮れ時(午後13時から開店の場合あり)
定休日:不定休
電話番号:076-253-1715
公式サイト:http://chayu.info/

まとめ

以上、石川エリアでぜひ足を運んでみたいスイーツ店5選でした。世界のスイーツ好きを魅了するお店から地域に密着したお店、独自性の高いユニークなテクノロジーを使ったお店まで、さまざまな個性が見られます。甘いものが食べたくなったら、石川県への旅行を検討してみるのはいかがでしょうか。

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