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大阪 道頓堀の観光名所と魅力をご紹介!

大阪 道頓堀の観光名所と魅力をご紹介!

2024-05-30 Obaq

道頓堀は、江戸時代に運河が開削されたことをきっかけに、南北に芝居小屋や飲食店が建ち並ぶようになりました。現在では大阪ミナミの中心として連日、大勢の人々で賑わいます。本記事では道頓堀を代表する観光名所を12スポットご紹介します。
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国内では47都道府県、海外では67ケ国を巡っております。この経験をいかし、
幅広い視野で観光スポットの魅力や特徴をお伝えして参ります。

戎橋

戎橋は、大阪ミナミの繁華街の中心を流れる道頓堀川に架かる長さ約26メートルの橋です。道頓堀川の開削のきっかけは、安井道頓が大坂城の南の開発には河川の堀鑿が必要だと考えたことにはじまります。1612年には豊臣氏の許可が得られ工事が始まり、約3年の年月を経て1615年に完成し、東横堀川と木津川が運河で結ばれたのです。水路が完成すると、その南岸には次々に劇場が建てられ、歌舞伎や人形浄瑠璃など演劇、演芸の中心地として発展しました。浪花座、中座、角座、朝日座、弁天座の5つの劇場は「道頓堀五座」として広く知られたのです。

戎橋は、道頓堀川の開削の直後に架けられたと推定されています。橋の維持管理は周辺の町民が行っていたようです。江戸時代元禄年間の1694年から、1878年に鉄橋への架け替え工事が行われるまでに13度もの修理、架替工事が行われたという記録が残っています。

現在の橋は、2007年に作られたものです。橋上の広場は円形を基本として劇場性を漂わせています。広場に沿ってスロープを設けることによって、水辺へ降りながらのどかな景色を眺めることができるようにデザインされています。橋の北詰は心斎橋筋の南端にあたり、心斎橋筋商店街が長堀通まで、南詰は戎橋筋の北端にあたり、戎橋筋商店街が難波駅前まで伸び、昼夜を問わず大勢の人々が行き交います。

<基本情報>
住所:〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀1-6
アクセス:大阪メトロ「なんば駅」・近鉄「難波駅」より徒歩約3分

道頓堀グリコサイン

道頓堀グリコサインは、道頓堀川に架かる戎橋の南西の袂に、江崎グリコが設置する屋外広告の看板です。大阪市民ばかりでなく旅行者にも人気のスポットで、道頓堀を代表するランドマークで、大阪市指定景観形成物の一つとなっています。看板の前では、両手を高く広げるポーズで写真を撮る人の姿が絶えません。

グリコサインに描かれるランナーは、お菓子メーカーの江崎グリコ社のロゴマークで、「ゴールインマーク」と呼ばれています。海外でも "Glico Man"や "Glico Running Man"として紹介されているようです。

初代のグリコサインは、1935年に設置されました。高さ約33メートルの広告塔には、巨大な「グリコ」の文字を中心として、ランナーのロゴマークが文字の上部にデザインされていました。ランナーやロゴマークは6色に変化し、1分間に19回点滅を繰り返す花模様で彩られていたようです。その後、お色直しが繰り返され現在のグリコサインは、6代目として2014年10月23日にリニューアルされました。「ゴールインマーク」が、青色の背景に浮き上がります。照明には約14万個のLEDが採用され鮮やかに輝いています。

<基本情報>
住所:〒542-0071大阪府大阪市中央区道頓堀1-10-4
アクセス:大阪メトロ「なんば駅」・近鉄「難波駅」より徒歩約3分
点灯時間:日没~21:00

ドン・キホーテ道頓堀店大観覧車えびすタワー

総合ディスカウントストアとして全国に知られるドン・キホーテの道頓堀店には大観覧車えびすタワーが設置されています。タワーの中央では、縦約17メートル、横約15メートルの巨大な「えべっさん」が微笑んでいます。この「えべっさん」の周囲を4人乗りのゴンドラ32台が回るのです。長円形の観覧車は世界初のアトラクションです。約15分の空中散歩では、道頓堀が一望できるばかりでなく、あべのハルカス、通天閣などの眺望を楽しむことができます。

<基本情報>
住所:〒542-0084 大阪府大阪市中央区宗右衛門町7-13
アクセス:大阪メトロ「なんば駅」・近鉄「難波駅」より徒歩約5分
電話番号:06-6214-6511
営業時間:16:00~22:00
運休日:毎週火・金曜日

とんぼりリバーウォーク

とんぼりリバーウォークは、大阪の繁華街ミナミの道頓堀川の水辺の遊歩道です。2004年12月に誕生しました。道沿いには「道頓堀グリコサイン」や「ドン・キホーテ道頓堀店大観覧車えびすタワー」などの道頓堀のランドマークを見ることができます。夜間には川沿いのビルに輝くネオンが川面に映りこみ、独特な旅情があふれます。例年20件前後のイベントが開催され、「水都大阪2009」の開催以降、大阪の水辺の注目度が上がり、今後もイベントの種類や頻度が増えてきそうです。川岸には船着場も整備され、道頓堀川を遊覧できる観光船クルーズの「とんぼりリバークルーズ」の人気も上昇中です。

<基本情報>
住所:〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀
アクセス:大阪メトロ「なんば駅」・近鉄「難波駅」より徒歩約3分
電話番号:06-6644-7565

戎橋筋商店街

戎橋筋商店街は、戎橋の南詰から難波駅前に向かうアーケード街です。商店街としての歴史は古く、1615年に道頓堀川が開削され戎橋が架かってから、道頓堀の芝居小屋に通う人々や今宮戎神社に参詣する人々で賑わいを見せていたようです。江戸時代の幕末の頃には商店街が作られました。現在では約370メートルの通りの左右には、元禄時代から代々続く名物老舗店をはじめ、最先端ファッションをリードするショップまで、多種多様の店舗が軒を連ねています。

<基本情報>
住所:〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波
アクセス:大阪メトロ「なんば駅」・近鉄「難波駅」より徒歩約3分
電話番号:06-6641-3362

道頓堀商店会

道頓堀商店会は、道頓堀川の一本南の千日前通りの両側に、ぎっしりと個性的な外観の店舗を並べています。古くから昔から東京は「履き倒れ」、京都は「着倒れ」と言われているのに対して、大阪は「食い倒れ」と言われています。千日前通りは、この「食い倒れ」の聖地となっています。通り沿いにはカニ、イカ、タコ、牛の他、様々なものが、ユニークな姿で登場し、エリア一帯は人形のテーマパークのようです。

大阪は「天下の台所」の異名をもっています。交通の要衝であったため商人の町として発展し、江戸時代には全国の藩が大坂に蔵屋敷などを設置し、全国各地からあらゆり物資が大阪に集められたのです。北海道の昆布、土佐の鰹節などに加え、大阪平野の農作物、瀬戸内海の海の幸が揃い、全国に類を見ない食文化が育まれました。道頓堀を訪れた人々は、必ずや「食い倒れ」を体験することでしょう。

<基本情報>
住所:〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀
アクセス:大阪メトロ「なんば駅」・近鉄「難波駅」より徒歩約3分

かに道楽 道頓堀本店

全国にかに料理の店舗を展開する「かに道楽」は道頓堀に本店を構えています。1962年にオープンし、既に還暦を超えています。店頭には巨大なカニの看板が掲げられ、道頓堀のランドマークとなっています。あらゆる種類のカニを食材として揃え、素材のうまみを引き出すように調理をしています。

<基本情報>
住所:〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀1-6-18
アクセス:大阪メトロ「なんば駅」・近鉄「難波駅」より徒歩約3分
電話番号:06-6211-8975
営業時間:11:00~22:00(最終入店 21:00)
定休日:なし

中座くいだおれビル

中座くいだおれビルは、道頓堀の千日前通りの南に面して建つアミューズメントビルです。ここには1661年から1999年まで、「道頓堀五座」の中座が建っていました。20世紀まで上方芸能を支えた芝居小屋は、大阪の食と文化が混在する娯楽施設に生まれ変わりました。地下1階のイベントホールのZAZAでは、お笑いをはじめ、トークショー、寄席、落語、朗読なバラエティー豊富なイベントが行われています。また地上6階のフロアには様々な種類の飲食店が営業を行っています。1階の「いちびり庵」では、なにわ名物が4000種近く揃っています。

<基本情報>
住所:〒542-0071 大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-21
アクセス:大阪メトロ「なんば駅」・近鉄「難波駅」より徒歩約3分

宗右衛門町商店街

宗右衛門町商店街は、道頓堀川の一本北の宗右衛門町の通りの両側に並ぶ商店街です。17世紀の中頃に町年寄を務めた山ノ口屋宗右衛門の名に因んで町名が名づけられたと伝わります。

1615年に道頓堀川や戎橋が完成すると、水路の南岸には次々に芝居小屋が建ち芝居見物を終えた観客が、飲食をするために北岸に向かうという流れが自然にできあがったようです。1703年には、27軒の茶屋の営業が許可され、遊興の地として繁栄しました。床屋、かつら屋、浴衣屋などの茶屋との関りが深い店をはじめ、料亭、料理店、風呂屋、洗濯屋、旅館などの格子作りの建物が、軒を連ねていたようです。

時代とともに街の景観は変化しましたが、現在でもエリア一帯に夥しい数の飲食店が軒を連ねています。「食と酒 川のある街 宗右衛門町」をコンセプトとして、さらなる飛躍が期待されています。

<基本情報>
住所:〒542-0084 大阪府大阪市中央区宗右衛門町
アクセス:大阪メトロ・近鉄「日本橋駅」より徒歩約3分

法善寺横丁

法善寺横丁は、道頓堀川の南、法善寺の北で東西に伸びる2本の路地です。巨大な看板に煌びやかなネオンの灯が降り注ぐミナミの繁華街に隣接しながら、レトロで静かな浪速情緒を漂わせています。古くは法善寺の境内でしたが、参拝者を目当てとした露店が列をなし、いつの間にか横丁に発展しました。長さ約80メートル、幅約3メートルの風情ある石畳の通りには、老舗の割烹やバー、お好み焼き店、串カツ店などが、ずらりと並んでいます。東と西の両端に設けられた門には、「法善寺横丁」の文字が記されています。各々の文字は、東は3代目桂春団治、西は藤山寛美によるものです。1960年に藤島桓夫が歌ってヒットした歌謡曲『月の法善寺横町』を口ずさみながら横丁を歩くと、浪花の情緒に浸ることができることでしょう。

<基本情報>
住所:〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波
アクセス:大阪メトロ「なんば駅」・近鉄「難波駅」より徒歩約3分

法善寺

法善寺は、法善寺横丁の南に隣接する浄土宗の寺院です。1637年に京都の宇治に建立されていた法善寺を、当時の住職であった中誉専念法師が難波の地に移転したことが起源と伝わります。専念法師は千日間にも及ぶ念仏回向を行い、民衆に寄り添いました。これをきっかけとして寺院の周辺は「千日前」と呼ばれるようになりました。

境内に建立されていた堂宇は、1945年3月の大阪大空襲で壊滅的な被害を受けましたが、西向不動明王は難を免れました。全身が苔むした姿の不動明王は、「水掛不動尊」の愛称で親しまれています。全ての命の源である水をかけて願掛けをすれば、分け隔てなくご利益を与えることでしょう。

<基本情報>
住所:〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波1-2-16
アクセス:大阪メトロ「なんば駅」・近鉄「難波駅」より徒歩約3分
電話番号:06-6211-4152

上方浮世絵館

上方浮世絵館は、法善寺の西の角地に設けられた美術館です。上方浮世絵は、江戸時代の後期から明治時代の初期にかけて、大阪を中心に描かれました。美人画や風景画は少なく、大半は道頓堀で歌舞伎芝居を演じる役者絵です。江戸の浮世絵は描く対象を美化し、特徴を誇張して表現することが多いのに対して、上方の浮世絵は写実的で、役者に加えて歌舞伎の大道具や小道具もしっかりと描きこまれます。4階建ての館内には、収蔵品の中から30点前後が展示公開されています。

<基本情報>
住所:〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波1-6-4
アクセス:大阪メトロ「なんば駅」・近鉄「難波駅」より徒歩約3分
電話番号:06-6211-0303
開館時間:11:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:毎週月曜日(休日の場合は翌日)
入館料:大人=700円/高校生=500円/小中学生=300円

まとめ

本記事では道頓堀で外せないスポットを12ご紹介しました。どのスポットにも大阪ミナミの魅力があふれ、食を筆頭とする上方の文化に浸ることができることでしょう。

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