奈良エリア
奈良市内には修学旅行でおなじみの神社仏閣から、近年注目されるようになった穴場スポットまで、魅力的なスポットがたくさんあります。まずは奈良エリアのおすすめスポットを13ヵ所ご紹介します。
東大寺
東大寺は聖武天皇(しょうむてんのう)によって743年に建てられたお寺です。
見どころはなんといっても、世界最大級の木造建築物として知られている大仏殿。現在の建物は江戸時代に再建されたもので、中には高さ15mの巨大な廬舎那仏座像(るしゃなぶつざぞう)が安置されています。
また、東大寺といえば、南大門に安置されている金剛力士像も見どころの1つ。
鎌倉時代、運慶・快慶と弟子たちによってわずか69日間でつくられた2体の像は、どちらも迫力満点です!
このほかにも、法華堂(三月堂)や千寿堂など、東大寺には見逃せない歴史的建造物が満載。奈良を代表する観光スポットの1つなので、ぜひ足を運んでみてください。
<施設概要>
住所:〒630-8587 奈良市雑司町406-1
電話番号:0742-22-5511
開門時間(大仏殿):4〜10月…7:30〜17:30/11〜3月…8:00~17:00
※法華堂・千手堂・東大寺ミュージアムの開門時間は異なります
拝観料:中学生以上…600円、小学生…300円
※大仏殿・法華堂・千手堂・東大寺ミュージアムの各所で料金が発生します。
休業日:なし
URL:https://www.todaiji.or.jp/
奈良公園
奈良公園は東大寺や春日大社、興福寺といった世界遺産が隣接する奈良県の都市公園です。
総面積511ヘクタールという広大な敷地の中には美しい自然が広がっており、桜や紅葉など、1年通じて四季折々の景色が楽しめます。
そして奈良公園といえば、見逃せないのが鹿。園内には約1200頭の鹿が生息しており、猿沢池や春日野周辺ではとくに多くの鹿を見ることができます。
さらに、露天や自販機で鹿せんべいを購入すれば、鹿にエサやりをすることも可能です。
中には鹿せんべいを見つけるやいなや、「恵んでください!」とおじぎしているかのようなポーズを見せてくれる鹿も。豊かな自然を堪能しながら、ぜひ可愛らしい鹿たちと触れ合ってみてはいかがでしょうか。
<施設概要>
住所:〒630-8212 奈良市春日野町ほか
電話番号(奈良公園事務所):0742-22-0375
解放時間:24時間
入場料:無料
休業日:なし
URL:https://www3.pref.nara.jp/park/
春日大社
春日大社は全国に約3000社ある春日神社の総本宮です。
710年に藤原不比等(ふじわらのふひと)が、藤原氏の氏神とされるタケミカヅチノミコトを迎え、平城京を守るために春日山のふもとに祀ったのが始まりとされています。
その後、フツヌシノミコト・アメノコヤネノミコト・ヒメガミを迎え、社殿を建立。4柱を祀る本殿は見どころの1つとなっています。
また、春日大社といえば、境内にある約1800基の石灯籠と、約1000基の釣灯籠も有名です。毎年節分と8月14日・15日には全ての灯篭に火をつける万灯篭がおこなわれ、神秘的な光景を見ることができます。
<施設情報>
住所:〒630-8212 奈良市春日野町160
電話番号:0742-22-7788
開門時間(本殿):3~10月…6:30〜17:30/11〜2月…7:00~17:00
※夫婦大国社、御祈祷所などの開門時間は異なります
拝観料:無料
※特別拝観の場合は500円の拝観料が必要です。
休業日:なし
※国宝殿や春日大社 観葉植物園などは休業日あり
URL:https://www.kasugataisha.or.jp/
興福寺
興福寺は春日大社と共に藤原不比等によって開かれたお寺です。
もともとは中臣鎌足と夫人が現在の京都市・山科区に造営した『山階寺』というお寺でしたが、平城遷都に伴い、現在の場所に移されて興福寺と名付けられました。
境内には2つの塔がそびえ立ち、そのうち高さ51mある五重塔は、京都府にある東寺に次ぐ国内2番目の高さで、奈良市のシンボルタワーとして親しまれています。
また、もう1つの塔である三重塔は興福寺最古の建物で、鎌倉時代の初期に再建されたものと伝えられており、こちらも見どころの1つとなっています。
<施設情報>
住所:〒630-8213 奈良市登大路町48
電話番号(本坊寺務所):0742-22-7755
開門時間:9:00~17:00
拝観料:大人…700円、中・高校生…600円、小学生…300円
休業日:なし
URL:https://www.kohfukuji.com/
奈良国立博物館
奈良国立博物館は1865年に開園した、日本で2番目に古い博物館です。
博物館は『なら仏像館』『青銅器館』『東新館』『西新館』の4つのギャラリーに分かれており、それぞれで仏教関連の彫刻や絵画、工芸品などを見ることができます。
また、春日大社参道側の入口付近にある仏教美術資料研究センターでは、仏教美術に関連する図書や写真などの資料を集めて公開しています。
東大寺や興福寺など、奈良の古い寺社をまわるならぜひ一緒に立ち寄りたいスポットです。
とくに、毎年秋に開催される『正倉院展』は必見!聖武天皇の愛用品や東大寺の法要で使われた品々など、貴重な展示品が満載です。展示品は毎年変わるので、何度行っても飽きることなく楽しめます。
<施設情報>
住所:〒630-8213 奈良市登大路町50
電話番号:050-5542-8600
開館時間:9:30~17:00(土曜日のみ20:00まで)
拝観料:一般…700円、大学生…600円、高校生以下…無料
休業日:月曜日、年末年始(12月28日~1月1日)
URL:https://www.narahaku.go.jp/
奈良町にぎわいの家
続いてご紹介するのが、ならまちの観光スポット。ならまちは平城京の外京にあたる地域で、昔ながらの風情ある町家が多く立ち並ぶスポットです。
このエリア周辺でぜひ立ち寄っていただきたいのが、元興寺から徒歩2分の距離にある奈良町にぎわいの家。
約100年前に骨董商が建てた町家を奈良市が改修工事して開館した施設で、当時の雰囲気が残る和室や茶室、土間、日本庭園などを見ることができます。
釜石体験や町家講座など、定期的にイベントも開催されているので、お出かけする際はぜひ公式サイトからイベント情報もチェックしてみてください。
<施設情報>
住所:〒630-8333 奈良市中新屋町5
電話番号:0742-20-1917
開館時間:9:00~17:00
入館料:無料
休業日:水曜日
URL:https://naramachi-nigiwainoie.jp/
奈良町からくりおもちゃ館
ならまちからくりおもちゃ館は、文字通り昔ながらのからくりおもちゃを展示する施設です。
所蔵するおもちゃは200点以上にものぼり、その中から厳選された20〜30点のおもちゃを常設展示。木挽き人形や風車など、昔懐かしのぬくもりが感じられるおもちゃが満載です。
展示されているおもちゃは全て自由に遊ぶことができるので、大人から子どもまで幅広く楽しむことができます。
奥にある工房では、ほぼ月1で土曜日または日曜日にからくりおもちゃの制作体験講座を実施。小学生以上から参加できますので、イベント開催日にお出かけする予定の方はぜひおもちゃ作りにも挑戦してみてはいかがでしょうか。
<施設情報>
住所:〒630-8338 奈良市陰陽町7
電話番号:0742-26-5656
開館時間:9:00~17:00
入館料:無料
休業日:水曜日、年末年始(12月29~1月3日)
URL:https://karakuri-omochakan.jimdofree.com/
なら麦酒ならまち醸造所
なら麦酒ならまち醸造所は2017年にオープンした奈良市初のクラフトビール醸造所です。
クラフトビールとは、小規模で生産している手作りビールのことで、なら麦酒ならまち醸造所では現在、6〜8種類のクラフトビールを提供しています。
おすすめは大和ほうじ茶を使用して作られた『ならまちエール』。あっさりとした味わいで、ほんのりほうじ茶の香りが感じられると人気です。
昼間から営業しているので、ならまち散策の合間に喉を潤したい方にもぴったり!柿の葉ずしや自家製レバーのパテといったフードメニューもあるので、地元の素材を味わえるお店を探している方にもおすすめです。
<施設情報>
住所:〒630-8306 奈良県奈良市紀寺町956-2
電話番号:0742-95-9700
営業時間:11:00~19:00
休業日:不定休
URL:http://narabeer.jp/
まほろば大仏プリン本舗
まほろば大仏プリン本舗は奈良に9店舗を展開しているプリン専門店です。
シンプルな素材で作られた『まほろば大仏プリン』はお店自慢の商品で、近年は奈良の定番土産としても注目を集めています。
中でも多くの観光客がお土産を買いに訪れるのが、ならやま大通り沿いにある本店、プリンの森・カフェ。
プリンのような色合いの外観&メルヘンでおしゃれな内装がとにかく可愛い!と人気で、お土産を購入するついでにカフェを利用するお客さんも多いのだとか。
カフェスペースでは6種類のまほろば大仏プリンのほか、ソフトクリームや特製グラスに入ったドリンクなどを味わうことができます。
<施設情報>※本店
住所:〒630-8104 奈良県奈良市奈良阪町1073
電話番号:0742-23-7515
営業時間:11:30~17:30
休業日:不定休
URL:https://daibutsu-purin.com/#1
平城宮跡歴史公園
平城宮跡歴史公園は、奈良時代の都・平城京の中央北端に存在したとされる平城宮の跡地につくられた国営公園です。
奈良の歴史・文化遺産を保存する目的として2008年より事業が始まり、現在では第一次大極殿や朱雀門など、当時の建物が多数復元され、奈良を代表する観光スポットとなっています。
園内は大きく『第一次大極殿院エリア』『朱雀門ひろばエリア』『第二次大極殿エリア』と3つのスポットに分かれ、各エリアで復元施設や遺構展示物を見ることができます。
中でも見逃せないのが、2022年に完成したばかりの大極門。第一次大極殿院の南に位置する正門で、扉の入口から朱雀門と大極殿の両方を見ることができます。
なお、今後は大極門の隣に東楼が復元される予定。完成後はもちろん、完成前の貴重な光景を見に行くのもおすすめです。
<施設情報>※平城宮跡管理センター
住所:〒630-8012 奈良市二条大路南三丁目5番1号
電話番号:0742-36-8780
開館時間:9:00~(閉館時間は施設によって異なります)
入館料:無料
休業日:施設によって異なります
URL:https://www.heijo-park.jp/
唐招提寺
唐招提寺は中国の僧・鑑真によって759年に建てられたお寺です。
創建当時は鑑真の私寺として開かれ、講堂や経蔵、宝蔵などがあるだけでしたが、鑑真が亡くなった後、弟子の尽力によって金堂などの主要伽藍が完成したと伝えられています。
現在も歴史的建造物が多く残る唐招提寺ですが、その中でも奈良時代の姿を唯一残している金堂は必見!
内陣にはご本尊の廬舎那仏を中心に、薬師如来立像、千手観音立像が並び、厳かな雰囲気を生み出しています。
また、唐招提寺といえば、毎年5月19日におこなわれる『うちわまき』も有名。鼓楼の2階からまかれるハート型のうちわは『宝扇』と呼ばれ、魔除けや五穀豊穣、安産などにご利益があるとされています。
<施設情報>
住所:〒630-8032 奈良市五条町13-46
電話番号:0742-33-7900
開門時間:8:30~17:00
拝観料:大人…1,000円、中・高校生…400円、小学生…200円
休業日:なし
URL:https://toshodaiji.jp/
西大寺
西大寺は奈良時代の南都七大寺の1つで、東大寺や薬師寺などとともに朝廷からの保護を受けたお寺です。
創建当時は東大寺に匹敵するほどの規模で、広い寺域には薬師金堂や弥勒金堂、東西の五重塔などが立ち並んでいたと伝えられています。
現在は当時よりも小規模の寺域となってしまいましたが、国宝の仏像や寺宝が多く、奈良の歴史巡りをしたい方にはぴったりのスポットとなっています。
国宝である叡尊上人の坐像をはじめ、ご本尊の釈迦如来薬師像などを間近で見られるのも嬉しいポイントです。
春・秋・冬は西大寺の宝物を収蔵する聚宝館の特別公開がおこなわれるので、貴重な展示品を見たい方はこの時期に行くのがおすすめ。
公開時期は公式サイトで確認できますので、足を運ぶ際はぜひチェックしてみてください。
<施設情報>
住所:〒631-0825 奈良市西大寺芝町1-1-5
電話番号:0742-45-4700
開門時間:8:30~16:30
拝観料:大人…800円、中・高校生…600円、小学生…400円
※本堂・愛染堂・四王堂の三堂共通拝観料
※聚宝館は別途料金が発生します
休業日:なし
URL:http://saidaiji.or.jp/
薬師寺
薬師寺は天武天皇が持統天皇の病気平癒を願って発願し、文武天皇の代に飛鳥の地に完成したお寺です。その後、平城遷都に伴い、718年に現在の場所へ移されました。
度重なる火災により、現存する当時の建物は東塔のみとなってしまいましたが、同じく白鳳時代を代表する遺産として、金堂に祀られている薬師三尊像、東院堂に祀られている聖観音菩薩像が国宝に指定されています。
「凍れる音楽」と称される東塔は、人々の心を魅了すること間違いなし。裳階と呼ばれる飾り屋根とのバランスが絶妙で、ずっと眺めていられるような美しさです。
また、薬師寺は説法が面白いことでも有名。興味がある方は、お出かけの前に公式サイトで法話会の開催予定をチェックしてみては。
<施設情報>
住所:〒630-8563 奈良市西ノ京町457
電話番号:0742-33-6001
開門時間:8:30~17:00
拝観料:期間により異なります
休業日:なし
URL:https://yakushiji.or.jp/