弥山
弥山は宮島にある名の知れた由緒正しい山で、標高は500m程度ですが、毎年多くの方が登山や観光で訪れる場所になります。そして、弥山の山頂からは瀬戸内海の島々や四国の連山を360度見渡すことできますが、誰もが思わず息を呑んでしまうほど、美しい景色です。かの有名な偉人である伊藤博文が「日本三景の真価は弥山山頂の眺めにあり」と名言を残したほどの絶景です。さらに、2015年に発行されたミシュラングリーンガイドジャポンでは3つ星を獲得した実績もあり、世界が賞賛する絶景スポットと言えるでしょう。
ロープウェイでも山頂に行くことができますが、登山で山頂まで行けば、感動は一入でしょう。
大聖院
大聖院は宮島のパワースポットとして知られていますので、ここにも立ち寄ってみると良いご利益をもらえるかもしれません。大聖院から眺める景色も絶景スポットの一つですが、大師堂の洞窟の中にある「遍照窟」はまさに圧巻であり、人生で一度は目に焼き付けておきたい光景です。
厳島神社
厳島神社は宮島最大のシンボルであり、宮島に行ったら誰しもが必ず目に焼き付けるビュースポットだと思います。特に、沈む夕日をバックに見る厳島神社の鳥居はまさしく神々しいもので、絶景以外の何者でもありません。また、夜にライトアップされる厳島神社も非常に美しくて、思わずうっとりしてしまいます。
<場所情報>
場所:宮島
住所:739-0588 広島県廿日市市宮島町
アクセス方法: JR宮島口駅または広電宮島口下車、宮島口桟橋からフェリーで10分
しまなみ街道
しまなみ街道は広島の尾道と愛媛の今治を結ぶ道路ですが、単なる道路ではなく、観光地および絶景スポット巡りができるところとしても知られています。様々な島々を車で巡ることができる、ということでドライブをするのにも最適な場所と言えるでしょう。
生口島
生口島といえば「未来心の丘」が有名で、大理石の芸術的なアートで埋め尽くされている幻想的な空間が広がっており、丘全体がアート作品にのような感じです。まさに絶景の一言に尽きるという場所ですので、しまなみ街道を通る際は、絶対に抑えておきたいスポットの一つです。
亀老山展望公園
しまなみ海道を構成する橋の一つに「来島海峡大橋」と呼ばれる世界初の3連つり橋があるのですが、この来島海峡大橋を一望できる場所が大島にある「亀老山展望公園」です。時間帯によっては橋のライトアップもみることができ、しまなみ海道における王道的なビュースポットになります。
因島大橋記念公園
ここの公園からは、向島と因島を結ぶ全長1270メートルの因島大橋の絶景を目に焼き付けることができます。公園内には他にも瀬戸内海の美しい光景を見渡せるビュースポットが点在し、灯台やキャンプ場まで整備されています。
<場所情報>
場所:しまなみ街道
住所:広島県尾道市 – 愛媛県今治市
アクセス方法:福山西ICより尾道バイパス経由、西瀬戸尾道ICまで5分
電話番号:0848-44-3700(しまなみ尾道管理センター)
尾道千光寺公園
千光寺は尾道市にある有名な寺院で、多くの参拝客が訪れる人気スポットですが、千光寺から眺める尾道の街並みや尾道水道は、素晴らしい絶景です。
また、2022年の3月には千光寺公園内の頂上展望台にリニューアルオープンした「頂上展望台PEAK」が、尾道の新名所として人気を博しています。この展望台は大きなカーブを描く螺旋階段と全長63mもある迫力満点の展望デッキが特徴的で、ここから眺める景色は高度もあ流ことから、より一層迫力を感じることができる大パノラマです。
さらに、千光寺公園は「日本さくら名所100選」に認定されるほどの、桜の名所でもありますので、桜の時期になると絶景と桜の両方を楽しむことができる広島屈指のホットスポットでもあります。
夜に眺める尾道水道沿いの夜景や新尾道大橋のライトアップは、ロマンチックかつ美しく、デートにはもってこいの場所です。ちなみに、千光寺の夜景は日本の夜景100選にも選ばれているほどの名所でもあります。
<場所情報>
場所:尾道千光寺公園
住所:〒722-0032 広島県尾道市西土堂町19-1
アクセス方法: JR尾道駅よりバスで「長江口」下車、もしくは福山西ICから車で約15分
電話番号:0848-38-9184
営業時間:24時間入園可能
阿伏兎観音(磐台寺)
福山市にある阿伏兎(あぶと)観音は安産や子育ての観音様として知られる場所になりますが、絶景とスリルも楽しめる所でもあります。ここは臨済宗のお寺で、沼隈半島の南端、阿伏兎岬の先端のなかなか険しい場所にありますが、安土・桃山時代に毛利輝元によって建てられた、国の重要文化財になります。海や岩と一体となって聳え立っている、その特徴的な景観から、かの有名な江戸時代の浮世絵師である歌川広重の浮世絵でも取り上げられるほどの有名なスポットでもあります。
観音堂の一番先に着くと、その真下はまさに断崖絶壁で、波が打ち寄せる崖と海があり、スリル満点の場所です。そして目の前には絶景が広がっており、青々とした海や瀬戸内の島々、地平線を見渡るすことができます。ただし、観音堂の柵が膝ほどしかない高さであるため、最初は恐怖を感じてしまうかも知れません。特に高いところが苦手な方はご注意ください。
また、日の出と阿伏兎観音のコラボレーションはまさに息を呑んでしまう絶景です。時代を超えて、多くの人々を魅了してきたところで、自然が織りなす絶景や歴史を感じることができるということで、一度は行ってみたい場所ですね。
<場所情報>
場所: 阿伏兎観音
住所:〒720-0312 広島県福山市沼隈町能登原阿伏兎1427-1
アクセス方法:JR松永駅南口から沼南線「阿伏兎観音入口」下車 徒歩 15分
電話番号:084-987-386
営業時間:8:00-17:00
高谷山展望台【三次市】
三次市にある「高谷山展望台」も絶景スポットとしておすすめします。山間盆地として知られる三次は、秋から早春に発生する濃い霧が市街地を覆うことがあり、この展望台から壮大な「霧の海」を眺めることができます。
ただし、霧の海を見るにはいくつか条件があります。10月-3月の時期の早朝で、風が少なく晴れた日であることが望ましいです。また、湿度が高めで放射冷却が起こっていることも条件になります。これらの条件が満たしてある日であれば、なかなかお目にかかることのない霧の海の絶景を目の当たりにすることができるかも知れません。特に、日の出と霧の海のコラボレーションは、本当に神秘的だと思います。この神秘の目撃者となるには、上記の条件をクリアする必要がありますが、一見の価値がある景色ですので、ぜひチャレンジしてみてください。
夜は夜景を見て、楽しむことができるスポットでもあり、霧がない時は三次市内の夜景を一望することができます。特に冬の時期は、寒いですがより煌びやかな夜景を見ることができます。運よくうっすらと霧が発生した日に夜景を見に行くと、霧と夜景が交わる幻想的な光景を見ることができ、感動的体験として自慢できると思います。
<場所情報>
施設名: 高谷山展望台
住所:〒728-0001 広島県三次市栗屋町(高谷山)
アクセス方法: JR三次駅から車で15分
電話番号:0824-63-9268(一般社団法人三次市観光協会)
帝釈峡
広島県随一の絶景スポットとして君臨するのが、庄原にある帝釈峡です。秋の紅葉狩りでも有名な場所ですが、世界三大天然橋に数えられる「雄橋」や「鐘乳石」など見どころがたくさんあり、自然が織りなす造形に思わず息を呑んでしまいます。
雄橋(おんばし)
雄橋は石灰岩でできた全長約90mの天然橋で、世界三大天然橋の一つに認定されているほど、貴重な存在になります。この天然橋は天然記念物にも指定されており、「この橋は神様がかけたもの」と言われるほど、神秘的で雄大な佇まいです。帝釈峡に行く際は、必ず抑えておきたい絶景スポットです。
白雲洞
帝釈峡にはたくさんの鍾乳洞があるとされますが、その中でも白雲洞は代表的な存在です。奥行き200mのこの洞内は11℃前後と涼しい空間になっており、鍾乳石や石筍、石柱などが自然のまま維持されており、ビュースポットであることはもちろんのこと、ちょっとした洞窟探検気分も味わえます。
神龍橋
神龍湖にかかる大きな赤い橋を「神龍橋」と呼び、ここから眺める景色も絶景で、特に紅葉の時期に訪れるとここは抜群のビューポイントになるでしょう。ちなみに神龍橋国は登録有形文化財にも指定されている橋です。
また、神龍湖では遊覧船に乗ることができ、約40分かけて巡る湖の旅も一度は経験していみたいところです。
<場所情報>
場所名: 帝釈峡
住所:729-5132 庄原市東城町三坂962-1
アクセス方法:中国自動車道 東城ICより車で約15分
電話番号:0847-86-0611(帝釈峡観光協会)
三段峡
広島を代表する秘境と言えば、県安芸太田町にある特別名勝の1つである三段峡です。三段峡は全長約16kmにも及ぶ大峡谷で、日常生活では味わえない自然が織りなす神秘の世界を徒歩で散策できる場所になります。四季によって表情を変える景色も見所の一つで、特に紅葉の時期には紅葉と渓谷の美しいコラボレーションを見ることができ、まさに絶景だと感じられます。
三段峡では多様な散策コースが存在しており、4時間もかかるコースもあれば、20-30分程度で終わるものまであります。そのため、体力に自信があり3段峡の隅々まで散策したい方から、小さな子供連れでゆるく楽しみたい方まで、多くの方が大自然を楽しむことができます。
三段滝
三段峡には、「黒淵」、「猿飛」、「二段滝」、「三段滝」、「三ツ滝」と五つの代表的な絶景スポットが存在しており、それらを総称して五大景観と呼ばれています。その中でも特におすすめしたのが三段滝です。名前の通り、三段に渡って力強い滝が流れるその光景は、まさに壮大な自然を肌で感じることができます。
広島市の中心部から車を使って1時間程度で着くので、ドライブにも最適な場所かもしれませんね。
<場所情報>
場所:三段峡
住所:〒731-3813 広島県山県郡安芸太田町柴木
アクセス方法:戸河内ICから車で10分
電話番号:0826-28-1800
営業時間:9:00-16:00
まとめ
今回は、広島を代表する絶景スポットについてまとめました。広島県は、瀬戸内海と山の大自然を堪能できる最適な場所が多く存在し、その中でも自然や歴史的な建造物が織りなす神々しい絶景を眺めることができるスポットは本当に感動します。是非この記事を参考に、広島県の貴重な絶景を眺めて、心身ともにリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。