お気に入り 日本語 USD

【2023】京都の観光スポット72選!名所から穴場まで厳選

【2023】京都の観光スポット72選!名所から穴場まで厳選

2023-06-27 ナベチャン

国内の人気観光地ランキングで毎回上位にあがる京都府には、古い歴史を持つ寺社をはじめ、自然豊かな散策コース、京グルメが堪能できるお店など、魅力的なスポットが満載です。今回は旅行業界で7年働いた筆者が選ぶ、京都のおすすめスポットをご紹介します。
ナベチャン

この記事を書いた人

ナベチャン

旅行業界で7年ほど働いていました。仕事で有名観光地に行き過ぎたせいか、プライベートでは珍スポット・B級スポットと呼ばれる場所ばかり出かけています。素敵な情報をお届けできたら嬉しいです!

目次

    1. 2-5.
    1. 4-6.

祇園・東山エリア周辺

祇園・東山は清水寺や八坂神社など、京都を代表する寺社が多く、観光客からも人気の高いエリアです。
まずは祇園・東山エリアのおすすめスポットを13ヶ所ご紹介します。

清水寺



清水寺は年間500万人以上の参拝者が訪れる、京都の人気観光スポットです。
鮮やかな色が美しい仁王門や三重塔、飲めば願いが叶うとされる『音羽の滝』など、見どころ盛りだくさんな清水寺ですが、その中でもやはり一番見逃せないのが、本堂『清水の舞台』。
錦雲渓と呼ばれる舞台からの眺めはどの季節に訪れても心を奪われること間違いなしです。
春・夏・秋におこなわれるライトアップの期間はとくにおすすめで、美しく輝く青白い光が京都の景色をさらに幻想的に見せてくれます。
景色を堪能した後は、舞台下もぜひチェックしていただきたいところ。というのも、清水の舞台は"地獄止め"という工法を用いており、釘を一切使わずにつくられているんです!舞台からの眺めも素敵ですが、舞台下ではまた違った感動を味わうことができます。

<施設情報>
住所:〒605-0862 京都市東山区清水1-294
電話番号:075-551-1234
開門時間:6:00~
※閉門時間は期間により異なる
拝観料:一般…400円、中学生・小学生…200円
休業日:なし
URL:https://www.kiyomizudera.or.jp/

地主神社




地主神社は清水の舞台から音羽の滝へ向かう途中の左手にある神社で、京都屈指の恋愛パワースポットとして知られています。
もともとは地主権現社という清水寺の鎮守でしたが、明治の神仏分離令によって独立し、地主神社へと改められました。
主祭神はオオクニヌシノミコト。縁結びの神様をお祀りする神社ということで、境内には幸せを授けてくれる『良縁大国』や、撫でる箇所によって異なるご利益が授かれる『撫で大国』など、良縁が授かれるスポットがたくさんあります。
中でもとくに人気なのが『恋占いの石』。片方の石から目を閉じたまま歩き、もう片方の石へ辿り付けると恋愛が成就すると言われています。

<施設情報>
住所:〒605-0862 京都市東山区清水1-317
電話番号:075-541-2097
開門時間:9:00~17:00
拝観料:無料
※清水寺の拝観料が別途必要
休業日:なし
URL:https://www.jishujinja.or.jp/

高台寺



高台寺は豊臣秀吉の正室である北政所(ねね、出家後は高台院湖月尼)が、秀吉の冥福を祈るために開いたお寺です。
境内にある庭園は小堀遠州によって作られたもので、桃山時代を代表する庭園として知られています。毎年春・夏・秋には夜間特別拝観がおこなわれ、方丈前庭『波心庭』ではプロジェクトマッピングと音楽による美しい光景を見ることができます。
また、北政所が眠る『霊屋(おたまや)』も見どころの1つ。中に安置されている秀吉と北政所の木像や、優雅な蒔絵が施された須弥壇、厨子は必見です。
霊屋の奥には伏見城から移した『傘亭』や『時雨亭』といった茶室をはじめ、伏見城の遺構と伝わる『表門』、『観月台』などの重要文化財があります。

<施設情報>
住所:〒605-0825 京都市東山区高台寺下河原町526
電話番号:075-561-9966
開門時間:9:00〜17:30
拝観料:大人…600円、中学生…250円
※小学生以下は大人の保護者同伴で拝観料免除
休業日:なし
URL:https://www.kodaiji.com/

二年坂・三年坂




二年坂・三年坂は清水坂から維新の道まで続く石段と石畳の道です。
平安時代初期の大同2年、3年に完成したことからその名が付けられましたが、三年坂は清水寺の境内にある子安観音へ安産祈願へと出かける人が通る道だったことから、産寧坂とも呼ばれています。
道の両側にはお土産屋をはじめ、清水焼などを扱う古美術店、京スイーツが味わえる甘味処などがズラリ。歩いているだけでワクワクしてしまうような京都屈指の散歩道です。
近くには清水寺や高台寺などの観光スポットもあるので、参拝の帰り道に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

<施設情報>
住所:〒605-0862 京都府京都市東山区清水2

知恩院



知恩院は浄土宗を開いた法然上人ゆかりの地に建てられたお寺です。
最大の見どころは日本最大級の三門と、法然上人のご本尊をお祀りする御影堂。とくに御影堂は2020年に大規模修理を終えたばかりで、色鮮やかな明照額や美しく輝く幢幡(仏堂に飾る旗)を見ることができます。
また、せっかく知恩院へ行くなら、古くから伝わる七不思議もその目で確かめていただきたいところ。
中には期間によって見られないものもありますが、ほとんどの七不思議は確認することができます。
御影堂正面の軒裏にある『左甚五郎の忘れ傘』、黒門への登り口の路上にある『瓜生石』はいつでも見られるので、足を運んだ際はぜひチェックしてみてください。

<施設情報>
住所:〒605-8686 京都市東山区林下町400
電話番号:075-531-2111
開門時間:時期により異なる(閉門時間は16:00)
拝観料:大人…500円、小人…250円
※友禅苑・方丈庭園の共通券の料金
休業日:なし
URL:https://www.chion-in.or.jp/

八坂神社



「祇園さん」の名で親しまれる八坂神社は、全国に約3000社以上ある祇園社の総本社です。主祭神はスサノオノミコトで、疫病退散や無病息災にご利益があるとされています。
一番の見どころは2020年に国宝に指定された本殿。八坂神社本殿は本殿と拝殿が1つの大屋根で覆われた独自の建築様式となっています。
また、八坂神社といえば、日本三大祭りの1つに数えられる『祇園祭』も有名。コンコンチキチン、コンチキチンのお囃子とともに市内を練り歩く山鉾は迫力満点です。
祇園祭の開催期間は毎年7月1日から31日までで、宵山(前祭)は7月14日から16日、宵山(後祭)は7月21日から23日の期間におこなわれます。

<施設情報>
住所:〒605-0073 京都市東山区祇園町北側625
電話番号:075-561-6155
受付時間(社務所):9:00~17:00
拝観料:無料
休業日:なし
URL:https://www.yasaka-jinja.or.jp/

建仁寺



建仁寺は1202年に開かれた我が国初の禅寺で、京都五山(臨済宗のお寺の寺格)の第3位に列せられる臨済宗建仁寺派の総本山です。
境内には柱や扉に戦乱の矢の痕が残る勅使門から、三門・法堂・方丈が一直線に並んでおり、禅修行の浴室も現存しています。
また、俵屋宗達の最高傑作として知られる国宝『風神雷神図』、建仁寺創建800年を記念して奉納された小泉淳作の『双龍図』なども有名です。
塔頭寺院の1つである両足院では、座禅体験をすることが可能。体験は3つのステップに分かれており、コースによってはお寺の掃除をしたり、お茶をいただいたりすることもできます。
座禅体験は日によって開催されるコースが異なるので、興味がある方はお出かけされる前に公式サイトからチェックしてみてください。

<施設情報>
住所:〒605-0811 京都市東山区大和大路通四条下る小松町584
電話番号:075-561-6363
開門時間:10:00~17:00
拝観料:一般…600円、中学生・高校生…300円、小学生…200円
※小学生未満は無料
休業日:4月20日、6月5日、11月15日
※その他法要で休止日あり
URL:https://www.kenninji.jp/

円山公園



円山公園は1886年に開かれた京都で最も古い公園です。総面積は約9万平方メートル。
京都随一の桜の名所で、公園の中央にある通称『祇園の夜桜』はとくに有名です。こちらは一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)という桜で、現在は2代目です。
初代・祇園の夜桜から採取した種子を畑で育成したもので、初代が枯死した2年後の1949年に現在の場所に植栽されました。
桜が開花する時期にはライトアップがおこなわれ、1週間から2週間にわたり美しい夜桜を堪能することができます。
公園内にはほかにも坂本龍馬・中岡慎太郎の像や野外音楽堂、茶店などがあり、桜のシーズン以外も散策が楽しめます。

<施設情報>
住所:〒605-0071 京都府東山区円山町
電話番号(京都市都市緑化協会):075-561-1778
解放時間:24時間
入場料:無料
休業日:なし
URL:https://kyoto-maruyama-park.jp/

鴨川沿い



鴨川は京都の東側を流れる全長23キロメートルの河川です。
市内の西側に流れる桂川とともに京都市を代表する川として知られ、地元の人だけでなく、観光客からも親しまれる憩いの場となっています。
五条通りから高野川と賀茂川に分かれる出町柳までは20もの橋が架けられ、東海道五十三次の終点となる三条大橋や、弁慶と牛若丸の伝説にちなんだ石像が置かれる五条大橋など、有名な橋が数多く見られます。
おすすめのシーズンは夏。この時期は座敷を設けて料理を提供する鴨川納涼床がおこなわれるので、京都の夏を楽しみたい方にぴったりです。
また、五山の送り火がおこなわれる8月16日も狙い目。鴨川からは東山に浮かぶ「大」の字を見ることができます。

国立博物館



京都国立博物館は、1897年に帝国京都博物館という名称で開館した博物館です。
もともとは寺社伝来の宝物を受託・保護するために設立されたところで、現在は国宝・重要文化財をはじめ、京都ゆかりの彫刻や絵画、陶磁などを数多く収蔵・展示しています。
敷地内にあるルネサンス様式赤レンガづくりの建物は『明治古都館(旧・帝国京都博物館本館)』で、1895年に当時の有名建築家・片山東熊によって手掛けられたものです。
表門(西門)も同様に片山氏が設計したもので、明治古都館とともに重要文化財に指定されています。
また、京都国立博物館といえば屋外展示も見どころの1つ。庭園には『馬町十三重石塔』、ロダンの彫刻『考える人』などがあります。

<施設情報>
住所:〒605-0931 京都市東山区茶屋町527
電話番号:075-525-2473
開館時間:開催期間により異なる
入館料:開催期間により異なる
休業日:月曜日(祝日・休日の場合は開館、翌火曜日休館)・年末年始
URL:https://www.kyohaku.go.jp/jp/

三十三間堂



三十三間堂は1165年、後白河上皇が平清盛に命じて創建したお寺です。
正式名は蓮華王院(れんげおういん)ですが、お堂の柱と柱の間が33つあることから、三十三間堂と呼ばれています。
お堂の長さは約120メートル。堂内には運慶の長男、湛慶によってつくられた国宝の千手観音坐像を中心に、千手観音立像が左右に500体ずつ祀られています。
どの立像も高さ16センチメートル前後の寄木造ですが、それぞれ顔立ちや衣紋が異なり、必ず会いたい人に似た像がいると伝えられています。
お堂の裏には通し矢射場があり、江戸時代に盛んにおこなわれた『通し矢』の矢傷を見ることができます。屋根のひさしに1本だけ刺さっている矢も見られますので、ぜひ探してみてください。

<施設情報>
住所:〒605-0941 京都市東山区三十三間堂廻町657
電話番号:075-561-0467
開門時間:8:30~17:00
※11月16日~3月は9:00~16:00
拝観料:一般…600円、中学生・高校生…400円、子供…300円
休業日:なし
URL:http://www.sanjusangendo.jp/

東福寺



東福寺は京都五山の第4位に列せられる臨済宗東福寺派の大本山です。
九条道家が九条家の菩提寺として、1236年から19年の歳月をかけて建立されたお寺で、奈良の東大寺と興福寺にあやかり、東福寺と名付けられました。
1881年の火災によって建物の多くは焼失してしまいましたが、三門は室町時代初期のもので、日本最古の三門です。
本堂は一般非公開となっており、内部に入ることはできませんが、外からのぞくと奥にご本尊の釈迦如来立像、天井に堂本印象がわずか16日間で描き上げたという龍の図があります。
通天橋からは境内を流れる渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)が眺められ、春には新緑、秋には見事な紅葉を楽しめます。

<施設情報>
住所:
電話番号:
拝観時間:4月〜10月…9:00〜16:00、11月〜12月第1日曜日まで…8:30〜16:00、12月第1月曜日〜3月…9:00~15:30
拝観料:大人…1,000円、小人…500円
※東福寺本坊庭園・通天橋・開山堂共通拝観券
※11月10日〜11月30日の期間は別料金
休業日:なし
URL:https://tofukuji.jp/

泉涌寺



泉涌寺は真言宗泉涌寺派の総本山です。
平安時代初期に空海が庵を結んだのがはじまりとされており、のちに境内から泉が湧き出したことから泉涌寺と名付けられたと伝えられていますが、天皇や皇后のお墓があるなど皇室とのゆかりが深いことから、御寺(みてら)とも呼ばれています。
おすすめのスポットは『楊貴妃観音堂(ようきひかんのんどう)』。こちらには世界三大美人の1人、楊貴妃の面影をうつした楊貴妃観音が祀られています。
1255年に日本に伝えられ、長らくの間は100年に一度の開扉という秘仏でしたが、1956年から一般公開となり、常時拝観できるようになりました。
美人祈願と縁結びにご利益があるとされ、現在は若い女性からとくに人気を集めています。

<施設情報>
住所:〒605-0977 京都市東山区泉涌寺山内町27
電話番号:075-541-3916
拝観時間:3月〜11月…9:00~16:30、12月〜2月…9:00~16:00
拝観料:大人…500円、小学生・中学生…300円
休業日:なし
URL:https://mitera.org/

京都駅周辺

京都駅周辺は歴史あるお寺から水族館、京スイーツを楽しめるカフェなど、ジャンルの異なる観光スポットが盛りだくさん!ここでは京都駅周辺のおすすめスポットを8ヶ所ご紹介します。

京都駅



京都駅は下京区にあるJR東海・JR西日本・近鉄・京都地下鉄の停車駅です。
開業は1877年。当時につくられた初代京都駅は赤レンガづくりの2階建てで、現在の京都駅から北へ約140メートルのところにありました。
その後、2代目の木造ルネサンス様式、3代目の鉄筋コンクリートづくりを経て、1997年に現在の4代目が完成。
南に新幹線、南西に近鉄、東に地下鉄があり、京都駅ビルは飲食店・百貨店・ホテル・美術館・劇場が揃う複合施設となっています。
屋上には京都タワーや二条城など、京都の街が一望できる無料の展望台『大空広場』があります。

<施設情報>
住所:〒600-8214 京都市下京区東塩小路町
電話番号:0570-00-2486
営業時間(みどりの窓口):6:30~21:00
URL(京都駅ビル):https://www.kyoto-station-building.co.jp/


京都タワー




京都タワーは1964年に建てられた、京都駅の前にある131メートルのタワーです。
歴史ある寺社が多く残る京都のイメージと、赤と白の色合いからか、ロウソクをイメージしてつくられたと勘違いされがちですが、実は灯台がモチーフとなっており、海のない京都の街を静かに照らすという意味が込められています。
地上100メートルからの展望室からは、京都の街を360度見渡せ、歴史的建造物や周囲の山々など、京都の地形を直接目で見て学ぶことができます。
また、夜にはライトアップが実施され、啓発活動時にはピンクやイエローグリーンなど、普段とは違った色に光る京都タワーが見られます。

<施設情報>
住所:〒600-8216 京都市下京区烏丸通七条下る東塩小路町721-1
電話番号:075-361-3215
営業時間(展望室):10:00~21:00
※予告なく変更する場合あり
入場料(展望室):大人…900円、高校生…700円、小学生・中学生…600円、幼児(3歳以上)…200円
※3歳未満は無料
休業日:なし
URL:https://www.kyoto-tower.jp/

東本願寺



東本願寺は真宗大谷派の本山で、浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の御真影を安置している由緒あるお寺です。地元の人からは「お東さん」の名で親しまれています。
創建されたのは1602年。本願寺の12代・教如上人が徳川家康から土地の寄進を受け、この時に東本願寺、西本願寺が分派したとされています。
1788年に起きた天明の大火以来、4度の火災に見舞われ、現在ある建物の多くは1895年に再建されたものとなっています。
一番の見どころは境内の中央にある御影堂です。正面76m、側面58m、高さ38mの規模をもつ世界最大級の木造建築物で、2019年に重要文化財に指定されています。
また、御影堂門も木造建築の山門としては世界最大級であり、木造建築の二重門としては日本一の高さといわれています。

<施設情報>
住所:〒600-8505 京都市下京区烏丸通七条上る
電話番号:075-371-9210
開門時間:3月~10月…5:50〜17:30、11月~2月…6:20〜16:30
拝観料:無料
休業日:なし

西本願寺



西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山で、「お西さん」の愛称で親しまれています。
鎌倉時代初期に親鸞聖人の娘である覚信尼(かくしんに)が大谷廟堂を東山に開いたのがはじまりで、その後1591年に豊臣秀吉から土地の寄進を受けて現在の地に移りました。
境内では御影堂や阿弥陀堂をはじめ、金閣寺、銀閣寺とともに京都三名閣に数えられる飛雲閣、現存最古の能舞台と伝えられる北能舞台、桃山時代を象徴する絢爛豪華な唐門など、数多くの国宝を見ることができます。
また、御影堂門や太鼓楼といった重要文化財の建物や書画も多数所蔵されており、見応え抜群のスポットとなっています。

<施設情報>
住所:〒600-8501 下京区堀川通花屋町下る本願寺門前町
電話番号:075‐371‐5181
開門時間:5:30~17:00
※季節によって変動あり
参拝料:無料
休業日:なし

東寺



東寺は平安遷都と共に建立された国立の寺院です。
平安京の玄関口である羅城門の東西に設けられた寺の1つで、のちに密教を学んで帰国した弘法大師・空海によって真言密教の根本道場となりました。
東寺の象徴として親しまれる五重塔は、1644年に徳川家光の寄進により再建されたもので、高さ55メートル、現存する古塔の中では日本一の高さを誇ります。
金堂、大講堂も五重塔とともに国宝に指定されており、金堂には薬師如来・日光菩薩・月光菩薩・十二神将、大講堂には大日如来を中心に、五大明王など21体の仏像が安置されています。
また、東寺といえば毎月開かれる『弘法市』も有名。空海の命日である毎月21日には、日用品や植木、骨董品の露天が境内に多く集まります。

<施設情報>
住所:〒601-8473 京都市南区九条町1
電話番号:075-691-3325
開門時間:5:00~17:00
※拝観時間は建物により異なる
拝観料:御影堂、食堂などの拝観は無料
休業日:なし

京都水族館



京都水族館は梅小路公園の中にある内陸型水族館です。「近づくと、もっと好きになる。」をコンセプトに、2012年にオープン。
ペンギンやイルカ、オットセイなど、水族館ではおなじみの生き物たちに加え、京都特有の生き物たちに出会えるのが大きな特徴です。
1階のフロアには京都の海・里山・川を再現したゾーンがあり、約500トンの人工海水からなる大水槽『京の海』ゾーンでは、悠々と泳ぐおよそ50種の生き物たちを見ることができます。
2階フロアの『山紫水明』ゾーンでは、市内北部にある深泥池(みぞろがいけ)や、かつて京都南部にあった巨椋池、琵琶湖とつながりのある生き物を展示。水の都・京都がはぐくんだ歴史を学べるコーナーとなっています。

<施設情報>
住所:〒600-8835 京都市下京区観喜寺町35-1
電話番号:075-354-3130
営業時間:日により異なる
入館料:一般…2,400円、高校生…1,800円、小学生・中学生…1,200円、幼児(3歳以上)…800円
休業日:なし

京都鉄道博物館



京都鉄道博物館は京都市水族館と同じく梅小路公園内にある鉄道博物館です。
もともとは梅小路蒸気機関車館という蒸気機関車専門の鉄道博物館でしたが、新たな施設や展示を加え、2016年にリニューアルオープンされました。
館内には蒸気機関車から新幹線まで、日本の近代化を牽引した貴重な54両を保存・展示。SLのりばではなんと本物のSLスチーム号に乗って蒸気機関車の旅を体験することもできます。
また、館内には切符の購入や改札機に切符を入れる体験コーナーも。京都博物館の改札機は中が見えるスケルトン仕様になっており、改札機の中で切符がどのように動くのか学べるのも嬉しいポイントです。
このほか、運転シミュレーターや本物の踏切が設置されているコーナーもあります。

<施設情報>
住所:〒600-8851 京都府京都市下京区観喜寺町
電話番号:0570-080-462
開館時間:10:00~17:00
入館料:一般…1,500円、高校生・大学生…1,300円、小学生・中学生…500円、幼児(3歳以上)…200円
休業日:毎週水曜日・年末年始(12/30〜1/1)ほか
※祝日、春休み、夏休みなどは開館

MACCHA HOUSE抹茶館 京都河原町店

MACCHA HOUSE 抹茶館はシンガポールや香港など、海外展開で注目を集めた抹茶専門店を日本に逆輸入する形でオープンしたカフェです。
京都河原町店は国内1号店として、2015年にオープン。以来、連日行列ができるほど大人気のお店となっています。
抹茶専門店ということで、お店には京都の老舗『森半』の抹茶を使用したメニューが盛りだくさん!
中でも一番の人気を集めているのが『宇治抹茶のティラミス』で、濃厚なマスカルポーネと抹茶の絶妙な組み合わせが楽しめる上、白木の升で提供されるスタイルが京都らしく、SNS映えすると大好評です。
京スイーツを味わいたい方、抹茶が好きな方はぜひ京都観光の合間に立ち寄ってみては。

<施設情報>
住所:〒604-8026 京都市中京区河原町通四条上る米屋町382‐2
電話番号:075-253-1540
営業時間:11:00~20:00
休業日:なし
URL:https://maccha-house.com/

岡崎・哲学の道周辺

岡崎・哲学の道周辺は京都の風情が感じられるスポットが満載のエリアです。
バスや電車で観光するのもありですが、この辺りはゆったり自然を感じながら散策するのがおすすめ。ここでは岡崎・哲学の道周辺のおすすめスポットを6ヶ所ご紹介します。

銀閣寺



銀閣寺は臨済宗相国寺派に属する禅寺で、正式名称は慈照寺といいます。
室町幕府8代将軍・足利義政が、祖父にあたる義満の金閣寺にならい、隠栖生活を過ごすために山荘東山殿を造営したのがはじまりで、義政の没後、遺言によって寺院に改められました。
銀閣寺の象徴とされる観音殿は一層と二層でつくりが異なり、一層の心空殿は書院風、二層の潮音閣は唐様仏殿の様式となっています。
間近でじっくりと見るのもありですが、方丈前にある『銀沙灘』『向月台』越しに見る銀閣はさらに風情があっておすすめです。
波紋を表現した銀沙灘は月の光を反射させるため、富士山型の向月台は東山にのぼる月を鑑賞するためにつくられたと伝えられています。

<施設情報>
住所:〒606-8402 京都市左京区銀閣寺町2
電話番号:075-771-5725
開門時間:3月~11月…8:30~17:00、12月~2月…9:00~16:30
拝観料:大人…500円、小学生・中学生…300円
休業日:なし

哲学の道



哲学の道は銀閣寺から若王子神社まで、琵琶湖疏水沿いに続く約1.8キロメートルの歩道の名前で、京都屈指の人気散策コースです。
もともとは「思索の小径」と呼ばれていましたが、1972年から哲学の道が正式名称となりました。
哲学の道という名前については、哲学者の西田幾太郎をはじめ、その弟子である田辺元や三木清が思惑にふけりながらこの道を散策したことが由来とされています。
桜と紅葉が楽しめるスポットとしても人気で、毎年シーズンになると多くの人が散策に訪れます。また、梅雨の時期にはゲンジボタルとヘイケボタルが見られることも。
道の途中には西田幾太郎の名言「人は人、吾は吾なり、とにかくに吾行く道を吾は行くなり」と刻まれた石碑があります。

<施設情報>
住所:〒606-8404 京都市左京区浄土寺下南田町
電話番号(哲学の道保勝会):075-761-1944

南禅寺



南禅寺は京都五山の最高位の寺格である五山之上に列せられる、臨済宗南禅寺派の本山です。1291年、亀山法皇が無関普門(大明国師)を開山に迎えて開創されました。
「天下竜門」とも呼ばれる三門は1628年に再建されたもので、東福寺の三門、山梨県にある久遠寺とともに、日本三大門の1つに数えられています。
最奥部分にあるレンガづくりのアーチ橋は水路閣という琵琶湖疎水の水路橋で、南禅寺一番の人気のフォトスポットとなっています。
また、南禅寺は京料理の数え唄で「豆腐で名高い南禅寺」と紹介されるほど、豆腐がおいしいことで有名です。
南禅寺から徒歩5分の距離にある豆腐料理店『南禅寺 順正』では、京名物の湯豆腐をはじめ、さまざまな豆腐料理が堪能できます。

<施設情報>
住所:〒606-8435 京都市左京区南禅寺福地町
電話番号:075-771-0365
開門時間:3月〜11月...8:40〜17:00、12月〜2月…8:40〜16:30
拝観料:無料
※方丈庭園・三門・南禅院は有料
休業日:年末(12月28日~31日)は一般拝観お断り

平安神宮



平安神宮は1895年に平安遷都1100年を記念して創建された神社です。ご祭神は平安京最初の天皇・桓武天皇と、最後の天皇・孝明天皇。
社殿は桓武天皇が開いた平安京の正庁・朝堂院(ちょうどういん)が約8分の5サイズで再現されており、大極殿をはじめ、蒼龍楼、白虎楼など、平安時代ならではの建築美が見られます。
また、朝堂院の應天門(おうてんもん)を模した応天門から300メートルほど南には、昭和天皇御大礼の記念事業として建設された大鳥居があり、岡崎の街のランドマークになっています。
大鳥居の高さは約24メートル、柱の直径は約3.6メートルあり、造営当初は日本一の大きさを誇っていたそうです。
こちらでは毎年10月22日に、京都三大祭の1つ『時代祭』が開催されます。

<施設情報>
住所:〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町97
電話番号:075-761-0221
開門時間:6:00~18:00
拝観料:無料
※神苑は有料
休業日:10月22日の午後のみ休業

岡崎公園



岡崎公園は1895年に開催された第4回内国勧業博覧会の跡地を整備してつくられた都市公園です。
1904年に開設され、現在は美術館や図書館、京都市勧業館、ロームシアター京都などがある文化ゾーンとなっています。
京都市勧業館のみやこめっせは県都1200年記念事業の一環として1996年に開設され、伝統産業をはじめとしたさまざまな産業界の展示会やイベントなどがおこなわれています。
そのすぐ向かいにある京都会館は、2016年にロームシアター京都としてリニューアルオープン。文化芸術を創造・発信する場として、アーティストや市民によるコンサートが開催されています。
また、こちらの地区では春の風物詩、十石舟めぐりも人気。琵琶湖疎水を舟で進みながら、美しい桜並木をゆったり眺められます。

<施設情報>
住所:〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町他
電話番号(文化市民局):075-222-3119
解放時間:24時間
入場料:無料
休業日:なし

京都市動物園



京都市動物園は岡崎公園内にある、日本で2番目に古い歴史を持つ動物園です。1903年に大正天皇のご成婚を記念して創立され、2023年に開園120周年を迎えました。
2009年、2015年にリニューアルがおこなわれ、現在はおよそ120種類、500を超える動物を飼育・展示しています。
園内の主要エリアは『アフリカの草原』『ゴリラのおうち〜樹林のすみか〜』『京都の森』『もうじゅうワールド』『ひかり・みず・みどりの熱帯動物館』『ゾウの森』『おとぎの国』の7つ。
その中でもとくに人気を集めているのが、絶滅危惧種に指定されているニシゴリラが見られるゴリラのおうちです。
現在飼育されているゴリラは全部で4頭。家族でのんびり過ごしている姿は癒されること間違いなしです。

<施設情報>
住所:〒606-8333 京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
電話番号:075-771-0210
営業時間:3月~11月…9:00~17:00、12月~2月…9:00~16:30
入場料:一般…750円
※中学生以下は無料
休業日:月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌平日)、年末年始(12月28日~1月1日)

京都御苑・二条城周辺

京都御所・二条城周辺は洛中と呼ばれる京都の中心エリアです。碁盤の目のような街路が広がる周辺には、歴史に名を残す有名スポットが満載!ここでは京都御所・二条城周辺のおすすめスポットを10ヵ所ご紹介します。

京都御苑



京都御苑は烏丸通・今出川通・寺町通・丸太町通に囲まれた、面積約63ヘクタールの国民公園です。
地元の人からはよく京都御所と呼ばれますが、京都御所は平安時代から明治にいたるまでの歴代天皇が住んでいた皇居を指し、京都御苑はその京都御所をはじめ、京都大宮・京都仙洞御所、京都迎賓館などを含む緑地一帯を指します。
園内には『蛤御門(はまぐりごもん)』や『拾翠亭(しゅうすいてい)』など、見どころが盛りだくさん。
御所内にある『紫宸殿(ししんでん)』は最も格式の高い正殿で、平安時代の建築様式で建てられています。
1855年に再建された現在の紫宸殿では、明治・大正・昭和と3代の天皇の即位礼がおこなわれました。

<施設情報>
住所(京都御苑管理事務所):〒602-0881 京都府京都市上京区京都御苑3
電話番号(京都御苑管理事務所):075-211-6348
解放時間:24時間
※京都御所をはじめとする施設は利用時間の制限あり
利用料:無料
休業日:なし

下鴨神社



下鴨神社は京都市街地の北東部、賀茂川と高野川の合流地点のすぐそばにある神社で、正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)です。
境内には本殿が2棟あり、東本殿には玉依姫命(たまよりひめのみこと)、西本殿には賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が祀られています。
おすすめスポットは摂社の河合神社と末社の相生社。河合神社は美麗祈願のご利益があると人気の神社で、お化粧を施す鏡絵馬が有名です。
縁結びのパワースポットとして知られている相生社のすぐそばには、『連理の賢木(れんりのさかき)』と呼ばれる2本の木が途中から1本に結ばれている不思議な木があり、そちらも見どころの1つとなっています。

<施設情報>
住所:〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町59
電話番号:075-781-0010
開門時間:6:30~17:00
拝観料:無料
休業日:なし

二条城



二条城は1603年、徳川家康が京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所として築いたお城で、家康と豊臣秀頼の会見や徳川慶喜の大政奉還など、数々の歴史的舞台となった場所として知られています。
部屋数33、800畳余りの広さを誇る『二の丸御殿』は、武家風書院の代表的な建物で、歩くとキュッキュと音がなる鴬張りの廊下、狩野派が描いた障壁画が有名です。
二の丸庭園は江戸時代を代表する書院造庭園で、1626年に小堀遠州が改修しています。
二の丸御殿の入口となっている唐門は、後水尾天皇の行幸にあわせて造営されました。門の格式としては最も高い四脚門で、車寄とともに豪華な金具や彫刻で飾られています。

<施設情報>
住所:〒604-8301 京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
電話番号:075-841-0096
入城時間:8:45~16:00
拝観料:一般…1,300円、中学生・高校生…400円、小学生…300円
休業日:年末年始(12月26日~1月4日)、7月・8月・12月・1月の毎週火曜日

壬生寺



壬生寺は厄除け節分会と壬生狂言、そして新選組ゆかりの寺として知られる律宗の大本山です
991年に三井寺の快賢僧都(かいけんそうず)がこの地に地蔵菩薩を安置してお堂を建てたのがはじまりで、のちに地名にあやかり壬生寺と名付けられました。
延命・厄除けの地蔵菩薩として信仰が厚く、毎年2月におこなわれる厄除け節分会の時には多くの参拝者で賑わいます。
また、節分・春・秋には、ゑんま堂狂言、嵯峨大念仏狂言とともに京都三大念仏狂言に数えられる『壬生狂言』がおこなわれます。
境内の壬生塚には新選組局長・近藤勇の胸像と遺髪塔、隊士のお墓などが建っています。


<施設情報>
住所:〒604-8821 京都市中京区壬生梛ノ宮町31
電話番号:075-841-3381
開門時間:8:30~16:30
拝観料:無料
※壬生塚、歴史資料室は有料
休業日:なし

晴明神社



晴明神社は平安時代に活躍した陰陽師・安倍晴明をお祀りする神社です。
創建は1007年。晴明の没後に一条天皇が生前の功績を称え、その御霊を祀るために、晴明の屋敷跡に社殿を設けたのがはじまりとされています。
厄除け・魔除け・病気平癒などにご利益がある神社として知られ、「五芒」と呼ばれる、晴明が考案した魔除けの呪符が境内のいたるところに散りばめられているのが印象的です。
一の鳥居をくぐった先には、晴明が家来として扱っていた式神が眠るとされる旧・一條戻橋や、かつて四神門の門柱として使われていた『日月柱』があります。
また、二の鳥居をくぐった先には、晴明が念力により湧出させたという逸話が残る『晴明井』があり、井戸の水を飲むことで病気平癒のご利益が授かれるといわれています。

<施設情報>
住所:〒602-8222 京都市上京区晴明町806
電話番号:075-441-6460
参拝時間:9:00~17:00
拝観料:無料
休業日:なし
晴明神社は平安時代に活躍した陰陽師・安倍晴明をお祀りする神社です。
創建は1007年。晴明の没後に一条天皇が生前の功績を称え、その御霊を祀るために、晴明の屋敷跡に社殿を設けたのがはじまりとされています。
厄除け・魔除け・病気平癒などにご利益がある神社として知られ、「五芒」と呼ばれる、晴明が考案した魔除けの呪符が境内のいたるところに散りばめられているのが印象的です。
一の鳥居をくぐった先には、晴明が家来として扱っていた式神が眠るとされる旧・一條戻橋や、かつて四神門の門柱として使われていた『日月柱』があります。
また、二の鳥居をくぐった先には、晴明が念力により湧出させたという逸話が残る『晴明井』があり、井戸の水を飲むことで病気平癒のご利益が授かれるといわれています。

<施設情報>
住所:〒602-8222 京都市上京区晴明町806
電話番号:075-441-6460
参拝時間:9:00~17:00
拝観料:無料
休業日:なし

西陣



西陣は今出川通と大宮通が交わるあたり一帯のエリアです。
応仁の乱で東軍の細川勝元に対し、西軍の山名宗全が本陣を置いたことから西陣と呼ばれるようになりました。
応仁の乱後は絹織物の産地として栄え、現在も京都の伝統工芸品として知られる西陣織を製造する工房が集まっています。
堀川今出川の交差点付近には『西陣織会館』があり、西陣織の展示や職人による制作実演、きものショーなどを見ることができます。
また、西陣は茶道の家元があることから、お茶にゆかりのある地としても有名です。周辺には西陣織体験や茶道体験ができる施設もあるので、京の文化に触れたい方はぜひ散策してみてください。

本能寺



本能寺は法華宗(日蓮宗)の宗祖・日蓮聖人の教えを広める法華宗本門流の大本山です。
戦国時代に天下統一を目指した織田信長が、家臣の明智光秀により打たれた『本能寺の変』が有名ですが、当時の本能寺は現在の場所ではなく、四条堀川の近くにありました。
その名残として、京都市中京消防団・本能分団の隣に本能寺の石碑が建てられています。
1591年、豊臣秀吉により現在地に移築されましたが、その後も天明の大火や禁門の変に見舞われ焼失。現在の本堂は1928年に再建されたものです。
境内には天明の大火の際に勢いよく水を噴き出して人々を救ったとされる『火伏せのイチョウ』、災禍をくぐり守り抜かれてきた宝物を展示する『大寶殿』などがあります。

<施設情報>
住所:〒604-8091 京都市中京区寺町通御池下る下本能寺前町522
電話番号:075-231-5335
開門時間:6:00~17:00
拝観料:一般…500円、中学生・高校生…300円、小学生…250円
休業日:年末年始・展示替え日

錦市場



錦市場は京の台所として賑わう商店街で、食べ歩きをしたい方におすすめのスポットです。
今から約400年前の天正年間に開設されたといわれ、京都市民からは「にしき」の愛称で親しまれています。
東西390メートル続くアーケードには京野菜や湯葉、豆腐、川魚など、130軒余りのお店がズラリ。
新鮮で品質の高い旬の食材や、スーパーや百貨店ではあまり目にできない珍しい食材などが豊富に扱われており、京都特有の食品はほぼこちらで手に入れることができます。
なお、錦市場は食べ歩きにおすすめのスポットですが、食べながら飲食する歩き食べは禁止されています。購入した商品はお店のイートインスペースなどで食べられますので、マナーを守りながら食べ歩きを楽しみましょう。

<施設情報>
住所:〒604-8055 京都市中京区西大文字町609
電話番号:075-211-3882

京都国際マンガミュージアム



京都国際マンガミュージアムは烏丸御池駅から徒歩2分の距離にある、国内初のマンガ博物館です。
国内外で高く評価されているマンガ文化の調査や研究、また資料となるマンガの収集・保存・展示をおこなうことを目的とし、2006年に開設されました。
建物は1995年に廃校となった京都市立龍池小学校の校舎を改築したもので、きしむ廊下やタイル張りの階段など、当時の佇まいが残るモダンなつくりとなっています。
館内には江戸時代の戯画浮世絵をはじめ、明治から昭和初期までの雑誌、現在の人気作品など、約30万点の資料を収蔵。
そのうちの5万冊は総延長200メートルの本棚『マンガの壁』に配架されており、敷地内で自由に読むことができます。

<施設情報>
住所:〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上る
電話番号:075-254-7414
開館時間:10:30~17:30
入館料:大人…900円、中学生・高校生…400円、小学生…200円
休館日:毎週火曜日・水曜日・年末年始
※その他休館日あり(詳細は公式サイトでご確認ください)

喫茶マドラグ



喫茶マドラグは二条城前駅から徒歩5分の距離にある喫茶店です。
人気メニューは秘伝『コロナの玉子サンドイッチ』とマドラグ特製の『鉄板ナポリタン』。
コロナの玉子サンドイッチは2012年に閉店した洋食店『コロナ』から受け継がれたメニューで、一般的な玉子サンドとは異なり、ふっくらと蒸し焼きにしたオムレツが入っているのが特徴です。
また、鉄板ナポリタンは奥さんの出身地である東海エリアの定番喫茶メニューで、熱々の鉄板に敷かれた半熟卵に自家製ケチャップで炒めたナポリタンを絡ませて食べる1品となっています。
どちらもボリューム満点なので、両方食べるなら家族や友人とシェアして食べるのがおすすめ。玉子サンドイッチは2日前までの予約でテイクアウトすることも可能です。

<施設情報>
住所:〒604-0035 京都市中京区上松屋町706-5
電話番号:075-744-0067
営業時間:11:30〜※食材がなくなり次第終了
休業日:日曜日

金閣寺周辺

金閣寺周辺は世界遺産に登録されている寺社が多いスポットとして知られています。桜の名所も多く、春の観光にはとくにおすすめのエリアです。ここでは金閣寺周辺のおすすめスポットを6ヵ所ご紹介します。

金閣寺



金閣寺は室町幕府3代将軍・足利義満の山荘である北山殿を、義満の没後にお寺に改めたもので、正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)です。
一番の見どころはなんといっても、黄金に光り輝く金閣こと舎利殿。三層の舎利殿は建築様式がそれぞれ異なり、一層は寝殿造で法水院、二層は武家造で潮音洞、三層は中国風の禅宗仏殿造で究竟頂と呼ばれています。
二層と三層に貼られている金箔の枚数は全部で約20万枚。五倍箔と呼ばれる通常の5倍の厚さの金箔が使われています。
舎利殿を通り過ぎた先には、中国の故事・登竜門にちなんだ鯉魚石が置かれる『龍門滝』、南天の床柱や萩の違い棚で知られる『夕桂亭』などがあり、こちらも見どころの1つとなっています。

<施設情報>
住所:〒603-8361 京都市北区金閣寺町1
電話番号:075-461-0013
開門時間:9:00~17:00
拝観料:大人…500円、小学生・中学生…300円
休業日:なし

龍安寺



龍安寺は室町時代中期の武将・細川勝元が開創した禅寺です。
1450年、藤原実能(ふじわらさねよし)の別荘地跡に妙心寺の僧である義天玄承(ぎてんげんしょう)を招いて開かれました。
方丈庭園は室町時代を代表する枯山水の名庭で、国の史跡および特別名勝に指定されています。
ここで注目していただきたいのが、庭に配置されている石の数。龍安寺の石庭には大小15個の石が配置されているのですが、これが不思議。なんとどの角度から見ても14個の石しか確認できないんです。
誰によってつくられたものなのか、どういった意図でつくられたのか、謎が多く残る龍安寺の石庭。蹲踞(つくばい)や鏡容池などの見どころとともにぜひチェックしてみてください。

<施設情報>
住所:〒616-8001 京都市右京区龍安寺御陵下町13
電話番号:075-463-2216
拝観時間:3月~11月…8:00~17:00、12月~2月…8:30~16:30
拝観料:大人・高校生…500円、小・中学生…300円
休業日:なし

仁和寺



仁和寺は888年に第59代・宇多天皇が父である光孝天皇の意志を継いで開いた真言宗御室派の総本山です。
平安中期から代々の皇族が門主となり、高い格式を誇りましたが、室町時代に応仁の乱で建物の多くが焼失。その後、覚深法親王が幕府に仁和寺の再建を願い出て、1634年に徳川家光によって伽藍が再建されました。
境内には桃山時代の京都御所・紫宸殿を移築した金堂や、弘法大師を祀る御影堂、五重塔などがあります。
また、仁和寺は桜の名所としても有名です。とくに中門の左手で見られる遅咲きの御室桜は別格!これまで与謝蕪村や黒柳召波など、多くの俳人に歌を詠まれたほどの美しさで、国の名勝にも指定されています。

<施設情報>
住所:〒616-8092 京都市右京区御室大内33
電話番号:075-461-1155
拝観時間:3月~11月…9:00~17:00、12月~2月…9:00~16:00
拝観料:無料
※仁和寺御所庭園・霊宝館・茶室は有料(高校生以下は無料)
休業日:なし

妙心寺



妙心寺は1337年に花園天皇がこの地にあった離宮をお寺に改め、関山慧玄を招いて開いたお寺で、臨済宗妙心寺派の総本山です。
応仁の乱で多くの建物が焼失しましたが、細川勝元・政元親子らの援助で再興され、その後は豊臣・徳川家など戦国武将の崇敬を得て栄えました。
1656年に建立された法堂は重要文化財に指定されており、鏡天井には狩野探幽の傑作『八方にらみの龍』が描かれています。
また、妙心寺といえば、日本最古の銘が刻まれた梵鐘も見どころの1つです。形と音色が優れていることで有名な『黄鐘調の鐘(おうじきちょうのかね)』は、現在は保存のため法堂内に安置されており、CDで音色を聴けるようになっています。

<施設情報>
住所:〒616-8035 京都市右京区花園妙心寺町1
電話番号:075-461-5226
開門時間:24時間参拝可能
※法堂・大庫裏は9:00~12:00、13:00~15:30
拝観料:無料
※法堂・大庫裏は有料
休業日:なし

北野天満宮




北野天満宮は全国に約12000社ある天神社・天満宮の総本社です。
ご祭神は平安時代に学者・政治家として活躍していた菅原道真公。学問の神様として知られ、毎年受験のシーズンになると多くの学生参拝客で賑わいます。
境内には豊臣秀頼によって1602年に造営された本殿や、日の出・日の入り・三日月など豪華な彫刻がある『三光門』、頭をなでると1つだけ願いが叶うとされる『なで牛』など、見どころが盛りだくさん。
また、道真が「東風(こち)吹かば、匂いおこせよ梅の花、主なしとて春な忘れそ」と歌を詠んで都を去った故事にちなみ、境内には50種約1,500本の梅が植えられています。
開花時期にはライトアップがおこなわれ、美しく照らされる梅の花を見ることができます。

<施設情報>
住所:〒602-8386 京都市上京区馬喰町
電話番号:075-461-0005
開門時間:7:00~17:00
拝観料:無料
休業日:なし

上賀茂神社




上賀茂神社は下鴨神社とともに京都で最も古い歴史を持つ神社で、正式名称を賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といいます。
国宝の本殿と権殿、そのほか41棟の重要文化財を含む広大な敷地全てが世界遺産に登録されている神社です。
ご祭神は賀茂別雷大神(かもわいかづちのおおかみ)。社伝によると神代の昔、本殿の北北西にある秀峰神山に降臨し、678年に現在の社殿の礎が築かれたとされています。
紅葉の名所としても有名で、秋になると境内一面が紅葉で赤く色づきます。とくに境内を流れるならの小川付近は絶好の紅葉スポットです。
毎年5月15日には下鴨神社とともに『葵祭(加茂祭)』がおこなわれ、葵の花をつけて市内を練り歩く平安装束の行列が見られます。

<施設情報>
住所:〒603-8047 京都市北区上賀茂本山339
電話番号:075-781-0011
参拝時間(社務所):8:00~16:45
参拝料:無料
休業日:なし

嵯峨野・嵐山周辺

平安貴族の行楽地として古くから愛されてきた嵯峨野・嵐山は、四季の風景が楽しめるスポットだけでなく、小さい子供でも楽しめるスポットや、パワースポットとして人気を集める寺社など、見どころが満載のエリアです。
ここでは嵯峨野・嵐山エリアのおすすめスポットを7ヵ所ご紹介します。

東映太秦映画村




東映太秦映画村は東映の京都撮影所の一角につくられた映画のテーマパークです。
オープンセットやイベント、アトラクションを通じて映画やテレビの世界を体験できるテーマパークとして、1975年にオープンしました。
村内には日本橋や百姓家、長屋など、江戸の町が再現されたオープンセットや、ハイカラでレトロな明治の雰囲気が味わえる明治通りなどの見学施設がたくさんあります。実際の撮影現場として使われているため、日によってはテレビや映画の撮影裏を見学できることも。
また、『太秦トリックアート館』や『からくり忍者屋敷』、『レーザーミッション 脱出の城』など、子供から大人まで楽しめる施設も充実しています。

<施設情報>
住所:〒616-8586 京都市右京区太秦東蜂岡町10
電話番号:075-864-7716
開館時間:9:00~17:00
※時期によって変動あり
入場料:大人…2,400円、中学生・高校生…1,400円、子供(3歳以上)…1,200円
休村日:公式サイトでご確認ください

嵐山・渡月橋・竹林の小径



嵐山一帯は風光明媚な地として知られる京都屈指の観光スポットです。本来の嵐山は標高380メートルほどの山の名前ですが、一般的には渡月橋の両岸一帯を指します。
嵐山のシンボル的存在である渡月橋は、桂川に架かる全長155メートルの橋で、1年を通じて四季折々の自然美が堪能できると人気のスポットです。
橋の名前についてはその昔、亀山天皇が「満月の渡るに似る(満月が橋を渡っているように見える)」と称賛したことが由来といわれています。
また、嵐山といえば、野々宮神社から大河内山荘へと続く竹林の小径も有名です。散策路の両側には美しい竹林が連なり、しっとりとした美しい京都の風情が感じられます。

<施設詳細>
住所:〒616-8384 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町

天龍寺



天龍寺は臨済宗天龍寺派の本山で、正式名称は天龍資聖禅寺といいます。
創建は1339年。足利尊氏が後醍醐天皇の供養のために、夢窓国師を招いて開きました。
室町時代には京都五山の第1位を占めましたが、足利家の没落と応仁の乱で一時衰退。その後も豊臣秀吉の寄進と江戸幕府の保護で再興しましたが、明治維新の戦乱で建物の多くが焼失してしまいました。
現在の諸堂は1899年に再建されたもので、法堂では日本画家・加山又造によって描かれた雲龍図を見ることができます。
また、庫裏(くり)の正面玄関には、天龍寺の象徴ともいえる『達磨図』の衝立が置かれています。独特なタッチで描かれた達磨図はインパクト抜群!売店には同じ絵が描かれたピンバッジやクリアファイルがあり、観光客から大人気です。

<施設情報>
住所:〒616-8385 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
電話番号:075-881-1235
参拝時間:8:30~17:00(諸堂は16:45まで)
参拝料:高校生以上…500円、小学生・中学生…300円、未就学児…無料
※諸堂を参拝する場合は庭園参拝料に300円追加
休業日:行事などにより諸堂参拝不可の日あり

嵐山モンキーパークいわたやま

嵐山モンキーパークいわたやまは嵐山連山の1つ、岩田山にある観光施設です。
京都大学の研究員によって1954年からサルへの餌付けがはじまり、いつしか岩田山にサルが集まるようになったことから、1957年に嵐山モンキーパークいわたやま(岩田山自然遊園地)として一般公開されるようになりました。
現在は約120頭のニホンザルが生息しており、「サルの目を見つめない」「サルに触らない」など徹底されたルールのもとで、サルとのふれあいを楽しむことができます。春から夏にかけては可愛らしい子ザルを見られることも!
また、山頂の休憩所では1袋100円で餌を販売しており、サルに餌やりすることもできます。

<施設情報>
住所:〒616-0004 京都市西京区嵐山中尾下町61
電話番号:075-872-0950
営業時間:9:00~16:00
※サルが山に帰った場合は早く閉園
入園料:大人…600円、子供(4歳〜15歳)…300円
休業日:不定休
※大雨や大雪、台風など著しく天候が悪い場合は閉園

華厳寺(鈴虫寺)



華厳寺(けごんじ)は1723年、鳳潭(ほうたん)という学僧によって開かれたお寺です。創建当時は華厳宗の寺院でしたが、1868年に改宗し、臨済宗に属する禅寺となりました。
こちらは1年通じて鈴虫が鳴いていることから、『鈴虫寺』という愛称で親しまれており、
書院でおこなわれる鈴虫説法が人気です。
鈴虫説法では鈴虫の音色とともに、お坊さんたちによる説法を聞くことができます。説法に対して堅苦しいイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、華厳時の鈴虫説法はお茶とお菓子が提供され、ゆったりとした雰囲気でおこなわれるのが特徴。
お話の内容も面白いので、せっかくお出かけするなら境内をまわるだけでなく、ぜひ説法も聞いてみてはいかがでしょうか。

<施設情報>
住所:〒615-8294 京都市西京区松室地家町31
電話番号:075-381-3830
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:大人…500円、子供(4才~中学生)… 300円
休業日:なし

松尾大社



松尾大社はお酒の神様として知られる大山咋神(おおやまぐいのかみ)と、商売繁盛や金運上昇のご神徳があるとされる市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)をお祀りする、京都屈指の古い歴史を持つ神社です。
もともとは松尾山の山頂にある磐座(いわくら)が信仰の対象とされていましたが、その後、渡来人秦氏が一族の氏神として松尾大神を祀るようになったと伝えられています。
酒造家からの信仰が厚く、拝殿の南側にある神輿庫の前には全国から奉納された酒樽がズラリと並んでいます。
また、境内には酒造の工程や用いられる道具、昔のお酒のラベル、お酒の神様の描かれた掛け軸などを展示する『お酒の資料館』もあり、無料で見学することが可能です。

<施設情報>
住所:〒616-0024 京都市西京区嵐山宮町3
電話番号:075-871-5016
開門時間:5:00〜18:00
※庭園・神像館は9:00〜16:00
拝観料:無料
※庭園・神像館は有料
休業日:なし

嵯峨野~亀岡



嵐山を観光するなら嵯峨野トロッコ列車や保津川下りも見逃せません。
嵯峨野トロッコ列車は嵯峨から亀岡まで、保津川渓谷に沿って走る観光列車です。走行距離は片道7.3キロ。ゆったりとしたスピードで走るため、約25分にわたり保津川渓谷の自然美を堪能することができます。
一方、保津川下りはトロッコの終点駅である亀岡から嵐山の渡月橋まで、およそ16キロの渓流を下る舟下りです。乗船時間は季節によって異なりますが、おおよそ1時間半から2時間にわたり舟の旅を楽しめます。
「往復で違った景色を楽しみたい!」ということで、行きはトロッコ列車、帰りは保津川下りと組み合わせる方がほとんど。どちらも四季折々の渓谷美が満喫できるので、ぜひチェックしてみてください。

<施設情報>嵯峨野トロッコ列車
住所(トロッコ嵯峨駅):〒616-8373 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町
電話番号(嵯峨野鉄道):075-861-7444

<施設情報>保津川下り※保津川遊船企業組合
住所:621-0005 京都府亀岡市保津町下中島2
電話番号:0771-22-5846

大原・鞍馬・貴船

大原・鞍馬・貴船は古くから京の奥座敷といわれ、手つかずの自然が多く残るエリアです。
市内中心地よりも気温が3〜5度低く、夏は涼やかに過ごせると多くの観光客が訪れます。
続いてはそんな大原・鞍馬・貴船エリアのおすすめスポットを3ヵ所ご紹介します。

三千院



三千院は京都・大原にある天台宗のお寺です。詳しい創建年数は明らかになっていませんが、8世紀頃に天台宗の開祖・最澄が比叡山に庵を結んだ際、東塔南谷に一堂を建てたのがはじまりとされています。
見どころは往生極楽院に安置されている阿弥陀三尊像。極楽浄土から往生者を迎えにくる姿を描いた『来迎図』を仏像で表現している珍しい作品で、国宝に指定されています。
また、往生極楽院はお堂よりも大きな阿弥陀三尊を堂内に納めるため、天井を船底型に折り上げているほか、天女の舞や菩薩の姿など、極楽浄土の様子が描かれているのも大きな特徴です。拝観する際は阿弥陀三尊とあわせてぜひチェックしてみてください。

<施設情報>
住所:〒601-1242 京都市左京区大原来迎院町540
電話番号:075-744-2531
拝観時間:9:00~17:00
※11月は8:30~17:00、12月~2月は9:00~16:30
拝観料:一般…700円、中学生・高校生…400円、小学生…150円
休業日:なし

鞍馬寺



鞍馬寺は770年に鑑真和上の弟子である鑑禎上人が開いたとされる寺院で、鞍馬弘教の総本山です。
かの有名な源義経こと牛若丸が7歳から16歳まで過ごした場所としても知られており、山内には牛若丸とゆかりの深いスポットがたくさんあります。
中でも見逃せないのが、牛若丸が天狗から剣術を学んだ場所と伝えられている僧正ガ谷や木の根道。
木の根道は杉の木の根が地表に這うように伸びている一帯で、牛若丸はここで跳躍力を鍛え、壇ノ浦の戦いのときに八隻の船を飛び移って活躍したとされています。
牛若丸が修行したとされるエリアまでは高低差の激しい散策コースとなっているので、お出かけする際はスニーカーなど歩きやすい靴で向かうことをおすすめします。

<施設情報>
住所:〒601-1111 京都市左京区鞍馬本町1074
電話番号:075-741-2003
本殿開帳:9:00~16:15
愛山費:500円
休業日(霊宝殿):火曜日、冬期(12月12日~2月)

貴船神社



貴船神社は全国に約500社ある貴船神社の総本宮で、ご祭神は水を司る神様・高龗神(たかおかみのかみ)です。
創建年数は不明ですが、666年に社殿が建て替えられたとの記録が残っていることから、大変古い歴史を持つ神社とされています。
貴船神社の参拝は『三社詣』といって、本宮・奥宮・結社と3つの社殿を順番にお参りするのが古くからの習わしです。
本宮には『水占みくじ』があり、社殿前の石垣から溢れるご神水に紙を浮かべて運勢を占うことができます。
また、かつて龍穴があったとされる奥宮は京都屈指のパワースポットとして有名です。結社は恋愛のご利益が高いと評判で、とくに縁結びのお願い事を書く『結び文』が人気です。

<施設情報>
住所:〒601-1112 京都市左京区鞍馬貴船町180
電話番号:075-741-2016
参拝時間(社務所):5月〜11月…6:00~20:00、12月〜4月…6:00~18:00
参拝料:無料
休業日:なし

伏見エリア

伏見区は伏見稲荷大社で有名なエリアですが、日本有数の酒どころとしても知られており、月桂冠や黄桜といった酒造メーカーの記念館なども人気の観光スポットとなっています。
ここでは伏見エリアのおすすめスポットを5ヵ所ご紹介します。

伏見稲荷大社



伏見エリア観光で絶対に外せないのが伏見稲荷大社。全国に約30,000社ある稲荷神社の総本宮で、地元では『お稲荷さん』の愛称で親しまれています。
ご鎮座は711年と伝えられており、古くから商売繁盛・五穀豊穣・家内安全の神様として信仰されてきました。
最大の見どころは本殿奥にある千本鳥居。実際の数は850基ほどですが、たくさんあるということで千本鳥居と呼ばれています。なお、境内にはほかにも参拝者から奉納された鳥居があり、全て合わせると1万基にものぼるのだそう。
また、奥社の先にある根上りの松は「値上がりの待つ」に読み替えられることから、証券会社や株式投資をしている方に人気のスポットとなっています。

<施設情報>
住所:〒612-0882 京都市伏見区深草薮之内町68
電話番号:075-641-7331
参拝時間(授与所):8:30~16:30
拝観料:無料
休業日:なし

伏見桃山城運動公園



伏見桃山城運動公園は2003年までこの地で営業されていた遊園地『伏見桃山城キャッスルランド』の跡地を整備し、2007年に開設された運動公園です。
敷地面積は約9.1万平方メートル。園内には野球スタジアムと多目的グラウンドがあり、野球・ソフトボール・サッカー・ラクロスなどのスポーツをおこなうことができます。
一番の見どころである伏見桃山城は、遊園地が営業されていたときに建てられた模擬天守で、豊臣秀吉が築いた伏見城とは全く異なるお城ですが、伏見のシンボルとして今もなお市民から愛され続けています。
残念ながら耐震の関係で天守の中に入ることはできませんが、春になると天守閣の周辺にソメイヨシノや紅枝垂が咲き、美しい景色を見ることができます。

<施設情報>
住所:〒612-0853 京都市伏見区桃山町大蔵45
電話番号:075-602-0605
利用時間:6:00~21:00
※利用設備・利用月により異なる
休業日:年末年始(12月29日〜1月3日)

月桂冠大倉記念館



月桂冠大倉記念館は酒造メーカーの大手、月桂冠が1987年に開設した企業博物館です。
建物は1909年につくられた月桂冠発祥地の酒蔵を改築したもので、館内には伏見の酒づくりの歴史や、月桂冠創業からの挑戦と創造の歴史と現在に続く物語を語る資料などが満載!
明治時代のお酒づくりの現場を体感しながら、日本酒の歴史についてしっかりと学ぶことができます。
また、見学の最後に3種類のきき酒を楽しめるほか、月桂冠のロゴが入った特製お猪口がもらえるのも嬉しいポイント。
予約制の酒蔵ガイドツアー(有料)では、蔵内で醸造された原酒をビンに詰める充填体験や、酒蔵ガイドツアーでしか飲めない3種類の日本酒(原酒)のきき酒体験などが楽しめます。

<施設情報>
住所:〒612-8660 京都市伏見区南浜町247
電話番号:075-623-2056
開門時間:9:30~16:30
入館料:20歳以上…600円、13~19歳…100円、12歳以下…無料
休業日:お盆(8月13日~8月16日)、年末年始(12月28日~1月4日)ほか臨時休館日あり

キザクラカッパカントリー



キザクラカッパカントリーは酒造メーカー・黄桜の企業博物館が併設された、京都初の地ビールレストランです。
黄桜といえば、大吟醸や純米酒などが有名ですが、実は『京都麦酒』や『丹波の黒豆』、『悪魔のビール』など、ビールも多く製造しているんです。
レストランでは定食や旬の食材を使ったアラカルトに加え、地ビールや日本酒を味わうことができます。出来立ての京都麦酒や黄桜の飲み比べができるのはここだけ!お酒好きの方にはぜひ足を運んでいただきたいスポットです。
また、併設されている黄桜記念館や河童資料館も見どころの1つ。お酒を楽しんだ後は、ぜひこちらにも立ち寄ってみてください。

<施設情報>
住所:〒612-8046 京都市伏見区塩屋町228
電話番号:075-611-9919
営業時間:平日…11:30~14:30/17:00~21:30、土日祝日…11:00~14:30/17:00~21:30 休業日:年末年始(12月31日・1月1日)

山科周辺

京都の繁華街からやや離れている山科区は、四季折々の景色を楽しめる穴場スポットが満載。今回はその中からおすすめスポットを2ヵ所ご紹介します。

毘沙門堂



毘沙門堂は703年に文武天皇の勅願で僧行基によって開かれたお寺です。
現在の本堂は1666年に徳川家綱の援助により再建されたもので、堂内の逗子には天台宗の開祖・最澄により刻まれたと伝えられるご本尊・毘沙門天が収められています。
狩野益信によって描かれた宸殿の動く襖絵や、「心」の裏文字を形取った回遊式庭園の『晩翠園』なども見逃せないポイントですが、毘沙門堂といえば秋にしか見られない、勅使門に続く坂道を染める敷紅葉が有名です。
毘沙門堂は市内の中心地から少し離れたエリアということもあり、京都市内にある紅葉スポットの中では穴場となっていますが、それでも見頃の時期になると、その美しい景色を一目見ようと大勢の参拝客が訪れます。

<施設情報>
住所:〒607-8003 京都市山科区安朱稲荷山町18
電話番号:075-581-0328
拝観時間:3月〜11月…9:00〜17:00、12月〜2月…9:00〜16:30
拝観料:一般…500円、高校生…400円、小学生…300円
休業日:なし

随心院



髄心院は真言宗善通寺派の大本山です。創建は991年で、弘法大師から数えて8代目の弟子にあたる仁海僧正によって建立されました。
絶世の美女として有名な小野小町の屋敷跡とも伝えられており、境内には小町が顔を洗っていたとされる『化粧井戸』や、百夜通いの伝説に登場する深草少将をはじめ、貴族から贈られた恋文を埋めた『小町文塚』など、小町にちなんだ遺構が数多く残っています。
また、最近では鮮やかな色彩で小町の生涯を描いた『極彩色梅匂小町絵図』も注目を集めています。
こちらはだるま商店という絵描きユニットによって2009年に制作された襖絵で、表書院で見ることが可能。フォトジェニックスポットとして人気を博しており、着物と合わせて撮る方も多いようです。

<施設情報>
住所:〒607-8257 京都市山科区小野御霊町35
電話番号:075-571-0025
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:大人…500円、身障者…400円、中学生…300円
休業日:なし

宇治エリア

京都市内から電車で30分ほどの距離にある宇治市は、平等院やお茶で有名なエリアです。
ここでは宇治エリアのおすすめスポットを5ヵ所ご紹介します。

平等院



平等院は1052年に時の関白藤原頼通によって開かれた寺院で、宇治エリアを代表する観光スポットです。
最大の見どころは10円玉の表面の絵柄としてもおなじみの『鳳凰堂』。極楽浄土を現世で表現したいと、1053年に建立されました。鳳凰堂が建てられている池の中島はあの世、対岸はこの世をあらわしていると伝えられています。
鳳凰堂という名前については、正面から見た姿が羽を広げた鳥のように見えること、また屋根に鳳凰が据えられていることが由来しているのだとか。
対岸からは建物の丸窓を通して国宝・阿弥陀如来坐像の顔を拝むことができます。お出かけの際は10円玉を持参して、ぜひ本物の鳳凰堂と見比べてみてください。

<施設情報>
住所:〒611-0021 宇治市宇治蓮華116
電話番号:0774-21-2861
拝観時間(庭園):8:30~17:30
拝観料:大人…600円、中学生…400円、小学生…300円
休業日:なし

宇治橋



宇治橋は京都の山崎橋、滋賀の瀬田の唐橋と並ぶ日本三古橋の1つです。
東詰の橋寺放生院にある『宇治橋断碑』によると、646年に奈良の元興寺の僧・道登によって架けられたのがはじまりとされています。
現在の橋は1996年に架け替えられたもので、桧づくりの高欄に擬宝珠があしらわれるなど、橋の姿が周辺の自然と歴史にマッチするようにデザインされているのが特徴です。長さは155.4メートル、幅は25メートルあります。
見どころは宇治川の上流側に張り出している『三ノ間』。こちらはかつて豊臣秀吉が茶の湯に使う水を汲ませたところといわれ、毎年10月に開催される宇治の茶まつりでは『名水汲み上げの儀』が行われます。

<施設情報>
住所:〒611-0021 宇治市宇治

源氏物語ミュージアム



源氏物語ミュージアムは平安時代の作家・紫式部によって創作された『源氏物語』にまつわる資料を展示する公立博物館です。
1998年に源氏物語の主な舞台となった宇治にオープンし、その後、節目となる2008年、2018年にリニューアルがおこなわれました。
2度目のリニューアルでは模型や映像といったこれまでの展示に加え、源氏物語のストーリーを見ながら体を動かすフィットネスや、香りを当てる遊び『源氏香』を体験できるコーナーなどの体験型展示を導入。
五感を使って源氏物語の世界を堪能できるため、物語の内容をあまりよく知らないという方でも楽しめます。
併設されているミュージアムカフェ・ショップでは、源氏物語をモチーフにしたスイーツや日本茶が味わえます。

<施設情報>
住所:〒611-0021 宇治市宇治東内45-26
電話番号:0774-39-9300
開館時間:9:00~17:00
観覧料:大人…600円、小人…300円
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始

三室戸寺



三室戸寺は西国観音霊場十番札所で、本山修験宗の別格本山です。創建は奈良時代で、光仁天皇の勅願によって創建されたと伝えられています。
京都屈指を代表する花のお寺として知られ、とくにアジサイの名所として有名です。
見頃を迎える6月から7月にかけてはあじさい園が開かれ、西洋アジサイをはじめ、額あじさい、柏葉アジサイ、幻のアジサイ・七段花(シチダンカ)など、50種2万株のアジサイを見ることができます。
また、三室戸寺は花だけでなく、本堂前にある狛兎・狛蛇の石像も人気です。狛兎は大きな玉を抱えており、その中に入っている卵型の石を玉の上に立てられれば願いが叶う、狛蛇は触れると財運がアップするといわれています。

<施設情報>
住所:〒611-0013 宇治市莵道滋賀谷21
電話番号:0774-21-2067
拝観時間:4月〜10月…8:30〜16:30、11月〜3月…8:30〜16:00
拝観料:大人…500円、小人…300円
※2月18日~7月17日及び11月中は大人…1,000円、小人…500円
休業日:お盆(8月13日〜15日)、年末(12月29日〜31日)
※気象警報が発令されている場合は拝観中止

中村藤吉本店



中村藤吉本店は宇治駅から徒歩2分の距離にある老舗の茶商です。
創業は1854年。2001年にカフェスペースが設けられ、以来、連日行列ができるほどの人気スポットとなっています。
人気メニューは宇治本店でしか食べられない限定スイーツ、『まるとパフェ』と『生茶ゼリイ』。どちらも竹筒に入った京都らしい和のスイーツで、上質な抹茶の旨味が感じられると大好評です。
大正時代に建てられた元製茶工場を改装したカフェスペースは、製茶時にチョークで柱にメモをした跡や、ほうじ茶の製造時に出たススで黒くなった部分などがそのまま残されており、当時の面影をところどころで感じることができます。

<施設情報>
住所:〒611-0021 京都府宇治市宇治壱番10
電話番号:0774-22-7800
営業時間:10:00〜17:30
休業日:公式サイトをご確認ください

八幡エリア

京都の南西部に位置する八幡市は、石清水八幡宮をはじめとする歴史的建造物や、淀川河川公園背割堤地区などの自然豊かなスポットが多いエリアです。
交通の利便性が高く、大阪市や京都市といった中心地からアクセスしやすいのも嬉しいポイント。ここでは八幡エリアのおすすめスポットを2ヵ所ご紹介します。

石清水八幡宮



石清八幡宮は神奈川県の鶴岡八幡宮、福岡県の筥崎宮とともに日本三大八幡宮に数えられる、八幡市を代表する観光スポットです。
社伝によると、859年に王城鎮護のため、大分から宇佐八幡を勧請したのが始まりとされています。
ご祭神は応神天皇・西に比咩大神(ひめおおかみ)・神功皇后。総称して八幡大神様と呼ばれており、国家鎮護・厄除開運・必勝祈願の神として古くから信仰されてきました。
神々を祀る社殿は1634年に徳川家光により再建されたもので、国宝に指定されています。
また、石清水八幡宮といえば、発明家・エジソンが白熱電球を改良する際に境内の竹を使用したことでも有名。境内にはエジソン記念碑があり、2月11日にはエジソン生誕祭もおこなわれます。

<施設情報>
住所:〒614-8588 八幡市八幡高坊30
電話番号:075-981-3001
参拝時間:6:00~18:00
参拝料:無料
※昇殿参拝は有料
休業日:なし

単伝庵



単伝庵は石清水八幡宮から車で10分ほどの距離にある臨済宗妙心寺派のお寺です。
創建年は明らかになっていませんが、現存する記録によると、江戸時代初期に単伝和尚により開かれたとされています。
こちらのお寺は『らくがき寺』の名で知られ、絵馬の代わりに大黒堂の白壁に願いごとを書けるのが大きな特徴です。
これは大黒堂が再建された際に、協力してくれた人々の願い事が叶うようにと、約70年前から住職が始めた祈願法なのだとか。
白壁は毎年大晦日に塗り替えられるそうで、年明け直後はお好きなスペースに願いごとを書くことができます。
なお、単伝庵を拝観できるのは基本的に土日のみとなっています。平日お出かけされる方は事前予約をお忘れなく。

<施設情報>
住所:〒614-8013 八幡市八幡吉野垣内33
電話番号:075-981-2307
開門時間:9:00〜15:00
拝観料:100円
※らくがき(祈願料)は300円
休業日:平日
※拝観する場合は要予約

京田辺・木津川エリア

近畿地方の中央部に位置する京田辺・木津川エリア。奈良の中心地へもアクセスしやすい地域なので、京都・奈良を観光する予定の方にはぜひ立ち寄っていただきたいところです。
ここでは京田辺・木津川エリアのおすすめスポットを3ヵ所ご紹介します。

酬恩庵(一休寺)



酬恩庵は一休さんの愛称で親しまれる、一休宗純ゆかりの寺院です。
もともとの寺名は妙勝寺でしたが、室町時代中期に一休禅師がかつての遺風を慕って堂宇を再興し、師恩にむくいる意味で『酬恩庵』と命名。
以降は酬恩庵と呼ばれるようになりましたが、禅師がここで晩年を過ごしたことから、一休寺とも称されるようになりました。
方丈では禅師の頭髪と髭を植えたとされている一休禅師木像や、二条城の障壁画や妙心寺の雲龍図を手掛けたことでも知られる狩野探幽が描いた襖絵(複製画)を見ることができます。
また、方丈を囲むようにつくられた庭園は国の名勝に指定されており、南庭・東庭・北庭でそれぞれ異なる景色を楽しめます。

<施設情報>
住所:〒610-0341 京田辺市薪里ノ内102
電話番号:0774-62-0193
拝観時間:9:00〜17:00
拝観料:大人(中学生以上)…500円、小人…250円
休業日:なし

蟹満寺



蟹満寺は木津川市にある真言宗智山派のお寺で、『今昔物語』や『古今著聞集』で紹介されている"蟹の恩返し"の舞台として有名です。
蟹の恩返しとは、観音さまを信仰する娘が食べられそうになっている蟹を助け、その蟹が恩返しのために、身を挺して娘に求婚を迫る大蛇をやっつける、というもの。本堂ではそんな蟹の恩返しについてじっくりと聞くことができます。
蟹の恩返しにちなみ、境内には蟹にまつわるものが満載。いたるところで蟹の彫刻や、近所の子供たちがつくった蟹の作品などが見られます。
ご本尊は国宝の釈迦如来坐像。高さ2.4メートルの大きな仏像で、蟹の身代わり観音と称され信仰を集めています。

<施設情報>
住所:〒619-0201 木津川市山城町綺田浜36
電話番号:0774-86-2577
拝観時間:8:00~16:00
拝観料:無料
※本堂拝観は有料
休業日:なし

浄瑠璃寺



浄瑠璃寺は京都と奈良のちょうど県境に位置する真言律宗のお寺です。
創建は8世紀頃と考えられていますが、いつ、誰によって建立されたのか、詳しいことは明らかになっていません。一説では奈良時代に聖武天皇の勅願で行基が開いたといわれています。
宇治の平等院とは異なるものの、浄瑠璃寺も極楽浄土を再現した伽藍配置となっているのが特徴です。山門をくぐり先に進むと大きな池があり、東に三重塔、西に本堂が見えます。
最大の見どころは九体阿弥陀如来像を祀る本堂。平安時代は京都を中心に、九体阿弥陀如来を祀るお堂が30ヶ所ほどあったとされていますが、現存しているのは浄瑠璃寺だけです。

<施設情報>
住所:〒619-1135 木津川市加茂町西小札場40
電話番号:0774-76-2390
拝観時間:3月〜11月…9:00〜17:00、12月〜2月…10:00〜16:00
拝観料:400円
休業日:なし

天橋立エリア

最後は京都北部にある天橋立エリアのおすすめスポットを2ヵ所ご紹介します。
京都の中心地から離れてはいるものの、自然がいっぱいで見応え満載のエリアとなっておりますので、京都へお出かけされる方はぜひこちらも併せてチェックしてみてください。

天橋立



天橋立は京都府北部日本海の宮津湾と、内海の阿蘇海を南北に隔てる湾口砂州です。
百人一首に収録されている小式部内侍の和歌「大江山、いくのの道の遠ければ、まだふみも見ず、天橋立」でも知られる古くからの名勝で、宮城の松島、広島の宮島とともに日本三景の1つに数えられています。
全長3.6メートル、幅約20〜170メートルの細長い地形に生い茂る約6,700本もの松は、人の手により植林されたものではなく、大部分が自然と生えたものなのだそう。
写真では展望所からの風景が紹介されることがほとんどですが、実際に砂浜を歩いたり、海水浴を楽しんだり、さらには船に乗って観光することも可能。さまざまな方法で自然を楽しめるスポットとなっています。

<施設情報>※天橋立観光協会
住所:〒626-0001 京都府宮津市字文珠314番地の2
電話番号:0772-22-8030
案内時間:9:00~18:00

天橋立ビューランド



天橋立ビューランドは1750年に開園したレジャー施設です。文珠山の山上にあり、天橋立を南側から一望できる絶景スポットとして知られています。
園内にはいくつかのビュースポットがあり、足を開いて股の下から天橋立を逆さまに見る『股のぞき台』はとくに有名です。
ここからの眺めは天と地が逆さになり、龍が天へ舞い上がるように見えることから『飛龍観』と呼ばれています。
また、延長約250メートル、高さ最大8.5mメートルの展望デッキ『飛龍観回廊』では、360度のパノラマ風景を楽しむことができます。
観覧車やサイクルカーなど、天橋立を一望できるアトラクションも満載。小さなお子さまからご年配の方まで楽しめるスポットとなっています。

<施設情報>
住所:〒626-0001 宮津市字文珠437
電話番号:0772-22-5304
営業時間:期間により異なる
入館料:大人…850円、小人…450円
休業日:なし

まとめ

歴史に名を刻むスポットが数多く残る京都。桜や紅葉のシーズンは多くの観光客で賑わうため、繁忙期はしっかりと予定を立てて観光地をまわるのがおすすめです。
また、神社やお寺は時期によって開門時間が短くなるところも多いため、冬場にお出かけされる方は注意が必要です。今回ご紹介したスポットを参考にしながら、ぜひ京都観光を楽しんできてください。

おすすめ記事